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2018年02月

自分全体で動くこと

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おかげさまで無事に2/12のコンサートを終えることができました。

素敵な共演者の皆さま、
ご来場くださった方々、応援くださった皆さま、
本当に心より感謝申し上げます。

素晴らしい響きのホールで、
とても素敵な体験ができたことは、
なんと幸せなことでしょうか。


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音が豊かになる動きやすさ、やりやすさは・・・
やはり、頭と脊椎の軸のバランスが関わっている。

ステージに上がる前から、
思い出しながら、動きだしてみました。



動きを起こすときの自分に気が付いているとき、
ちょっと準備ができます。

音を思い、弓を弦に持っていくとき、音を出すときに動きを思い、
共演者を思い、ホールを思い、聴いてくださる方を思い、
そして、自分全体を思います。


頭から足までの自分全体を思うことを練習しながら、
ここから空間への広がりを思い、動きの方向性を見つけていく。

頭の動きについていく胴体、腕、脚、全体の働きを、
本当にやっていくほどに、
少しづつまた新しく思いなおすことになるのです。


動きは毎回が、本当に新しいのだなぁ。

新しい選択と可能性にyesを言うために、
やっぱり自分全体があることを思い出せれば、思い続ければ、
新しいスペースが現れるのですね。
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ちいさな選択と、決意がある。

愛と信頼。
敬意と感謝。
静かな穏やかな温かい瞬間が、そこに現れてくるのでした。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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生徒さんとのレッスンにて。


トリルの連続する課題で、
だんだん手が疲れてやりにくい、とのことでした。


弾いていただくと、
音程の組み合わせ、指使いも毎回変わっていくのですが、
どれも同じように動かそうとしているように、見えます。

均等にやろうとしていることが、必要な動きを制限していることがあります。



指の長さは少しづつ違い、向きもあります。

指をどれも同じように動くことを思うよりも、
それぞれの指が行きたいところへいけて、
腕全体がそれについていく。

自分全体の働きの中で、
指は、手の中も、腕も一緒に働きますね!



指の組み合わせに必要なゆとりをもたせる。


ちゃんとやろう、しっかり押さえよう、指の力が足りないと思うとき、
ちょっと余分に力が入りやすいのではないかしら。

必要だと思う力を入れようとしているときに、
腕を引き込み肘を後ろに引いていると、
腕が窮屈になってしまって、繊細な調整はやりにくいのです。



指先の伸びていける方向性があり、
腕は、胴体から少し離れていくように、身体の前の方で働く。
肘は少し遠くの方へ動いて行けるように。

頭が動けるようにと思い、そうすることで自分全体をついていかせながら、
必要な動きと向きについて考えながら、
指先はどれくらいの力でできるかな?
と思ってやってみたらどうかしら。

これで、ずっと楽になりました。
試してみてね!


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久しぶりにチェロを再開されたという方。


ご家族の介護がちょっと落ち着かれて、
時間や気持ちの余裕もできたそうです。

これまでにも何度か、生徒さんや私自身も、
このような人生の様々な場面に出会っています。


大変なことや、辛いこともあるけれど、
チェロを弾く楽しみや、音楽に触れる喜びも大切に持っていてね。
またこれからも、何歳になっても。


チェロと一緒に歩んでいきたいあなたを、
心から応援します



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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