今年の振り返り ①指先の繊細さ
ご無沙汰しております。大変間が空いてしまいました。ちっとも更新をしない間にも見に来てくださり、ありがとうございます。
今年も、ライブをしたり、コンサートもあり、あたらしい学びや気づきもありました。
それらについて久しぶりに振り返ってみたいと思います。
春には趣味のギターアンサンブルの発表会に参加して、合奏の他にも独奏と二重奏に挑戦しました。
これまでの経験をギターの練習や演奏の中で生かしつつ、初心者として一からの体験です。
昨年は合奏のみ、主にベースラインを拾いながら参加しました。チェロの仕事に近いので楽しく出来ました。
このアンサンブルは月に1度だけの練習ですが、もう1日アレクサンダーテクニークも学んでいるのが他にはないであろう特徴です。
指導はボディチャンスの時からずっとお世話になっている石田康裕先生です。
今年の発表会に臨むために、ギターの練習時間が増えました。
易しい曲を楽しんでできることを目標にしました。
初心者として、いちからできる体験が面白いです。
発表会後、さらに練習のモチベーションが上がりました!
指導して頂くと、やったことのない動き方はできないことが多くて、それらがいちいち繊細なので新鮮な驚きです。
楽器の構えは、足台を使って膝に乗せるのが保てるようになってきて、ずり落ちることがなくなりました。
身体全体がつながっているように思うのはやはりとても大切で、それが指先の繊細さ・音の様子にすぐ影響しています。そこがすごく興味深いところです。
楽器と一緒にいる感じ、すこしづづなじんできました。
音をとる左手と弾く右手の触れ方は、力がすごく少なくて良いのです。
やろうとしていることの制御が新しすぎて、まだまだびっくりすることばかりです。
①指先の繊細さについてのメモ
特に指の伸びていくつながりと弦に触れるときの、
指の関節の受動的可動性、弾性(自分と楽器双方)との様々な動きの関係性が音に反映してくる
良ーく観察しよう
邪魔している様子は、
力が必要だと思うことで固くしてしまう
支えようとして固めてしまっている
音を出そうとして、力でやろうとする
すぐ不用意に急いで動いてしまう
などに見られます。
これらに気がついて、自分全体の方向性を思い出せるかな。
この繊細さの意識は同様に、チェロにも思い出して活かしたいと思います。
音がよく響くために、
必要な動きが弦の振動を起こし、
楽器の響きを妨げずに、
ゆったり構え、
必要な動きのために待つことができ、
無駄な動きをしないこと。
そして特によく先生が指摘されるのは、歌うこと、身体から音楽になること。
このことは、そう思っているようで、なかなか実際にはそうならなくて、弾こうとする作業に脳を使ってしますのです。
昨日のレッスンで参加された方の会話から、慣れることを練習するのではなく、その都度新しく音楽と向き合うことだと思わされました。
それは一つ一つの必要なことが順番につながって都度その織りなされていくプロセスを見ているのだということです。
現れるものはその様子。
アレクサンダーテクニークが面白いのは、そのプロセスが繊細であればなおのこと自分全体の動きに関わる意識的なことが、動きの新しさ開拓に貢献し、より自然なつながりを得ていけるという可能性を示してくれることです。
そこで、未知のことに取り組むことへの許容度や好奇心が得られるのも、演奏に限らずですが、楽しみや喜びを見つける道のりと言えるのでしょう。
弦の柔らかさ・太さ・弦高・
フレット
アルペジオや和音の動き
チェロとの共通点、違うところ頭がくるくるしますがとても面白いです。
今後また気づきについて書いてみたいと思います。
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。
おまけ
発表会デュエットです。
初心者の初挑戦、どうか暖かい目でみていただけましたら幸いです。
今はもう少し弾けるようになって、来年の準備を始めたところです。
のばら
https://youtu.be/fm1anoxgSUI?si=XMDb8TJMc077M6jC