チェロと歩む 

チェロ弾きの日々の氣付きと学びの記録。
チェロと毎日をもっと自分らしく、心地よく楽しむために。
~清野佳子のブログです~

2014年05月

140603_0925~001陽ざしが夏めいてきました。
モチの木に、小さな白いつぼみがついているのを見つけました。
地味な姿ですが細かくたくさん咲きます。
実家では毎年大きなモチの木に、アオスジアゲハが花の蜜を吸いにきていました。
ひらひらと黒い羽根に青色が鮮やかに映えて、きれいで見上げていたものでした。
初夏の思い出です。
 
*******************  

ジェレミー先生のレッスンで。


みんなで「ステージまで歩いて行き、お辞儀をして、戻ってくる」動きをやりました。
その後、「楽器を弾くときの座り方」の動きも見ていただきました。

人前に出る緊張を感じてぎこちなかったり、
あるいは大きな楽器を持っていることが気になるかもしれない。
そんな時にも、より自分らしくいるための面倒をみるやり方です。


以下、私なりの理解と実感。

これをやると、様子がすっきりとして、背が高くなって、堂々と、素敵になります。たぶん(笑)
人前に出るとき、あるいはいつでも練習できますからやってみよう~。
手順とそのときの意識を書いてみます。

立っています。
自分に話しかけます。
「そこへ歩いて行ってお辞儀をする」のが今やりたいことね、と思います。
いろんな気持がしてきます。それも受け止めます。

「目的」遂行のためにやる事へ意識を使います。
自分の中でやることです。

頭が動けるようにと思う

小さな緩やかな動きが起きていることを思います。

そう思うことで首の上で頭がバランスをとり始めました。
(歩きだすまで、先生との対話や、手による気付きを促すサポートがありました。)

その動きは、首の上の方からだんだんと脊椎の下の方まで伝わって、
そして身体全体がついてくると、思ってみます。

そうすると、頭を支えるバランスがより戻されて、身体を縮めていた働きに、おやすみを与えます。

たとえば押し縮めていたバネが解放され、より弾力性を取り戻したような状態になるので、頭は上に向かい、位置が変わり始めます。

首は縮まないで、頭の方へ伸びていけます。
そうすると、まず首から胸のあたりに違うバランスが訪れます。
そして生き生きとした様子が現れるようです。
つながる胸のあたりも、その動きの流れについて行きます。

胴体は股関節までその動きの流れが及びます。
股関節は足のつながるところです。

前に向かってバランスが移っていき、
股関節が動き出して、その先に膝がありました。
動きのつながりを思います。

足首が曲がって膝と股関節も一緒に動いて、歩きます。
頭が~歩くを考えながらくりかえしてみます。

到着。(頭を思い、笑顔で)立ち止りました。
みんなの顔や、周り全体が見えています。

みんなに「感謝の気持ちを伝えたい」ので、
(頭を思い)取っておきの笑顔で「お辞儀」をしましょう。

「戻ってきたい」とき、
お辞儀ができて歩き終えるまで、頭を思います。

考えるのにちょっと忙しい。
精一杯自分の世話をやきます(笑)

他の余計な心配(見た目、だめ出し)をしている暇はなく、これがいいのです。
おかしいでしょ~面白がれたら大成功。
ちょっとつまずいても、笑顔でカバーしましょう。


応用編。
何かしようと思う時、「~~~」括弧に、なんでも「やりたいこと」をいれて、
頭を思います。笑顔で、やってみよう!


「楽器を弾くときの座り方」については、また。


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そろそろと、梅雨に向かっているような空模様かしら。

趣味で習っているバレエのレッスンで。
その時思い出したのは、バレリーナはステージで、
美しい微笑みを絶やさないということでした。
しかしとても激しい動きなので、袖に入り踊りきった後には、
さすがに苦しそうに息を荒げたりするのを映像で見たことがありました。
とても高度な芸術表現のテクニックの為の、
肉体的にものすごくハードな動きを苦も無さそうに見せる、
その在り方を思いました。
それでレッスン中は、いつもより笑顔が8割増しでした!(笑)

健康のための「ヘルシークラス」なので、基本をゆっくり教えて頂いています。
始めたばかりの頃は、午前中1時間半のレッスンに行って来た日の午後は、
くたびれ果てて子供のようにお昼寝してました。 
いまは体力がついてきて、だいぶ筋肉痛にもならなくなってきました。
毎回意識するポイントをあげてくださいます。


