康裕先生のボディ・シンキングのクラスにて。
引き続き、腕について学んでいます。


腕の力をどのように使っているか、
普通はそんなに気にしていませんし、
当然必要だと思っている力が入っています。 


思っていることが、どのくらいすぐに身体に影響するか、
実験しました。

パートナーになった相手の腕を持ちあげてみます。

動かないぞ、と思っている人の、
腕を持って 持ち上げようとするのはとっても大変でした。 

動くよ、と思っている人の腕は、
軽く動かせます。
交代して、反対にどれくらい思ったら抵抗できるかな?

ちょっとでも、動かさないと思っていると、
けっこう抵抗できる。

思うことが、
どれくらい身体に力が入る影響を与えるかという例としての、
実験でした。


そのことから、興味深かったのは、
動かない」(動けない)と思ったら、 本当に動けなくなってしまうのだ、
ということでした。

重さについても同じだそうです。
重い」と思ったら、本当に重たくなってしまいます。 


楽器や弦楽器だったら弓を持つときも、
どんなふうに思って持つかが、
その後にどれほど影響があるのか。


持つことを、意識的にやってみる。
レッスンでたびたび触れるポイントです。
 
構える時起きやすいことが、
楽器を持って肘を曲げるのと同時に、
腕を後ろに引いて、背中を後ろへ反る動きです。

そのようにしている時、
肘の動きと同時に緊張させていたのは、広背筋でした。

図はウィキペディアより拝借しました。


広背筋は、
腕を肩関節から屈曲する(身体の前方向へ出す)動きと対になる働きをする拮抗筋で、
伸展(身体の後ろ方向へ引く)動きをします。

腕を動かすだけでなく、広く付いているので、
体幹や脊柱に影響を与えます。

広背筋は、背部最大の筋肉です。
腰部・体幹・脇の下から上腕骨まで来ています。
肩甲骨の下あたりからつかむことができます。

大きな力が腕にかかった時、
肩関節を守り安定させる働きもあります。
緊張と共に起こる動きでもあるようです。


腕を使い肘を使うときは、
「広背筋をゆったりと、広やかにお休みしていい」
と思ってみます。


頭が動けると思い
そうすることで身体全部がついてきて、
腕の動きは、腕構造の胸鎖関節からの鎖骨、肩甲骨、上腕骨、
そして前腕、手、指までのつながりを思います。

腕は必要なだけの動きと最小限の力で楽器を持ってくる。
背中はゆったりと。
そこから演奏する。
動ける、ついていける、自由に動くことができる、と思う



先生の提案はとっても繊細です。

小さな動きを丁寧に。
必要なだけの動きで、出来るだけ最小限の力でやったら?
出来るだけそっと手を使ってみたら?

今までいろいろ余計な動きと、
必要以上の力でやっていたことが分かります。


手のひらにはたくさんの小さな骨もあって、
ふんわりと柔らかく動いてくれる。

もっと小さな力で軽くできることがある。

いざというとき、首や指や腕に入っている、
縮んで、押し込んで、引きこむ動き。

これに気付いたら、頭が動けるように、
そこからまた伸びて広がるようにと、身体全体を思う。


座る時、膝は前へ、お尻は後ろへと思って座る。

座った時には、座骨の上にバランスし、
座骨にかかる重さ、プレッシャーを、
頭と身体全体のつながりの中で軽くする。

そうすると、脚に力みはなく、軽くなる。

ドスンと重さをかけて座ると、
身体と脚は分断されてしまう。


すぐ立ち上がれそうな身体でいる。
股関節も動ける自由さがあるように。

筋肉の働きは、上図のように
骨盤、脊椎、腕とつながっています。

腕を自由にするためには、
座骨の上の頭と脊椎のバランス
これはとても大切なのです。


頭が動けるようにと思う
そうすることで身体全部がついてくるように。


***


ご老人が、だんだん「動けない」と考えていくことで、
本当に動かなくなってしまう、という話がありました。

「体が重くて動けない」そんな風に思ったことが、
子供のころからいっぱいあったな・・・

たとえば跳び箱や鉄棒で身体が委縮してしまう。
「怖い、動けない、重たい」と、
苦手意識で出来ないことの理由にしていたな・・・と思いました。



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

どうぞコメント・メッセージをお寄せ下さいませ。
ご感想、ご興味のあることなどお書き頂けましたら嬉しいです。
お待ちしております。