手首の動き
手首の動きを柔らかくしたいけれど、どうやって・・・?そんな時は手を良く観察してみましょう♪
皮膚の下の、骨、腱、筋肉など、
表面から見えないものがいろいろあります。
手のあたりって、とっても複雑な仕組みです。
ちょっと細かな作業をするときに、
手の動き具合を意識することになりますが、
手の中がどうなっているかまで、なかなか思い至りません。
手が動くことが、あたりまえすぎるのですよね。
すごいな、すてきだな、
かっこいいな、欲しいな・・・と思うものだったら、どうですか?(笑)
惹きつけられて、どうなってるんだろうか♡とマジマジ見ます!
反対にあんまり好きじゃない・・・って時は、
あんまり細かいこと見たくなくなったりしますね。
興味を注ぐこと、関心を向けることで、
あらそういうことなのね!あら不思議、あらすごい!
と新たな共感ができるのでしょうね。
というわけで、どれどれと、ご自身の手をじっくりご覧くださいね。
もし興味があったら(笑)
なるほど、こうなってるね~と思って手を動かしてみましょう。
身体の仕組みが面白くて、もっと上手に大切に使いたくなります。
例えばこんな動きをやってみましょう。
手首から先だけ、動かしてみます。
小指側(尺骨側)に曲げていくと、尺屈(しゃっくつ)
親指側(橈骨側)に曲げると、橈屈(とうくつ)
手のひらを手首側に曲げると屈曲または掌屈(しょうくつ)
手の甲側に曲げると伸展または背屈(はいくつ)
このように、それぞれの動きに名前が付いています。
小指側の手根骨と尺骨側の間には少しゆとりがあって、
手の甲側に曲げると伸展または背屈(はいくつ)
このように、それぞれの動きに名前が付いています。
小指側の手根骨と尺骨側の間には少しゆとりがあって、
尺屈側は橈屈よりもたくさん動きます。
橈骨の手根骨に接する側には、少し小指側へ傾く角度があります。
橈骨の手根骨に接する側には、少し小指側へ傾く角度があります。
いいね!と指を立てたり、何かを指さしたり、ジャンケンをする手など、
それぞれちょっとずつ、手首の動く傾き・表現は違っていて、表情豊かですね。
手根骨は様々な形をしていて、手のひらの中の関節を作っています。
(手根中央関節・手根中手関節)
(手根中央関節・手根中手関節)
手の中だけでなく、腕にもつながる筋肉や腱の働きによって、
複雑な動きを可能にしています。
お風呂のお湯につかっている時、手をいろいろ動かしてみましょう。
弓を扱う時のようにしてみます。
お湯の抵抗は、ちょうど弓と弦の摩擦のようにイメージして下さい。
尺屈・橈屈は、上げ弓・下げ弓のときに良く動きます。
背屈・掌屈も同時に関わっています。
尺屈・橈屈した使い方によって、腕の動く様子も変わります。
背屈で指は閉じるように曲がりやすく、
掌屈で指は開きやすくなります。
手首と指の柔らかさには、このような動きも関わっているのですね。
弓の返し、移弦ではこれらの組み合わせが繊細に変化していきます。
こんな動きがいっぱいあって、ふむふむ。とやってみてください。
意識が変わると、動きも変わります。
手が腕とまっすぐだとか、手首が動かないと思ってしまうと、
ほんとうに動きにくくなるのです。
肘がたたまれて腕を引き寄せ胴体に沿うとき、手首も曲がりやすくなります。
肩甲骨・鎖骨は、腕の動きと共に動きます。
お風呂のお湯のなかで手を動かしたら、身体はどんな様子ですか?
手首を動かそうとした時、何が起きているでしょう。
思ったこと、やろうとしとことは自分全部を動かしています。
ちょっとゆっくりと、お風呂の中で観察してみてくださいね。
****************
文字を書く。
鉛筆を作ろうとした人の思いがあって、
どのように考えられて鉛筆が作られているか、
小学生の時、国語の教科書で習いました。
そのことはなぜか今でも忘れません。
あたりまえのように思っているけれど、
道具にはなんでも、その機能を考えて作った人の思いがある。
鉛筆を最後まで大切に使いたくて、
どれくらい短くまで使えるか鉛筆ホルダーを使ったり、
小さなえんぴつ削りやカッターで削ったりしませんでしたか?(笑)
鉛筆は、楽譜に書くには2~4B鉛筆が良いです。
さっと濃くかけて、消しやすく、見やすいです。
どんどんノートを取るには、シャーペンもいいですね。
高校生の頃はHで、ちっちゃい字をこまこまと書いてました。
0.5mmだと折れやすくて使いにくいと思ってました。
筆圧の強すぎたせいです。
今愛用しているのは、0.9mm芯の丈夫なタイプの2Bのシャーペンです。
ちょっと前まで0.9mm芯を使うこと、思いつきませんでした。
折れませんし、なかなかいい書き心地。
さて。
書く時に、力がどれ程必要なのでしょう?
そんなことも授業なかでありました。
私は、けっこうな力でペンを握り、ガシガシって書いていました。
消すと後が残るくらいでした。
「文字を書くために、頭が動いて自分全部がついてきて、
指先が動いて、紙にペン先が色を写す。と思いながら書く。」
手を握るような力をそんなに使う必要がなく柔らかく持てて、
もっと指先の動きを使って書く。
折れませんし、なかなかいい書き心地。
さて。
書く時に、力がどれ程必要なのでしょう?
そんなことも授業なかでありました。
私は、けっこうな力でペンを握り、ガシガシって書いていました。
消すと後が残るくらいでした。
「文字を書くために、頭が動いて自分全部がついてきて、
指先が動いて、紙にペン先が色を写す。と思いながら書く。」
手を握るような力をそんなに使う必要がなく柔らかく持てて、
もっと指先の動きを使って書く。
なるほど、目から鱗。
今はもっと軽く、さらさら書けるようになってきました。
生活の中のちょっとしたことですが、
こんな風に使い方も変わっていくのだなと思いました。
最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
どうぞ、ご意見・メッセージをお寄せ下さいませ。
ご感想、ご興味のあることなどもお書き頂けましたら嬉しいです。
お待ちしております。 ご感想、ご興味のあることなどもお書き頂けましたら嬉しいです。