親指の使い方のヒント2 ~手首
親指の使い方のヒント1、につづいて。手首との関係を考えてみます。
親指に力が入ってしまう時はおそらく、
手首が落ち込むように、かくんと曲がったまま(手の甲が腕に近づく方へ)か、
反対に、手首が出るように、曲げたまま(手のひらが腕に近づく方へ)で、
固くしたり、突っ張ってしまうようです。
手首は、なめらかによく動くようにしたいですね。
手を良く観察してみましょう。
①親指の曲がる所はどこでしょう?
指先から2つの関節はすぐにわかると思います。
他の指よりわかりにくいですが、
手首の近くに指の始まりの関節があります。
(第一関節:中手骨と、手根骨の関節)
親指は手首近くの関節から3箇所で曲がっていくと思ったらどうでしょう。
指先からの2箇所で曲がるように考えていると、
手首近くの関節の動きが制限されて、負担がかかっていたかもしれません。
(指の股のところ:中手骨と、基節骨)
②手首はどこで曲がるでしょうか。
手首には外から見てもわからない、複雑な仕組みがあります。
手のひらの中にもたくさんの骨があります。
手首の曲げる動きに関わる、小さな手根骨が8つもあり、
連動して働いています。
ここの可動性はとても重要です。
手のひらの中から柔らかく順番に曲がっていくと思ったらどうでしょう。
実際、私もこれには驚きました!
手首の動きがよりなめらかに変わりました!
試してみてください。
***
ではさらに、
腕とのつながりはどうでしょう。
手のひらの中から柔らかく順番に曲がっていくと思ったらどうでしょう。
実際、私もこれには驚きました!
手首の動きがよりなめらかに変わりました!
試してみてください。
***
ではさらに、
腕とのつながりはどうでしょう。
手の筋肉と腱は、骨を動かせるようにいろいろ複雑についていますが、
そのつながりはもっと腕の方まであります。
前腕は2つの骨で成り立ちます。
親指側は橈骨につながります。
小指側は尺骨です。
この2本は交差するようにねじれます。
ドアノブを回す動きです。
手は肘から回り、
回す仕事は親指側の橈骨です。
手首側で橈骨は太くなっていますね。
親指の動きは、各指と対応する角度を取りながら、
橈骨の手を回す仕組みと一緒に向きを調整します。
しっかりと支える軸の仕事は、
実は親指側ではなくて、小指側の尺骨がしています。
肘は、小指側の尺骨が上腕骨と深く接しています。
手首を曲げ伸ばしする筋は、上腕骨から付いています。
肘から小指のつながりもとても大切。
小指側が支えてくれると思ったら、
親指の負担は変わってくるでしょうか。
肘が外・後側に張り出して身体の軸から離れるとき、
支える働きは弱くなっています。
腕構造は、肩甲骨と鎖骨もあります。
肘は手の動きに応じて身体の軸と沿わせたり、
腕全体のつながりをもって使っていくことも大切です。
腕は身体の前で使いやすく出来ていますので、
肘を後ろに引いてしまうと、肩甲骨の可動性を妨げてしまいます。
***
肘や手首の動きの自由さがあると、
指はもっと動かしやすくなります。
そこでまた、頭と脊椎のバランスは、自分全体へと
伸びやかに広がっていくように思って、動いてみましょう。
どこかの痛みは、
身体が違うやり方を求めているサインかもしれません。
その負担を減らすために、
他の部分の仕組みやつながりを理解して意識していくことで、
動きを考えてみましょう。
どの部分も、身体全体のつながりの中で働くことを理解して、
演奏にも活かしていきたいですね。
親指の使い方のヒント3(左手のポジション移動)
ハイポジションのために
最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
手は肘から回り、
回す仕事は親指側の橈骨です。
手首側で橈骨は太くなっていますね。
親指の動きは、各指と対応する角度を取りながら、
橈骨の手を回す仕組みと一緒に向きを調整します。
しっかりと支える軸の仕事は、
実は親指側ではなくて、小指側の尺骨がしています。
肘は、小指側の尺骨が上腕骨と深く接しています。
手首を曲げ伸ばしする筋は、上腕骨から付いています。
肘から小指のつながりもとても大切。
小指側が支えてくれると思ったら、
親指の負担は変わってくるでしょうか。
肘が外・後側に張り出して身体の軸から離れるとき、
支える働きは弱くなっています。
腕構造は、肩甲骨と鎖骨もあります。
肘は手の動きに応じて身体の軸と沿わせたり、
腕全体のつながりをもって使っていくことも大切です。
腕は身体の前で使いやすく出来ていますので、
肘を後ろに引いてしまうと、肩甲骨の可動性を妨げてしまいます。
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肘や手首の動きの自由さがあると、
指はもっと動かしやすくなります。
そこでまた、頭と脊椎のバランスは、自分全体へと
伸びやかに広がっていくように思って、動いてみましょう。
どこかの痛みは、
身体が違うやり方を求めているサインかもしれません。
その負担を減らすために、
他の部分の仕組みやつながりを理解して意識していくことで、
動きを考えてみましょう。
どの部分も、身体全体のつながりの中で働くことを理解して、
演奏にも活かしていきたいですね。
親指の使い方のヒント3(左手のポジション移動)
ハイポジションのために
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