チェロと歩む 

チェロ弾きの日々の氣付きと学びの記録。
チェロと毎日をもっと自分らしく、心地よく楽しむために。
~清野佳子のブログです~

2016年05月


5月は、薔薇の季節ですね。KIMG0175

花屋さんの店先で、ふと目に留まり、
とっても素敵なのを見つけました!

その名も、なんと、
ジャクリーヌ・デュ・プレ。
ほのかな香りの、つる薔薇です。

手のひらほどの花に、
大らかで、伸びやかな生命力と、
柔らかな繊細さを感じます。


    ***************


先日、あるミュージカルの公演にて、KIMG0177
私の演奏位置はオーケストラピットの真ん中あたり、
客席からも、良く見えてしまう位置で、
約3時間、1日2回公演が連日ありました。

どんな風に過ごしたのか、ちょっとお話しますね。


場面の全部を弾いているわけではないので、
演奏の無いちょっとした合間にも、
どうやって座っていようかしら?
ということについて、とても良い練習になりました。


前記事の仙骨のことは、このことから書いてみました。
どんなふうに座っているかは、
ここ数年特に興味のある課題です。


実は、意識した座り方をしていると、
その後の疲れ方はまるで違うのです♪KIMG0176


演奏しない時、
・骨盤を後ろに倒す
・頭を前に落とす
・じっとしている
そうすると休息モードに入り、
(これが悪いということではありません)
薄暗いこともあり、まぶたはすぐ落ちてきました。


私は目を開けていようと思うので、
演奏のときにもちたい身体の意識を、
演奏していない時にもやってみます。

身体の中の動きの方向性を意識します。
・頭が脊椎の上で動けるように、そうすることで自分全体がついてくる、
と思いだしながら、(いつもながら、ここがミソです)
・座骨を意識しながら座りかたを少しづつ変えてみる


ここから、
・脊椎全体に起こる変化を観察
・ 頭・胴体と脚とのバランスの変化を観察
・骨盤・仙骨の傾きと、座骨の触れ具合から、呼吸の違いを観察
・呼吸の様子、吐く・吸う変わり目を観察

そうすると、
情報収集モードなので、目がパッチリしました。


自分の外の様子も、眺めます。
周りの様子もいろいろ観察し、客席も見渡してみます。
ゆっくり目を動かして、目の動きに頭をついていかせます。

舞台の進行や、
ホール全体の音の広がりを聴いて、
BlogPaint客席の笑い声などの反応も楽しいです。

自分の回りの空間、
建物全体の中の自分の位置など、
ずっと広げて意識してみます。

(ピットの写真は去年の地方公演から→)


空間の広がりの中で、
身体を小さく縮こまらせる必要もありません。
かといって、やたらに動く必要もないかもしれません。

身体の中にはずっと様々に小さな動きが起きていて、
その状況において、
バランスをとり続けてくれる働きがあります。


じっとして身体を固めてしまうと、
余分な支えが起きて、
どこかでちょっとづつ、踏ん張っているかもしれないです。

脚や腕を組む時など、
無意識にぎゅっと締めつけてていませんか?
ふんわりと腕と脚をほどいていくように動いてみましょう。


長い時間座っているとき、
身体全体に、たくさんの動きがあることを思って、
身体が広がっていけるような、穏やかな動きを意図してみたりして、
意識的に座ってみることがおススメです。


脊柱起立筋は疲労しないでずっと働いてくれるそうなので、
(すごいですね!)
頭と脊椎から全身につながるバランスを思っていくことが、
疲れることなく、すぐ動きだせる座り方につながります。
そこから、演奏に気持ち良く入れます。


身体の意識をいろいろ持ち続けてみていると、
演奏が終わるころ、
なんだかむしろ元気なってるのです♫



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

脊柱20100712_1440316

脊椎の骨は、なだらかにカーブしながら積み重なって、
頭から胴体の重さを支え、バランスする動きがあります。
 
 
身体の軸になる脊柱。

脊椎の下部の腰椎につながる骨が仙骨です。
(2つ目骨盤後面の図、中央)

腰椎を受けとめる面がとても大きいですね。
(3つ目の骨盤前上面図の、仙骨の楕円形)


仙骨は、脊椎の重さを受けている土台にあたる部分になります。


骨盤の中央で、アーチの要石のように、
左右の腸骨に重さを分散しています。

腸骨には股関節があり、座骨に続きます。


仙骨から尾骨にかけて、横から見ると、骨盤後ろbone_pelvis_pos
ぐっと内側へ大きなカーブが備わっています。 
(1つめの脊柱側面図に、仙尾彎曲とあります)
手のひらのようですね。

胸椎の前には肺や心臓があり、
肋骨が囲って守っています。


骨盤では、骨盤底の筋肉群と共に、
呼吸の横隔膜の働きによる内臓の動きも受け止めています。


股関節から胴体が動く時には、
骨盤に動きがあります。


骨盤の傾きは、この仙骨のカーブの傾きの様子から、
脊柱全体に関わっています。

骨盤上bone_pelvis_supe骨盤が動き仙骨が傾くと、
脊椎~頭のバランスが変わります。
 
脊椎の後ろに、背中側に動きを支えて調整する、
脊柱起立筋が付いています。


立っていても座っていても、
この骨盤の動きは、
身体全体の様子に関わっていくのです。

骨盤の動きを脚も支えています。



座骨と仙骨と頭の関係を、
観察するのも、興味深いと思います。 


頭が動けるように、
そうすることで自分全体に動きがあることを思いながら、
座ってみます。

座骨に重さがのっているのを意識して、
座骨の前側から後ろ側に重さを移してみると、
胴体全体のバランスが変化していきます。

頭も動いていきますね。
脊椎の変化はどうでしょうか。
仙骨のカーブがあることを思いだしてみましょう。


呼吸の変化も観察してみると、
すっと息が入ってくるのは、どんなときでしょう?

気持ち良く楽な呼吸ができることは、
とても良いめやすになると思います。


軸となる頭から脊柱のバランスを支える動きがあり、
脊柱全体のカーブのしなやかさを活かす動きがあることによって、
呼吸と共に、繊細さや力強いパワーを生みだします。


    ***********

合氣の師が、
「仙骨を入れるんだな~」とおっしゃいます。

股関節や膝の柔らかさとともに、生じる呼吸力・・・
 
そこに軸からの動きがほんの少しでも加わると、
軽く触れた指先からも、
その小さな動きが活かされるつながりによっては、
大きな効果をも生みだす、身体全体のパワーになっていくのでしょう。

その姿の勢いは、
おそらくアレクサンダー・テクニークで言う所の、
モンキーに通じるものでしょうか。
スケーターが、リンクを滑っていく様子にも似ています。
演奏にもつながるヒントと思います。

しなやかに支えながら動きがあり、
大地とつながり呼吸している。
ヴィヴィアン先生の本を思いだしました。→自然に 4

 
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


 

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