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2015年01月

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楽器を手にするところから見て頂いて。


いったいそんなに力がいるの?

どれくらいの力で持てるのだろうか?

と聞かれて、
結構重たいし大事だし、しっかり持たなきゃ・・・
それで、手に力を入れていました。

それが必要だと思っていてやっていたのです。


指摘されると、そうかなあ・・・と思ってしまったけれど、
何度か試すうちにやっぱりそんなに力は要らないと思うのでした。


手の力を一度解放して。

楽器全体と自分の様子に気付きながら、
頭が動いて、そうすることで自分全体がついてきて、
どれくらいの重さかな?と思いながら楽器に触れるてみる。

そうすると、無駄な力と動きが減っていきます。


横に置いてある楽器を手にして起こしながら、
かがんでいるところから立ちあがる動作も、
頭が動けるようにするところから、
そして自分に気付きながら、
周りが見えていて、
股関節から上体を起こしていき、
膝・足首も動きについていく。

座骨に重さがのっていき、
股関節から動けるバランスで座る。
股関節の動きを何度も確認。


やっているつもり、ではなくて、
もっともっと丁寧な作業でした。


楽器を自分のところに持ってくるとき
周りが見えている?
と注意をうながされます。

また何度も試します。

確かに、周りを見えるようにして意識しながらだと、
自分がぶれずに構えられるのです。

本当にすぐに周りを見ることをしなくなります・・・。


手や楽器や弓、楽譜。
部分に意識が行っている時が要注意でした。

周囲の様子と自分のことを切り離さない。

これが、とっても大切なのだなと思いました。
今回は周りが見えているということが、大きなポイントでした。


楽器を持つとき、周りの様子に気付きながら、
椅子に座る時、周りが見えていているようにしながら、
座っていて、周りが見えている。

楽器を構えるとき、周りが見えている。

これはみんな、自分の感覚に入り込みやすいところなのですね。


あえて見ようとするより、見えているというのがミソ。



普段のうっかりのやり方・・・

ガっと楽器を捕まえて、
ぎゅっと握って、ドスンと座って、
手や身体に余分な力を入れて、
楽器が来ることに身構えて、
筋肉をちょっとづつ固くして、
そったり、よけたり。

周りが見えていないので、意識は自分の中に向いて、
自分はあちこちでキューッと縮んでいて、
だんだん小さくなっていくのかもしれませんね。

そんな緊張をほぐしていくことができたら。

もっと身体を広く長くして、
自分の大きさや、意識の広がりを、もっと持てそうです。


やっているつもりだったけど・・・もっと繊細さが必要。

これから演奏しようというのですから、
なおさらのことですね!


頭と脊椎のバランスから、周りとの関係とつながりがあるように。

身体によい準備が出来て、そこから演奏できると、
ずいぶんと違う様子になっていくのです。


実は、前にも同じことを言われておりました・・・

気を取り直して、
まだまだ変われるんだな~と思ってやってみます。


楽器を構えることは、音楽の動作の始まり。

準備から大切です!




もし楽器とのことが気になっていらしたら、
楽器とのここちよい良い関係を、ご一緒にみつけていきましょう!

こちらもどうぞご覧ください♪
2/11 ワークショップ開催のお知らせ終了しました
 

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このところとっても寒くて、
身体が冷えますよね~。
外出する時は、”首”が付くところを冷気から守るといいそうです。
マフラー・手袋・レッグウォーマーなど”首・手首・足首”ですね。

楽器も冷えますね、
ちょっと早めに部屋を暖めて、楽器も準備。
楽器もなじむ時間は大切。
温度差によって弦が伸び縮みします。 
会場には早めに到着してゆったり準備したりしますね。
暖かい飲み物を飲むとか。
ほっとする時間も大切。

寒さで縮こまって、丸くなっていませんか?
身体の外側の筋肉がギュウッとなって、
首も引き込んでしまいがち。
首や肩には、無意識に力が入っているかもしれません。

首のまわりの筋肉を緩めます。
頭が動けるように思い、そのバランスを脊椎に伝えてみましょう。
縮こまった身体が、広がって伸びていくように思います。
そうすると、脊椎をを支える身体の深いところの筋肉たちが働きだして、
体の外側の筋が緩みます。
血行が良くなって、暖かさが伝わっていくようにイメージしてみます。

