カテゴリ:
演奏するときの、思いを拾い上げる。


レッスンで弾いてくださって、
おーたくさん練習されたんだな、と分かります。


違った!と思ったとき、
これじゃない!とまた弾き直したくなる気持ちは良くわかります。

違うと思ったところから取りなおし、すぐさま弾きなしてしまうとき、
今やったことを、そこでなかったことにしていませんか?



出した音だけ直そうとするのは、結果にとらわれてしまっています。
結局、余計な緊張や動きを足してしまっていないかな。


***


氣になることは、興味のあること。


どうなってるかな?(情報収集)
どうしたいかな?(のぞみ)

その響きは出したいイメージの音と比べてどうだったか、
受け取ってから、その音と前の音からの関係性として考えます。(分析)




音程や、指使いについて、実際の必要な動きのために、
出したい音程を良~くイメージして、
指の行き先をはっきりすること。(プラン)

音を出して良く鳴らすこと。
出した音を良く聞いてみること。(実験・情報収集)

高かった
低かった

ちょっと響かない
もう少し鳴らせそう

これがいい!



何度もやり直してしまうときに、だんだん分からなくなってきませんか?
前の音からそこへ行ける練習には効果的でしょうか?

その基準と関係性について考えます。

開放弦の響き
前の音
どんな和音かな
調のスケール


1回1回を大切に。
指を離す動きに氣がついて、
指を離す時まで良く聞いて、
出したい音を思い、指先の動きに氣がつきながら、
弦に触れて、押して、置いてから弾いてみる。

意識は、コマ送りの写真みたいですね。
そのなかに、必要なことが順番に含まれているはずです。

何かを飛ばしていたり、少し修正が必要かしら?
身体にはどんな動きがあったかな。
どんな力が入っていたかしら。
どんな変化をしたいかな。 
そう思って見直します。


興味があるからこそ♪
そこで大切なことは何?
そのために何をしている?
どうやって考える?

自分全体の働きの中で、
自分自身の好奇心に向かってやっていきたいですね。


やってみることを恐れずに。
チャレンジしたことを、
がっかりしたり、申し訳ないなんて思わなくていいよね\(^o^)/♫


***

Fbで見た記事から、興味深かったこと。

フランスの小学校教育では、万年筆を使うそうです。

そうすると、消しごむで間違いを消してしまわず、線を引いて訂正するので、
どんな経過をたどったかを振り返れるのです。
なるほどですね。
きっとおのずと丁寧に書くでしょう。 

思考の経過を振り返ることが、結果そのものより大切な学びです。
何よりプロセスを大切に、作業を丁寧に行うところが 素敵ですね。

芸術の国・フランスの小学生が授業で万年筆を使う理由とは?

フランスは農業国、自給自足率の高い国ですね。
教育のこんな側面からも、国民性や生きるために大切にしていることが、
うかがわれると思います。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。