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2014年06月

親指の使い方のヒント1

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チェロを弾くとき、
もし拇指(おやゆび)が痛くなってしまうことがあったら・・・


そんなときは、たぶんネック・弓 に強く押し当てていて、
動くかしにくいですね。

痛くなく、もっと動くようにするためには?
親指は、どんな働きをしてくれるか、みてみましょう。


どんな動きがあるのか分かると、
使い方が変わってくるかもしれません。




K0010148①拇指の指先を、他の4本の指先それぞれと向かい合わせ、
a)丸く輪を作って
そこから指を伸ばしてb)細くすぼめたり、
またa)丸くしてを繰り返してみます。

②今度は拇指と他のそれぞれの指先を、
a)丸くまたはb)細くする動きで、
付けたり、離して開いたりを繰り返しててみます。


①②のようにやりながら、
特に拇指の先から付け根の膨らみ(拇指丘)の様子を観察してみます。
 

拇指は他のそれぞれの指に良く対応して角度が動いていて、
これは拇指対向性といい、
握ったりいろいろな作業ができるための働きです。K0010149


a)輪を作るように丸く合わせる動きと、
b)つまむように細くすぼめて閉じる動きの、
拇指丘の動きや、柔らかさを比べてみて下さい。

拇指に反るような力が入っているときは、関節はどうなっているでしょう。
・・・指は伸びてつっぱり、固めて動きにくいのでは。


拇指の関節と骨の動きを見ながら
a)丸くb)閉じる、でいろいろ動かしてみます。

拇指はどんな動きができそうですか?
筋肉の張りはどうですか? 
痛い時とくらべてどうでしょうか。



ここまでのまとめ

拇指の3つの関節が動けるようにして、
(親指の使い方のヒント2をご参照下さい)
拇指丘には柔らかさがあって、
他の指先に向かい合わせる丸い動きで、
それぞれとつながって受けとめるように動く、
と思ってみたらどうでょう。


また、
手首の角度がどんな時に動かしやすく、
または動かしにくくなりますか?

手首との関係はどうでしょう?
親指の使い方のヒント2 ~手首へ続く。。



思い

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今の自分にどんな思いがあるかしら?K0010142

もし、今の自分に、もっと何かちょっとした変化を求めていらしたら、お読みくださいね。


気になることがある。
なんとなくうまくいっていない。
なかなか成果がみえない。
力が入りすぎる、または入らない。

もっと楽にできるかもしれないし、違うやりようがあるのではないかしらと、気付いています。

身体に痛みがある。
精神的につらい。
痛みやつらさを取り除くことが必要と思う。

自分に無理をさせていたかも知れないと、気付いています。
まず自分で出来ることは、自分のためにどんな考え方を持てるかですね。


レッスンで、先生は尋ねます。
何を望みますか?何がやりたいですか?
やりたいことの助けになるように、先生はアドバイスをしてくださいます。
 
 
今の自分の様子に気がついて、変化を自分から起こせるように。
役に立たないことが起きていたら、それをしなくてすむように。

やりたいことがあって、そのために、普段いいと思って意識してやっていること、もう良く慣れたやり方で、無意識になっていることに、変化をもたらす、身体の機能にあった使い方や、そのための建設的な意識、思考をします。
身体と思考の在り方は、切り離すことができないからです。

そこにアレクサンダー氏が見出した思考とプロセスを持ちいます。
その最初に起きることが頭と脊椎の小さなバランスです。


レッスンでは、それを用いて変化していく練習をします。
何かをしている自分の、その目的を果たすための行動と思考の選択、小さな積み重ねです。

本当に自分の身体に本来備わっている機能がやってくれること、動きの自由さがもたらす表現の美しさを知った時の驚きは、何とも嬉しいものです。

先生の質問は、問いただしているわけではありません。
思いに寄り添って聞いてくれているのです。

他の方たちのレッスンを見ると、みんなが同じように悩んでいて、それがまるで自分のことのように思えたりします。

いいと思っていることを手放すのは、ちょっと勇気がいります。
実際やってみてどういうことなのか、わかってきます。
小さな一歩を勇気を持って始めてみたら、目の前が違う景色に見えてきました。

私のアレクサンダー・テクニーク*を学ぶ体験からお伝えしました。
興味を持たれてれている方にご参考になりましたら、嬉しいです。
(*ボディチャンス・メソッドによる)



