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楽器を演奏する時の腕と脚身体全体の関わりが気になっています。


全身がつながって動くことについて、腕や脚の動きと、胴体の動きのつながりについて書いてみますね。

胴体を立てて起こしておく骨と筋肉は、支える仕事と動かす仕事をしてくれています。
脚や腕を動かす時は、胴体が支えて働きながら、身体全体に動きがつながります。
胴体を安定させるためには脚が、脚を動かすにためには胴体が、それぞれつながっていて働きます。
腕が動くためには、同じように胴体がつながって働くことを思い出しましょう。

胴体には、5キロ前後ほどもになる重たい頭がのっていますが、普段はその重みを感じることはほとんどありませんね。
身体の一番上の重たい頭を支えるために、身体はいつも休まずに働いています。
頭が動いていくと、重さを支える身体のバランスが変わっていきます。


K0010051普段の生活で疲れや痛みがある時には、首や肩に気付いたり、または脚につながる腰・背中などを意識したりしますね。

いいお知らせ。

頭がバランスよく脊椎の上にいるとき、重さを支える身体の負担が減って、疲れにくくなります。
もっといいことは、胴体がバランス良くなれば、腕・脚はずっと動きやすくなります。
胴体が手足の動きのために、もっと関連して働くことを意識して使えるようになると、もっとやりやすくなります。

身体の仕組みの知識を一部おさらいします。ボディ・マップを知って役立てましょう。
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・ここで大切な認識は、
頭が脊椎のいちばん上に乗ってバランスしている場所です。
頭蓋骨の底の真ん中で、両耳の穴を結んだあいだの中央です。
ここでうなずくことができます。

脊椎には上から頸椎7個、胸椎12個、 腰椎5個、
そして骨盤は仙骨・尾骨・腸骨・座骨・恥骨。

たくさんの骨が連なり、脊椎の間には椎間板がクッションになって、重さを受けとめながら、身体の骨格の軸を作ります。
胸椎に肋骨左右各12本がつながります。

・そしてさまざまなはたらきを受け持つ筋肉たちは何層にもなって、
これらの骨と骨とを複雑に結びつけて動かし、驚くべき緻密さで多様な動きに対応して働いてくれている。

これらのしくみを活かすためのポイントは、
・バランスすることは、常に動けるようにあり続けること。
・骨と骨が連動するように筋肉が働く。
・頭と脊椎のバランスが胴体から全身へつながっていくと思うことは、やりたいことのために身体にとって機能的に働くことを助け、腕と足を動かしやすくする。


今、身体のどこが動いているかしら?
今、自分を支えてくれているのは、何でしょう?
そして、身体のつながりも思い出してみましょう。

胴体がどのようにつながりをもって動いているかは、やろうとしている動きにすぐに影響があります。
そのつど、今ここから、頭が動けるようにして、身体全部がついてくると思ってやってみます。

演奏で、または生活の中で、このようなことを考えながら動いてみたらどうでしょう。

やってみたら、違いはありますか?
試してみてくださいね。



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。