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カテゴリ:座り方

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レッスン時の一場面から思うこと。


「疲れた~」と言うことがありますか?
普通に使っているでしょうか。


これを連発する人がいる場面で、思うことがあります。
何がその言葉を言わせるのでしょうか?

わたしは疲れを感じなくなってきたので、この言葉がもうほとんどいらないと思うほどです。
それは「疲れた」という意味の内容が変わったのでしょう。


だいぶ以前書いたことがありましたが、3時間近いミュージカルの公演での演奏を終え、楽屋へ引き上げる足取りで氣が付いたのです。
むしろ心地よく整って、元気になっているように思えました。

弾いているときだけではなく、弾いていないときの過ごし方が関係していると思います。
わたしは可能ならピアノ椅子で演奏しますが、背もたれのない箱型椅子が好きで、座面のクッションがしっかりしていて、ギシギシしないからです。

楽器を弾かない時、楽器を身体から離すことも多いですが、すぐに弾けそうな身体でいた方が、ずっと楽なのですよ。
弾かない態勢にしたら楽だとしたら、弾いている態勢に無理があるということもあるかもしれません。
弾きながら休める、弾いていないときに動ける、この両方を丁度よく行ったり来たりしたいです。


楽器を構えるということでは、自分が楽に動き出せそうに座っている、そこへ楽器を持っていきたいです。
ああそうか、と思えるとだんだん工夫ができます。
「疲れるやり方をしていたな」とわかってくるのです。


アレクサンダー・テクニークを学ぶ中で、気が付くことが増えていきますが、それは、今自分が何をしているのか?についてです。
始めのうちは「なんのこっちゃ?」「どういうこと?」でゆっさゆっさ揺さぶられる感じです(笑)

先生はとてもていねいに、その時の自分と向き合うように寄り添っているのですが、そうすることで「こうである」と思っている「正しさ」「限定」を「今やりたいことについて」「大切さ」の方へ向かわせてくれます。
こう書いても微妙すぎてわかりにくいですね。


例えば、車のアイドリングストップというのをどう思いますか?
エネルギーと環境への影響という問題なのか、効率・経済という側面なのかなどいろいろ論点はあるところでしょう。
信号停止でエンジンが止まり、発進時にエンジンをかけなおすひと手間において、発進を意識的にするという安全性は高いと思います。
動き出すために、発信する瞬間に備えているのはもちろんですし、車の機能も敏速で少ない時間で再起動します。


さて、楽器にまつわる「構え」とか「姿勢」というところにそれぞれの考えがあるわけです。
楽器をもって、あるいは脇において「弾かないでいる」ときに何をしているか、何に備えているのか、これも演奏にまつわるシーンといえるでしょう。
楽譜にメモを取ったり、お話したり、静かに聴いていたり。

そこで、「疲れた~」という言葉を聞くときに、「あらあら、たいへん」と思ってしまいます。
ご本人は休みたいと思うような大変なことをしていたと、言っているわけです。
それがどんな様子の時かというと、だいたい椅子に崩れ落ちたようになっています。

そこからまた起き上がって、やる気になるのは大変だろうなと、こちらも思います。
気持ちだけでなく身体も、立て直すのは結構エネルギーがいるんですよね。
アドバイスとしては、その都度、今どんな風になっているかに氣づいてくことです。
今そこからどんな風にしていけるか、思い出し、考えてみるのです。



ある小学生の生徒さんとレッスン後に、振り返りノートを書く時間を持っています。
鉛筆をもって、今日何に取り組んだか思い出してもらいます。

以前からノートに崩れ落ちるようになっていたので、背中にそっと手を当てると、
「あ、姿勢よくしなくちゃ」と思うみたいで起き上がってきますが、
「そうね、思い出してね」「その方が様子がいいわね」なんてたびたび言ってみます。
先日、触れなくても思い出してやってくれてました。

ほっとするひと時にも、自分の在り方を思い出すことができたら。
その様子は、見ていて美しいなあと思わせてくれる瞬間なのでした、

帰り道、足取りが軽やかだったら、ちょっと嬉しい。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


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ステージに上がる時に、
自分の全体を思い出しながら、今いるところから、周りの様子を見ます。