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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楽器を弾くときに、考えたい身体のこと。

一番は、頭と脊椎の関係性、
「頭が動けるようにして、そうすることで自分全部がついてくる」
を自分にお願いすること。

今日は、頭がどれくらい無駄に動かないで弾けるかを考えてやってみました。
自分の全体の中でまず、てっぺんのバランスをたいせつに。


「無駄な動きは不自由さの表れなの!」と、ヴィヴィアン先生はおっしゃっていました。

あらためて、腕の可動性について確認。
腕の骨格構造的な始まりはどこ?
鎖骨。
鎖骨から腕が動くと思って弾く。


肩甲骨も動く。
腕を反対側の肩甲骨を触るようにぐーんと動かす。
両腕を肩甲骨ごと 前方へストレッチ。
いろいろ腕を回したり伸ばしたり。
肩甲骨はもっと可動性がある。

演奏前の準備にとてもいい動きです。
腕と身体のつながりを思い出します。


手と肘の関係は?
手の動きのための、肘の動きを見てみます。
左手は指板に沿って、右手は弓の軌道に沿っていくとき、指先の動きに肘がついて行くようにすると?
腕は、身体の前で使う。
腕の動きに伴って、身体の軸で回る事も考える。
軸はバランスに沿うようにシフトして動く。

腕が身体の軸に沿って使えると呼吸もしやすく、肋骨も動く。
呼吸で身体が動いていく。
息が出たら、肺に空気は自然に入ってくる。

座っているときの座骨・股関節と脚もつながって、全身上から下まで動いていく。


メモ
何を考えたらうまくいくか。
考えたいことを口に出して言ってみる。
書き出してみる、絵にあらわしてみる。
思いだすために目に触れるように置いておく。


最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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いろいろ心配なことがある。

何が心配なんだろう?
プレッシャーがある。
やらなくてはと思う。
それが出来るのだろうか。
やりたいことなのか。

できない気がして、やりたくないように思うんだな。
自分の中で、やったら?と言う声と、止めてもいいんじゃない?という声がする。

無理しなくていいよ、やりたくなったらできるよ。
という声はにはちょっとホッとしたりもする。

やらないの?やってみたら?という声には、そうなんだよね、やってみたい気持ちはあるんだな。

やらない選択もある。
やらなくちゃ、できない、やりたくないな、わかんないな、まあいいか。
という声にはどんよりした気分になる。

もやもやしたたくさんの心配ごとを書き出してみる。
やりたいことも書き出してみる。 

今すぐにできること、時間をかけること、今はやらないこと。

できないからやらないんじゃなくて、やらないからできないという、あたりまえのことに気付く!

知らないこと・できないことはいっぱいある。
知らないことを知るのが始まりで、それからできないことを一つやってみることが一歩だった。
できたらいいな。

ではさっそく。
できないことをやってみる、みんなどうやっているのかな。
素直に教えてもらおう。
やってみよう。
できる人は教えてくれる。
あきらめないでやってみよう。
ちょっとわかった!
できればなるほど、
面白い。
ではもう少し、やってみよう。

いくつになっても、この繰り返しなんだなぁ・・・。

やりたいこと、目的が1つみつかったら。
必要なのはそのための、手順、やりかた(技術)、時間、意思。
いろんな段階があるけれど、恐れずに、まず1つやってみよう。

やらねばならぬこと→やる必要があることなら
やるときめて、心を静かに、まず1つやる。
そして、もう1つ。
もう1つ。
やって行く。


最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
どうぞコメント・メッセージをお寄せ下さいませ。

胴体の動きのつながり

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楽器を演奏する時の腕と脚身体全体の関わりが気になっています。


全身がつながって動くことについて、腕や脚の動きと、胴体の動きのつながりについて書いてみますね。

胴体を立てて起こしておく骨と筋肉は、支える仕事と動かす仕事をしてくれています。
脚や腕を動かす時は、胴体が支えて働きながら、身体全体に動きがつながります。
胴体を安定させるためには脚が、脚を動かすにためには胴体が、それぞれつながっていて働きます。
腕が動くためには、同じように胴体がつながって働くことを思い出しましょう。

胴体には、5キロ前後ほどもになる重たい頭がのっていますが、普段はその重みを感じることはほとんどありませんね。
身体の一番上の重たい頭を支えるために、身体はいつも休まずに働いています。
頭が動いていくと、重さを支える身体のバランスが変わっていきます。


