伸びやかに弾きたい2

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伸び伸び、と思うのが役に立つように思います。
マイブーム(笑)
伸び伸びして、ワクワクしていることは、
動きだせるようなゆとり、動き出せそうな弾力のある様子で、
自分を空間に開いていく方向性のエネルギーがあると思います。

呼吸もそうで、自分の中、外に呼吸につながる、動けるスペースがあるのだよ~
と思えると、どうでしょうか。
そこからまた心地よく動き出すこともできるのです。

自分全体が伸びやかに広がっていけるスペースを認識すること。
呼吸する、息ができるってシンプルで深い。本当にそう思います!

アレクサンダーテクニークは、氣づきを持つ機会を大切にします。
自分の在り方がその時のやり方に大きな影響を与えているからなのです。

一生懸命、頑張るとかも、少し氣持ちとともに力感が入りやすいのかもしれません。
力が必要だと思うとき、ぎゅっと自分を固めるような、縮める動きが起きていたのです。


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演奏のために。
楽器を扱うとき、音を出すとき、表現したい音楽を思うとき。

自分全体が指の動きと協力して、伸び伸び動いていける。
指先は、触れるものに向かって、伸び伸びと動いていける。
腕は弓の動く方向に伸び伸びと動いていける。
空間の中で、小さくしている自分に氣づいたら、そこから出てきてください。

指の動きの観察したいポイント。
「何を」「いつ」「どれくらい」「どのように」
などながめてみましょう。

その時、反射的に「間違った!」と判断することがあるかと思います。
それについての判断は、ちょっと保留します。

起きていることをしばし受け止めてみましょう。
今こうなっている。
次に何をやってみたいか、そこが大切で、興味深いところです。

今、動きにどれくらい意図をもってやってみるかで、その後の変化についての情報が明確になります。
言ってみれば、指がどんなふうに動いたかは、どんな考えをもって動くのかの表れです。

指は悪くありません。
やってみたことも悪くありません。

観察があり、氣付きがある。
自分の反応に氣づけたら、選択についての時間、スペースについての意識が変わります。

自分にスペースを与えます。
それが意識の次元の新しい扉でしょうか。
どんな存在にも、内在する構造・スペースがあります。
外側と内側両方があります。

伸び伸びすることができる、スペースを思い出して、またそこから動いてみましょう。

伸びやかに弾きたい
動きの中の伸び

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果物や、野菜を思ってみてください。
何を選びますか?
なぜそれを選びますか?
それをどのようにして、得ることができますか?

それはどんなものですか?
それによってあなたは何を得たいですか?
それを選ぶことは、あなたにとってどんな意味がありますか?
これらの問いかけに、いま、どのような答えがあるでしょう?

食べることやお料理には、いろいろな選択がありますね。しいたけ2018-100448
今、利用している生協のカタログを開いています。
シイタケが3つ、乾物素材で、どれも利用したことがあります。
それぞれの大きさや、使い道があります。
気に入って選ぶものは1つになりました。
小ぶりで、いしづきだけはさみで削って、だしになって、そのまま食べられる。


新酒の季節
お世話になっている書道部、五十嵐酒造のお酒を注文しました。
ほんとに瓶に詰めたて「しぼりたて」のお酒を分けていたとき、そのあまりの薫り高く瑞々しい美味しさに、あらためて感動!
いろいろ頼んでしまいました。お正月用です。楽しみ。


口に入るまでの、膨大なプロセス。
空間、時間、生命の営み。
たくさんの人の思いと知恵、お仕事のおかげです。
なんと豊かな恵みでしょうか。
ありがとうございます。ごちそうさま。





最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。




呼吸の動きを思い出す

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ここの所、呼吸について書くことが多くなっています。IMG_20201121_095641
大切だと感じ、折に触れて思い出したいのです。

何をしていても、していなくても、
話しながら、聴きながら
何かを見ながら、考えながら、
呼吸に意識を向けてみましょう。


何かしようと思うときに、妨げるものがあるでしょうか。
やりにくさを感じたら、呼吸を思い出してみましょう。
動けることは心地よさと関わっていると思います。

観察している意識に氣づいていましょう。
うまくやっているかどうかより、
今の状態に興味を持ち、受けとめてみます。



今の呼吸を観察してみてください。
ちょっと静かにしてみます。
動き出すための一呼吸。
呼吸の変わり目、つながりを思い出す、静けさをみつけて。
そこからまた、よし、動き出してみよう!と思えるでしょうか。

今の状態から、さあ動き出そうとする意識と、身体の組織は全体で協調して働いています。

その空間で、息を吐きながら、息を吸いながら、何かをしようとしている自分全体の動きがある。
自分全体の心地よい、楽で、生き生きとした活動のために、呼吸の動きがいつも一緒にある。

自分の呼吸は、自分全体の働きと一緒にあります。
頭てっぺんから足の先まで、呼吸の動きが自分全体に波のように生き生きと伝わっていると、思ってみたらどうでしょう。
1つの呼吸にゆっくり意識を向けてみたとき、
自分全体の呼吸の波と、自分の周りの空間のつながりを思い出してみてください。


酸素は取りこまれ、身体の隅々に運ばれています。
出ていく息は空間に放たれて、空間につながるどこかで、植物などが酸素と二酸化酸素の交換の活動をしてくれています。
生物の呼吸の働きは、この空間で内にも外にも、小さくも大きくも様々なスケールであまねくつながっている、その空間を共有している存在たちも、自分とつながる要素ですね。
緑やの豊かな空気のきれいなところでは、呼吸に幸せを感じます。

山や、高原から下りてくるとき、だんだん空気が変わっていくのがわかると、ちょっとした息苦しさ、悲しみさえ感じたことさえありました。その空気の違いに繊細に反応しているのですね。
置かれた環境で慣れてはいきますが、あの心地よさは記憶にありますよね。

呼吸の動きを思い出してみて。IMG_20201201_135606
しばらく観察したら、何か変化があるでしょうか。
何が心地よいでしょうか。
何か感じるでしょうか。


スナップ
1枚目:見上げる高さで凛と咲いている大王ダリア
2枚目:金色のイチョウの枝先には、来年のちいさな芽が準備されていました

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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