楽器と私
楽器を手にするところから見て頂いて。いったいそんなに力がいるの?
どれくらいの力で持てるのだろうか?
と聞かれて、
結構重たいし大事だし、しっかり持たなきゃ・・・
それで、手に力を入れていました。
それが必要だと思っていてやっていたのです。
指摘されると、そうかなあ・・・と思ってしまったけれど、
何度か試すうちにやっぱりそんなに力は要らないと思うのでした。
手の力を一度解放して。
楽器全体と自分の様子に気付きながら、
頭が動いて、そうすることで自分全体がついてきて、
どれくらいの重さかな?と思いながら楽器に触れるてみる。
そうすると、無駄な力と動きが減っていきます。
横に置いてある楽器を手にして起こしながら、
かがんでいるところから立ちあがる動作も、
頭が動けるようにするところから、
そして自分に気付きながら、
周りが見えていて、
股関節から上体を起こしていき、
膝・足首も動きについていく。
座骨に重さがのっていき、
股関節から動けるバランスで座る。
股関節の動きを何度も確認。
やっているつもり、ではなくて、
もっともっと丁寧な作業でした。
楽器を自分のところに持ってくるとき、
周りが見えている?
と注意をうながされます。
また何度も試します。
確かに、周りを見えるようにして意識しながらだと、
自分がぶれずに構えられるのです。
本当にすぐに周りを見ることをしなくなります・・・。
手や楽器や弓、楽譜。
部分に意識が行っている時が要注意でした。
周囲の様子と自分のことを切り離さない。
これが、とっても大切なのだなと思いました。
今回は周りが見えているということが、大きなポイントでした。
楽器を持つとき、周りの様子に気付きながら、
椅子に座る時、周りが見えていているようにしながら、
座っていて、周りが見えている。
楽器を構えるとき、周りが見えている。
これはみんな、自分の感覚に入り込みやすいところなのですね。
あえて見ようとするより、見えているというのがミソ。
普段のうっかりのやり方・・・
ガっと楽器を捕まえて、
ぎゅっと握って、ドスンと座って、
手や身体に余分な力を入れて、
楽器が来ることに身構えて、
筋肉をちょっとづつ固くして、
そったり、よけたり。
周りが見えていないので、意識は自分の中に向いて、
自分はあちこちでキューッと縮んでいて、
だんだん小さくなっていくのかもしれませんね。
そんな緊張をほぐしていくことができたら。
もっと身体を広く長くして、
自分の大きさや、意識の広がりを、もっと持てそうです。
やっているつもりだったけど・・・もっと繊細さが必要。
これから演奏しようというのですから、
なおさらのことですね!
頭と脊椎のバランスから、周りとの関係とつながりがあるように。
身体によい準備が出来て、そこから演奏できると、
ずいぶんと違う様子になっていくのです。
実は、前にも同じことを言われておりました・・・
気を取り直して、
まだまだ変われるんだな~と思ってやってみます。
楽器を構えることは、音楽の動作の始まり。
準備から大切です!
もし楽器とのことが気になっていらしたら、
楽器とのここちよい良い関係を、ご一緒にみつけていきましょう!
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