こんな時なので、身体に注意を向けることが多くなると思います。
健康状態について、変化があるかどうか、熱を測ったり気を配っていることでしょう。

前回は呼吸についてでした。
今回は足。
「足の裏はどんなかな?」
日々の暮らしの中でちょっとしたときに思い出してみてくださいね


私の中でずっと前からある言葉が折に触れて思い出されます。

『「足の裏はどんなかな」?と、思うぐらいでいいのよ。』

この言葉は、以前劇団四季の<ウィキッド>公演で初演のオーケストラのメンバーとして参加していた時のこと。
劇場のオケピットはとても深くて、指揮は小さな液晶画面を見て、音はモニターから聞くような状況でした。
毎回とても緊張していたのですが、その時の仲間に教えてもらったのです。

そして、ものすごい緊張の中でもう一つ自分で見つけて役立ったことは呼吸でした。
心臓がそれはバクバクするときに、鼻の奥の方で冷たい息を感じ、酸素を脳に送るというイメージでした。
これは注意力と、積極性を保つことにとても役立ちました。
(実際の呼吸の仕組みはカテゴリの呼吸 (8)をご参照ください)

後から、この2つはアレクサンダーテクニークに出会って、なるほど腑に落ちることでした。


全身は何らかの関りを持ちバランスしながら働いています。
足の裏に緊張があるときには、自分の動きのつながりを妨げるような力みが起きている。

FMアレクサンダーは、起きていた足の力みの気付きから、自分でやっていることとの関りを見つけたのでした。
以前必要だと思ってやっていた、地面を足でつかむようにして立つこと、それが声を出すときの不調と一緒に起きていたという氣づきは、彼の眼を覚まさせるような出来事でした。
その人の活動におけるある部分のどんな使い方も全体の機能に影響している、ということを見つけたのです。
アレクサンダーさんの発見についてはこちらへ:カテゴリ頭と脊椎 (8)

足の裏のことを教えてくれた人は、アレクサンダー・テクニークを知っていたのかな。


演奏しているときに、座り方が大切だったり、足のスタンスが動きやすさに関わっていると思ったことがありますか?
なるほどそうだなぁ、と感じたら思い出してみましょう。



足が繊細で、全身の動きやすさにかかわっているということは、ちょっとけがをしたり靴擦れでまめを作ったりするとすぐわかります。
深爪しても大変で、足はとっても敏感なところです。

足は太古の原初的なころから大地と繋がってきました。
重力と動き。この文字の成り立ちは興味深いと思います。
私たちは生きて動く、活動するとき重力と一緒にいます。
重さを生かし支えるために、弾力が備わっています。
身体のばねのような仕組み、どんなことが思いつくでしょう?

足の力は弾力の働く仕組みがあり、たくさんのセンサーがあります。
全身各所に対応するツボがあります。


最近はスティ・ホームで不活発になりがちです。
私は氣分が滅入るなぁと思うときは、その場でジャンプをしばらくします(笑)
足裏全体のバランスや弾力のあるばね脚とのつながりを思い、かかとが着いたらすぐ小さいジャンプで軽く飛び跳ねます。
重力の刺激が全身に伝わることは、機能に働きかける影響があります。

頭が脊椎の上でふんわり動けるようにと思ってみましょう。
脊椎のてっぺんは鼻の奥、耳と耳の間くらいの高さです。
頭が上に向かって、そして胴体が頭についていくように動く、
頭から脚がぶら下がっているように思ってみるとどうでしょう。
頭はふんわり乗っかっていて、ゆるゆると繋がっていって、足の裏から頭のてっぺんまで動きがあります。
無理なくやってみてください。
興味を持つと観察ポイントはいろいろ見つかると思います。

足の骨やアーチの構造については興味深いことがいっぱいあるので、また続いて書きたいと思います。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。