空間の広がりや、そこにあるもの、そこから感じられるものと、
これからやりたいことを思います。

自分のいる所。
そこに一緒にいる人たち。

演奏を聴くために、弾くために、そこにいます。
みんなの思いは、やりたいことのために結びついています
その空間に一緒にいます。
近くも遠くにも、見えないところにも、一緒にいる人たちのことを思いだしてみましょう。

あらかじめ、そこは、どんな場所で、どんな質感で、
そこで、どんな気持ちがして、そして自分にとって好きなものや、
大切なことをたくさん思い出しておきます。
それらはみんな、全部今とこれからを応援しています

自分全体を立体的に思い出してみましょう。
周りの物や自分の身体に触れましょう。
指先が触れるものの感触を受け取り、楽器と一緒にいて、
人や空気の動き、音を感じます。
床と一緒にいて、足が触れる床の質感、足音、周りの気配もありますね。

頭が動いて自分全体が付いていきながら、
股関節・膝・足首の関節が動けて、歩き出すと椅子が近づいて、
自分を椅子の所に運びます。
脚がたたまれて椅子に触れ、座骨が椅子に乗り、
胴体が股関節から動いてバランスできます。足が床に触れ、脚はバランスを支えます。

自分なりの座るまでのシュミレーションをしてみましょう。
そうすると、何もしないときと何かが変わるかどうか、試してみてください。

座る前に、
ステージに出る前からも、出来ることがあるなと、その都度だんだん気が付けるかもしれません



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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座ってから、
演奏するために足をどんなふうに起きなおそうか?
と考えることがあるのではないかしら。


座る前からの動きが、
チェロを演奏するときはもちろん、それ以外も、
その後の楽さや、動きやすさに関わっています。



***************


今日の実験です。

座る前に、スタンス(足の間の幅)を取ります。
股関節の幅くらいに足を開いてみたらどうでしょう?
あまりに普通のことですが、その時の動きに意識を向けます。


***************


自分全体のプランを考える

まずは、自分全体を思い出して(いつも全体が一緒に働きます)
周りが見えていて(目が動くと頭も動く)
頭が脊椎の上でふんわりとバランスしながら(そうすると胴体が動きやすい)
胴体を頭の動きについていかせながら(そうすると脚が動きやすい)

情報
頭から胴体と腕の重さが股関節から足首へと、伝わっています。
床からの抗重力のサポートが、足から頭まで全体に上向きにあります。


***************


スタンスのプランを考える
椅子に座るために、
頭が脊椎の上でふんわりとバランスしながら
足首の上に重さが乗っているようにと思って立ちます
①出す足のかかとを少し浮かせ、つま先を少し外向に膝の方向を合わせ、
②股関節から動いて、つま先を左右にさっさっと出す。
③そこから座って(→座るプラン)
チェロを自分のところに持ってきて、その足・脚との関係性から弾いてみると、
全体の安定感、スムーズな動き出しが得られました。


***************


→座るプランを考える

いつも頭が脊椎のてっぺんでふんわりと動けて、
そうすることで自分全体が一緒についてきて、

足首、膝、股関節の脚の関節はたたまれていき、
膝はつま先の方に向かいつつ、

頭のてっぺんから尾骨までを思いつつ、
お尻が椅子の上に向かいつつ、

座骨を椅子の上にそっとのせて、
股関節から胴体が動けると思って座る。


***************


こんなちょっとした繊細さで、やりやすさや響が全然違うかも
女性は膝をそろえる習慣もあると思うのですが、
座る時の、足~脚の動きを考えてみましょう。


バレエや合氣道では、足の出し方も大切な練習で基本的な技術だもの、
とあらためて思います。
膝をつま先を同じ方向に曲げていく、安全で機能的なやり方です。
(膝を痛めた経験から、つくづく思い知りました)


***************


実習生レッスンの生徒さんはおかげさまで満席になり、
募集を締め切りました。(2018.7.20)


興味を持ち、検討してくださった皆様、ありがとうございます。

その後は、ワークショップも開催予定です。
年末以降になると思います。

今日のような座り方についてや、
氣になる姿勢、腕の動き、演奏にまつわる動きのヒントなど、
一緒に実験してみたいと思います。

そちらの企画で、お会いしましょうね!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。



過去記事

座り方 (14)