レッスンの始まる時にいつもやっている、足のエクササイズがあります。

末端を刺激すると、血行がとても良くなます。、
足が柔らかくなり、足先の感覚をもっと繊細に感じることができます。
末端から身体へのつながりが意識できます。
これは手にも応用できると思います。
ご紹介しますね。


先に足の指から、甲の腱の縦のすじ、足の脇や裏も、
優しくゆるめるように軽くさすっておきます。

<この意識を加えてみます。>
 ・頭が動けて上に向かいながら、身体が伸びて広がっていき、その動きに身体全部がついてくる。
 ・そっとふれ、指の関節の間には、少しだけ離れるスペースがあると思いながら。

どの動きもゆったりやさしく、反動をつけたり、限界までぎゅーっと強くやるものではありません。

1)足の指を開きます。
・指先を軽~くひっぱりながらつまんで、まず第1指と2指を縦に前後に開きます。隣同士で順番に。
ポイントは
・指のつながりを甲の骨まで思いながら。
・ゆっくり呼吸の出入りのリズムに合わせて。フーッと吐いて動かし、吸いながら反対に。
・左右にも開いて同様に。

2)指をまわします。
・小さい動きで軽く回します。反対回しも。
ポイントは
・付け根の奥、足の甲、足首やもっと身体の奥に、その動きがつながって響いて行くことを思います。

3)足の裏の縦のアーチを作ります。
・両手の指先で足の裏から甲の方に向かってキューッと押しながら、縦に丸みを作ります。つま先へ少しまるくなっていく感じ。
ポイントは
・アーチは親指側(つちふまず)と小指側にもあることを思います。

4)横の小さなアーチを作ります。
足裏を横切る小さなアーチです。親指側と小指側とを近づけるようにします。
ポイントは
・指から土踏まずの方への方へたくさんの小さいアーチを作っていくように思います。


5)足首を回します。反対回しも。
ポイントは
・小さく中の方を動かすつもりで回します。

6)足の裏をこぶしで軽くトントン叩きます。

そうしたら、また足の指から、甲の腱の縦のすじ、足の脇や足裏、それら全体をさすっていきます。
柔らかさや、色、暖かさが違っていると思います。

最後に足先から足首、ふくらはぎ、ひざ、もも、股関節のところまで、
つながっていくように意識して、軽く撫で上げるようにしてマッサージします。

ちょっと長くなってしまいましたが簡単です。
スーッと気持くなります。
足裏がとても柔らかく暖かくなり、冷えがなくなってきます。
寝る前にもいいですよ。
指の関節には少しスペースがあると思って、
順々に優しく触れていくだけでもいいように思います。
今度、手のエクササイズも紹介しますね。



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少し曇っていますが明るい朝。
紫外線に気を付けて、日焼け止めを塗ります。手の甲にも。
大切な商売道具です(笑) 


4月から5月はヴィヴィアン先生に、
4回の授業でお会いすることができました。

昨日はクラスメートに、
「あれからなんだかすごく若返ったね!
ファンデーション替えたの?くらい(笑)」
なんて言われました。

あぁ、そうかもしれない!
影響をうけました。

あれから笑顔が上手に作れているのか、
たぶん口角が上がって若がえって見えたのかしら・・・(笑)


ヴィヴィアン先生はとっても素敵でした。
いつもほっぺが丸く”にっこり ”しています。

先生の満面の微笑みから、学んだことがあります。


ヴィヴィアン先生のお話はこの先から


***

思い出したので、その前にちょっと昔話です・・・。


音大を受験しました。

実技試験の途中で東京にいたため高校の卒業式にでられず、
みんなとお別れもせず、なんだか変な感じでした。

もう1年頑張ってみようと浪人して、
大泉学園の下宿で一人暮らしを始めました。

結果は、予想していましたが落ちて大泣きしました。
私なりにとっても頑張った。やっぱりだめか~。
泣くことで区切りがつきました。


合格させてくれた大学の入学式に向かう朝、不思議な気持がしました。

嬉しい気持ちはそんなになくて、とっても静かな自分でした。
今を受け入れて、そして新しい生活が始まる。
入学式に向かって下宿から歩きだした時のことを、今でも憶えています。

