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2018年04月

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きみこさんのGAP(ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス)ワークショップ基礎編に参加しました。
私の体験から少し書いてみます。


問いかけによって、今何に注意を向けていくかを選びます。

1今自分の周りにあるどんなことに氣が付いていますか?
2今自分の皮膚の内側のどんな感覚に氣が付いていますか?
3今自分の頭の中にどんな考えがありますか?


2人ペアになって、
それぞれに3分間づつかけて意識的に言葉にしていく練習をしました。
そして、それを話しているの聞くということを互いに交代でやります。

話すとき、ただ聞いてもらっているということに、照れ臭い感じがしました。


また「好きなものは何ですか?」と質問してもらい、1つ1つ応えていきました。
それについて5分話し、5分聞きました。

聞いてほしい質問をいくつかの中から選んで
聞いてもらうというのもありました。8分話し、聞きます。
私は「欲しいものは何ですか?」を選びましたが、案外言葉が出てきませんでした。


相手の人がどんなことを話すのか、とても興味深く聞いていましたが、
黙って受け止めて聞いていればそれでいいのに、すぐに反応しようとする自分に氣が付きます。

相手の話を聞くことは、確かに、自分の中の何かを刺激されます。
同意したり、解釈したり、自分の考えを言ってみたくなります!
その話しにどんな反応をするのかは、私の選択。

ただ聞いているだけでいい、という選択普段意外としていないかも。
思いは浮かべておく。そんなメモをしていました。


そのあとみんなで感想をシェアしました。

これまでにも2回ほどの機会もありましたが、
今回は前とはまた少し違う氣付きもありました。


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伝わってくる感覚、そして認識と選択。

自分の外側・内側・頭の中にある3つの意識に区別している
感じ考えていることを言葉に表現している
相手の話していることを、受け止めている


問いかけ、観察し、受け取る。
その時、その空間で、自分全体でその人全体と一緒にいることができたら?
ゆったりとそんな時間を過ごせたら?


この体験、あとからじわじわ来ています。


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ワークショップで帰り際に、GAPについてのパンフレットと小さなカードがあって、そこから1枚もらいました。
ワークが進むといろんな質問があるんだなと思いました。

何気なく手に取ったカードには、ある質問が書かれていたのです。
「あなたが待っているものはなんですか?」(Tell me what you are waitng for.)
この質問に覚えがあったので、はっとしました。


クラスではいつも望みを尋ねられます。
「あなたのやりたいことは何ですか?」
何がやりたいのかよくわからない。手が上げられないなぁ・・・

そんな私に、以前kenさんのクラスでもらった言葉でした。
「何を待っているのだろう?」
そのとき答えは浮かんでこなかったのだけれど。


さて。また巡り合ったこの質問・・・。自分自身に問いかけてみています。

これまで与えられた機会に応えることが多かった。
機会を与えられることを待っていた。

先日は生徒さんの募集をしました。
今は、お誘いし、機会を作る側にもなっているのでした。



「あなたが待っているものはなんですか?」
あなたにはどんな答えがあるでしょうか。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。








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ふと腑に落ち、今の私に役に立ったことがありました。

まず、その人それぞれの状態があり、十分な理由があってそうしている。
そして、動きにくさや、痛みがでたりしているのは、
それはちょっと、違うようにやって頂戴~って、身体が教えてくれている。
身体は完璧にやってくれている・・・


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チェロを弾いていて、響について考えていた時、
胸鎖関節を思い出していたら、腕が少しだけ高いところに来たのでした。
あ、腕はもうちょと高くていいんだ。


ところで、
膝を悪くしていた昨年、おかげさまでもう膝の痛みはとれたのですが、
ちょっと右腕が上げにくくて痛かったのでした。
起き上がる時、しばらく腕を使って重い胴体を支える必要があったからかなぁ・・・と思う。

合氣道では右肩が痛くて、ゆっくりと手加減してもらっていました。
痛いと思って身構えるとき、少し固める力が入っています・・・

バレエでもたびたび腕のことをピルエットで言われていたこと、思い当たりました。
頭から全身につながって動きだし、軸足が回り出すとき腕は以前よりも少し上にいっていいと思って動いてみた。
あ!回りやすい。
動きの違いに目がぱっちりした

(バレエと合氣道は趣味です

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生徒さんのレッスンで。

「手首の力を抜きたい。」とおっしゃいましたので、
どんな時に気が付きますか?とお聞きしたら、
「弾いているうちにだんだん力んでしまっている。」とのことでした。

実験1
手首の可動性と、弓の方向性のシュミレーション。
弓を垂直に立てて持って上下に動かしてみます。
垂直に動かすには、指から腕全体が協力する動きがありますね。
そこから水平にしてみると、ちょっとの時間でも重さを支えること自体、けっこう大変になりませんか。手首に力が入りやすくなりますね。
弓の重さを弦にのせて、毛を弦に向かわせる動きの中で垂直で動かした時の可動性を思ってみましょう。

実験2
小さなフレーズごとに止めて、少し時間を取って身体に意識を向けてみます
頭がふんわりと動けるようにと思います。
わたしも手でサポートします。
また、そこから新しく弾いていくということをしばらく続けてみました。

「ああ、肩が上がっていくけれど、それをしないでいいんだと思いました!」

ほんの少しのリセットをしていくことで、明らかに響が充実しました。
自分のやっていることが何か整理できるとき、シンプルな動きやすさがあることがわかりました。

ほっと表情も緩みました。


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あらためて。

肩の力を抜くといっても、その時やっていることは人それぞれの様子があると思います。
自分全体の使い方は、普段やっていることについての考えに関わっています。


私の場合。
頭が動くと思い、そうすることで自分全体をついていかせることができ、
胸鎖関節から腕の動きを考えてみたことで、
窮屈だった腕が、少し上方向にも動けるスペースを取り戻したように思いました。
そんな体験があって後、なんと痛みはだんだん無くなってきたのです。

やりたいことのために、何に意識を向けていけるのか。
それを選んでいくことは、練習に大切な要素ですね。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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