楽器を構えるために考える、左肘・周りを見る・頭と目のこと 
楽器を弾くために考える、股関節のこと

楽器を弾くときの座り方・座るまでに 
座る・楽器を構えるときに




座るときの考え

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座ることを意識していくことができたら、どんな変化があるでしょうか。


グレッグ先生に、レッスンを受けているところの様子です。グレッグ2 31376357_1027137330796165_5442080175166586880_n (2018年4月末) 
演奏しやすい動きやすいやり方を提案されています。

グレッグ先生の手は股関節のところを示しながら、肋骨に触れています。
自分がどんな風に座っているかを、動きの中で体験しています。

すごーく真剣そうですね
私はもう腰痛もなく、背中が痛い時には氣が付いて変えられるようになりました。

それでも、演奏するために何かしらの自分でやっている、いつものいい感じのつもりのやりかたをしています。

提案された「ちょっと待って、止まって・・・」違うやり方を試すとき、2-a 31369177_1027137340796164_399344186576338944_n
いつもと違うふわっと頼りない変な感じがたいていやってきます(笑)

変な感じに氣が行くときには、起きた音の変化は周りの人のほうが良くわかったりするのです

体験すると、混乱しますが、良くなるので嫌な感じとは違います。
ん?あれ!なんだかちょっと笑っちゃう、変な感じ。
面白いですよ。


グレッグ先生の様子、正座も素敵ですね~
                     
座り方って、その人その人で色々様子があります。
なんでそう見えるのでしょう?何がそうさせているのでしょう?グレッグ2018430 31670606_2034195696796146_6394695322894860288_n

自分の座ることが、意識して動くということに含まれていくとき、
動きやすとともに、もっともっと動けるような全体のつながりが、だんだんと見えてくるのです。


関連記事
カテゴリ:
座り方

            :グレッグ先生




最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

楽に座る 2

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先日、サラ先生の授業からの学び。

ちょうどその時の私の興味にピッタリでした。

***

骨盤を押し出し、反り腰になる動きをしていて、
その時の仙骨の傾きは、前傾しがちだなぁと氣がついたのです。

これはちょっと緊張して、固さのある状態でした。


そこで、普段のやり方に比べて、
座骨のやや後ろの方を意識して椅子に座ってみました。

座り方で、響が変わるのですよーー。


座骨は、揺り椅子のように身体をのせていて、
座面と座骨の触れる位置の変化で、骨盤・股関節が動きます。
横から見て、仙骨のカーブを立てる方向に動きました。

そこからの、背と胸のつながりが今回の氣付き。


***


先生のガイドで、変化を起こすいつものやり方とちょっと違う意識を、
脊椎の動きに向けていくことができました。

胸と、背の腰椎と仙骨のあたりに手を添えると、
どんな変化が起きたか、わかりやすかったのです。

すこし背の方の手にもたれて動いてみると、BlogPaint
骨盤と同様に、胸も前に押し出していたとわかりました。

「ちょっと胸を張る、良いかんじのつもりの姿勢」は、
まだしぶとくやってるのですー。

前に胴体を押していた力を止めてみると、
猫背になったかのように感じるけれど、
股関節と骨盤から胴体の前側が緩んで、楽になりました。



必要なことが自然に起こるような、働きかけをしていく

脊椎のカーブは度々利用させて頂いている脊柱の図のように、
骨盤の仙骨の上に骨が1つ1つ積み重なっています。

頭と脊椎のバランスが働く
動きが起きて欲しいので、
動きを妨げているものをなくしていくのです。


身体の前側はもっと楽になって、背中は広くなっています。
足の支えもつながっていき、腕が動きやすくなるので響も変わってくる。


また新しい、こんな楽さで座っていられる♪
立つとき、歩くときも楽になりました。

嬉しい~♫じんわり感動。


***


その時の自分のやり方を、
身体の仕組みに沿う動きで、
またそこから選択していくこともできる。

動けると思う、その時の動きの意図がポイント。


そしてそして!!
ここから腕と呼吸につながる大変革だったので、
また次回に♬


前記事も、よろしければ、参考にご覧くださいね。

カテゴリ別アーカイブ
楽に座る 
仙骨


最後までお読みいただきどうもありがとうございました。


座る 過去記事まとめ

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痛みをなくして、楽に、KIMG0107演奏しやすいやり方のために、
座り方に興味を持ちました。

その時々、状態は様々です。
私の学んだ体験から考えた事など書いています。


どうやって座る?
どんな意識をもってみたらいい?
何が変わる?


