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飯能にあるカフェにて、コンサートをさせていただきました。
1回目2回目満席の合わせて50名ほどの方がご来場くださいました。

この場を設けて準備してくださった方々、
笑顔で共にいてくださった皆さまに心から感謝いたします。
振り返ってみますね。


チェロとピアノの演奏で、
途中においしいお茶とケーキを楽しんで頂く趣向です。


私は初めての所で、行って弾いてみないと、どんな響きがするかわかりません。
お店の方がお迎えにきてくださった車の中で、
「ピアノの配置を変えてみましたよ」とおっしゃいました。

チェロの響を想像してどんな配置にして、
演奏スペースをどうするのか、考えていてくださったのでした。

床やインテリアは木材で、リハーサルでちょっと弾いただけで、
あぁ、ここはいいなぁと思いました。
チェロが良く鳴って響きます。

窓の外に、街路樹の大きな楓の葉が揺れているのが見えました。
木製のテラスがあり、木陰ができていました。


お天気や、コンサートの会場にくるまでの景色、街並み、
そんなことも演奏に至るまでの情報。
到着後、ちょっとした時間に外の空気を感じつつ、少しでも周りを歩いてみます。

真夏の午後の時間でしたので心配でしたが、
この日は、暑さも少し収まって風も吹いていて、
いくらか過ごしよい日でした。

水筒には冷たい水を用意してきました。
用意したハンカチで、汗を拭くような出番はなかったし、
もしあまりに暑いようだったら頭を冷やそうと思って、保冷材も持ってきたけれど不要でした。


日曜の午後に、お茶とケーキを味わい、チェロとピアノの響をま近かに感じていただく、
堅苦しくなく、親しみやすく、心地よく、そんなひと時を想定しました。
曲それぞれに、イメージを広げていただけるようなヒントなどのお話を交えて、進めました。

準備した曲が、その時どのようにそこで演奏できるのか・・・
お客様は、その時どんな思いをめぐらすようになるのか・・・
一期一会だなぁと思います。


ここに至る思いとともに、
この音をここで生み出すという思いに向かいながら、
この空間で、耳を傾けてくださる皆さんの思いや眼差しに感謝しつつ、
窓の外でそよぐ風に優しく揺れる緑も眺めながら、演奏させていただきました。


終わってみると、
この曲が大好きでいつも聞いているんです。とか、
思いがけずこの曲が聞けて良かった。など、
どこかで想いがつながっているのだなぁと、うれしくなったりします。

3年寿命が延びたよ。
涙が出ました。
こんなに近くで初めて聞いて、感動しました。
こんな風に言ってくださいました。なんとまぁ・・・ありがたいことでしょうか。


終了後に、コーヒーと巨峰のタルトもごちそうになりました。
しみじみおいしくて、ほっと一息・・・。


秋には楓並木が紅葉してとても美しいのだとか。
高台からの夜景もちょっと評判の眺めだそうです。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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