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<口に力がはいること>について、
以前に書いた時は、歯を食いしばることがきっかけでした。

先日の演奏録画を見てみましたら、
緊張して唇を固く閉じていた自覚はあったのですが、
唇を歯に押しつけるような力を入れていたのが、あらためてよくわかりました。


口の周りの筋の事について少し考えてみます。


唇の周りにはぐるりと口輪筋があって、唇を閉じたりすぼめたりします。
外側に突き出す筋と、内側の歯の方に引きつける筋の両方の作用があります。

Orbicularis oris.jpg
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A3%E8%BC%AA%E7%AD%8B


頬筋は口角を引き、笑顔を作ります。
頬を歯に引きつける作用もあります。

Buccinator.jpg
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%AC%E7%AD%8B


オトガイ筋
は、口を閉じる働きがあります。
顎のところに梅干しみたいなしわを作ります(笑)ちょっと渋い表情。
オトガイ筋によって、口の周りの筋を緩めたままで、口を閉じることができるのだそうです。

Mentalis.pngMentalis frontal.png
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%88%E3%82%AC%E3%82%A4%E7%AD%8B


これらの筋を必要以上に緊張させていたのです~

口輪筋頬筋、オトガイ筋などと、他にも図にあるようにたくさんの筋が働いていて、
顔の様々な表情を作っています。


口の周りの筋を意識しながら、動かしてみます。
積極的に、繊細に動かしてみるのも良さそうです。

歌う人や、管楽器の人のウォーミングアップの真似をして、
唇を軽く合わせ、息の勢いで、「プー」と言ったり、
プルプルプル~と震わせて、唇のリラックス。

口笛を吹くときには、口輪筋、オトガイ筋、頬筋が働くそうです。


舌をペロンと出して、唇を緩め、舌の緊張をやわらげたり。 
歯と唇の間に舌を入れて、外へ押し出すように回してぐるりと動かすと、舌には結構良い運動です。

そうそう、ワンちゃんは緊張すると、さっと舌をひっこめますね(笑)
no titleの画像(プリ画像)


それからやっぱり歯が見えるくらいの笑顔かな~と思います。

表情筋や舌筋を動かすことは、美容や健康に、とても良い効果があるようです♪


ちょっとした意識を持つことで、こわばりをほぐしていけたらいいですね。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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 バジル先生のブログです
『顎の力みの解消法』
http://basilkritzer.jp/archives/943.html