演奏が生き生きとして、動きが自由になるために、
読まれた方それぞれに、何かに氣づいた時、
自分全体を思いだしていくきっかけになれば、と思います。


長時間座る
仙骨
楽に座る
座奏で脚に力が入ること・ふくらはぎ
座骨で
胴体の動きのつながり
座る・楽器を構えるときに
楽器を弾くときの座り方・座るまでに 
ヴィヴィアン・マッキー先生② 座り方

長時間座る

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5月は、薔薇の季節ですね。KIMG0175

花屋さんの店先で、ふと目に留まり、
とっても素敵なのを見つけました!

その名も、なんと、
ジャクリーヌ・デュ・プレ。
ほのかな香りの、つる薔薇です。

手のひらほどの花に、
大らかで、伸びやかな生命力と、
柔らかな繊細さを感じます。


    ***************


先日、あるミュージカルの公演にて、KIMG0177
私の演奏位置はオーケストラピットの真ん中あたり、
客席からも、良く見えてしまう位置で、
約3時間、1日2回公演が連日ありました。

どんな風に過ごしたのか、ちょっとお話しますね。


場面の全部を弾いているわけではないので、
演奏の無いちょっとした合間にも、
どうやって座っていようかしら?
ということについて、とても良い練習になりました。


前記事の仙骨のことは、このことから書いてみました。
どんなふうに座っているかは、
ここ数年特に興味のある課題です。


実は、意識した座り方をしていると、
その後の疲れ方はまるで違うのです♪KIMG0176


演奏しない時、
・骨盤を後ろに倒す
・頭を前に落とす
・じっとしている
そうすると休息モードに入り、
(これが悪いということではありません)
薄暗いこともあり、まぶたはすぐ落ちてきました。


私は目を開けていようと思うので、
演奏のときにもちたい身体の意識を、
演奏していない時にもやってみます。

身体の中の動きの方向性を意識します。
・頭が脊椎の上で動けるように、そうすることで自分全体がついてくる、
と思いだしながら、(いつもながら、ここがミソです)
・座骨を意識しながら座りかたを少しづつ変えてみる


ここから、
・脊椎全体に起こる変化を観察
・ 頭・胴体と脚とのバランスの変化を観察
・骨盤・仙骨の傾きと、座骨の触れ具合から、呼吸の違いを観察
・呼吸の様子、吐く・吸う変わり目を観察

そうすると、
情報収集モードなので、目がパッチリしました。


自分の外の様子も、眺めます。
周りの様子もいろいろ観察し、客席も見渡してみます。
ゆっくり目を動かして、目の動きに頭をついていかせます。

舞台の進行や、
ホール全体の音の広がりを聴いて、
BlogPaint客席の笑い声などの反応も楽しいです。

自分の回りの空間、
建物全体の中の自分の位置など、
ずっと広げて意識してみます。

(ピットの写真は去年の地方公演から→)


空間の広がりの中で、
身体を小さく縮こまらせる必要もありません。
かといって、やたらに動く必要もないかもしれません。

身体の中にはずっと様々に小さな動きが起きていて、
その状況において、
バランスをとり続けてくれる働きがあります。


じっとして身体を固めてしまうと、
余分な支えが起きて、
どこかでちょっとづつ、踏ん張っているかもしれないです。

脚や腕を組む時など、
無意識にぎゅっと締めつけてていませんか?
ふんわりと腕と脚をほどいていくように動いてみましょう。


長い時間座っているとき、
身体全体に、たくさんの動きがあることを思って、
身体が広がっていけるような、穏やかな動きを意図してみたりして、
意識的に座ってみることがおススメです。


脊柱起立筋は疲労しないでずっと働いてくれるそうなので、
(すごいですね!)
頭と脊椎から全身につながるバランスを思っていくことが、
疲れることなく、すぐ動きだせる座り方につながります。
そこから、演奏に気持ち良く入れます。


