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ご無沙汰しております。
大変間が空いてしまいました。ちっとも更新をしない間にも見に来てくださり、ありがとうございます。

今年も、ライブをしたり、コンサートもあり、あたらしい学びや気づきもありました。
それらについて久しぶりに振り返ってみたいと思います。


春には趣味のギターアンサンブルの発表会に参加して、合奏の他にも独奏と二重奏に挑戦しました。
これまでの経験をギターの練習や演奏の中で生かしつつ、初心者として一からの体験です。
昨年は合奏のみ、主にベースラインを拾いながら参加しました。チェロの仕事に近いので楽しく出来ました。

このアンサンブルは月に1度だけの練習ですが、もう1日アレクサンダーテクニークも学んでいるのが他にはないであろう特徴です。
指導はボディチャンスの時からずっとお世話になっている石田康裕先生です。

今年の発表会に臨むために、ギターの練習時間が増えました。
易しい曲を楽しんでできることを目標にしました。
初心者として、いちからできる体験が面白いです。
発表会後、さらに練習のモチベーションが上がりました!

指導して頂くと、やったことのない動き方はできないことが多くて、それらがいちいち繊細なので新鮮な驚きです。

楽器の構えは、足台を使って膝に乗せるのが保てるようになってきて、ずり落ちることがなくなりました。
身体全体がつながっているように思うのはやはりとても大切で、それが指先の繊細さ・音の様子にすぐ影響しています。そこがすごく興味深いところです。
楽器と一緒にいる感じ、すこしづづなじんできました。


音をとる左手と弾く右手の触れ方は、力がすごく少なくて良いのです。
やろうとしていることの制御が新しすぎて、まだまだびっくりすることばかりです。

①指先の繊細さについてのメモ
特に指の伸びていくつながりと弦に触れるときの、
指の関節の受動的可動性、弾性(自分と楽器双方)との様々な動きの関係性が音に反映してくる
良ーく観察しよう
邪魔している様子は、
力が必要だと思うことで固くしてしまう
支えようとして固めてしまっている
音を出そうとして、力でやろうとする
すぐ不用意に急いで動いてしまう
などに見られます。

これらに気がついて、自分全体の方向性を思い出せるかな。
この繊細さの意識は同様に、チェロにも思い出して活かしたいと思います。

音がよく響くために、
必要な動きが弦の振動を起こし、
楽器の響きを妨げずに、
ゆったり構え、
必要な動きのために待つことができ、
無駄な動きをしないこと。

そして特によく先生が指摘されるのは、歌うこと、身体から音楽になること。
このことは、そう思っているようで、なかなか実際にはそうならなくて、弾こうとする作業に脳を使ってしますのです。

昨日のレッスンで参加された方の会話から、慣れることを練習するのではなく、その都度新しく音楽と向き合うことだと思わされました。
それは一つ一つの必要なことが順番につながって都度その織りなされていくプロセスを見ているのだということです。
現れるものはその様子。
アレクサンダーテクニークが面白いのは、そのプロセスが繊細であればなおのこと自分全体の動きに関わる意識的なことが、動きの新しさ開拓に貢献し、より自然なつながりを得ていけるという可能性を示してくれることです。
そこで、未知のことに取り組むことへの許容度や好奇心が得られるのも、演奏に限らずですが、楽しみや喜びを見つける道のりと言えるのでしょう。

弦の柔らかさ・太さ・弦高・
フレット
アルペジオや和音の動き
チェロとの共通点、違うところ頭がくるくるしますがとても面白いです。

今後また気づきについて書いてみたいと思います。

最後までお読みいただきどうもありがとうございました。


おまけ
発表会デュエットです。
初心者の初挑戦、どうか暖かい目でみていただけましたら幸いです。
今はもう少し弾けるようになって、来年の準備を始めたところです。

のばら
https://youtu.be/fm1anoxgSUI?si=XMDb8TJMc077M6jC







伸びしろ・ゆとり・スペースを思う

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何かと探し物をするときIMG_2023-03-20-05-21-16-444
歳をとると、だんだん探し物をする時間が長くなる・・・なんて言われますが、
自分もそう思う時が増えてきました。
鍵や、眼鏡を探したり。
片付けたり、置いたところを決めておくのがいいですよね。
ちょっと置いて、あれっと思う時、いろいろ行動をたどってみます。
えっと、手から離れる時どうしたかな?

気を付けているとき、自分のやっていることに意識的な様子です。
ここに置きましょう、と思っています。IMG_2023-03-01-06-04-40-395
どこに置いたか忘れたとき、何か気になっていることの方が優先して、手ばなすときに感覚的にも無意識的な様子です。
そのものとその場所の関係は、その場所の他のものとの関係性でもあり、何と結びついているか?で思い出したりしていますね。

動線や時系列を思いだしてみて、映像化してみます。
瞬間、存在の意識をなくしてしまうことで、記憶を薄くしていますね。
何かに紛れ込んで、隠れてしまう。
それがないととても困る!慌てます。

そこで、やっぱり指先から離れる時の、意識が大事だなと思うのです。
ものと空間の関係が、時間の中で映像として思い出せるメモリーって、実はすごいことですよね。
膨大な情報の中で、記憶されている小さな出来事たち。

どうやって?どんな風に?
どこで、?いつ?
ある物や事柄が大切だと思えたら、その記憶を少し思い出そうとするとき、
手の感触を含む自分の動きが関わっているわけで、
それは何でもそうなんですが、その時何をして何を考えていたか?
そのつながりを思いめぐらすのですね。


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さて、楽器を弾くとき、どんな風に記憶したり再現したりするのでしょう?
意識の中でどのくらいたどることができるでしょう?

音自体に形はないけれど、感覚や記憶や視覚や動きのイメージがあります。
上手くいかないときは、自分なりの、その意図やイメージがぼんやりしているということでしょう。

思い浮かべることができて、そしてやってみる。
さらに、変化させる必要があったら、
触れている自分全体と対象、手放すまでの感覚と動きを認識していく。
同じことを繰り返しているようで、無意識的になってしまうのではなく、
より繊細に受け止められることで、記憶しなおして様々に更新されていく。

知っていることも、忘れていたことも、すこし新しいことも、まったく初めてのことも、
その時とかつての何かが、つながりを持っていく。

なになに?!
ああ、そうなんだ!
え~~!
なるほど!

安心したり、ドキドキしたり。
共感したり、違和感があったり。
この今の感覚が大切な記憶。

「スペース」の広がりが在り、
動きには伸びていく方向性が在り、スペースの中でありありと変化している。
伸びていく可動性と、「伸びしろ」という可能性を思う、
今また関係性がいつも新しいと気がついて、
そのつながりは自分全体で起きていると思い出していること。
それが大切と思える時・瞬間が、「ゆとり」かも。


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音楽、書道も、合氣道も、みんな動きの意図を思う
どこか一緒で、どれもプロセスは果てしないなぁ。

今何をしているのか?その意図と意識を磨いていけたらいいなと思うのです。
それを面白く思い探求していく、変化のプロセスにアレクサンダーテクニークを思い出して使いたいわけです。

すぐ忘れちゃうんだ・・・なかなか覚えられないんだ、でも!
慌てず、がっかりせず、おおらかに、伸びしろを楽しみたいなぁと思う、今日この頃です。
探求心をもって意識的にいきていこう!
ボケないように、いや、ほんとに切実に(笑)

写真は夜明け前の空、上は今朝で下は3/1(確認訂正)の朝です。
毎日毎瞬違う・・・その記憶として。


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