K0010051普段の生活で疲れや痛みがある時には、首や肩に気付いたり、または脚につながる腰・背中などを意識したりしますね。

いいお知らせ。

頭がバランスよく脊椎の上にいるとき、重さを支える身体の負担が減って、疲れにくくなります。
もっといいことは、胴体がバランス良くなれば、腕・脚はずっと動きやすくなります。
胴体が手足の動きのために、もっと関連して働くことを意識して使えるようになると、もっとやりやすくなります。

身体の仕組みの知識を一部おさらいします。ボディ・マップを知って役立てましょう。
K0010058
・ここで大切な認識は、
頭が脊椎のいちばん上に乗ってバランスしている場所です。
頭蓋骨の底の真ん中で、両耳の穴を結んだあいだの中央です。
ここでうなずくことができます。

脊椎には上から頸椎7個、胸椎12個、 腰椎5個、
そして骨盤は仙骨・尾骨・腸骨・座骨・恥骨。

たくさんの骨が連なり、脊椎の間には椎間板がクッションになって、重さを受けとめながら、身体の骨格の軸を作ります。
胸椎に肋骨左右各12本がつながります。

・そしてさまざまなはたらきを受け持つ筋肉たちは何層にもなって、
これらの骨と骨とを複雑に結びつけて動かし、驚くべき緻密さで多様な動きに対応して働いてくれている。

これらのしくみを活かすためのポイントは、
・バランスすることは、常に動けるようにあり続けること。
・骨と骨が連動するように筋肉が働く。
・頭と脊椎のバランスが胴体から全身へつながっていくと思うことは、やりたいことのために身体にとって機能的に働くことを助け、腕と足を動かしやすくする。


今、身体のどこが動いているかしら?
今、自分を支えてくれているのは、何でしょう?
そして、身体のつながりも思い出してみましょう。

胴体がどのようにつながりをもって動いているかは、やろうとしている動きにすぐに影響があります。
そのつど、今ここから、頭が動けるようにして、身体全部がついてくると思ってやってみます。

演奏で、または生活の中で、このようなことを考えながら動いてみたらどうでしょう。

やってみたら、違いはありますか?
試してみてくださいね。



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。


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速く弾こうとしてどうしても力んでしまうとき、ちょっと試してみたい考え方です。


残念ながら、難しいものが突然速く弾けるようになる、というわけにはいきませんね。
みなさんすでにご存知のように、もちろん大切なのは充分に弾けるテンポから、丁寧に考えて練習していくことですね。

以前、あるピアニストの方は
「リサイタルの曲はM=40から練習を始めるよ」
とおっしゃってました!
緻密な練習が技術に自信をつけていく方法なのですね。

        *********************

ジェレミー先生の授業メモより

指がもっと速く動くようにしたいとき、どうしたらいいでしょう。
先生は、
「やろうとしていることは、体のシステムに合っているだろうか?手にも言い分があるよ(笑)」
とおっしゃいました。


実験

拍手してみます。 
1、もっと早く動かそうと思ってたたく 
2、どのくらい速くできるかなと思ってやってみる 

1は、出来ることに・やっていることに、
さらに加えようとして力が入るようです。

それに比べると
2は、力の入り方が違い、手は少し柔らかく動いて、
自由さがあるように思いました。

指を動かすために、指先リードして動くことに意識を向けてみます。

弾く音を思いながら、だんだん指先を速く動かす。 
指が動く・指が動く・指・指・・・・・・どのくらいできるかな?

練習のとき、この考え方を試してみて、もしもっと良く動くことが分かったら。
頭が動けて、自分全部がついてきて、速い指使いを弾くために、指先が動く・指・指・指・・・~

以前私にもこのようなレッスンがあって、速いメロディで(フォーレのエレジーなど)上手くこの指・指アイディア使えました。


それともうひとつ。
音符ははっきりすらすら読めるようになると、指はよく動いてきます~♪

やりたいことが、はっきりしているからですね。
歌ってみてくださいね。(ソルフェージュの練習です)


最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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スラーがかかった中で、ポジションが変わるとき。
テンポが速くなると、音がはっきりしなかったり、動きにくくなるのはなぜかしら? 

