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「~を見ないで」そう言われたとき。


「手を見ないで」
「楽譜を見ないで」
「弓を見ないで」

そのとき、
もし
「見ちゃいけない」
と思っていたら。


私は、生徒さんとのやり取りの中で、
弓と弦の接触を観察して欲しいと思っていた場面で、
「見てね」
と言って、氣がついたことがありました。

なんだかすぐに目を離してしまうので、どうしてかなと思ったら、かつて
「見ちゃいけない」
と言われた(と思った)ことがあったのだとか・・・。


「見ないでやる」
のは、なんでかな?!

実のところ、その時に、
「見ようとすることが、何か必要なことを妨げてしまっていないかな」
「見ないことで、もっと自由にしたいことがある」
「できることを信頼してやってみよう」

そういういうことではないかしら。


***


「見ないように」
ということで、
動きを制限して固さが出て、ちょっと緊張したり、
あいまいな動きになってしまったら・・・。

そんなときは、
何にどんな意識を向けているのかが大切なので、
「見ないで」
のかわりに、言い変えてみるとどうでしょう。

「何が見えているの?」
「何について考えているの?」
「必要なことは何かな?」

「見ないで、同じようにちゃんとやる」
ということでなく、
情報を受け取りながら、
必要なことに意識を向けて動く。


***


実際、目の様子でも、ずいぶんと入ってくる情報は違います。
身体の様子にも注意を向けてみます。

「しっかり見よう!」
と見たい部分に焦点を合わせると思うと、
目の動きは制限され、意識される範囲は狭くなっています。
無意識に、そこに近づいていこうとしているかも。
息も止めて、覗きこんで少しかがんで小さくなっていないかしら。

スマホを使う時はどうですか?周りの人を観察してみてね。
スマホの階段のながら歩きは危険です!私、これで1度転びました(泣)


また、「どうかな?」
と感じようとするとき、
目の動きは止まって、ぼんやりうつろになってないかな。
私は、だいたい視線が上の方にむいて、頭が少し後ろに傾き、首の後ろが縮んでしまう。


「見ないで」も「見て」というときも、
頭のことを思い出しつつ、全体自分全体でバランスしながら、
周りに自分を含めながら「何が見えているかな~?」と思ってみる。

周りとの距離や、空間の広がりの中での関係性にも、
意識が広がって行くことで、
身体は次の行動へ備えやすくなるんですね。



このように、言葉をどう受け止め、どう反応するかでも、
その時の様子や、居心地はずいぶん違うものですね。


「何が見えているのだろうか?」
と問うことは、
「こうであるべき」
という考えから、
ちょっと離れてみることでもあるかもしれません。


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 最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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生徒さんとのレッスンから。


演奏するために、動こうと思うたくさんの瞬間。
何が見えていたかな?

楽譜の向こうには何が見える?




譜面に集中しようとすることで、
視線を固め、呼吸を止めて、
身体を動きにくくしていないかな。

自分を小さい所に閉じ込めているかも!
そこから出てきて、周りを見てみよう~


楽器を奏でるために、
自分全体を思いだして、
周囲も見ながら弾いてみましょう。

わたしも一緒にいますよ~

一瞬感じるそのドキドキは、
実はワクワクだったりします。

演奏しながら眼が合うと、嬉しいね(*^_^*)



演奏しながら、
表現したい音楽を思いながら、
楽譜の先の、周りのいろんなものも思ってみることを、
試してみましょう。


自分自身の立体、その周りへ。
目の前のもっと先、
足元のずっと下、
背中のずっと後ろ。
頭の上、周りへ全方向。
床の下、壁の向こう、天井の上、建物のその先。
雲の上、空の彼方・・・


隣にいる人だけじゃなく、
遠くの誰かと、一緒にいると思うこともできるでしょう。
その音楽を作った人がいることも思いだして。

本番のコンサートのホールや、
好きな場所に居ることなど、
想像力も発揮して。


空間の広がりや、たくさんのつながりを思いだせた時、
その中で、ふっと、
自分本来の大きさも取りもどしていくことができました。

やりたいことをやるために、
頭が動けるようにと思い、
そうすることで自分全部がついてきて、
周りが見えていて、
いろんなものと一緒にいて、
こうやってみよう!
と弾いてみる。



