5月はバラがとても美しいですね。

あちこちの生垣では勢いよく伸びた枝先に、
こぼれんばかり咲いています。

それぞれの色や姿で楽しませてくれて、
そっとはなびらに触れてみたり。

顔を寄せてほのかな香りもそっと嗅ぎたくなります。
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呼吸のためにはたらく身体の仕組みから、
知っていたら役立ちそうなことを書きだしてみました。

<胸郭(胸腔)のしくみ>

肋骨と脊柱は、心臓と肺を包む骨格です。

胸腔は、首より下12本の椎骨(胸椎)と、
これらにつながる12本の肋骨によってできる、
肺と心臓のための空間です。

横隔膜によって胸腔と腹腔が区切られています。svg
お腹に空気は入っていきません。

横隔膜の上は肺とつながっています。
横隔膜の中心部は心臓とつながっています。

横隔膜が(お椀を伏せたようなドーム状の筋肉)、
平たく収縮していく(ドームは小さくなって下の方へ下がっていく)と、
胸腔の容積を大きくして肺への圧が減ることで、
空気が入ってきます。

参考動画
https://youtu.be/hp-gCvW8PRY

息が出ていくと、
横隔膜が緩んで休息の位置のドーム型に戻ります。


横隔膜の動きは直接感じることができませんが、
間接的に肋骨や腹部まわりの動きでそれを感じることができます。

肺自体は、空気を吸い込む働きはもっていません。

参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=E1CWKhb_jX8

肺の中の気圧が減少することで空気が取り込まれ、
反対に気圧が高まると、押し出されます。


息を吸うとき、肋骨が持ち上がり広がって
肋骨全体が背中の上の方まで動きます。

息が出ていくことで肋骨全体が閉じていき、
休息の位置に戻ります。


肋骨の動きは、
肋骨どうしを前で胸骨とつないでいる肋軟骨の弾力性が、
大きな可動性をもたらしています。

脊椎は肋骨の可動性に伴って、
肋骨が広がると縮み(吸気/吸う)、閉じると伸びて(呼気/吐く)いきます。


脊椎との関節と胸骨とつながる肋軟骨は、
肋骨の可動性を作っています。

脊椎は肋骨につながり、
姿勢を保とうとしてが胴体が必要以上に緊張しているとき、
肋骨の動きを妨げてしまいます。


肩や腕を動かす筋肉に余計な力が入ると、
肋骨の広がったり閉じたりする動きを制限し、
呼吸の働きを妨げてしまいます。

腕の構造には、鎖骨・肩甲骨も含めておきましょう。



そして<腹腔と骨盤腔のしくみ>

息を吐くのに重要な腹筋(前・横・後ろにぐるりとある)とともに、
骨盤底筋群(浅いお椀形で横隔膜と対称の働きをする)も大切な動きを生んでいます。

横隔膜と骨盤低筋群の呼吸に伴う働きによって、
内臓が押されて動きます。

息を吸うとき、横隔膜が働いて縮んで平たくなり、下の方へ下がっていき、
腹筋が緩んでいると、内臓を柔らかく押し出していきます。

息を吐く時、腹筋とともに骨盤低筋群が働くと、
内臓を押し上げて呼気(吐く息)を助けます。

骨盤低筋群は内臓を下から支えています。

腹筋は肋骨にも繋がっていますから、
腹筋に力が入り過ぎると、肋骨の動きを妨げてしまいます。
  
  

筋肉の働きには、
その反対の働きが必ず関わってその仕組みを成り立たせています。

縮んで緩んで、閉じて広がって、
その動きは波のように行ったり来たりしているのですね。

そして収縮と弛緩がれぞれが大切な役割を繰り返しながら、
身体は全体で繋がりあって働いています。

柔軟性『緩むことができること』が、
動くことの為にはいつも必要なのです。


以上 参考文献 歌手ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと
           音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと


バジルさんのHPの呼吸の記事がとても詳しくわかります、
もっと良く知りたい方にお勧め致します。是非ご覧ください。

呼吸の誤解を大掃除 〜これできょうからもっと吹きやすくなる〜
http://basilkritzer.jp/archives/1470.html




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