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このところ興味のある、腕の動きと身体のつながりについて考えます。

弓を動かすとき、肘は伸ばされたり、たたまれたりします。
伸ばす動き(伸展)の力強さにも注目。


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さて、腕の重みって何でしょう?

「腕の重さをのせよう」と思っているとき、
どこでやろうとしているかしら。

肘、肩から押し込もうとすると、
とっても疲れるし、効果を得にくいのでは?

腕に力が入るとき、
腕をぎゅっと短くして、胴体に引き込みがちなのでした。


頭が動けて、そうすることで自分全体いがついてきて、
胴体が上に向かいつつ弾いてく時、
すごく豊かに楽器が鳴って驚いたことから、
響を妨げない身体の使い方があるのだな!
と、学んだのでした。


では、伸びやかな響を生み出すために、
どんなことが、有効な「重み」になるのでしょう?


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重たいものを動かす時は、どうやっているでしょう?

ためしに、自分の重さを支えられるところに、手をついてみます。
壁や床などしっかりしたもので。
片手でもいいので、ちょっと押して、抵抗を感じてみます。


押しただけの力で押し返されていて、
押し・押かえされる身体と腕のつながりがあります。

力強く全身で押そうとするときには、脚も使っているでしょう。


あたりまえのようですが、
腕と脚は、胴体を支え、動かします

手を自分の前方に出していく動きで、
身体とつながりのある腕が長くなるとき、押し出す力になる。


全体でつながりながら、手を押し出す、肘を伸ばす・たたむ動作を考える。
肘を上げ横から後ろ方向へ引くとき、軸とつながりにくい。

首に力が入って縮めてしまうとき、肩も上がりやすい。


 
頭が動けるように、そうすることで身体全体がついてくると、
自分全体に動けるゆとりが出来てきます。


それによって、腕も長く使えるようになり、
身体全体でのつながる動きは「重み」になるのでしょう。


頭が動けるようにすると、自分全体の働きを協調させながら、
必要な意図を持って動くことで、
身体も腕も、自分全体を大きく充分に使っていける、
そういうことなのだと思います。



おすすめ動画メモ♫

ハイフェッツの演奏
Jascha Heifetz & Emanuel Bay | Paganini | Caprice No.24
https://www.youtube.com/watch?v=vPcnGrie__M

イッサリースの演奏

Steven Isserlis - Schumann Cello Concerto Op. 129 Complete

https://youtu.be/7tm45E8kOR0

モルクの演奏

Elgar: Cello Concerto / Gürzenich-Orchester Köln - Truls Mørk - James Gaffigan

https://youtu.be/5Obd0DdlHcI



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。