チェロと歩む 

チェロ弾きの日々の氣付きと学びの記録。
チェロと毎日をもっと自分らしく、心地よく楽しむために。
~清野佳子のブログです~

2016年01月

グレッグ先生のクラスで。


一昨年の記憶を振り返ってみると、
「あなたは、今どこにいますか?」
観察してる?」
という問いかけから始まったのが、
とても印象的でした。

アレクサンダー・テクニークを学び始めてまだ間もないころで、
戸惑いながらも、新鮮な問いかけでした。


今ここで、起きていることを、
観察していくだけでも、変化は起きる。

そうすることで、
小さな動きから身体全体へとつながっていく、
柔軟性や可動性があることに、
氣付かされました。


そして「抗重力の働き」。
押して押し返される力が、
自分と物の間にあること。

私たちは、どんな時も、
重力に出会い続けていて、
そしてそれは、人も物も、どんな時も
自分全体に、出会って一緒にある。


重力に出会う。
どのように、重力に出会っているでしょう?

それを受け止め、感じ取って動ける柔軟さが、
頭と脊椎と、自分全体にあるように。
そんなふうに思いました。



今年は、触れる、
触れかたの探求が印象に残りました。

人や物に、どのように触れることができるでしょうか?
その時、どんな自分でいるのか、
いようと思うでしょうか?

問いかけてみる。

今出会っているものは?
ここで一緒にあるものは?


見方ひとつ、
触れかたひとつ、
考え方ひとつ。
それぞれが、私たちの今を表しています。

意識を変えると、また違う見え方がしてきますね。


どんな自分でいられるかは、
自分を見て観察しているかどうか、
ということでもあるようです。


自分の考え方で、
自分自身の様子や、
相手の様子まで変わる。

実はそれは、大きな違いにもなっていきます。


見えているそのままを観察し、
今出会っているということに氣づけたら。

また、違う意味があらわれるかもしれませんね。


重力は、自然の法則。 

身体の自然な仕組みは、
重力に出会い続ける♪



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


響を見つける

 

頭が動けるようにと思いながら
周りの空間に意識を持って
空間の中の自分全体を思って
弾いてみた

すると空間の広がりに
音のあるところを見つけて
楽器は一瞬空間に溶けた

音を思い指が動き
響を思い弓を運び
1つの音とつながる

空間の広がり
音の始まりと終わり
音と音の間

指先が音を選び
弓が動き
音が鳴る

重ねていく響
1つづつ

楽器は音を蓄えていた
そこに音はあった

1つの音の中に広がりが
今にもっと奥行きが
今ここに
深さがあった


                   


身体が自然に動いたとき、
この瞬間はやってきました。

この出会いは、
ああ、これが、
今を生きている、
ここにいるということなのか、
私にそう思わせてくれました。


きっと、あなたもそんな時がありますね♪


あなたに響くものを、大切に。


                      
ご紹介。

未来に向けて大切にしたいこと、
などなど大変示唆に富む、
たくさんの思いが語られています。

後半に音楽について触れています。
音を見つける。
 

お時間のある時、是非聴いてみてくださいね。
とても興味深い30分ほどの対話です。

【長田 弘】今ここにある『なつかしい時間』を生きる!
https://youtu.be/en5iV0igtrA 



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

関連過去記事です

「頭が動けるように」

自然に 1












大晦日カウントダウンに放映された、
シルヴィ・ギエム最後のダンス「ボレロ」ご覧になりましたか?
音楽と一体になった鼓動のようなリズムとステップ。
全身全霊の踊りを、どうぞご覧になって下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=6Sr-P1gcE0M

ほんとうに美しくて、素晴らしいです。
冒頭から、手の表現は印象的な働きをしています。
しなやかな力強さは、
手も足も、指先にまで行きわたっています。

腕を胸の前で軸に添えたり、バランスをとり伸びていったりと、
腕の動きには身体全体をリードするつながりもあるのですね。


歩いたり走ったりするときは、
腕は自然に前後に振れて動きます。
腕を動かないように固めていたら、スピードは遅くなりますね。
荷物を持って腕が動きにくいときも、歩きにくさがあるかと思います。


腕や脚は、目の見ている方向へさらに伸ばしやすいのだそうです。
腕は身体の前で使うようにできています。

肩甲骨と鎖骨までが骨格の腕構造に含まれ、
視線手のひらや指の向きも、
力を生む動きの方向性に関わって、
一緒に働いています。


また先日、
合氣道の稽古で先輩にこのように教えて頂いたのです。

「つかもうとしない」
「腕を長く、大きく使う」

相手の腕をつかみに行こうとしてしまうと、
肘・腕を身体に引きつけるような作用と共に、
無意識に身体を小さくし、動きも制限してしまいます。

剣もギュッと握らないで、
手からスッと抜けるくらいの力で持つそうです。

力が必要だと思って身構えている時に、
腕から胴体ににつながる筋の緊張があると、
腕をギュッと短くして使いにくく、
動きにくくなります。


さて、演奏では?