首から腕を軽~くさすっていきましょう。
肩・肘・手首・指の関節まわりも、くるくる撫でてみます。

胴体も肋骨や骨盤のまわりを立体的にさすってみましょう。
股関節から太もも・ひざ、ふくらはぎ・足首、出来れば足の甲・指先まで、撫でていきます。
軽くトントンと叩いてもいいですね。
意識的に触って、身体全体のつながりも思いだしていきます。
動いていると、だんだん身体の中から暖かくなって、
さすっている手も暖かくなってくるかしら。

ちょっと椅子に座っていても、
手首や肘・ひざなら、さりげなく出来ます。
首の楽さはどうかな?と思いながら、
腕全体を思いだして、
「よろしくね~♪」と思いながら、
関節をくるくる撫でていきましょう。 
身体の中から暖かさを感じてみましょう。
ついでにちょっと楽しいことを考えてみたり、
私は休憩のおやつとか(笑)

ゆったりと、やさしい気持ちで触れてみます。
ウォームアップで身体を思いだして。


関連過去記事です
 カテゴリ:こころとからだ (58)
   触れてみる
   身体を思う
 カテゴリ:思考 (11)
   手にするときに

こちらもどうぞ~
2/11 ワークショップ開催のお知らせ(2015終了しました)

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ご感想、ご興味のあることなどもお書き頂けましたら嬉しいです。
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2/11 ワークショップ開催のお知らせ

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心地よく 自分らしく音楽したいひと

のためのワークショップ  
Part II~ココロ編~

こんなに練習しているのに
もっと上手くなりたいのに
どうして思うように弾けないんだろう…?

そんなあなたの思いを
行動に変えることを応援するワークショップです。



【概要】

ステージ1:音楽は動き~演奏に必要な動作について~

楽器を取り出してかまえるまで、何をしていますか?
どんな音楽を、だれに、どんな場所で聴いてもらいたいですか?
いつもと違う思考で演奏してみたら、どうなるでしょう?

ステージ2:自分も楽器~演奏する「私」について~

演奏をもっと楽しみたい!
その気持ちを素直に表現していますか?
もっと上達するために、どんな考え方が役に立つのでしょうか?


日 時 :2015年2月11日(水・祝)  終了しました♪
    10:00-17:00
(途中 昼食休憩あり)


場 所 :STUDIO 1619 
    西武池袋線 江古田駅 徒歩6分
       
西武有楽町線 新桜台駅 徒歩1分

お申し込みは
   ongakujourney@gmail.com  まで♪

講 師 :BODYCHANCE-Music 
音楽するひとのため専門のアレクサンダー・テクニーク教師養成コース研修生 
バイオリン Miyuki & チェロ Yoshiko

 *会場には素敵なグランドピアノがございます。

 *どんな楽器(歌)の方も歓迎いたします♪


150211TBWS Flyer




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チェロの響をみつける探求です。

倍音がヒントです♪


もっと響く音で弾きたいな。

このように思う時、実際にどうやって弾いているでしょう?


指は、強く抑えなければ響かない。
もっとしっかり弦を押さなければ音が出ない。
力を抜いたらフワフワしてしまうし、
だいたい、力をぬくって事がよくわからない・・・。

左手には、このような考えがあるかもしれませんね。


整理してみると、
①やりたいことがあって、もっと鳴るように弾きたいな、という思いがあって、
②今どんなふうに鳴っていて、どんなやりかたをしているかしら。
③それをどんな考えでやっているでしょう?
このようなことになります。


ここからは実験してみます。

好奇心と遊び心でやってみましょう。


実験内容は、
フラジオ、倍音と実音の関係を探ります。


ポイント
フラジオの良く響くところを見つけていきましょう。
フラジオをよく鳴らせるような、弓の使い方も工夫しましょう。
(今回はボーイングについてはこれ以上の事に触れません)
振動によって見える、弦の膨らみもよく観察しましょう。


実験1

D線のA(第4ポジション)の位置で、フラジオを良く鳴らしてみましょう。
音程が合っていると、A線も響きだします。
これは調弦で使っている、同じ倍音が共鳴する原理ですね。
良く鳴る時は、共鳴が豊かですね。
まずこれをやってみてください。

ポイント
自分の身体を思いだしましょう。
指と弓に近付くように丸まっていませんか?