まったく知らない人ばかりの中へ入っていく時、
違う自分になれる気がしました。

その時できることは、
背中を伸ばして笑っていることだと、
なんだか思っていました。



本番に臨む時はいつも特別な緊張感があります。

楽屋から「さあ行こう」と廊下を歩いてステージ(オーケストラピット)に向かう時、
静かに自分と向き合って、背中が伸びていきます。

その時メンバーがいれば、ちょっとした雑談で笑えることが、とても楽にしてくれます。
演奏中は、たくさんのアイコンタクトがあります。

なにかちょっとしたアクシデントがあるものですが、
ほんの一瞬なのですが、ん!と言う感じで、
みんなが笑顔で受け止めていられると、
ほんとに上手くやり過ごせます。

オーケストラピットだと客席から見えませんから、
ちょっと大らかでいられるのかもしれません。

素敵な仲間に恵まれて幸せです。

          
***  



ヴィヴィアン先生は「もっと笑ってね、歯が見えるくらいに。」
ほんとに何度も何度も言われました。

先生の素敵な笑顔の作り方は、
ほっぺがキュッと上がるように、
唇をちょっと耳の方に引っ張るように、
顎はゆるめ、
口は少し歯が見えるように開けます。

そのようにして、はぁ~っと息が出ていき、
口を閉じたら、鼻からすっと息が入る。

そんな呼吸を教わりました。
(ウィスパード・アーという自分の使い方を見つめる、呼吸の練習です)


首が縮まずに、脊椎が伸びやかに頭に向かって上伸びていくように思い、
頭はその上でバランスするようにしてみます。

そして笑顔。


笑顔が自分の協調作用(頭と脊椎に良いバランス)をもたらしてくれる。
笑顔そのもの、笑顔でいるようにすることが自分を助けてくれる、
ということをあらためて知りました。vivian 140428_2207~001


笑顔になることで、自分のあり方を変えられる。


先生から、たくさん大切なことを教えていただきました。
先生の笑顔は、自分の在り方を思い出させてくれる。

ヴィヴィアン先生の笑顔は、いつでも思い出すことができます。


笑顔でいられたら、誰かを笑顔にできるかもしれない。
笑えないような時には、誰かの笑顔を思い出して。



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ヴィヴィアン先生に肘のことを教わりました。

その中で特に印象的だった表現は、
「肘を落とす」でした。 

その意図は、チェロを弾く弓を扱う時の手首を柔らかくする、
より必要な動きを得る柔軟性でした。


わかったこと。
そうすると 手首・肘・肩
もっと自然なつながりを持って動く。


腕の無駄な労力を減らし、
より音楽的に必要な弓を扱う動作ができる。 

そうなると、さらに指先にも意識がいき、
もっと動いて欲しくなりました。


弓根元を使う時の、「肘を落とす」意図のために考えたこと>
モーリス・アイゼンバーグ著『現代チェロ奏法』参考

1.基本的には弓と弦の角度を直角に・駒と並行に

2.手首は手の甲より少し高く
(手関節を屈曲:掌屈)

3.手首をくの字になるように持っていく
(尺屈:小指を尺骨側ヘ近付ける動き)
(親指の元側を指板寄りに近く出し、小指側のぽこっと出ている尺骨の茎状突起が中に入る)

4.腕の内側をチェロの側板に少し触れるくらいに持ってくる
(肩関節の内転:腕を横から胴体の方へ近づける、脇を閉じていく)
(もちろん技術演奏上もっと高い位置がふさわしい場合もある)

肘は動きの支点になるとき、肘が前腕を押し出していく
弓の使い方によって支点は変化する。

前腕だけ使うということはなく、腕全体で使うもの。

それぞれの弦にふさわしい手の高さ角度を選ぶ。

上半身全体の回転(回旋)も必要。
上腕は身体の軸と繋がって動くように。
テキストには肉体のエネルギーを必要とする、とあります。


腕が、身体の軸につながるように使うには?
腕は身体の前側で自然な機能が働く

肩を後ろに引いたり、上腕に力が入り肘が上がってしまっているときは、
バランスがとれず、身体の力を本当に発揮する事は難しいのです。


「肘を落とす」、落ちるというのがミソですが
(ヴィヴィアン先生は弦と毛の接触でも落ちていくという表現を使っていました)、
さらにこれに「落とすように、たたむ・引き寄せる」
というような表現の動作も含むとどうかしら?と思いました。

