ちょっと待つ
もっと早く、ちゃんと、正しく・・・間違わないように、あわてないで、落ち着いて、とも思いますよね。
例えば、ついやり直したとき!
アッと思った、そこがポイント。
どうしてそこで弾き直したのかな?
そこが、もっと違うようにやりたかったのですよね。
実際何を考えていたでしょうか。
指が回るように、正確にと思ってくり返すより、こんなことを選ぶのも練習。
うまくいかない弾き直してしまう音の前で、
・響を保って、長く伸ばしてみる
・弾くのをそこで止め、次にいかないで手を休める
・十分に次のイメージができたら、ゆったりとそこにいってみる
ちょと待てることを練習しましょう。
ポイントは、今の仕事の終わりを意識する。
そうすることで、そこで必要なだけの力を使い、
次に移ろうとする時に余分な力が入るのを防ぎます。
動きの終わりは、次の動きの始まり。
終わりが意識的だと、次に動き始めることもつながりが良くなるのです。
動きのきっかけになるところを、見直してみましょう。
自分の頭と脊椎の関係を思いだして、
やりたいことをやるために、考えます。
ここ!という時、
もしかしたら、動きはじめに、首に力が入るのに、気が付きましたか?
または身体のどこかに、ぎゅっ!と力が入っていませんでしたか?
やろうとする時に入る余分な動作に気がつけるのも、とても役に立ちます。
息を吸いこもうとしていたり、または息をとめていませんでしたか?
自然な呼吸でやってみましょう。
「何を、どこから、どうやって、どこまで」と、
やりたいことの手順を、自分の言葉で表現してみましょう。
そうすることで、意図を明確にしていきます。
ちょっと細かいな~と思うかもしれませんね。
やろうと思ってやっているのは、あたりまえ!と思うでしょうか。
やろうとしていることを見直してみます。
あらためて、その時そこでやることを選んでみます。
動きには自由さが大切。
やることも、やらないことも、選択肢。
動き出す、スタートの直前にできることは?
ちょっと想像してみてくださいね。
スタートラインに立ったアスリート。
飛び込み台の上のスイマー。
競技スタートの合図を受け取るまでの、準備と動き出す瞬間があります。
競技の魅力的な見どころ、フライングで失格になることもある重要なところ。
もしガチガチだったら、スタートは遅れてしまうでしょう。
その時できることをする。
そして十分に備えながら、その瞬間に実行を決意するのです。
演奏だったら、どうでしょう?
もし、どうもうまくいかないな・・・と思うことがあったら。
その時、
頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてくることを思い出して、
やってみましょう。
ちょっと待てる。
ちょっと考える間を持てる。
そうすることで、どんな変化があるか試してみて下さい。
興味を持って、楽しんで♪
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カテゴリ:チェロ
サラ先生
最後までお読みいただきありがとうございました。
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