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140508_1629~001今日は風が強いです。
窓の外ではすっかり緑の濃くなってきた欅の枝が、しなやかにゆっさゆっさ揺れています

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ヴィヴィアン先生のレッスンでの学びについて引き続き。

「余分に息を吸う動き
あらかじめ息を吸うということを1つ止めるだけで 
その後の事が整ってくる
そのことに気づくこと
演奏する時のさまざまな動きは 不自由さの表れでもある
準備することの多くは有害で (なぜかというと)そこには疑念があるから
演奏していないときに余分な準備をしない 
演奏する時は すぐ弾くことがとても大切」

音を出す、弾くそのときに、弓をさっと持っていけるように。
演奏する時の意識は、まず頭と自分全体のあり方。
そして、出したい音、指使い、音楽の流れにのる。
弦に弓が触れるときは、スッと落とすようにやってみます。

以前気にしていた音の立ち上がりは、問題なく気持良く弾きだせます!

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 今、ミュージカルのお仕事*でご一緒している、素敵な大ベテランマルチリードプレーヤーSさん。
ピッコロ・フルート・クラリネット・ソプラノサックス・アルトサックスを全部使って、
さまざまな場面でめまぐるしく使い分けての演奏です。

サックスのバリバリのアドリブから、クラリネットのデリケートな弱奏にすぐ変わったりと、曲調もどんどん変化します。
すごい技術を駆使されるのです。

実際本当においそがしいので、何か考えていらっしゃることはありますか?とお尋ねしてみましたら、
「力をぬくことかな。儀式のような、ちょっとした指を緩めること、親指とかね・・・あるけれど、だいたい何にもしないでそのまますぐ吹くのが、結局上手くいくね。」
と、まさにそのことをおっしゃいました。
わぁ、やはりそうですか~!納得。
 *(2015『Annie』青山劇場にて)



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