身体の意識をいろいろ持ち続けてみていると、
演奏が終わるころ、
なんだかむしろ元気なってるのです♫



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

仙骨

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脊柱20100712_1440316

脊椎の骨は、なだらかにカーブしながら積み重なって、
頭から胴体の重さを支え、バランスする動きがあります。
 
 
身体の軸になる脊柱。

脊椎の下部の腰椎につながる骨が仙骨です。
(2つ目骨盤後面の図、中央)

腰椎を受けとめる面がとても大きいですね。
(3つ目の骨盤前上面図の、仙骨の楕円形)


仙骨は、脊椎の重さを受けている土台にあたる部分になります。


骨盤の中央で、アーチの要石のように、
左右の腸骨に重さを分散しています。

腸骨には股関節があり、座骨に続きます。


仙骨から尾骨にかけて、横から見ると、骨盤後ろbone_pelvis_pos
ぐっと内側へ大きなカーブが備わっています。 
(1つめの脊柱側面図に、仙尾彎曲とあります)
手のひらのようですね。

胸椎の前には肺や心臓があり、
肋骨が囲って守っています。


骨盤では、骨盤底の筋肉群と共に、
呼吸の横隔膜の働きによる内臓の動きも受け止めています。


股関節から胴体が動く時には、
骨盤に動きがあります。


骨盤の傾きは、この仙骨のカーブの傾きの様子から、
脊柱全体に関わっています。

骨盤上bone_pelvis_supe骨盤が動き仙骨が傾くと、
脊椎~頭のバランスが変わります。
 
脊椎の後ろに、背中側に動きを支えて調整する、
脊柱起立筋が付いています。


立っていても座っていても、
この骨盤の動きは、
身体全体の様子に関わっていくのです。

骨盤の動きを脚も支えています。



座骨と仙骨と頭の関係を、
観察するのも、興味深いと思います。 


頭が動けるように、
そうすることで自分全体に動きがあることを思いながら、
座ってみます。

座骨に重さがのっているのを意識して、
座骨の前側から後ろ側に重さを移してみると、
胴体全体のバランスが変化していきます。

頭も動いていきますね。
脊椎の変化はどうでしょうか。
仙骨のカーブがあることを思いだしてみましょう。


呼吸の変化も観察してみると、
すっと息が入ってくるのは、どんなときでしょう?

気持ち良く楽な呼吸ができることは、
とても良いめやすになると思います。


軸となる頭から脊柱のバランスを支える動きがあり、
脊柱全体のカーブのしなやかさを活かす動きがあることによって、
呼吸と共に、繊細さや力強いパワーを生みだします。


    ***********

合氣の師が、
「仙骨を入れるんだな~」とおっしゃいます。

股関節や膝の柔らかさとともに、生じる呼吸力・・・
 
そこに軸からの動きがほんの少しでも加わると、
軽く触れた指先からも、
その小さな動きが活かされるつながりによっては、
大きな効果をも生みだす、身体全体のパワーになっていくのでしょう。

その姿の勢いは、
おそらくアレクサンダー・テクニークで言う所の、
モンキーに通じるものでしょうか。
スケーターが、リンクを滑っていく様子にも似ています。
演奏にもつながるヒントと思います。

しなやかに支えながら動きがあり、
大地とつながり呼吸している。
ヴィヴィアン先生の本を思いだしました。→自然に 4

 
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


 

楽に座る 

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楽に座っていますか?

なんだか疲れてしまう、
背中や腰が痛くなる。
そんな方は、座り方が氣になっているのでは?


例えば、ゆったり何もしていないときと、
作業をするときでは何か考えが違うでしょうか? 
普段の座り方と、演奏の時ではどうでしょうか。

私は疲れにくくなりましたし、
腰痛もすっかりなくなりました。
でも、パソコン作業はまだちょっと苦手です。
気が付くと、前のめりになってのぞいています。


どのように思って、座っているでしょう?
観察してみてくださいね。


では、楽に座るために考えてみたことを、書いてみますね。


先にまとめるとポイントは、
支える仕組みと、
動きやすさがあることを思ってみる。


そうすると、座っている時の楽さを見つけやすいかと思います。



椅子に、重さをゆだねてみます。

背もたれに、もたれる。
骨盤を倒す。
頭、胴体、腕、脚を、全部だらんとする。

すっかり重さにまかせ、だら~んとした時、
その身体の様子は、はたして楽でしょうか?

