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K0010096桜が咲きました。
まだ少し寒いけれど、雨が降って木の芽がぐんぐん膨らんできています。


<いざ演奏しようとするその時、なんだかできる気がしない。。。>
ジェレミー先生のご指導で、この事について考えましてみました。


いつまでたっても付きまとってくる感じです。
練習したように、上手く弾ける気がしない。。。

『そのとき、どうしてそんな風に思ったりするの?』
やりたい事をやりたいようにやりたい。
やりたいようにできたら嬉しいのに。


『何をやりたい?』
楽譜に書いてある事を演奏で表現する。
『どんなふうにしたい?』
良い音と豊かな響きで。
『良いってどんな?』
今私のできる一番良い音で弾きたい。


できるだけのことしか、もちろんできませんが。。。
自分の中に批判をする自分がいました。
今のはちょっと違う。それは良くない。
弾き始めたらそう考える自分が本当にすぐ現れます。


どんなふうに動きたいか考えるのを邪魔しに来ます。
ほぼ同時に、首を少し前に固めていました。
そして身体に力が入ってきているようです。
邪魔に入る否定的な思考が待ち構えていることに、問題がありそうです。


実験①
『めちゃくちゃヒドイ音で、
ヒドイ演奏をしてみるってのを試してみたら?
とにかくヒドイのが最高で、面白いと思って弾いたら?』
要するにまんまで弾くってこと?(自虐的)
でも、なんだかとっても可笑しくなってきます。

そうしたら、ふっと身体が緩みました。
演奏の動き、リズムがいきいきのびのびしたみたい。
レッスンする時に、生徒さんの演奏を見てひどいなんて思う事はないな~と思う。


実験②
『自分が自分の生徒さんの演奏を見るような眼差しで見続けていると思って、弾いてみたら?』
丁寧に見守るように。
ゆったりと音を出して、ちょっと優しくなれました。
『6歳の子供がちゃっめっけを出しているみたいにね』
面白がったり楽しんだりする事を忘れてました。

考え方が変わった時に、身体が変わる。
実感しました。
そして身体が変われば、考え方が変わる。

そうでした。
『習慣的な思考を止めた時、もう習慣的なふるまいはしなくなる』
習慣はなかなか手ごわいけれど。

その後、練習の中でこのレッスンを振り返りながら、できない感を探さずに、もう一度1つ1つの音の意図を明確にしていくことに戻って、丁寧に、そして楽しんで面白がってやってみました。

そうすると出したい音が、少し近くに来た感じがしました。



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。