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2015年09月

座奏で脚に力が入ること・ふくらはぎ

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秋晴れの休日、近郊の山にハイキングしてきました。
ちょっと息がはずむくらいの登り道。

山頂からの見晴らしも良く、緑の中はいい空気、とっても気持ちいい。
木陰で、持参のおにぎりと玉子焼きを美味しく食べました。

行き交う人と交わす笑顔もさわやかです。

ドングリが、ころころ落ちています♪
そういえば、どこにもごみ一つありませんでした!


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ところで、「足が棒に」なったことはありますか?(笑)

長く立ったり歩いたりして疲れきった時、「足が棒になる」と言います。
筋肉がこわばって、固くなってしまうからですね。


演奏のお仕事で「ふくらはぎが疲れる、つりそう!」という方がありました。

演奏(座奏)している間、かかとをず~っと上げていたのかなと思って、
と、その理由をお聞きしてみると、
バスクラリネット(エンドピン付き)を吹く場面で、
楽器の高さに合わせて椅子を高くしたので、
かかとが床に届かないのだそうです。


その方はマルチリードさん(リード楽器他何種類も一人で受け持つ奏者さん!!)で、
狭いスペースで、いくつもの楽器を次々にやり繰りする制約もあって、
ちょっと動きにくそうにも見えるかしら。

身体・脚が動かせるように座って、
なるべくかかとを床に付けたいな~と思いました。


身体全体で、本来の長さや伸びを取り戻していけば、
ある程度の高さをカバーできる可能性があるかもしれません。

そのために、まず股関節から動けるようにしてみると、
ふくらはぎの状態は違ってくるのではないかと思います。

身体全体の変化に対応して、
楽器を自分の方へ(口へ)持ってくるためのやり方、
譜面を見るために頭と目の使い方なども考えたいことです。 


何をしたくて、何を考えていて、実際には何をしているのかな?

私の場合、かかとが上がっている時、
どうも指や腕の事ばかり気になっていたり、楽譜を覗き込んでいたり、
身体全体のことは忘れてます。


頭が動けるように、そうすることで、
自分全体がその動きについていくことができて、
そうすることで、股関節の動きの一緒にあることを意識していくと、
股関節~膝~足首とつながっていきます。

自分の様子に気が付きながら、身体の全体のつながりを良くしていくことで、
ずっとやりすくなってきます。


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ふくらはぎが疲れることから、以下考察。

かかとをずっと上げていてふくらはぎの緊張が続くと、
血管を圧迫して血流を妨げてしまいます。

乗りもので長く脚を動かさないでいると、
血流が促進されないので、エコノミー症群などにならないように、
ふくらはぎのマッサージなども有効ですね。

歩くことは、筋肉の伸縮によるマッサージ効果があるので、健康に良いのですね。
ふくらはぎは、血液を送りだすポンプの働きをして血流を促し、第2の心臓と言われます。


足首が伸びるとき、足首の関節は曲げている時より緩んで動きやすく、不安定になります。足の関節_foot

足首が深く曲がっていくと、足首の関節は伸ばしている時よりしっかり入り込んで、ペンチのように挟んで、安定します。

つま先とかかとが膝と同じ向きで少し外側に開いていることも、動きの安定する要素です。

足の中の3つのアーチ構造(足指の付け根・土踏まず側・外側)が働いて、重さを分散してバランスを支えています。

そのような骨と関節の形や、筋肉や靱帯の仕組もあります。


つま先で立ってみると、
足・脚だけでなく、股関節と胴体が大きく関わっているし、
腕でもバランスをとっています。

そして、てっぺんの重い頭が動けるようにと思うと?