そのままじっとしていると、辛いですね。
何もしないのが楽、という訳でもないようです。


では、椅子に座っている時は、
胴体の重さは、どこで受け止めているのでしょう?

そこから、さあ立ちあがろう!と思う時は、身体のバランスはどう変わっていくでしょうか。

頭と胴体から、腕にも、自分全体へ動きが起きて、足へと伝わっていきました。


意識してみます。

①胴体の一番下の座骨
②胴体の真ん中の脊椎
③胴体のてっぺんの頭
④胴体と周りのスペースの広がり


①椅子の上の座骨を意識してみます。

胴体をユニットとして、股関節から前に倒していって、ゆっくり起こしてみます。

座骨の上の胴体の重さは、骨盤後ろbone_pelvis_pos
股関節からの動きがあると、
脚とつながりを持ちながらバランスしています。

股関節は、座骨より高い所にあります。
胴体のいちばん下のところは、座骨。
胴体の重さは、座面に押し返されています。

座骨の上に、頭があるように思ってみます。

頭の重さ座骨の上でバランスしていくと、
脊椎から座骨にそして身体全体へ、動きが瞬時に伝わっています。 
胴体は椅子の上で、座骨の上に立ちあがってると思うのもいいかもしれませんよ。


②胴体の真ん中を意識してみます。脊柱20100712_1440316
いわゆる軸のイメージでしょうか。
脊椎で重さを支えているのは、
背側でなく、身体の中心の方にあります。

背中側で支えていると思うとき、
支える仕組みでないところに、負担がかかってしまいます。
キュッと緊張していると、動きにくくなってしまいます。

背中も胴体ぐるりと外側の筋はどこも、柔らかい方が動きやすいです。
胸のあたり・肋骨周り、お腹、腰周りは、柔らかいですか?
何よりまずの緊張が緩められるといいのです。


③てっぺんの頭を意識してみます。

頭が動けるようにと思い、
そうすることで自分全体が付いてくることができる、と思う。

重さ頭から全体でバランスする働き。
これが大切です。


そして、
④自分の身体は、その周り全体の広がりの中にある。

見えている、聞こえている、感じている、
自分全体と一緒にあることを思いだす。



いつでも動き出せそうな身体は、
空間の広がりの中で、
腕や足は長いまま、胴体は長く広やかなまま。
股関節の動きやすさは、胴体を楽にします。
どこも固まることなく、支えがあって、柔らかい。

意識で身体の様子は変化していくので、
何を意識していくかが大切ですね。


どんな時も、動きやすさとは、
身体の仕組みにとって機能的なこと。

楽さは、
動きやすさ♪


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

座奏で脚に力が入ること・ふくらはぎ

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秋晴れの休日、近郊の山にハイキングしてきました。
ちょっと息がはずむくらいの登り道。

山頂からの見晴らしも良く、緑の中はいい空気、とっても気持ちいい。
木陰で、持参のおにぎりと玉子焼きを美味しく食べました。

行き交う人と交わす笑顔もさわやかです。

ドングリが、ころころ落ちています♪
そういえば、どこにもごみ一つありませんでした!


            ****************


ところで、「足が棒に」なったことはありますか?(笑)

長く立ったり歩いたりして疲れきった時、「足が棒になる」と言います。
筋肉がこわばって、固くなってしまうからですね。


演奏のお仕事で「ふくらはぎが疲れる、つりそう!」という方がありました。

演奏(座奏)している間、かかとをず~っと上げていたのかなと思って、
と、その理由をお聞きしてみると、
バスクラリネット(エンドピン付き)を吹く場面で、
楽器の高さに合わせて椅子を高くしたので、
かかとが床に届かないのだそうです。


その方はマルチリードさん(リード楽器他何種類も一人で受け持つ奏者さん!!)で、
狭いスペースで、いくつもの楽器を次々にやり繰りする制約もあって、
ちょっと動きにくそうにも見えるかしら。

身体・脚が動かせるように座って、
なるべくかかとを床に付けたいな~と思いました。


身体全体で、本来の長さや伸びを取り戻していけば、
ある程度の高さをカバーできる可能性があるかもしれません。

そのために、まず股関節から動けるようにしてみると、
ふくらはぎの状態は違ってくるのではないかと思います。

身体全体の変化に対応して、
楽器を自分の方へ(口へ)持ってくるためのやり方、
譜面を見るために頭と目の使い方なども考えたいことです。 


何をしたくて、何を考えていて、実際には何をしているのかな?

