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すっかり初夏の陽射しになり、KIMG0134
緑を揺らす風も爽やかです。


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腕に力が入って、窮屈な感じがするとき。

腕を楽にするために。


以下考察です。


楽器に触れる手の動き出しを、
指先から始めていきます。

腕は、指先の方向について行ってみよう。


動きの始まる先端を、リーディングエッジといいます。

必要な動き
を起こしていく行くところを考えると、
腕に余分な力が入らないので休めます。

そうすると、指先にも繊細な感覚を持ちやすいようです。

弦楽器の演奏は、弾力、摩擦、振動などをキャッチして動きますね。


指先が弦に向かい、
弾力をとらえながら弾いてみます。

押し、押し返される力が働くと思うと、
どのくらいの力でできるかな。

ギュッと押さえるのを止め、
押し返されるのを繊細に受けとめながら、
弦の弾力の上で指をちょっと休めます。
BlogPaint


自分の腕の長さを思ってみる。

腕は、手から鎖骨まで。
指節骨・中手骨・手根骨・橈骨・尺骨・上腕骨、肩甲骨・鎖骨。

腕構造
は、胸鎖関節で胴体の軸骨格と接続します。

軸骨格は、頭から脊椎・胸骨・肋骨・骨盤まで。



本来の長いままの腕で弾いてみよう。

力が入る時は、腕をギュッと引き込みやすいのです。

肘・腕を後ろの方へ引っ張っていると、
肩甲骨を動きにくく、腕を短く窮屈に固くしてしまいます。

腕は、身体ので休めます。



どこかがギュッとしている時は、首をギュッとしていないかな。

まずは首を楽に。鎖骨bone_clavicle

頭が脊椎の上で動けるように、
そして全体と腕のつながりを思ってみよう。 



腕のつながりを支える仕組みは?

骨は筋肉・靱帯・筋膜などの結合組織でつながっています。
筋膜は筋肉を包んでまとめ、頭から足まで全身にわたっています。
頭部・頭皮とつながる筋肉や結合組織は、
鎖骨や肩甲骨とつながっています。

腕は、頭からつながって吊られていると思ってみよう。


腕や指には、張りのある柔軟な支える仕組みがあります。

腕を支えるつながり
にゆだねて休めます。



必要な動きや、備わっている支えの仕組みを思う。

そこから動きだしてみると、どうでしょう~。
 

 
ちょっとした意識の持ち方で、
やり方を考えてみると、
ずっと楽になれることがあります♪


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写真は、私の通うバレエスタジオのボーンズくん♡
 
この標本は、腕が実際に近い動きができるように、
ゴム紐で吊られ、つなぎとめられています。

鎖骨は真っ直ぐではなく、穏やかなS字カーブ。
肋骨の上にスペースがあります。

脊椎の積み重なるカーブ、
肋骨にも豊かなカーブがみられます。

しなやかに支える曲線の構造は、
身体の中にもたくさんありますね~


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。