触れるとき
手の使い方についてのアイディアです。
楽器を演奏するとき、
指の置き方や弓の持ち方が気になっていたら、
思いだしてみてくださいね。
何かに触れるとき、どうやっているでしょう。
手は何をしているかしら??
ひょっとしたら、
触れる前から手の形をすでに作っていませんか?
こうしなければ、こういうものであると思う持ち方や、
広げる指の形を先に作ってしまっていて、固まっていないかしら?
まだ触ってもいないのに、
先にどこか手や身体にちょっと力が入っているのに、
氣付くかもしれませんね。
あらかじめ入ってしまう力に氣がついて、
止めることができたら、
必要なだけの力や動きで、
もっと自由に楽にできることがあります。
余分に支える力がいらなくなるからです。
あらためて、その物の重さやバランス、
固さや弾力などの触感を受け取ってみると、
扱う感じが変わるかもしれません。
自分全体の様子を、その触れる物の様子も含む空間の中で思い出しながら、
手と身体のつながりも思い、こんな風に考えてみます。
・そのときの手の形は、触れたものが決める。
・手は、触れる物にフィットするように。
そんなふうにしてみたら、
習慣や思い込みとは違う意識や感覚も、受け取ることができるでしょうか。
この春のトミー先生のレッスンでは
<定義を外す><フィットを探す>
というように、おしゃっていました。
例えば、弓に触れる、あるいは弦に触れる手や指は、
どんなふうに動いているかしら?
あらかじめ手の形を作っておかないで、触れるのはどうでしょう?
えーっ!?と意外だったり、とっても抵抗があるかもしれません。
指はいつもと違う、どんな触り方になるか、試してみてくださいね。
指先に触れる、弦の弾力がいつもより感じらるでしょうか。
弓の重さを指先で感じながら持ってみましょう。
さらに弓が弦に触れるとき、どんな弾力、感触が指にあったでしょうか。
ちょっと違った指の自由さ、柔らかさがあって、
触れることができましたか?
手の形は機能をあらわすその時々に、
いろいろな動きがありますね。
持つ前にギュッとしないで、ふんわりと。のびのびと。
ピッタリ吸いつくような感じ?じんわりとか。
表現してみると、どんなでしょうか。
そのようにして触れてみて、それから音を出したり、動いてみたら、
何か違いはみつかるでしょうか。
わたしもある時、いろんなことをしていました~(汗)
飲み物を取りに行こうとして、近づきながら、
もう手を伸ばした状態で、その形を作っています。
飲み物に引き寄せられるように、身体を傾けながら、近寄っています。
(あらあら!と見ていらしたヴィヴィアン先生は苦笑いです)
意識がすっかり飲み物に吸い取られていて、
ちょっとお化けみたいですね(笑)
指摘されるまで、そのことに気が付きませんでした。
生活の中で思い出せたら。
その時その時の自分全体に気付きながら、そこまで行く、
手に取るためにどんなふうに触れることができるか、
練習してみようと思います。
以下関連記事です。
ヴィヴィアン・マッキー先生①
手にするときに
左指と楽器の響き
トミー先生①楽器との関係を作る
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