私の場合、かかとが上がっている時、
どうも指や腕の事ばかり気になっていたり、楽譜を覗き込んでいたり、
身体全体のことは忘れてます。


頭が動けるように、そうすることで、
自分全体がその動きについていくことができて、
そうすることで、股関節の動きの一緒にあることを意識していくと、
股関節~膝~足首とつながっていきます。

自分の様子に気が付きながら、身体の全体のつながりを良くしていくことで、
ずっとやりすくなってきます。


          ****************

           
ふくらはぎが疲れることから、以下考察。

かかとをずっと上げていてふくらはぎの緊張が続くと、
血管を圧迫して血流を妨げてしまいます。

乗りもので長く脚を動かさないでいると、
血流が促進されないので、エコノミー症群などにならないように、
ふくらはぎのマッサージなども有効ですね。

歩くことは、筋肉の伸縮によるマッサージ効果があるので、健康に良いのですね。
ふくらはぎは、血液を送りだすポンプの働きをして血流を促し、第2の心臓と言われます。


足首が伸びるとき、足首の関節は曲げている時より緩んで動きやすく、不安定になります。足の関節_foot

足首が深く曲がっていくと、足首の関節は伸ばしている時よりしっかり入り込んで、ペンチのように挟んで、安定します。

つま先とかかとが膝と同じ向きで少し外側に開いていることも、動きの安定する要素です。

足の中の3つのアーチ構造(足指の付け根・土踏まず側・外側)が働いて、重さを分散してバランスを支えています。

そのような骨と関節の形や、筋肉や靱帯の仕組もあります。


つま先で立ってみると、
足・脚だけでなく、股関節と胴体が大きく関わっているし、
腕でもバランスをとっています。

そして、てっぺんの重い頭が動けるようにと思うと?

ずいぶん楽に立っていられると思います。
もちろんバレエでは、そうしているといい感じ♪
         
  
座っていて、かかとが上がっているときに、
足首を固めていて動きにくくなっていると、
膝・脚の緊張(筋肉の収縮)や、
股関節の動きにくさ(固定)、
胴体の緊張が起きて、
呼吸や、腕の動きまでも、妨げてしまうことがあるかもしれません。


首を固めて頭を動かないようにしているとき、全体のつながりがもちにくくなっています。

足首」「」の動きは重要です。

 
かかと上がっている様子は、
チェロや他の楽器演奏でもしばしば見うけられると思います。

低いパイプ椅子に座って演奏する時も、
ちょっとバランスが取りにくく、座り方に工夫が必要ですね。


どこかに緊張(硬さ・収縮)があることに気付いたら。

今の状態から、
まず頭が動けるようにと思ってみましょう。

そうすることで身体全体へ動きが起きていくことを思いだして、
全体のつながりを思いながら、観察してみましょう。

首はどれくらい楽かな。
足は床に楽に付いているかな?
足首、ひざ、股関節は動きやすいかな?
胴体や、呼吸は楽かな?
腕は動きやすいかな?

やりたいことをやる時に、
頭のてっぺんから足のつま先までつながる動きを思ってみます。

立つ、座るどちらの場合でも、
バランスは全身の動きの中にあることを、思いだして。


          ****************


演奏中の動きは興味深いですが、
先のマルチリードさんのお隣にいらっしゃる、大ベテランのもうおひと方は、
股関節から足先の関節が連動しながら、細かく滑らかによく動いています。
なんと演奏中にも、いわゆる貧乏ゆすりができます。
ちょっと気になりますよね。

以前はえ~っ!と思いましたが、演奏に支障なく動いていられるようですので、
彼にとっては(無意識でしょうけれど)血流を促す為に必要なんだ!と納得し、
今ではメンバーは、やってるやってる~と、微笑ましくさえ思って見ています。
たぶん、ふくらはぎは柔らかいでしょう~♪

  「頭が動けるように」


最後までお読みいただき、ありがとうございました。 


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