楽器を持ってくるとき、音を出す時、
指先・手・肘・腕全体へと意識を向けてみましょう。

指先の動きには、どれくらいの力が必要でしょうか。

周りと自分全体、楽器との関係性の中で、
どこへ、どれくらい動いたらいいでしょう?

そして、頭と脊椎のバランスにつながっていればこそ、
腕は自由になるのでした。


では、シンプルに。
頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてきて、
指先から動き出して、
長い腕のままでやってみる。

腕全体で長く使うと思うと、
身体にも伸びやかな、
気持ち良さがあるのではないかしら?    





関連過去記事です

カテゴリ別アーカイブ

胴体の動きのつながり

頭と腕、全体へ

触れるとき

腕を自由にするために 

     
 
     *****************


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最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。 



ウィーン=ベルリン ブラス・クインテットという金管五重奏団による、
先月12月に文京シヴィクホールで行われた来日公演を、
幸運にも聴きに行くことができました。

ウィーン・フィルとベルリン・フィルから選抜された、
オーケストラの主席奏者たちによって構成されています。
その響は力強く、輝かしく、繊細で、
温かく、柔らかく包み込むような、豊かな響でした。

クリスマスなので「くるみ割り人形」からの数曲も盛り込まれていて楽しかったです。
聴き終わった後の聴衆が感嘆の声を漏らしているのを、あちこちでたくさん聞きました。
金管楽器の素晴らしいアンサンブルを堪能しました。
音楽への愛、芸術文化・歴史・・・その深さまでが伝わってくるようでした。

このコンサートはホールの記念企画で、チケットはとてもお手頃な価格でした!
満席で、聴衆にはお子さんの姿もありました。
こんな格調高い響を聴いて育ったらいいな~
子供たちにこそ聴かせてあげたいものです。


さて、演奏時の身体の様子を興味深く見ていたのですけれど、
何とも静かなたたずまいでした。

弦楽器に比べると、楽器を操作する動きは見えにくいし、
特にホルンとチューバは淡々として、
遠くから見たらただ座っているかのようにも見えるくらいです。
というか、余計な動きをしないのですね。

腕も伸びやかで楽そう。
凛とした存在感も素敵。

奏者はホール全体を見渡し、
空間全体、聴衆全体を意識しているように見えます。
演奏の合間の素敵な笑顔も印象的でした。

管楽器奏者は息をたくさん使いますが、
ハイトーンや超絶技巧も弱音も、
身体はずっと大きいままで、
大きく吸い込むような動きも、
演奏しながらギュッと小さくなるようなことはありませんでした!


特に1つ、なるほどすごいと思ったのは、
ここ!という時ほど、音が出るときに、
ぐっと上に向かって大きくなって見えるのです。

自分の大きさが最大限にいかせてこそ、
やっぱりすごいパワーがあるのだなぁ!

よく、舞台でとても大きく見える人がいますね。
そのような人は、実際に自分全体の大きさを使えていて、
ここ一番の表現で、ほんとうの自分の大きさになっているのだ、 
そんなことも思いました。



