触れることの繊細さ
私たちの手は、たくさんの情報を受け取ることができますね。温度や質感、動きや振動。
それは、本当に繊細で、なんと驚くべき精巧な仕組みでしょうか。
日常生活のためのみならず、生存や保護にもかかわるし、
コミュニケーションでは大切な役割をになっています。
情報を発信もしている。
何かを動かし、生みだしている、手です。
手はその人の考えを表すことができる。
あらためて、手だけで働いているわけではないなぁと思います。
皮膚に触れるだけでも、情報が身体の中でかけ廻っていくのですね。
様々な細胞は、連携して情報を伝える。
神経伝達物質が送られ、ホルモンの分泌も促す。
「指は脳の支店なんだよ」
と、カザルス氏の話したことをビビアン先生もおしゃっていました。
情報は、行き来して、
同様に、触れられることで、双方向に起きる変化も繊細にあるわけです。
手を動かし、物を動かし、空気を動かし、伝わっているんだなぁ。
手では触れていなくても、触れている様々な情報がある。
音楽を聴く時、目をつぶってみると、
視覚以外の感覚全てを全身で受け取っていると思います。
身体は触れる前から、その距離感や空気の動きの気配までキャッチしていますね。
今ここで受け取る自分に、発信する相手に、
本当に繊細さがあることを、大切にしたいと思いました。
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先日ゆかさんの授業で、足の踏みっこをしました。
お隣さんの中足骨を思いつつ足でマッサージ。
いろいろやり方を模索。
「相手の血液を動かしているんだよ~」
なるほど、そうだね(^O^)
血液は、酸素のみならず、ホルモンや栄養や、老廃物を運ぶ、情報の通路でもあるんですよね!
まだ寒い朝のクラスでしたから、
足の踏みっこをしたおかげで、お互いにポカポカしてきました。
きっと、動いたことだけじゃなく、触れあったことで、
つながりホルモンのオキシトシンも働いていたことでしょう。
とっても楽しい、笑顔の時間になりました。
そういえば、私が子供の頃、
校舎は今のようには暖房が充実していなかったので、
(石炭、コークスのストーブから、石油に切り替わるころ)
寒かったから、おしくらまんじゅうしてよく遊びました~。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
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