背中の痛み 座り方
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私は弾いているうちに、
肩甲骨のあたりにチリチリする痛みが出ることがあって、
何でしょう?と、思っていたのですが、
またまた座り方でした。
演奏に入るタイミングで出てくる、ちょっと胸を上げる癖。
先日は、息を吸う時に少し胸を反っていたとわかったのでした。
気をつけて座っているつもりでも、また発見があります。
なぜ、それをするのかしら?!
ということを、 考えていきました。
私はどんなふうに座っていたのでしょう?
背中を反らないようにと思って座る動作をすると、
少し骨盤が後ろに傾いていきます。
尾骨の方のに体重がかかるような感じで、
そのままいくといわゆる猫背になる座り方です。
重い頭は前方に下りてきて重しのようになり、
脊椎の本来のカーブを損なって行くと、
腰椎に負担をかけてしまいます。
そのように座っていて、身体を起こそうとすると、
腰や胸からの動きで身体を反らせてしまうようです。
座る時ほんの少し傾いていただけだったのでしたが、
肩甲骨のところでちりちりするのは、
胸のあたりをそってしまうからかもしれません。
胸を反ることは、背中を窮屈にさせます。
肩甲骨は腕構造のつながりですので、
腕を使うとき負担になります。
腰痛のでるようでしたら、
腰椎から起こそうとして負担になっている場合も考えられます。
座る前から意識してみます。
イラストの青い部分が座骨です。
この辺が椅子に向かうように座ります。
座ると、頭と胴体と腕の重さは座骨が受け止めます。
椅子に座って座骨の下に手のひらを入れてみると、
座骨の形や位置が分かるかな。
座骨のアーチには思ったより長さがありました~。
揺り椅子のカーブのようですね。
座る時は、
恥骨を少し後ろの方へと思って、
座骨の所で座ります。
そして、
首はどれくらい楽かなと思いながら、
頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてくる思いつつ、
股関節から、胴体全体を1つのユニットとして起こしていきます。
股関節はボール状の大腿骨頭が、寛骨臼のところで回転しますから、
股関節から起こすのが良いのです。(丸い形に注目!)
そうすれば、脊椎に負担をかけずに済むのですね。
合わせてボーイングのアイディアも頂き、(また次回に♪)
背中はちりちりしなくなりました。
姿勢について、もう少し。
股関節を伸ばしていくとき、
おしりから脚の後ろ側に付いている筋肉が働いています。
胴体と脚は関連しています。
頭が動けるように、首を楽にしていくと、
頭の重さを脊椎から身体全体へとバランスしていきます。
脊椎を起こしておくのは、
身体の深部の脊柱起立筋のお仕事です。
身体を支えるために、どこかで必要以上に緊張していると、
その筋肉の本来のお仕事をしにくくしてしまいます。
座り方は、呼吸や腕の使い方にも影響します。
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