バジル先生に、スラーのやりにくい所についてみていただきました。 
どうもスムーズに指が運ばなくて、何か不自由さを感じています。
(私は今回、具体的に言うと、Mozartoの弦楽四重奏曲「春」1楽章Allegro Vivace assai、スケールで上下行のくりかえしのあるフレーズで)

指と指の動きを丁寧に見るようにして、やってみた後に、
「左手でもスラーをかけようとしているから、スラーは右手に任せるように」
と、おっしゃいました。
!?
それは、右手と左手の仕事を、はっきり分けなさいということでした!
関連性はあるけれど仕事は違う。(管楽器なら指と息ということでしょうかね)

スラーでは、滑らかな運指をしたいと思っています。
ですから、ポジションが変わるときに音を保とうとすること、さらに、次の音を明確に発音したいと思っていたこと、それをテンポが速い中で、両方やるような指の力が入っていました。

実際、スラーは右手がやってくれていますし、遅いテンポなら出来ることでした。
私は、右手と左手はちょっと同じように動きたがるので、なるほどと思いました。

頭が動けて、自分全部がついてきて、左手はもっと動く仕事、右手がスラーをしてくれる。
と思ってやってみると、以前より左手の力は使わなくても、ずっと楽に弾けました。


やりたいことを明確にする。
やっていることを観察する。

今やろうとして考えていることは?
それが機能しているかしら?
ちょっとした考え方で、身体の様子は驚くほど変わります。

ヴィヴィアン先生は以前、
「もう手放していいことがあるわよ。」とおっしゃいました。
やらなくては上手くいかないと考えていたことを、止めることが役に立つ場合がある。
出来ていることを信頼していい。

今また新しい役に立つ考え方、機能するやり方を選択してできるように。
 


最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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跳躍音程・ポジション移動で、「力んでしまうなぁ」「怖いなぁ」と思う事。

考え方をちょっと変えたら、取りやすくなりました。
行き先を心配するより、飛ぶ前の音を丁寧に弾くといいのですけれども、その時さらに良く聴くこと、ちょっと手を休めることをするとどうでしょうか。


演奏中の音楽の中で、跳躍音程・ポジション移動など弾きにくさを感じるフレーズで、次のことを試してみます。

実験です。
・移る前の音を最後までよく聴きます~無くなる瞬間まで、聴きます
・その先の音に行かずに止まります~手がそこから離れてしまわずに

意外と、この2つができなかったりします。
すぐ先へ行きたくなりませんか?
今は観察することを、充分やってみましょう。

では次に。
・音を良く聴いたら、そこで一度その手を休めます
~お休みしている時に、自分全体を思い出してみましょう
頭が動けて、自分全部がついてくることを思います

・奏でたい音の響きを思い、ゆったり移って次の音を弾いてみます


まとめ
演奏していて、音楽の中で手が移る時に、思ってみてください。
・今の音を、終わる瞬間までとても丁寧に良く聴いて
・今の手の仕事を、そこで終わらせる
・今ちょっとだけ手を休める時間がある
・頭が動けて、自分全部がついてくる
・音が取れるかどうかよりも、今ここから移ったところから、また音楽を奏でる

音が移る前の筋肉の緊張から起こる不自由さをなくしていくと、自分全体の動きのつながりの中で、次の音が取りやすくなります。

上手な人は、このようなちょっとしたお休みが演奏の中に取りいれられているので、とっても楽そうに弾いて見えるのです。


最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

 

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力をぬくというのが、なかなかよく分からなかったりします・・・
そんな時のことを考えてみますね。

力をぬくというのは、どのような場合にでしょう?

その力がそんなに必要のないとき。
しなくていい所が何かしているとき。
必要な動きにをやりにくくしているとき。
何かをやろうとして、実際にそれが役に立たないとき。

力が入るとき、筋肉は縮んでいきます。
力が必要と思って、あるいは無意識でも、それをずっと保とうとして固まっていたりします。
何かが怖かったり、緊張して身構えてしまったり、じっと同じ姿勢で動かないでいても力が入っていたり、どこかを支えようとして働いています。

