観察する 2
観察の、続きです。「~が見えている」と気が付いて、
「~と思っている」と気が付いてみる。
では、
今「何をしている?」
身体の動きを意識してみましょう。
ちょっと興味を持って、
いつもの「やり方」を眺めます。
実験です。
毎日何度か必ずやることから、
ドアの開け閉めなどを観察してみます。
たとえば、「ドアを開けよう」と思うときに、
まず「ドアを開ける」と言葉にしてみます。
やりたいことを思う時には、
もうすでに動きだしていたかもしれませんね。
何か「~しよう」と思ったとたんに、
動きが始まっていることに気が付くと思います。
動く前に。
ドアノブが見えている。
そこで、やろうとすることを改めて思い、
それから、動いてみる。
見えているもの、
動きだす身体のやっていること、
ノブに触れた指の感触、
手ごたえなど。
動きながら、眺めてみましょう。
そして閉める動きの終わりに、意識を持ってみましょう。
そのドアはどんな閉まり方をするでしょう?
どれにはどれくらいの力がいるでしょう?
興味を持って、ちょっとした生活の中で観察してみましょう。
なんでそんなことを?と思うかもしれませんね。
普段の何気なくやっているやり方を意識してみる。
このような注意力は、実は演奏にも役立ちます♪
楽器に触れるとき、持ってくるとき、演奏しようとする時、
何に注意を向けているでしょう?
演奏の中で、例えばボーイングのために、
その動きはどこから始まって、
どこで終わっているのでしょう?
動こうとする時の様子に、ちょっと気付いてみましょう。
同じように、指使いには、どんな動きがあるでしょう?
その時の呼吸や、自分全体の様子にも、意識をもってみましょう♪
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目の動きは、頭の動きや意識の様子ともつながって働いていますね。
視線が固まるとき、身体も固く、動きにくくなってきます。
目の動きで、頭も動く。
周りが見えているように、周りとの関係を認識することで、
身体の反応が変わり、身体全体でのバランスも変わります。
いま、パソコンや携帯の画面を見て、パソコンを操作しながら、
周りの様子と、身体の様子にも気付いている。
頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてくることを思いながら、
周りが見えているようにしてみましょう。
目や、首や、肩など身体のどこかで、
そこから、ふっとゆるむことができるでしょうか?
今何をしているか、眺めてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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