招き猫みたいに手を動かして顔に持ってきてみてください(笑)
腕を少し身体の前に持ってくると、いろんなところがたためると思います。
そして、前に伸ばしたり、またたたんだり。

腕の<開いたり閉じたり>する動きについて試してみましょう。
腕全体、指先からの手・手首・肘・肩甲骨・鎖骨も動きます。
これらが腕の構造です。

腕構造全体で、関節を曲げる伸ばしなどの働きを、
いろいろやってみましよう。

どの動きが演奏や、作業に使えそうでしょう?


         *********************

身体・軸とのつながりで。

合気道は自分の使い方を機能的に優位に持って行きながら、
相手の体の力が使えないように動かしてしまいます。

基礎動作に「船漕ぎ運動」というのがあります。
船を漕ぐ、櫂を使う動き。

腕から身体全体のつながりで、
バランス移動によって生まれる身体の軸の力を鍛錬します。


この運動で、腕はむしろ力を入れず、
スッと上腕を身体の脇に「引き寄せ」ます。

よく脇をしめると言いますがこの場合は、
上腕・脇に力を入れるのではなく、
身体の軸に添わせるということのようです。

半身の構えで前に出した両手を、
船を漕ぐように腰へ持ってくるとき、体重を後ろ足へ。
身体は倒れず起こしています。

櫂を押し出すようにして、
体重を前足にうつす時、手指も力を入れずポンと前下方へ伸ばします。
後ろ足の膝は伸ばします。

身体の勢いが後ろから前へ押し出されても、
胴体は倒れず起きています。

またその次は反対の方へ力が生まれ、後ろ~前と繰り返します。
前後の動きの重心移動。

膝はつま先と同じ方向で、つま先より向こうへは行きません。

足の上に体重をしっかり載せられていて、
(つま先・踵ではなく、足首のところが良いです。)
その方が次のバランス移動が力強いものとなります。


脚を左右に開いた動きにすると「シコ立ち」で、
シコを踏む時は、左右のバランス移動です。

股関節の深く柔らかい可動性、
上体を起こしておく脚と胴体の支え。
上下にいつでも動けるようなばねがある。

土俵入りの動きでみられる、両手のひらを上にして、
両肘から先を下方へポンと落とす動作は、
「呼吸法」といわれるもので、
これも腕力ではない、胴体とつながって押し出される、
合気道の力の根源です。

表現は難しいです。
たいへん未熟ながら、
今のところ私はこのように理解しています。

しかしながら理屈ではなくて、
まさに鍛錬によって養われる力強さです・・・
ぜんぜん稽古が足りません(汗)。



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5月はバラがとても美しいですね。

あちこちの生垣では勢いよく伸びた枝先に、
こぼれんばかり咲いています。

それぞれの色や姿で楽しませてくれて、
そっとはなびらに触れてみたり。

顔を寄せてほのかな香りもそっと嗅ぎたくなります。
              ************

呼吸のためにはたらく身体の仕組みから、
知っていたら役立ちそうなことを書きだしてみました。

<胸郭(胸腔)のしくみ>

肋骨と脊柱は、心臓と肺を包む骨格です。

胸腔は、首より下12本の椎骨(胸椎)と、
これらにつながる12本の肋骨によってできる、
肺と心臓のための空間です。

横隔膜によって胸腔と腹腔が区切られています。svg
お腹に空気は入っていきません。

横隔膜の上は肺とつながっています。
横隔膜の中心部は心臓とつながっています。

横隔膜が(お椀を伏せたようなドーム状の筋肉)、
平たく収縮していく(ドームは小さくなって下の方へ下がっていく)と、
胸腔の容積を大きくして肺への圧が減ることで、
空気が入ってきます。

