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練習のやり方のプラン 

生徒さんとのレッスン、
自分の練習のための、メモです。




①情報収集

・演奏したい音楽の、楽譜にある指示は何かな?
  どんなことが読み取れるかな?

②順番・プラン

・こうやってみようと考えてから動いたかな?
    あわてて先へ行きたくなっていないかな。
    今と次の関連づけをするための、十分な時間を取れたかな。

③実験・検証

・やってみてどうだったか、何を覚えてるかな。
    終わってから振り返れているかな。

・やりながら心配していないかな。
     そんな時は、どうやるのかをはっきりさせるところにもう一度戻ります。

・すぐ、やり直していないかな。
     次に動くために、あらためてこうやってみよう、と考えているかな。


何を考えながらやってみたかが、振り返るために役に立ちます。
なんとなくくり返し回数をやっていると、なんだかだんだん混乱することもあります。

少しづつの変化を起こすための、
問いかけながら、氣付きを持つ練習が大切なんですね!

すぐできるかどうか、上手くいくかどうかにとらわれず、
どんな発見があったかを実験していきましょう♪


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楽譜から情報収集

・作曲者・作品曲名、などの情報、
   テンポ、拍子、表情記号・・・

・音名を読む。
     シャープ・フラット・ナチュラルは付いているかな。
     調や臨時記号を明確に。

・音程関係を読む。
     今の指、前後の指、関連する並びの使う指の意図は?
     半音・全音・・3度・・7度・オクターブ・・・などなど


必要な動きのためのプラン

・進行する位置関係を読む。
     どの弦、どのポジションかな。

・どんな強弱や表情なのか、その関連するつながりと変化を読む。
     弓全体のうちのどこを使う?
     大切なことは、何かな?

・どんな順番とタイミングで?
  
・どんな指や手や、腕や身体の動きがある?
  何がどこからどこへ行くのかな。

そして、
④それらによって、どんな音楽を生み出したいのでしょう?


これらを口に出して言ってみるのをやってみて!

言い終わるまで、待って、動かないでみる。
これが、たいてい我慢できないで動いてしまうのよね(笑)


動こうとする時の、自分全体の使い方のアイディアを思うことも大切な練習です。

やりたいことをやるために、
頭が動けるように、そうすることで、自分全体がついてきて、
こうやってみよう、こう動くと1つ1つ考えてみる


少しづつからで、いいと思います。


こんなことをちょっと時間を取って考えてから動いたとき、
あら!?できた・・・と氣が付けたらしめたもの!
こうする方が、だいたい上手くいきます。

次にどうやってみようかを、
あわてないで考える時間を取ることを、できるようになってきます。

そして、動き出し、動いているとき、動き終わりを、
こうやって、こうやって・・・進行形でゆったりと眺めてみる。

何を意識しているかに気付いて行けたらいいですね♫



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何をどのくらい?

お料理みたいです。
作りたいお料理のために、材料をそろえて準備します。

分量のバランスをみて、ふさわしい大きさにして、
手順を考えて、タイミングを考えて、
必要な時間をかけて、温度、火加減、
味付けも順番がありますね!


熟成したり、発酵するうまみ。
調味料には、時間をじっくりかけた中でできた旨みがあります。

味噌や醤油、塩の旨みができる自然の働きもすごいし、
それを見つけて大切に伝承していることも素敵ですよねー。


美味しさは、材料の持ち味を活かすことかなーと最近しみじみ思います。

意外とシンプルな美味しくするコツは、一つ一つの素材を選んでみること。
組み合わせの妙を発見すること。

その作っていく過程を楽しんでいくと、味わいも増しますね!


美味しいって、嬉しくて幸せなこと!
食べてくれたら嬉しい。
作ってもらったらもっと嬉しい。
一緒に作って味わえたら、とっても幸せ。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。