チェロと歩む 

チェロ弾きの日々の氣付きと学びの記録。
チェロと毎日をもっと自分らしく、心地よく楽しむために。
~清野佳子のブログです~

2017年02月

生徒さんとのレッスン模様。


今日は何をやりましょう?
取り組みたい課題はありますか?

そんな風にお尋ねしています。



進み方は、みなさんそれぞれです。
毎週エチュードと曲を着々と、
ずっとバッハの無伴奏、
練習計画を緻密に立てる、
じっくりデュオ曲集を進める、
難曲にチャレンジ、
ほとんど曲を弾かないけれど、いろいろな疑問や課題をその都度実験している、
毎回今日は何やろうかな~
などなど。
お話を聞いたり実験をしていると、あっという間です(笑)

少しずつをゆっくり積み重ねていく、というのがレッスンの実際のところです。

 
発表会やそれぞれのコンサートに出演されると、経験値がぐっと上がっていきます。
みんなの演奏を聴いてとても刺激されます。
それぞれの年々の変化を見届け、思いを分かち合える素敵な仲間です。 

自分の楽器はまだ持っていなかったり、
またはレッスンのときに楽器を弾くだけという方も歓迎しています。
それでも良いのです。

楽器と一緒にいる時間、そのプロセスを楽しんで頂きたいと思います。


オーケストラや合奏はもちろん、合唱や他の楽器もされていたり、
スキーのインストラクターだった方や、運動や演劇の部活、
書道、お菓子作りやお料理など、
さまざまな探求の背景をお持ちです。


生活の中に音楽があって、チェロに向き合う時間がある。
大切に思えることが増えていく。


出来ないこと、わからないことから始まる。

難しそうだな~と思うのは、
そこに何かある、と本当は感じているからこそですね。

ちょっと考え込んだり。
小さな発見を重ねて、あっと目が開かれたり。
その興味の尽きないこと、新しさに出会う。

この瞬間に、
いろいろなことが、少しづつ結びついていると氣が付きます。

今、この大切な時間の続きにいることは、
とても素敵なこと、と思います。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


生徒さんとのレッスンから。


演奏するために、動こうと思うたくさんの瞬間。
何が見えていたかな?

楽譜の向こうには何が見える?




譜面に集中しようとすることで、
視線を固め、呼吸を止めて、
身体を動きにくくしていないかな。

自分を小さい所に閉じ込めているかも!
そこから出てきて、周りを見てみよう~


楽器を奏でるために、
自分全体を思いだして、
周囲も見ながら弾いてみましょう。

わたしも一緒にいますよ~

一瞬感じるそのドキドキは、
実はワクワクだったりします。

演奏しながら眼が合うと、嬉しいね(*^_^*)



演奏しながら、
表現したい音楽を思いながら、
楽譜の先の、周りのいろんなものも思ってみることを、
試してみましょう。


自分自身の立体、その周りへ。
目の前のもっと先、
足元のずっと下、
背中のずっと後ろ。
頭の上、周りへ全方向。
床の下、壁の向こう、天井の上、建物のその先。
雲の上、空の彼方・・・


隣にいる人だけじゃなく、
遠くの誰かと、一緒にいると思うこともできるでしょう。
その音楽を作った人がいることも思いだして。

本番のコンサートのホールや、
好きな場所に居ることなど、
想像力も発揮して。


空間の広がりや、たくさんのつながりを思いだせた時、
その中で、ふっと、
自分本来の大きさも取りもどしていくことができました。

やりたいことをやるために、
頭が動けるようにと思い、
そうすることで自分全部がついてきて、
周りが見えていて、
いろんなものと一緒にいて、
こうやってみよう!
と弾いてみる。



どんな体験になるかしら♪


***


本当にたくさんの思いがつらなっている、
1つ1つの思いは多層になって、
遺伝子みたい撚り合わさっているなぁ。

1本の弓には、百数十本~の毛が束ねて丁寧に梳かれて張られている。
職人さんの手間と、思い。
白馬の尻尾、今私が使っているのはイタリアのお馬さんだそうな。


楽器の生まれるまでには、たくさんの工程がありますね。

その機能を思って作った人たちの思いを、手にしているのだな。
そして、それらが一緒に、音を作ってくれているのだな。
お世話になります、ありがとうございます♫



チェロ制作に必要な道具の製作までも含む、とても興味深い動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=T46uqUtNDbw&list=PLAzW_93em9h7h_PNZiWNq2f-YzUSvM65p