参考動画
https://youtu.be/hp-gCvW8PRY

息が出ていくと、
横隔膜が緩んで休息の位置のドーム型に戻ります。


横隔膜の動きは直接感じることができませんが、
間接的に肋骨や腹部まわりの動きでそれを感じることができます。

肺自体は、空気を吸い込む働きはもっていません。

参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=E1CWKhb_jX8

肺の中の気圧が減少することで空気が取り込まれ、
反対に気圧が高まると、押し出されます。


息を吸うとき、肋骨が持ち上がり広がって
肋骨全体が背中の上の方まで動きます。

息が出ていくことで肋骨全体が閉じていき、
休息の位置に戻ります。


肋骨の動きは、
肋骨どうしを前で胸骨とつないでいる肋軟骨の弾力性が、
大きな可動性をもたらしています。

脊椎は肋骨の可動性に伴って、
肋骨が広がると縮み(吸気/吸う)、閉じると伸びて(呼気/吐く)いきます。


脊椎との関節と胸骨とつながる肋軟骨は、
肋骨の可動性を作っています。

脊椎は肋骨につながり、
姿勢を保とうとしてが胴体が必要以上に緊張しているとき、
肋骨の動きを妨げてしまいます。


肩や腕を動かす筋肉に余計な力が入ると、
肋骨の広がったり閉じたりする動きを制限し、
呼吸の働きを妨げてしまいます。

腕の構造には、鎖骨・肩甲骨も含めておきましょう。



そして<腹腔と骨盤腔のしくみ>

息を吐くのに重要な腹筋(前・横・後ろにぐるりとある)とともに、
骨盤底筋群(浅いお椀形で横隔膜と対称の働きをする)も大切な動きを生んでいます。

横隔膜と骨盤低筋群の呼吸に伴う働きによって、
内臓が押されて動きます。

息を吸うとき、横隔膜が働いて縮んで平たくなり、下の方へ下がっていき、
腹筋が緩んでいると、内臓を柔らかく押し出していきます。

息を吐く時、腹筋とともに骨盤低筋群が働くと、
内臓を押し上げて呼気(吐く息)を助けます。

骨盤低筋群は内臓を下から支えています。

腹筋は肋骨にも繋がっていますから、
腹筋に力が入り過ぎると、肋骨の動きを妨げてしまいます。
  
  

筋肉の働きには、
その反対の働きが必ず関わってその仕組みを成り立たせています。

縮んで緩んで、閉じて広がって、
その動きは波のように行ったり来たりしているのですね。

そして収縮と弛緩がれぞれが大切な役割を繰り返しながら、
身体は全体で繋がりあって働いています。

柔軟性『緩むことができること』が、
動くことの為にはいつも必要なのです。


以上 参考文献 歌手ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと
           音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと


バジルさんのHPの呼吸の記事がとても詳しくわかります、
もっと良く知りたい方にお勧め致します。是非ご覧ください。

呼吸の誤解を大掃除 〜これできょうからもっと吹きやすくなる〜
http://basilkritzer.jp/archives/1470.html




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高原へさわやかな空気を吸いに行きたい~。
新緑が輝く美しい季節ですね。

声を使う、歌う、楽器を吹く、
たくさんの息を必要とする呼吸。

注意力を増し繊細な仕事をする、
息を整えて心身を落ち着かせる呼吸。

他の人と一緒にアンサンブルしたり、
作業したり、力や息を合わせる呼吸。

意識的・無意識に呼吸を使って行われる、様々なこと。
いずれにしても、生きている間ずっと身体は休まず働いてくれていて、とてもありがたいことです。

呼吸のためのどんな身体の仕組みが理解できたら、
よりやりたいことの助けになるでしょう?

身体は思っていることに反応するしくみもあります。
神経システムはさまざまに働いて全体をつなげています。

意識的であることは、無意識的な動きにも働きかけて、
変化をもたらすことへの助けになります。

前回、私の肺の位置を<歌手なら知っておきたい「からだ」のこと>を読みながら、マッピングしてみました。
私自身の感覚では思っていたより、肋骨がずいぶん下まであったのです。

私の体は、肋骨と骨盤との間がとても狭く感じられました。
それで胸腔の肺の位置が背中側で肋骨の10番目まで・・・というと、
胸(心臓のあたりのイメージ)より下はずいぶんと脇腹(肋骨側部の)近くだな~。
認識・表現はまだまだ曖昧でした。

しかしその後<音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと>も読んでみると、
また違うちょっと違うボディ・マップになりました。

「ボディ・マップ」は「自分の頭の中に自分がどのように描かれているか」という、
アレクサンダー教師でチェロを教えるウィリアム(ビル)・コナブル教授が示した考え方です。

