チェロと歩む 

チェロ弾きの日々の氣付きと学びの記録。
チェロと毎日をもっと自分らしく、心地よく楽しむために。
~清野佳子のブログです~

2018年09月

最近の実習生レッスンで、
チェロの演奏を探求される方と、新たに取り組み始めました(^^♪



やりたい曲の課題と、それについて考えていることをお尋ねします。
音が小さい、弓が指板の方にぶれてしまうなどのお悩みがありました。

演奏の動きは腕だけのことはないですね。
どんな考えでそれをやっているのかお聞きするのはそのためです。

なかなかうまくできない理由は、注意している内容に関係あるかもしれません。
エンドピンの長さや、座り方も気にされていました。



自分全体の働きの中でつながりをもって動いているというところに着目して、
弓を使いにくくしている状況から開放していくことで、
やりたいことがやりやすくなるような方向性を見ていきます。

楽器を構える動きの中で、どんなふうに座っていくか、DSC_5564
身体をどのように意識していくか、というところから。
新しさに身を置いてみる。

いつもとは違う座り方の違和感も体験しつつ、
楽器や弓の新しい通り道を見つけます。


座っていることが楽で、
そこから音を出すため弓を扱う新しいアイディアを試してみます。

とても楽そうに素敵な様子で気持ちよく音が出ました。
あらっ?と笑顔になりました。


そこで大切なのは、その変化はどんな違いか、
どうやってやったのかをまた考えてもらうこと。

自分でここまでとても丁寧にやってみたことを、
あらためて考えて選べるようにすること。

そこに時間をかける必要があるのは、
とても複合的なことを1つ1つ順序立ててこそできるから、
その1つを見出す繊細さは動きの考えの中にあるから、なのです。
(頭と脊椎の関係性がそのやりやすさを開く鍵であることがこのレッスンの要です



自分に問いかけてみましょう
できるかどうかでなく、何から始めるのか?・・・とかね。

まずはちっともわからんから始めるわけで、
興味深い(難しい→あえてこう言いましょう)種はいっぱいある。
なんであれ、やりたいことに向かう体験は、何かを考えさせ、理解させてくれますね


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考えないでできる、自然にできるようにと思うでしょうか。
それは、それまでに意識的に取り組む体験をしてきたかどうかに関わってくるでしょうし、
その時々の選択できる考えと動きの自由さが、自然に見える様子なのではないかしらと思います。



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光を映す水辺にたたずんで、その淵の深みを垣間見てしまった。
そんな心持がする。
飽きずに、その美しさに指先を伸ばす。
水面は波立ち、指の間を流れてゆく。
冷たさに引き揚げた指先の、小さな滴の輝き・・・。


ジャック・マイヨールは海の深さに魅入られた。
イルカと心を交わし、深みを極めようと潜り続けた。
未知の深みに身を運ぶことで、計り知れない何かを、
恐ろしい静寂と漆黒の重圧の中にさえ、生涯求め続けたのだなぁ。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


先日、お教室の発表会がありました。

次のレッスンでは、発表会について振り返ってみました。
「いつもできることがそこでは出来なかった・・・」

まずはだれでも、それはとっても気になると思うのですが、
だんだん、そうなったのはどうしてだろう?
そちらを考えるようになると思うのです。

「たくさん練習したのになんでだろう?」
私もかつてはそうでした。

いつもうんざりし、とても重い気分でした。
たくさんやったことが、できないってどういうことなんでしょう。

ヤッパリ練習が足りないのか・・・、
どんな練習をしてきていたのか、
どんな違う練習をすれば、違う結果になるのだろう?
いつかできるようになりたい、やりたいことに向かっていたい。

そのやりたいことが、その時どきで、どんどん繊細になっていくのですよね。
その繊細さは、本当に少しずつ、見つけて身につけていきたいものです。

今は、そんなにがっかりしなくていいんだと思えるようになりました。

どうすればその繊細さが見つかるのか。
自分全体の使い方を含めて
その人がその時の課題を有意義なものととらえていく道筋が大切なのだ、
という確信を持っています。


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振り返ってみるときに、
ある方と、
私「お辞儀をして座るところ、どんな様子だったか覚えている?」
生徒さん「全然覚えていない」
という話題になりました。


音を出すまでを振り返ってみるとどうかしら。

演奏までの準備を、思い出してみてください。
出番を待つ・・・
舞台に出ていく・・・
お辞儀をする・・・


その時にも表現しているのは、あなた全体。
これから何が起きるか、
さあ、やってみようという静かな決意の時でもあります。

舞台に出ていくのはとても刺激的で、空気まで張りつめて感じるかもしれません。
誰もいない空間とは、当然違います。

間違いたくない、集中したい、と思って周りから自分を切り離しているとき、
周りが目に入りにくいですし、音も聞き取れないでいるかもしれません。

今まさに自分が出ていくところには、様々な刺激が起きてきます。
自分のやりたいことを、自分のやりたいようにできるということを、
伴奏のピアニストや、お客様や、仲間と、この空間でやろうとしている。

そこに集まってくれていることは、素敵なことですよね。
耳と目と様々な感覚をあなたの思いに向けて迎え入れてくれている。

一緒にいてくださってうれしいです。
精一杯やってみます、どうぞ見守って下さいね。

今この1つの音を生み出して、そこで響いていく
そして次の音へ、紡いでいく

様々な思いがそこにいる人の数だけあるでしょう。
聴いてくださって、ありがとう

まずは、そんな心持ちを自分に受け取りながら、
その時そこにいられたら、居心地は違うでしょうし、
それは実はとっても幸せな時だなぁと思うのでした




最後までお読みくださりありがとうございました。




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