頭が動けるようにと思い、
そうすることで身体全部が付いてくることを思ってみます。
頭が動けるようにすると、脊椎は自然な伸びを取り戻します。
呼吸は楽に、腕も脚もつながってきます。


実験2

指と腕のつながりを思いながら、指の指板への向きを自由に、
身体と腕のつながりを思いながら、手の動き全体を自由にします。

そして、指の弦を押す感触にちょっと意識を持ってみます。
弦の弾力と指先の皮膚の弾力もあります。

フラジオからゆっくり押しながら実音に変えていきます。
わざとゆっくり弦をそっと押して。
フラジオと実音の、その途中を観察して。

ポイント
ゆっくりやります。
ここまでゆっくりって、あんまりやらないでしょうか。
はやくやることはたくさん練習しますものね。

ゆっくり指を上げられることも、実はコントロールの為には大切、役に立ちます。
指の下ろし方と同じように、上げ方も意識的にやってみましょう。


実験3

弦に触れたフラジオから、指をゆっくり下ろしていき、音程に注意しながら実音にします。
実音が良く鳴っているその響を、楽にしばらく保ってから、
また途中を観察しながら、フラジオが良く鳴るまで指を上げて下さい。

音ががひっくり返ったようになっても、気にせずそのまま、
弓はフラジオを良く鳴らせるときの弾き方で続けます。
指の動き方によっては音程がずれてしまうので、良く聞きましょう

指先につながる 

ポイント4
音程が安定して何度も楽に行ったり来たりできたら、
フラジオと切り替わって、実音の鳴り始めるところをみつけます。

その時の、指の触れ方はどうですか?
どのくらい、弦を押した時に、実音は響き始めますか?
フラジオと実音はどんな加減で鳴るようになるか見つけてください。


実験4
弦の1/4の倍音を見つけましょう。
フラジオはA線ならA、D線はDが鳴ります。
隣同士の関係は調弦と同じですね。
弦の振動の膨らみが見えるように鳴らします。
弦に振動のが見える位に弾いてみます。

今度の位置は、実音とフラジオで音程が違います。
音程の位置が合っていないと、フラジオはきれいに鳴りません。

実音は、それぞれA線はD、D線はGですね。
音程が合うと、となりの開放弦は共鳴していると思います。



以下考察

ここまでのやり方で、
倍音と実音を行ったり来たりしているとき、
ちょっと自由な動きと、
ちょっと違う力のかけ方で、
指の向きや置き方は変わっていくでしょうか。


これはおまけでちょっとしたコツですが、良く聞いていると、
倍音が実音に含まれるのが聞こえるようになる瞬間があるのです。
生徒さんと実験していてこのことをみつけると、「ほぅ!」となります(笑)

さらに興味が向いたら、他の指や音程でも試してみて。
フラジオがよく鳴る音は、音の位置がはっきりします。

音程は、まずはシンプルに考えると弦の長さと振動比。
関係性をみつけましょう。
指の触れかたにも、ずっと意識的になります。


音程があってくると、共鳴して鳴り始めます。
楽器が鳴るっていう事が、嬉しくなります。
楽器も喜んで、そうそう!って言ってるみたいです。

そんな時、身体もひゅんと伸びてたりするのです。



はじめにちょっと戻ります。

楽器が鳴らせない。
楽器がなぜ鳴らないんだろうか?
 
強く抑えなければ響かない。
もっとしっかり弦を押さなければ音が出ない。

こんな考えがあったら。

思考の転換ができそうですね。

もっと少ない力でも、倍音によって楽器は鳴ってきます。
楽器の中にある響く音を見つけます。



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「心地よく・自分らしく音楽したい人のためのワークショップ カラダ編」
が無事終了しましたので、ご報告いたします。

今回初めての企画に一緒に取り組んでくれたMiyukiさん、
ほんとうにありがとう!
そして、どんなことをするのかな?
と好奇心を持って参加して下さったみなさんに、
心から感謝しています。

実際本当に、ブログやチラシでお知らせしたような、
ご自身の悩みや望み、遊び心をお持ちの方が、
来てくださいました。

そんなお一人お一人に寄り添いたいと思っている私たちの、
伝えたいことを、熱心に受け取って下さいました。

まず、美雪さんが頭と脊椎の関係の大切さについて、
とても分かりやすく丁寧にお伝えしました。

皆さんがその仕組みや、身体に起きることの実感を得て、
この後の学びにいかされていました。

どんな考え方で、身体に働きかけたらいいのか、
そのきっかけを皆さんしっかりつかんでくださったようでした。

身体の動き全体が、どのように演奏に関わるのかを考えながら、
こうしてみたらいかがでしょうか?というご提案に、
その意図をくみ取ろうと真摯に取り組んでいただき、
とても嬉しかったです。

一緒に動いたり音を出したり、実際にお伝えしていくなかで、
上手くいかないと思っていたり困っていることの解決への糸口をつかみ、
または自分が何をしているのか、
自分の考え方で動きは変わるのだ、と気付かれたり。
とてもすてきな事がたくさんありました。

