好奇心に向かう
演奏するときの、思いを拾い上げる。レッスンで弾いてくださって、
おーたくさん練習されたんだな、と分かります。
違った!と思ったとき、
これじゃない!とまた弾き直したくなる気持ちは良くわかります。
違うと思ったところから取りなおし、すぐさま弾きなしてしまうとき、
今やったことを、そこでなかったことにしていませんか?
出した音だけ直そうとするのは、結果にとらわれてしまっています。
結局、余計な緊張や動きを足してしまっていないかな。
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氣になることは、興味のあること。
どうなってるかな?(情報収集)
どうしたいかな?(のぞみ)
その響きは出したいイメージの音と比べてどうだったか、
受け取ってから、その音と前の音からの関係性として考えます。(分析)
音程や、指使いについて、実際の必要な動きのために、
出したい音程を良~くイメージして、
指の行き先をはっきりすること。(プラン)
音を出して良く鳴らすこと。
出した音を良く聞いてみること。(実験・情報収集)
高かった
低かった
ちょっと響かない
もう少し鳴らせそう
これがいい!
何度もやり直してしまうときに、だんだん分からなくなってきませんか?
前の音からそこへ行ける練習には効果的でしょうか?
その基準と関係性について考えます。
開放弦の響き
前の音
どんな和音かな
調のスケール
1回1回を大切に。
指を離す動きに氣がついて、
指を離す時まで良く聞いて、
出したい音を思い、指先の動きに氣がつきながら、
弦に触れて、押して、置いてから弾いてみる。
意識は、コマ送りの写真みたいですね。
そのなかに、必要なことが順番に含まれているはずです。
何かを飛ばしていたり、少し修正が必要かしら?
身体にはどんな動きがあったかな。
どんな力が入っていたかしら。
どんな変化をしたいかな。
そう思って見直します。
興味があるからこそ♪
そこで大切なことは何?
そのために何をしている?
どうやって考える?
自分全体の働きの中で、
自分自身の好奇心に向かってやっていきたいですね。
やってみることを恐れずに。
チャレンジしたことを、
がっかりしたり、申し訳ないなんて思わなくていいよね\(^o^)/♫
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Fbで見た記事から、興味深かったこと。
フランスの小学校教育では、万年筆を使うそうです。
そうすると、消しごむで間違いを消してしまわず、線を引いて訂正するので、
どんな経過をたどったかを振り返れるのです。
なるほどですね。
きっとおのずと丁寧に書くでしょう。
思考の経過を振り返ることが、結果そのものより大切な学びです。
何よりプロセスを大切に、作業を丁寧に行うところが 素敵ですね。