弦楽器奏者にとっても、
演奏する身体に一緒にある動きを考えてみるとき、
ヒントとなりそうなことを、いくつかあげてみます。


身体で起きている、実際の動きを意識してみます。

呼吸のための息は、自然に入ってくる。
息は下から上に向かって出てくる。

吸いこもうとしなくても、吐き出そうとしなくても、
必要な動きに必要なだけの呼吸が起きると信頼してみよう。

息が出て行くと、入ってくることが自然に起きるような、
呼吸のしやすさを大切にしよう。

肋骨は呼吸のたびに立体的に横も後ろも上下にも動いて、
脊椎へとその動きがつながっています。

胴体の中にもスペースがある。
呼吸の動きには弾力のある支える仕組みがあって、
その動きは胴体の動き全体につながっている。

胴体にギュッと力が入っていると、
呼吸も、腕や脚も動きにくくしてしまいます。

必要だと思っていることが、ひょっとしたら、
身体の働きをじゃましていないか考えてみましょう。

呼吸のためにも、
柔軟さと力強さを発揮できる身体の使い方は、
頭と脊椎のバランスによって支えられた、
全身の動きやすさに関わっていることを思いだそう。



アレクサンダーテクニークでは、
思考が動きに影響し、
身体の使い方はその機能に影響することから、
頭と脊椎の関係性を意識しながら、
「背を長く広く」「頭を上に前に」する、
というような方向性を意図する表現があります。


意図する事の、動きとそのつながりを観察してみましょう。
自分の演奏を録画や鏡で意識して見てみると、
そうかこんな風に見えるんだ、
こんなことをしているなと、客観的にもなれますね。


動いたり演奏してみる時に、
頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてきて、
四方八方への空間の広がりを感じながら、
身体の大きさを思ってみたら?
長く大きい身体でやってみたら?
ギュッと小さくなるのをやめてみたら?

以前ととちょっと違う、広やかな自由さがあるかもしれません。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。



関連過去記事です。

思考と選択

ヴィヴィアン・マッキー先生④呼吸



呼吸(2)空気が取り込める胸郭の仕組み

呼吸・・・身体のイメージ

あけましておめでとうございます。KIMG0806

本年もどうぞよろしくお願い致します。


とても暖かなお正月ですね。
故郷の新潟に車で帰る道中、
ほとんど雪がありませんでした。

例年雪深い山々のあたりも、
ほんの少しだけあるだけ。
雨が降っていました。

雪が積もっていくとき、
空気は凛として静けさがあります。
冬に雪がないのはなんだか寂しくて、
違うところのように見えました。

今年は車の移動中に、
身体のことを考えながら座っていられたので、
腰もお尻も、とっても楽でした♫

写真は、今年の私の手造りミニミニお供えです。


*********************


何かやりにくさがあるとき。
固さや、痛みなどあるとき。

何か不快であると氣がついたら、
身体からの大切なメッセージとして受け取りましょう。


そんな時、
呼吸の様子はどうかな?
と意識してみるとどうでしょう。

息が自然に入ってくる、呼吸のしやすさを、
動きやすさの目安にしてみましょう。


身体を動かし支えている両方の作用は、
身体全体で一緒に働き、
呼吸も一緒に働いています。

股関節の動きやすさや脊椎や腕の様子は、
呼吸にも影響があり、
自然な呼吸の働きを妨げなければ、
必要な動きに応じた息は、すっと入ってくるのです。

身体に入る余計な力に氣づけたら、
頭から足までの全身を思いだして
股関節から動いてみましょう。

脚や股関節の動きが、つながっているかな?
胴体と脚は動きを支え合っています。

いくつもの筋肉は層になっていて、多様な動きを可能にしてくれます。
身体の軸となる頭と脊椎がバランスする仕事は、
胴体のいちばん深層で、脊椎の周りの脊柱起立筋が担っています。

軸で支えられるとき、周りは柔軟でいられます。
軸のバランスが取れないと、周りが固くなることで支えを補っていて、
様々な活動のための表層筋も身体を支える仕事の方に協力しています。

例えば、しっかりした芯と、張りのある皮のようなものを思うと分かりやすいでしょうか。
柔らかいお団子は竹串にささって並んでいて、ミカンの房は表皮が包んでいますね。

でも身体には、固定されずに動きやすさあることが大切。
バランスは動きの中にあります。

股関節の動きやすさが、胴体を支える頭と脊椎のバランスの動きを助けるとき、
胴体を動かす筋の本来の仕事をしやすくします。


股関節から生き生きとして動けるかな。
腿を上げ下げしてみる。
上半身を前傾させてから、起こしてみる。
そして、ひざと足首も、動きやすいかしら?
股関節と、膝と、足首の連動を思います。

頭が動けるように、
そうすることで自分全体がつながっていくことを思いながら、
股関節から動いてみると、
ふっと、呼吸しやすくなりませんか?

心地よい動きを、試してみてくださいね♪

最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。




関連過去記事です

楽器を弾くために考える、股関節のこと

座る・楽器を構えるときに

座奏で脚に力が入ること・ふくらはぎ

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