すごく長いシリーズですが大変面白いです。
こちらパート1から、なんと27まであります。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


新しいことをするときは、ちょっと怖い気持ちがします。


ずっと前のことですが、
車の運転免許の講習を受けていた時のことを、思いだしました。

 

反射的にブレーキを踏むのは上手に出来ていたのですが、
なかなかスピードが出せません。

課題は、恐怖心なのでした。

先生は、そんな私に、
アクセルを思いきって踏み込むという提案をしました。

「ひぇーーー」
「ブレーキを踏んでこらん、ちゃんと止まるから。大丈夫。」 

所内のコースですから、思いきってやってみました。 
直線コースで、ぐっーーと加速していく!!!


「はい、踏んで。」
ブレーキはバッチリよく効きました(笑)
そりゃそうだ。
スピードは、止まることができる信頼があってこそ出せるのだなぁ。

安全にできたことで、恐怖心の1つを乗り越えることができました。

その後、路上実習で、高速道路に入る時がやってきた~

よし、加速だ!
合流し、おっと、前の車に近づきすぎたかな!と思うくらいアクセルを踏み込みました。

大丈夫、無事高速道路の教習も終えました。


安全な環境で使い方を学べば、
見守られて、試してみることができる。

その機能は充分に働いてくれるという信頼をもって、
実際の路上に出ていける。

たくさんの新しいことを体験していく。


知っていたつもりの同じ道も、
運転する側になると、景色はがらりと変わって見えました。


***


レッスンも、似ているかなと思います。


新しいことをやってみる。

楽器と自分自身についての機能と使い方を学ぶ。


まずは安全な環境で、一歩踏み出す勇気を持てるように。

できたことを信頼して、実際に体験できるように。

サポートを受けて、少し自信がついきて、
周りに見えてくることや、捉え方も変わってくるのです。

今見えている景色から、
その先に、旅路は広がっていきます。


音楽をホールの客席で聴いていた側から、
ステージの上で、音楽を生みだすその中で体験する方へ行ってみて!!

その醍醐味を、味わってほしいなぁと思います。


そんな、新しいことをやってみる勇気を、
心から応援したいと思います。


実は今はペーパードライバーなんです(笑)
又、いつか運転できるかな・・・。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


 


練習のやり方のプラン 

生徒さんとのレッスン、
自分の練習のための、メモです。




①情報収集

・演奏したい音楽の、楽譜にある指示は何かな?
  どんなことが読み取れるかな?

②順番・プラン

・こうやってみようと考えてから動いたかな?
    あわてて先へ行きたくなっていないかな。
    今と次の関連づけをするための、十分な時間を取れたかな。

③実験・検証

・やってみてどうだったか、何を覚えてるかな。
    終わってから振り返れているかな。

・やりながら心配していないかな。
     そんな時は、どうやるのかをはっきりさせるところにもう一度戻ります。

・すぐ、やり直していないかな。
     次に動くために、あらためてこうやってみよう、と考えているかな。


何を考えながらやってみたかが、振り返るために役に立ちます。
なんとなくくり返し回数をやっていると、なんだかだんだん混乱することもあります。

少しづつの変化を起こすための、
問いかけながら、氣付きを持つ練習が大切なんですね!

すぐできるかどうか、上手くいくかどうかにとらわれず、
どんな発見があったかを実験していきましょう♪


***


楽譜から情報収集

・作曲者・作品曲名、などの情報、
   テンポ、拍子、表情記号・・・

・音名を読む。
     シャープ・フラット・ナチュラルは付いているかな。
     調や臨時記号を明確に。

・音程関係を読む。
     今の指、前後の指、関連する並びの使う指の意図は?
     半音・全音・・3度・・7度・オクターブ・・・などなど


必要な動きのためのプラン

・進行する位置関係を読む。
     どの弦、どのポジションかな。
   

・どんな強弱や表情なのか、その関連するつながりと変化を読む。
     弓全体のうちのどこを使う?
     大切なことは、何かな?

・どんな順番とタイミングで?

・どんな指や手や、腕や身体の動きがある?
  何がどこからどこへ行くのかな。

そして、
④それらによって、どんな音楽を生み出したいのでしょう?


これらを口に出して言ってみるのをやってみて!

