手の骨 bone_hand演奏するとき、指や手でやっていること。

どんな使い方を表現する言葉があるかしら?
と、思いつくままに上げてみます。

触れる、押す、たたく、はじく、
すべる、止まるつまむ、挟む、
つかむ、持つ、離す、
置く、支える、抑える、・・・

きっと、まだまだありますね。


手の中は、たくさんの骨で、できています。

いわゆる指の骨、指骨
親指は2つ(基節骨・末節骨)
人差指・中指・薬指・小指は3つ(基節骨・中節骨・末節骨)

手のひらの中にも5本の指の骨、中手骨があります。
手首と中手骨の間には、細かな8つの手根骨が、
2列(舟状骨・月状骨・三角骨と、大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有拘骨)になっています。
8つ全部違う形です。


手のひらの中から、曲がっていきます。

中手骨と指骨(基節骨)の関節
手根骨と中手骨の関節

手根骨の2列の間は、手根中央関節
手首の関節は橈骨と手根骨の関節



指の動きは、大まかには、
曲げる
伸ばす
それらを調整する働きによります。


曲げる働きをする筋は屈筋
反対に伸ばす働きをする筋を伸筋と言います。

こまかな調整する筋群(骨間筋・虫様筋)は、
弦楽器奏者やピアニストが良く発達している筋だそうです。

筋は細く腱となっていき、
手の甲には、が手首から指先に向かって伸びているのが見えますね。


筋と腱の動きによって筋肉が収縮し、
屈筋と伸筋などがさまざまに作用しあいます。

骨と骨の間を靱帯が結びつけるようにしっかり支えながら、
靱帯が張り詰めたりゆとりができたりして、
骨が動けることで、手の動きが柔らかくなっていきます。

このようなたくさんの関節のある手の中の骨の動きが関連しあって、
物にフィットできるようなしくみも持っています。

休めること、仕組みに沿った無理のない動きをすることが大切です。

圧迫し、緊張が続いたり、酷使したすると神経が痛みとして伝えます。


縮んだところから元に戻る回復力は、
伸び縮み反対の作用のを持つ相互の筋と腱、靱帯などの持っているしくみです。


縮んでそしてまたもとに戻る仕組みを、思ってみます。

①指をパーに広げます。
まだ十分ゆとりのある動きですね。

広げるのをやめると、どうなりますか?
ちょっと丸く内側に向かって閉じますね。

では、パーの手をもっと広げてください、
指先はけっこう大きく広がり、
手のひらのその緊張感を感じてみます。(無理しないで)

広げるのをやめ何もしないでいるとどうですか?
ふわっとあるところまで閉じていきます。

このお休みしている手を感じてみます。


②グーをつくってみます。
ちょっと握った手をつくり、
手の甲や腕に響く緊張を見つけましょう。

もっと強く握ると、
手の甲は引っ張られてすこし腕側に曲がります。
伸筋の働きにより背屈が起きています。

重さや強い力がかかる時、
手が腕から外れないように支えているのですね。
筋が手を引きこんで固定し、安定させようとします。

握ったグーをふっと緩めてみます。
腕の筋や腱が緩むのがわかります。

手を動かすための腕からの筋のつながりがあります。


①②パーとグーの間の、緩む働き。

この自然なやわらかなバネのような、
つながりのある回復力のあるしくみを、
指を使う時思い出してみます。


手の機能は、親指と他の指が向かい合うようになって動きます。

物をつかんだり、細かい仕作業ができる人間の手のしくみがありました。
そして緩めるしくみもあるのですね!

緩んでいる手からは、また楽に動きだすことができます。


手の中のつながりがイメージできたら、
動きの中で首の楽さを思いながら
ちょっとしなやかにお休みする手のことも思ってみましょう。


演奏するとき、指や手でやっていること。

触って、動きだすその前に、
また次の動きに移る前に、
弦に触れ、弦の弾力とつながりを感じながら。
弓に触れ、弓の重さとつながりを感じながら。
弓が弦に触れた時、弓の弾力と指先のつながりを感じながら。

そこから、身体につなげてみます。

そして楽さを見つけて、動いてみましょう。




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