1つのこと
普段のやることが何となく手につかないような、氣力がなかったり、
虚しさがふっと沸いてきたりするときがあります。
そのような考えの時は気分も悪くなってきます。
あ。またやってきたな。
と、その考えに気がついたとき。
呼吸を思い出します。
ゆったりと呼吸して、自分全体を思い出します。
足から頭てっぺん、指先までを空間の中にゆったりと広げます。
わたしはどこにいる?
何をしている?
何かちょっとした気に入っていることをします。
わたしは、コーヒーをいれるとか、食べたくなったらパンを作るとか。
毎回ちょっとずつ違う味になっているのも面白い。
コーヒーが好きなので、
朝起きたらまずお湯を鉄瓶で沸かします。
ステンレスのフィルターが最近のお気に入りです。
鼻を抜ける香に意識を向け、身体に入ってる空気を意識する。
香りと一緒に、肌に触れる温度も感じている、私の身体の中と外ともある。
お気に入りの手作りのものをちょっと手縫いで繕うとか、これが意外と楽しかった。
こうやってみようかな、とか、アイディアがわいてきました。
大切にしたいことに没頭しているからでしょうね。
お稽古事に行く前、ちょっとしたおっくうさを感じることがあります。
でもお稽古をしている最中にはすっかりどこかへ消えて、
終わってしばらく良い気分のままいられます。
お稽古が再開されて、合気道と書道に行っています。
書道は今年から始めました。
どちらも動きにはいつも意図があり、こうしてみよう、と動いていく。
気持ちよく動けると、笑顔になる。
どうやったらいいのか考えるのは面白い。
変化が体験できるとすごく楽しい。
誰かと探求する場にいることも、わくわくのエネルギーをもたらしてくれます。
(この写真はお稽古している酒蔵の書道部の練習風景です。大きいひしゃくとか、右下には大きな窯の一部分が見えますか?)
チェロは、おうちにいる時間が長いからと言って、いつも弾きたくなるとは限りませんね。
存在はいつも頭の片隅にはあるのですよ。。
そして、また手に取るときには、とても大切な何かを思い出させてくれます。
1つ1つ、やりたいことを考えてみて、やると決めて、やっていく。
そうするとね、「ああ、そうだ」と感じ思うことがある。
小さな工夫や、かすかなひらめきがある。
手に触れ、見えて聞こえる、すべてのことは、
ちょっとした隙間の中に、たくさんの宝物を宿しているのでした。
ところで、最近チェロを始めてくださった新しい生徒さんがあります。
「やりたかったことをやってみよう!」
というお気持ちになったそうです。
うれしいですね
この空間で小さな瞬間を、楽しむことができたなら、
かけがえのない、今を生きることになるのだと、氣が付ける時がある。
忘れているときもいっぱいある。
自分の機嫌は自分で取れることを、思い出せれば。
今どこで何をしているのか、
この瞬間、空間の中で、自分全体に氣が付いてみよう。
小さな一つのことが、今を作る。
わくわくすることをしよう!
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
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