ずいぶん楽に立っていられると思います。
もちろんバレエでは、そうしているといい感じ♪
         
  
座っていて、かかとが上がっているときに、
足首を固めていて動きにくくなっていると、
膝・脚の緊張(筋肉の収縮)や、
股関節の動きにくさ(固定)、
胴体の緊張が起きて、
呼吸や、腕の動きまでも、妨げてしまうことがあるかもしれません。


首を固めて頭を動かないようにしているとき、全体のつながりがもちにくくなっています。

足首」「」の動きは重要です。

 
かかと上がっている様子は、
チェロや他の楽器演奏でもしばしば見うけられると思います。

低いパイプ椅子に座って演奏する時も、
ちょっとバランスが取りにくく、座り方に工夫が必要ですね。


どこかに緊張(硬さ・収縮)があることに気付いたら。

今の状態から、
まず頭が動けるようにと思ってみましょう。

そうすることで身体全体へ動きが起きていくことを思いだして、
全体のつながりを思いながら、観察してみましょう。

首はどれくらい楽かな。
足は床に楽に付いているかな?
足首、ひざ、股関節は動きやすいかな?
胴体や、呼吸は楽かな?
腕は動きやすいかな?

やりたいことをやる時に、
頭のてっぺんから足のつま先までつながる動きを思ってみます。

立つ、座るどちらの場合でも、
バランスは全身の動きの中にあることを、思いだして。


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演奏中の動きは興味深いですが、
先のマルチリードさんのお隣にいらっしゃる、大ベテランのもうおひと方は、
股関節から足先の関節が連動しながら、細かく滑らかによく動いています。
なんと演奏中にも、いわゆる貧乏ゆすりができます。
ちょっと気になりますよね。

以前はえ~っ!と思いましたが、演奏に支障なく動いていられるようですので、
彼にとっては(無意識でしょうけれど)血流を促す為に必要なんだ!と納得し、
今ではメンバーは、やってるやってる~と、微笑ましくさえ思って見ています。
たぶん、ふくらはぎは柔らかいでしょう~♪

  「頭が動けるように」


最後までお読みいただき、ありがとうございました。 


ここち良く立つ

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KIMG0609ミュージカル公演、
夏の地方ツアーも無事終了しました。

春・夏と合わせて、なんと5万人ものお客様に覧いただいたそうです!
どうもありがとうございました。

帰り際に、記念撮影できました.
ふわっふわ♡

         
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先日、HABに立ち寄りました。
サッカー日本代表が試合をしていたこともあって、とても 賑わっていました。

立ち席しかなかったので、手荷物を入れる大きな袋を借りて、足元に置きました。
とりあえずそこで乾杯。
フィッシュ・アンド・チップスが来るのを待ちます。

テレビの画面があちこちにありますが、メインの大きな画面が良く見えていい位置です。
サッカーはよくわからないけれど、日本の得点が入れば、やっぱり一緒に盛り上がれます。


周りの楽しそうな様子が見えていて、
立っている身体の様子に気付きながら。

首はどれくらい楽かな~を思いだしながら立ってみます。

頭が動けるようにと思うことで、
脊椎は頭の重さを伝え、
全身へ動きのバランスが起きる。

身体の重さは足首から、
かかととつま先に重さが分散する。

足の裏にはアーチ構造があって、重さを支えるクッションになっている。
つま先と膝は同じ方向へ、少し外向きに開いて立つ。

いろんな方向へ重さをバランスしてみる。
足首と、膝と、股関節が連動する。

頭の重さは脊椎を通して骨盤から脚へ伝わる。

床の支えがあり、
抗重力の身体を支える仕組みがあって、立っていられる。

上に向かって、ゆるゆるとバランスしながら、動きながら、
足首、膝、股関節、腰椎、肩関節、AO関節へのつながりはどうかな~。


ビールを飲みつつ。
なんだかとっても楽に立っていられて、
あら、立ち飲みが、案外快適。

狭い座席の小さな椅子に座るより、
周りの空間を感じながら立っていると、
身体は動きやすいし、
席が空いて案内があったけれど、断ってそのままそこで。
フィッシュ・アンド・チップスが来て、美味しく頂きました。

日本は得点を重ね、またまた歓声~♪
一日の終わり、ちょっとしたひとときの、
心地よい1杯でした。

楽な立ち方で、楽しみましょう(笑)
立食パーティーなど、機会があったらお試しくださいね。


関連過去記事
  「頭が動けるように」
  胴体の動きのつながり 
  見ること・意識
  ミオ先生 楽さ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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