私自身、新しいことに挑むのは勇気がいることでした。
考えるだけでお腹が痛くなった半年前。

これまで先生方に教えて頂いたこと、
先輩やクラスメートと学んできた事、
励まして頂いた言葉があり、
これまで悩みながら取り組んできた事がありました。

仲間に見守られ、実際やってみて、
何とか初めての体験を終えることができました。

初対面の方との演奏のアクティビティーも楽しく出来ましたし、
今回、やってみたことが、
自分を勇気づけてくれるとあらためてわかりました。

終わってみれば、とても楽しい1日でした。
この気持ちと、ここまで頂いた学びを大切にして、
またこれからも学んで行きたいと思います。

一緒に講師を務めた美雪さんのブログに、すてきな記事があります。
http://vnmiyuki.hatenablog.com/entry/2015/01/12/215652
是非そちらもお読みください。


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手のしくみから 小指のために

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手について、<手と指の柔らかさのために>の記事に関連して続けてみます。


関節で靱帯が骨と骨をつなぎ止め動きを支えていて、
骨と筋肉・腱の動きの関係性を素早くキャッチしいます。

手に限らず、私たちの体にはしなやかな弾力が備えられています。

靱帯に支えられ、力のかけ具合に応じて押し返される抵抗も受け止めているのですね。


触れるものに対応し、手が繊細に動いて、
物の形に沿って持つことができ、しっかりと握れるように、
親指と他の指がが向かい合い、近付くようになる仕組みがあります。

親指が手の中から曲がって他の指に向かい合う、
母指対向性です。

小指と薬指(第4指と5指)はBlogPaint
手のひらの中、手根中手関節から、親指の方に向かって動くので、
小指の下の膨らみ(小指丘)は、
親指の膨らみ(母指丘)に近付くのがわかります。

手の仕組みは、このようにして、
物をしっかりと握れるようになっています。
指と、手のひらの骨たちも一緒に働いて、
繊細にキャッチして、フィットする仕組みなのでした。


もし、小指は短くて弱くて頼りないような気がしていたら、
ちょっと応援メッセージ。
小指のために働く筋もあります。
(作用によって他の屈筋・伸筋・外転筋と骨間筋や虫様筋と共同して働きます)

腕からは、小指伸筋:伸ばす(補助)
手の中は、小指外転筋:開く 短小指屈筋:曲げる (補助)


今回私にとって一番興味深いのは、
小指対立筋:寄せて向かい合う、
母指対立筋に対応する働きです。

小指対立筋の働きを観察します。
手のひらを見て、手のひらの中から小指が動くと思って、
小指を親指の方へ動かしてみてください。
手のひらの中に窪みができました。

そのようにして、中手指節関節(人さし指から小指まで)が、
手のひらの横アーチを形成するのです。

げんこつを作って、小指の方を意識しながら、
手を強めにギュッと握ってみて下さい。

げんこつのポコポコでている骨の並びが、
どのように動いていくか見てみましょう。

くすり指と小指の骨が一緒に、
少し内側へと動きます。
同じ手根骨に接しているからです。


以前はなんとなく平らに並んでいるように思っていたせいで、
肘 elbow
始めは動きにくかったですが、
仕組みを知って
だんだん良く動くようになりました。


ゴルフなどスポーツで、
クラブやラケットなどの道具を使う時や、
武道で剣を使う時には、
意識して小指側から持つようです。
上腕は尺骨と肘関節をつくっています。

小指は尺骨側にあるので、
上腕とのつながりで手構造をしっかり支えるライン上にもあるのです。


小指に小指対立筋が働き、
手のひらにアーチができる。

手のひらの中の骨から働くことで、
手と指の働きをもっと安定させることができる。

小指と薬指の曲げ伸ばしは、
手の中からも、もっともっと可動性がある。

これによって、
弓を持つ薬指・小指のフィットが感じられていくように思います♪足の関節_foot


左手も同じように、
指を伸ばしたり、押さえて保持する時など、
もっと自由さが増すようです♫

頭が動けて、自分全部がついてきて、
腕全体のつながりがあって、
小指を使う為に、
手の中からも、もっと動くことができる。
と思ってやってみます。


このことは足の裏の3つのアーチbone_foot
(踵から外側・土踏まずの内側・指の付け根の3つのライン)が、
しっかりと体重を支え、
指先を蹴りだして歩きだすしくみと比べたら、
なんだかとっても似ているので納得でした。