体の構造について考えている通りに、体は働くことを見つけました。

自分の信じ込んでいた体についての考えと注意深く比較して、
正しく認識して自分の実際構造や機能サイズに合わせていこうと探究していきます。

認識された場所がより観察されて、だんだんと意識の中の体の地図が、変わっていきます。
そして実際の構造の直感的感覚に基づいて演奏すると、動きは効率よく表現が豊かで、音楽に対して適切なものになる。
この本はアレクサンダー教師であるバーバラ・コナブルさんが音樂家のために書きました。

この本に出会わせて下さったのはバレエのレッスンをして頂いているマキ先生で、
フェルデンクライスも教えていらっしゃいます。
動きの中に体に対する感覚を目覚めさせて下さる素敵な先生です。

気持良く動きながら体について氣付いていきます。
私も少しずつ地図を塗り替えていく途中です。

呼吸の空氣が取り込める胸郭の仕組みについて書こうとしたら、
やっぱりなかなか大変でした。
長くなるのでまた次へ。



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ヴィヴィアン先生のレッスンから、
呼吸について考えるきっかけをいただきました。


2人の友人が興味をもってくれました。
管楽器も演奏する生徒さんともお話をしました。

「腹式呼吸・胸式呼吸?どっちですか?
どうも肩に力が入ってしまいます。
バレリーナは背中とか脇腹に呼吸を入れるとかいうようだけれど、
それは鍛えた人ができることなの?
背中を長く広くってことですか?」

「呼吸の話はためになるね。身体の使い方とか。
どんな動作にも通じているように思う。」

「確かに息を楽器を吹く前に吸っていると、
半分くらいの確率で上手く音が出ていなくて、
そのときは胸の上前のあたりで吸いこもうとしていました。」

そんなコメントをいただきました。


具体的にどんなことを理解したらもっと役に立つでしょうか。


(1)<肺は自分のどこに、どのくらいの大きさであるのでしょうか?>

まず肋骨についてマッピングしてみましょう。

肋骨の数は上から下まで左右対称に12対あり、
12個の胸椎と関節で連結して、
アーチ状に両側から前斜め下の方向にのびてきています。

肋骨は前側では、肋軟骨を介して、
胸骨と繋がることで弾力性があります。

胸骨と鎖骨の付け根の関節(胸鎖関節)のすぐ下で、
1番目の肋骨は軟骨が胸骨柄と一体につながります。

2~7番目は短い肋軟骨で胸骨と繋がります(真肋)。
8~10番目は7番目から分かれていきます(仮肋)。肋軟骨は長くなっています。
11~12番目は、短い骨で胸骨に接続していません(浮肋)。
胸骨の一番下は剣状突起という軟骨で、みぞおちの上にあります。


自分の胴体を形作る肋骨の全体の立体を良く触ってみましょう~。

手のひらで、親指をわきに添え、
他の4本を指を前側にして、腰に手をやる形で、
骨の形をたどってみます。
下側の縁は、前の中心から脇腹の方へ斜めに下がり、
そして後ろの背骨までぐるりとあります。


肺は、肋骨と脊柱と心臓と横隔膜によって作られた空間にはまっています。
肺の前は、みぞおちの上7番目の肋骨まで。
後ろは、10番目の肋骨まで。
肋骨の下の縁は横隔膜(筋肉)があり、
胸腔と腹腔との境目で、上側は肺と繋がっています。
横隔膜はお椀を伏せたようなドーム状です。
肺の上は鎖骨の上にまできています。
肺は脊柱(胸椎)の側面に沿って背中側まで広がっています。
      以上 参考文献:歌手なら誰でも知っておきたい「からだ」のこと より


≪ヴィヴィアン・マッキー先生④呼吸≫記事で述べた以下についても、今後書いてみたいと思います。

(2)空気が取り込める胸郭の仕組みを知っているといい。
 吐いたり吸ったりは、閉じたり広がったりできる身体の柔軟性があるといい。
(3)頭は上方向へ、胴体は広く長く、全身が伸びやかに繋がりあってバランスしているといい。
(4)座り方も、立ち方も呼吸のしやすさを大切に。



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140508_1629~001今日は風が強いです。
窓の外ではすっかり緑の濃くなってきた欅の枝が、
しなやかにゆっさゆっさ揺れています

