腕の動きのつながり お腹の柔らかさ
演奏するときの座り方は弾きやすさと関わりがあります。さて、そこでちょっと観察してみましょう。
お腹あたりはどんな様子かしら?
呼吸はどうかしら?
わたしの最近の興味と課題になますが、普段からお腹を引っ込めようと固めているのを、あらためて認識しました。
お腹を引っ込めている方が「何となくいい感じ」のつもりの姿勢とか、いろんなことと結びついていたでしょう。
かつては、お尻もキュッと締めていたので、同様に思い当たります。
お腹と脚のつながる動きを思う時、固めているのを緩めてみたら?
そんな風に考えてみる時、どうにも頼りない感じがしました。
すぐ力が入ります。
「お腹がぽこんと出てももよい」そう思って見ました(笑)
でもあら?と変化に気がつきました。
お腹のあたりでやっていることを観察しつつ、お腹をゆるゆるとして弾いてみていた時に、テヌートのところで、弓の動き方にも柔軟な変化があり、響きが増したのがわかりました。
テヌートで働く動きをお腹もサポートしている。
これまでも、太もものあたりはどうかしら?お尻は?足の裏は?
そんな風につながりを考えていくとき、動きやすの変化がありましたが、お腹はもっと緩んでよかったのね~
やっていたことは、身体の表面から中に向かって締め付けるような状態を作っていて、腕や指の繊細な動きやすさの妨げになっていたのでした。
もしお腹を固めていたら?
必要な動きを邪魔してしまいます。
呼吸のしやすさとお腹の動きも関係ありです。
小さな変化も興味をもって実験してみる。
変化を意図することは、さらなる新しさに出会えるチャンスです。
なじんだ動きとの違いが認識できる、新しい感覚に出会う。
ここで重要な認識を再度(いつでも、何度でも)。
どこも固めない。全部動ける。
妨げるものが無くなるとき、必要なことは自然と起きる。
頭と首の繊細なつながる動きから始めることでき、そして全部一緒に、一つずつ順番に自分全体に及ぶ。
固めていることに気が付ける、またそこから動き出せる、いつでも動けそうにしていくことができる。
変化していく動きのなかで、あたらしい感覚を、楽しんで受け取っていこう。
写真は、最近猫シッターに行った時の。
甘えてゴロゴロしてくれて、お腹柔らかい💕
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。