上手く力を使うためには動けること、筋肉を動かし曲げたり伸ばしたりして、力を使いながら必要なバランスをとれることが必要です。

大きな力も小さな力も、固まらず動けるようにすることで、より力が発揮できると思います。
力をぬこうと思う時は、まず動けるようにと思ってみます。

頭が動けるようにすることも思い出します。
どんな動作にも、頭のてっぺんから体全体へのつながりの中での、伸びやかさや、動ける自由さを使いましょう。


力をぬくことは、無理な動きからバランスを崩し怪我をしてしまうようなことを避けるためにも、大切な時があります。
もし痛みのでることがあったら、そのやり方を変えてちょうだい!
という体の声だと思いましょう。

ふさわしいやりかたでできるようになるまでには、練習のやり方がとても大切ですし、必要を感じたら良く理解している人からの指導を受けましょう。


先日のできごと。
朝からずっとパソコン作業をしていました。
夕方まで飽きずにやり続けていたので、さすがにちょっと肩がこったかなと思いました。

翌朝、またパソコンを開いてマウスを手にした時のことです。
右肩の筋肉がとたんに、きゅーっと縮んでいくのが分かり、はっとしました。

そこに激痛が走り(泣)、あまりに痛くてびっくりしました。
肩に「ごめんね、無理をさせたね、もう休んでね、もう縮まないで伸びてちょうだい」と一生懸命考えずにはいられませんでした。

前日、マウスを操作する右手は少しだけ高い位置にあり、ずっとほんの少し右肩を上げ続けていたので、筋肉はそれを思い出したかのように、また前日とすぐ同じ状態になろうとしたようです。
意識してやっていたわけではないのに、体はたった1日のこともちゃんと覚えていたのでした。
その痛みは3日ほどでやっとなくなりました。

もう痛い思いはしたくないので、学習しました(笑)
パソコンに向かった時に、自分全体を思い出しながら、どんなふうに自分を使っているか気付いていられるように。 
筋肉は同じ仕事をさせ続けずに、休めることが必要です。
筋肉は記憶した働きを再現するから必要ないことに気がついてやめられることは、大切で役に立ちます。



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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「~できない」と思うことについて考えてみます。


上手くいかなかったとき、失敗したなと思うと、だいたい、つい、またそれを「やらないようにしよう」と思います。
ところが、「やらないようにしよう」という否定形の思考を実行するのは、脳にとってはちょっと効率が良くないようです。
実際何をしたいか分かりにくくなって混乱し、動きにくくしてしまうようです。
ネガティブ思考・ポジティブ思考と言う考え方のあるように、肯定形の思考の実行が役に立ちそうです。

レッスンのとき生徒さんの言葉を、言いかえたりしています。
「上手くできない」→もっと出来るようになりたい
「難しい」→なかなか興味深い

こんなやりとりもしてみます。
いま何%ぐらいやりたいことができたと思いますか?

「70%くらいかな?」
では、あと30%のやりたいことについて取り組んでみましょう。
そうすると、思わずお互いにっこりしたりします。

練習は、ここね!という課題が見つかること自体を、「楽しむ」のがこつかもしれません。
演奏中に何に気がついたかしら?

もっとここをこうしたい、どうしよう?と考えてみます。
出来ない感を味わっているより、よし、やってみよう!というチャレンジを楽しんで。
笑顔も思い出して、やってみたいです。

良く普通に使う「~をしないようにする」「~をやらないようにする」を、「~する」「~できる」と言い変えましょう。

では来るだけ具体的に。
「~したい」やりたいことを整理して確認し、そこから選んで練習をしてみたらどうでしょう。

今から「~する」
何を「~する」
どこから「~する」
どのように「~する」
どのくらい「~する」
どこまで「~する」

短い音、音のつながりで。
短いフレーズで、少しまとまりのある小節で。だんだん増やして。
やってみて、何に気がついたかしら。
また「~したい」が見つかったらこの考え方が上手くいってます。


完璧さよりも、やり方の自由さを求めてみましょう。

ついつい、今やったことをなかったことにするかのように、
ただまたすぐ弾くことを何度もぐるぐると繰り返して、
同じようにやってしまいがちではありませんか?
そこでちょっと待てよ・・・と思い出し、手を止めて考えてみます。

「~する」を1つ試して、
また今度はさらに必要な
ちょっと変化「もっと~で」や「違う~で」も選んでみます。
こうしたらこうなる、も見つけられたでしょうか。
そこからまた気に入ったやり方を選んで行けますね。


やりたいことを選ぶ
のがポイント。

例えばチェロなら、ボーイングなどついてなど、
いろいろあてはめてみます。
「~したい」から「~する」と考えて。



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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