頭はどこ?
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- 頭と脊椎
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陽射しが少しずつ春めいてきました。
だんだん日が長くなってきて、
日の出・日の入りの時刻、
太陽の位置や明るさやの違いでも季節を感じますね。
光の輝き、暖かさが嬉しいです。
中学生の時に理科で学んだ、
地軸の傾きや、太陽の周りを回る1年の軌道。
月の満ち欠け。重力。潮の満ち引き。
星々のまたたき。
宇宙の空間の中にいるのだな~と、
空を見上げて、時々思います。
今、私は、どこにいる?
宇宙の、銀河系の、太陽系の、
地球の、日本の、東京都の、
・・・の、・・・の、
ここにいます。
年度末には生活の上でも、
何かと変化が訪れていますね。
私たちそれぞれに。
変わるもの、変わらないもの。
動くもの、動かないもの。
見ているもの、見えていないもの。
意識しているもの、意識されていないもの。
***
「頭はどこにあるでしょう?」
解剖的な意味もいろいろありますが、
まず、シンプルな答えとして。
「頭が脊椎の上にある」
学校の授業を振り返りながら、
脚が動き、胴体が動き、腕が動く、と動作をしながら、
やっぱり頭が動くことで、軸は安定しつつ、
つながって・・・
私という存在が、脊椎動物として、
頭と胴体なしではありえないのですし、
頭が動いて、そうすることで身体全体がついてきて、
生きているのだなぁ。
動きの方向性を考える時、
自分全体が動き、
周りとの関係性が変わる。
動きは、空間の中で多様に変化する関係性。
「頭が」「ある」と意識されて、関係性を考えるのだな。
何度も何度も聴いた、先生たちの言葉が、
あらためて思い出されました。
「あなたは今どこにいる?」
「頭はどこにある?」
なぜそう問うのでしょう?
空間の中での関係性。
「私は今どこにいる?」と、
「頭はどこにある?」は、
自分の全体の在り方へ、意識を向け関係性を問いかける。
私はあらためて、あれ?そうか~!と思ったのです。
つながっている、ほぼほぼ、同じ意味の問いかけじゃないのかしら?
あたりまえのようでもあり、
もちろん違う考えもあると思います。
「何が見えていて」
「何をしている」
関係性の思考のために。
まずはとってもシンプルに。
今、この空間で、
「頭が動く」
「そうすることで自分全体がついてくる」
と思ってみる。
そしてそれは、「何のために?」
という問いかけに、
また、とてもシンプルにつながるのです。
***
先生は問いかけます。
「やりたいことのために、何をしていますか?」
意識していること、していないこと。
そこに「ある」何かに氣づき、はっとする。
あっ・・・!?
そうなんだ!!と1つ、
ピカッと輝いて♪
自分にとって新しい意味に、
また、出会い続けていくのだな。
そう思います♫
最後までお読みいただき、ありがとうございました。