     ****************


ヴィヴィアン先生のレッスンでの学びについて引き続き。


「余分に息を吸う動き
あらかじめ息を吸うということを1つ止めるだけで 
その後の事が整ってくる
そのことに気づくこと

演奏する時のさまざまな動きは 
不自由さの表れでもある

準備することの多くは有害で 
(なぜかというと)そこには疑念があるから

演奏していないときに余分な準備をしない 

演奏する時は すぐ弾くことがとても大切」


音を出す、弾くそのときに、
弓をさっと持っていけるように。

演奏する時の意識は、
まず頭と自分全体のあり方。

そして、出したい音、
指使い、音楽の流れにのる。

弦に弓が触れるときは、
スッと落とすようにやってみます。

以前気にしていた音の立ち上がりは、
問題なく気持良く弾きだせます!


       *************


 今、ミュージカルのお仕事*でご一緒している、
素敵な大ベテランマルチリードプレーヤーSさん。

ピッコロ・フルート・クラリネット・ソプラノサックス・アルトサックスを全部使って、
さまざまな場面でめまぐるしく使い分けての演奏です。

サックスのバリバリのアドリブから、クラリネットのデリケートな弱奏にすぐ変わったりと、
曲調もどんどん変化します。
すごい技術を駆使されるのです。

実際本当においそがしいので、何か考えていらっしゃることはありますか?
とお尋ねしてみましたら、
「力をぬくことかな。
儀式のような、ちょっとした指を緩めること、
親指とかね・・・あるけれど、だいたい何にもしないでそのまますぐ吹くのが、結局上手くいくね。」
と、まさにそのことをおっしゃいました。

わぁ、やはりそうですか~!納得。

 *(2015『Annie』青山劇場にて)



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先生のレッスンでは座り方、呼吸にも注意を向けて下さいました。

どんな呼吸をしているかしら?
息はどのように体に入ってくるのかしら?



菅楽器や声楽のクラスメートのレッスンでは、
その都度取り上げられ、大変興味深かったのです。

ヴィヴィアン先生は、
「演奏の最初に<吸いこもうとする>のをお止めなさい」
とおっしゃいます。

これはなかなかの驚きです!

「身体のための呼吸と違う呼吸で始めないで
身体の中に息を詰め込まないで

無駄な息を吸わないで始められたら 
自然な流れで入ってくるから
必要に応じて息は入ってくるのよ

自然な呼吸で、
肺に空気がもう充分にあると信頼して 
すぐ演奏してごらんなさい

まず一息で1フレーズ演奏し 
そこで<吸いこもうとする>のを止められたら
そうしたらそれから必要な息は 
ちゃんと<入ってくる>のよ

息が充分に出たり入ったりできるように 
胸郭あたりの柔軟さが必要ね

重いものを運ぶ時は 
そのために必要な息が入ってくるでしょう?

楽器を持つことでさえも 
必要な息は入ってくるの・・・」


さあ、演奏しようとする、その時です。
何をしているでしょう?

必要だと思ってやってきたこといろいろあります・・・

以前、呼吸について私なりに意識して考えてやっていたことは、
まず演奏を始めるために吸って・・・
(鼻で音がするほどでした)
吸うためにその前に吐いて、
それから吸って・・・
テンポに合うように・・・
フレーズ毎に呼吸をして・・・ 

実はこれらの事は<やっている感>はあるけれど、
呼吸としてあまり役に立っていなくて、
かえって演奏の邪魔になっていたようです。
 

呼吸について、考えてみたいこと。

・空気を入れようとすることで起きる動きが引き起こす身体の緊張をやめるために、吸いこもうとしなくていい。
・肺にある空気が、すでに充分にあると信頼する。
・必要な息は仕事の量に応じて入ってくる。

・肺は自分のどこに、どのくらいの大きさであるかを知っているといい。
・空気が取り込める胸郭の仕組みを知っているといい。
・吐いたり吸ったりは、閉じたり広がったりできる身体の柔軟性があるといい。
・頭は上方向へ、胴体は広く長く、全身が伸びやかに繋がりあってバランスしているといい。
・座り方も、立ち方も呼吸のしやすさを大切に。