もと四足動物だったとすると、
肩と股関節の構造も似ているわけだし、
同じように、手と足の仕組みや働きは良く似ています。

足が床にフィットして、
でこぼこ道でも歩きだせる弾力があり、

手はいろんな形のものをつかめる柔らかさがあって、
物の形に添う。

それで似ているな~と腑に落ちた感じです。


足のアーチのことは、いつか書きたいと思います。



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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あけましておめでとうございます。
いつもブログにお越しいただき、どうもありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

どんなお正月をお迎えでしょうか?
帰省した故郷は、元旦はうっすら雪景色でした。

私は毎年お供えの鏡餅を作っています。
餅つき機でついて、つきたてのアツアツを手で丸くまとめます。
パン生地を丸めるのに似ています。
小~さなミカンがやっと乗るくらいの、かわいい大きさです。

      ******************

更新が久しぶりになりました、前記事の続きです。
ミオ先生の3つの質問をふりかえります。


「首はどれくらい楽かな?」と自分に尋ねます。

どこかに楽さがありましたか?

力みを見つけるかもしれません。
また「首はどれくらい楽かな?」と尋ねます。


②次に
首はどれくらい楽かな?と思ったら、何が起きるかな?」と尋ねます。

(見つけたこと、例えば)肩が緩んだかな?
また違う緊張を見つけるかもしれません。

楽さがなかったら、また①にもどって「首はどれくらい楽かな?」と尋ねます。


首はどれくらい楽かな?と思ってみつけた肩の楽さ(②で見つけたこと)は、
やりたいことに何を起こすかな?」
と尋ねます。

「楽さをみつけたら、この音を弾く(やりたいことをする)時に、何が起きるかな?」

楽さがなくなったら、また①の「首はどれくらい楽かな?」に戻ります。



ミオ先生は、「繰り返し繰り返し、ずっとこの実験する練習をやっていくのだよ」と。

実験していくことは、自分をどんどん変えてくれる。

欲張らないで、結果をすぐに求めようとするのではなく、
プロセスをやり続け、氣付きを記録してごらん?
というのが、先生からの宿題でした。


          **************

前回記事の手の柔らかさについて関連して。

ミオ先生にチェロを弾くところ見て頂いたレッスンでのことを、
思いだしてみます。


首の楽さを尋ねます。

固さを感じたら、また質問に戻って行きます。
すると、股関節の動きやすさがありました。

楽さを見つけて、手の動きに何が起きるかみてみます。

音を出す動き始めがどこなのかを考えてみます。
さあ、やろうと思う時に、動かすところです。

動く様子に何が起きるでしょう?

触れようと向かうそのいちばん近い所、指先の先端の動きから意識してみると、
指先がちょっと震えていました。

意識は身体から離れて、また弾く緊張へ意識が行っています。

手の中の仕組みは柔らかさ、しなやかな支えも持っていると思いだしました。


するとミオ先生、こんなことをおっしゃいました。

「オ-リングのように、親指と他の指で輪を作るとき、
親指と向かい合う指の間には、どの指同士にもつながり循環するエネルギーがあるのです。
気のエネルギーが、くるくる流れている。
身体からのエネルギーがそこへ流れてきている。
どの指でも、どちらの手も同じように。」
指をつけたり離したり、輪作って見せながらお話ししてくださいました。


クリスマスコンサートで弾く曲を弾いたのですが、
先生は「子供たちが股関節で音楽を楽しんでるよ」ですって♪
それでとても楽しい気持ちになれました。

首はどれくらい楽かな?と問いかけて、
股関節の楽さと手の柔らかさのあるところから、動きだしてみます。


今度は先生の指は背に触れています。

さらに弾きながら、身体へ意識を向けて、
触れた指に気付くことを何度も促されました。

弾くのと同時に、触った場所が上の方か下の方なのかを感じて、
即座に答えるように言われました。

それに向けて意識をしていると、
弾きながら上か下を答えることができました。

身体に来た感覚に意識が向いていると、
余計なことをしなくなっていきました。

そうしていると、余分な力を入れようがなく、
頑張りようのない状態になり、
楽器はまた違う響きで鳴りだしました。


弾きながらもっと身体に意識を向けることができると、教えてくださいました。


どんな意識を持ち続けられるかで、身体の反応は変わっていく。

身体にある楽さを見つけ、身体への気付きを持ち続ける。
どんな気付きも意味がある。

小さな氣付きを大切に、ちょっとした変化も受けとめる。


楽さの中で、そのプロセスを楽しんで。



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