言い終わるまで、待って、動かないでみる。
これが、たいてい我慢できないで動いてしまうのよね(笑)


動こうとする時の、自分全体の使い方のアイディアを思うことも大切な練習です。

やりたいことをやるために、
頭が動けるように、そうすることで、自分全体がついてきて、
こうやってみよう、こう動くと1つ1つ考えてみる


少しづつからで、いいと思います。


こんなことをちょっと時間を取って考えてから動いたとき、
あら!?できた・・・と氣が付けたらしめたもの!
こうする方が、だいたい上手くいきます。

次にどうやってみようかを、
あわてないで考える時間を取ることを、できるようになってきます。

そして、動き出し、動いているとき、動き終わりを、
こうやって、こうやって・・・進行形でゆったりと眺めてみる。

何を意識しているかに気付いて行けたらいいですね♫



****


何をどのくらい?

お料理みたいです。
作りたいお料理のために、材料をそろえて準備します。

分量のバランスをみて、ふさわしい大きさにして、
手順を考えて、タイミングを考えて、
必要な時間をかけて、温度、火加減、
味付けも順番がありますね!


熟成したり、発酵するうまみ。
調味料には、時間をじっくりかけた中でできた旨みがあります。

味噌や醤油、塩の旨みができる自然の働きもすごいし、
それを見つけて大切に伝承していることも素敵ですよねー。


美味しさは、材料の持ち味を活かすことかなーと最近しみじみ思います。

意外とシンプルな美味しくするコツは、一つ一つの素材を選んでみること。
組み合わせの妙を発見すること。

その作っていく過程を楽しんでいくと、味わいも増しますね!


美味しいって、嬉しくて幸せなこと!
食べてくれたら嬉しい。
作ってもらったらもっと嬉しい。
一緒に作って味わえたら、とっても幸せ。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


このところ興味のある、腕の動きと身体のつながりについて考えます。

弓を動かすとき、肘は伸ばされたり、たたまれたりします。
伸ばす動き(伸展)の力強さにも注目。


***


さて、腕の重みって何でしょう?

「腕の重さをのせよう」と思っているとき、
どこでやろうとしているかしら。

肘、肩から押し込もうとすると、
とっても疲れるし、効果を得にくいのでは?

腕に力が入るとき、
腕をぎゅっと短くして、胴体に引き込みがちなのでした。


頭が動けて、そうすることで自分全体いがついてきて、
胴体が上に向かいつつ弾いてく時、
すごく豊かに楽器が鳴って驚いたことから、
響を妨げない身体の使い方があるのだな!
と、学んだのでした。


では、伸びやかな響を生み出すために、
どんなことが、有効な「重み」になるのでしょう?


***


重たいものを動かす時は、どうやっているでしょう?

ためしに、自分の重さを支えられるところに、手をついてみます。
壁や床などしっかりしたもので。
片手でもいいので、ちょっと押して、抵抗を感じてみます。


押しただけの力で押し返されていて、
押し・押かえされる身体と腕のつながりがあります。

力強く全身で押そうとするときには、脚も使っているでしょう。


あたりまえのようですが、
腕と脚は、胴体を支え、動かします

手を自分の前方に出していく動きで、
身体とつながりのある腕が長くなるとき、押し出す力になる。


全体でつながりながら、手を押し出す、肘を伸ばす・たたむ動作を考える。
肘を上げ横から後ろ方向へ引くとき、軸とつながりにくい。

首に力が入って縮めてしまうとき、肩も上がりやすい。


 
頭が動けるように、そうすることで身体全体がついてくると、
自分全体に動けるゆとりが出来てきます。


それによって、腕も長く使えるようになり、
身体全体でのつながる動きは「重み」になるのでしょう。


頭が動けるようにすると、自分全体の働きを協調させながら、
必要な意図を持って動くことで、
身体も腕も、自分全体を大きく充分に使っていける、
そういうことなのだと思います。



おすすめ動画メモ♫

ハイフェッツの演奏
Jascha Heifetz & Emanuel Bay | Paganini | Caprice No.24
https://www.youtube.com/watch?v=vPcnGrie__M

イッサリースの演奏

Steven Isserlis - Schumann Cello Concerto Op. 129 Complete

https://youtu.be/7tm45E8kOR0

モルクの演奏

Elgar: Cello Concerto / Gürzenich-Orchester Köln - Truls Mørk - James Gaffigan

https://youtu.be/5Obd0DdlHcI



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


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