そのようにすると、すっとスムーズに演奏に入り、
自然な音の流れや音楽の勢いが、
より充実して表現できるように感じました。



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レッスンのつづき。

ボーイングのこと、を書こうと思ったのですけれど・・・

***

その前にちょっと考えたこと。

いろいろな先生に教えていただいて、
ナルホドそうだったのかと改めて納得すること、
えっ!それは新しい~!!ということ、
ん~何だろうこれは??・・・というような、
新しい情報による驚きや戸惑いの連続の日々。


あることがよくできない理由は、
「ただよく知らないから」という部分がかなりあるのだ・・・

特に最近改めて思うのです。当たり前のようだけれど。


何かできることは、特別なことだと思ってもいる。
できるようにする為に、やるべきことを適切に知ることは必要。

どんなに遠回りをしても、いつかたどり着きたい、
それを自分でもやってみたい!という思いがある。

素晴らしい先生に出会ったとき、そこに、答えがあると思う。
でもすぐには身に着かないもどかしさ。


「とってもむずかしいのよね」・・・
共感を込めてぽつりとヴィヴィアン先生。

でもみんながそれぞれ、もうその難しいものにすっかり虜になってしまったの!

可笑しいような、悲しいような、嬉しいような、現実。


先生の真実の教えに触れるとき、
どんな生徒かは問題ではない。


***

さて、ボーイングの話に戻ります。

これはなかなか伝えにくいことでもあり、
私の場合で、充分ではありませんが書いてみます。


「弓(木の棒の部分)を、ネコを撫でてあげるように撫でてみて・・・
ネコが喜んで喉をゴロゴロいわせるみたいにね」

大好きだった、ミーちゃんを思い出しました。

「ネコは逆さに撫でるのは嫌いなの」

ついボーイングのように両方向に撫でてしまった!

指先で生き物に触れるときの気持ちを思い出します。
しばしミーちゃんとの思いでにひたり、その温もり手触りまでも思い出します。

「こんな風にやってみたことはありますか?こうやって弓の毛で弦を撫でてみて」

こんな気持ちの、優しい触れかたしたことなかった。。。
ロングトーンでダウンボー。繰り返し。とっても優しいタッチ。

<ネコを撫でるような>意図によって、
手首、肘、肩の連動がより滑らかに柔らかく促されました。

そしてチェロらしい深い響きがして感動です。
(しかしさらに練習が必要!)



<まっすぐの弓に手がついて行く>

弓先で手首は落ちていい。
弓元へ戻す時スッと、肘を落として
その繰り返し。

私は肘が上がってしまう傾向があったので、そこがポイントでした。
少し慣れたらアップボーも。
手首は自然に戻る。
腕がもっと長く使えるようになって、頑張っていないようになりました。


そしてもう1つ、
弓は弦に落ちて行く

移弦の時、繊細に落とす。
アップもダウンも。重さを移す

弓を弦に載せる時も。
弓の重さがより手の中で繊細に操られる。

(かなりガツガツ、弦をつかみに行ってしまっていたことを反省!)


実際これまで生徒さんのレッスンで弓を扱う時、
「力を抜いて」という表現は、役に立たないなぁと思う。
「肘を使う」も伝わりにくかった。


腕・手が弓を使うための、
より<ふさわしい機能>を働かせる言葉を使って、
起きて欲しくないことが起きないようにするための働きかけをすることが、
とても大切ということなのです!


「こんな風にやってみたことはありますか?」の問いかけについて。

これに思い当たることがありました。
ネコは出てこなかったけれど、昔同じことを教わっていました。
私もレッスンで弓に手をはわせてみるように、やってみてもらうことがあります。

記憶をたどると。。。
持っていた奏法のテキストに記述がありました。
≪モーリス・アイゼンバーグ著 現代チェロ奏法 三木敬之訳≫
やはりカザルス氏の弟子で、
序文にカザルス氏の推薦文がのっていました。

私はかつて音大受験の為に三木先生に、
丁寧にやはり一から教えて頂いていたのでした。
ちょっと繋がりました。

ここでヴィヴィアン先生に再び教わってみて、
それがようやく、もう少し立体的に理解できたかもしれません。


腕の位置だけでなく、
指示がその繊細なタッチに至っていたので、
とても新しい感じがしたのです。
テキスト全体をまた久しぶりに読みなおしてみようと思いました。



パブロ・カザルス氏の言葉をご紹介します。


『思うことの美しければ、姿かたちも美しからん』

『人生、気力と優しさをもって臨まねばならない』



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