どんな体験になるかしら♪


***


本当にたくさんの思いがつらなっている、
1つ1つの思いは多層になって、
遺伝子みたい撚り合わさっているなぁ。

1本の弓には、百数十本~の毛が束ねて丁寧に梳かれて張られている。
職人さんの手間と、思い。
白馬の尻尾、今私が使っているのはイタリアのお馬さんだそうな。


楽器の生まれるまでには、たくさんの工程がありますね。

その機能を思って作った人たちの思いを、手にしているのだな。
そして、それらが一緒に、音を作ってくれているのだな。
お世話になります、ありがとうございます♫



チェロ制作に必要な道具の製作までも含む、とても興味深い動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=T46uqUtNDbw&list=PLAzW_93em9h7h_PNZiWNq2f-YzUSvM65p

すごく長いシリーズですが大変面白いです。
こちらパート1から、なんと27まであります。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


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練習していて、思いあたりました。

上手くいかないところは、やっぱり見えていなかったな~と!


見えているようにと意識してみると、
変化に氣がつきやすく、動きも変わって来るのではないかしら。



考察


指使いを間違ってしまう時

今弾こうとする音の前後の関係性が、良く分かっている必要があったら、
「どの指がどう動くのか、(離れるまで)見えているように」と思ってみる。

そんなひまは無い!でしょうか(笑)

「見えているようにと、思うことができる」と思ってみます(笑)

じっと見ているというのではなくて、
周りと一緒に見えているように思うのがポイント。



弓が違った時

弓がどこへ向かっていくか、良く分かっている必要があったら、
「今どこにいるのか、(弓全体が)見えているように」と思ってみる。

この2つの事は、私は最近特にあらためてそうだな~!と思うことなのです。



よくわからないことは、
そもそも何を見たらいいのか、わからなかったりしますけれど、
何がどこへ動くのか、自分で言葉にしてみると、
少しづつ明確になってきます。

ここはこうして、こうなってと、
実際の動きの関係性が見えているように、
観察していくことだなぁ!と思います。



その時そこで、
「頭が動けて、そうすることで自分全体がついてくる」
と思ってやっていくと、どうかしら。

アレクサンダー・テクニークは、
今やりたいことに、本当に必要なことに氣がついていくために、
とっても役に立つのですよ♪

自分全体を思いだして、首を楽にすることができて、
またそこからの動きを思うことができる。



例えば、動きの中で、
「必要な所で力を使うこと、休めることもできる」と思うこと。

そそてそこから、今度はこうしてみよう!と選択ができるようになってくるのです。

視覚
思考に働きかけ、思考が動きに影響しています。



演奏は自分全体の動きですね。

音楽のフレーズを思い、
その時々で表現していくことを思いながら、
起きることを受け止めてみる♫

その都度、「どんな動きがあるかしら~」と眺めてみる。


その「自分全体」の動きのつながりの中で、
「その空間で」、「誰と」、「どんな響きを生み出して行くのか」を思う♬

ちょっと、わくわくしてきた!



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

目の動き

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なんだかやりにくいときは、
身体と一緒に、目の動きも固まっていないかしら。


不用意に、動いちゃったな・・・。
そんな時は、何が見えているでしょうか。

やりやすさを、目の動きから思ってみるのも興味深いです♪


***


実験1


周りを見ます。

椅子に座って、手は膝に。
まず目の動きだけで。

目の動きでリードして、
それから頭も少しずつゆっくり動いて行くと、
後ろはどこまで見えるでしょう?

肩も動いて、
そして手も動いて行くと?

目の動きは、どんなふうに自分の軸の動きとつながっていくかな?

お尻の座骨と股関節が動いて、
膝も動くと?足はどうかな?

自分の全体の動きがつながってきて、
後ろを振りかえっていくと、周りの空間はぐるっと見えてくる。
目と頭と、自分全体、空間。

あー、そうだな、こんな意識で見ながら動いていけるのだと、
あらためて思いました。

そのように視た後は、視界が広くなったのではないでしょうか。

***


片目づつ、つむって見てみると、
右目と左目で、情報を受け取る角度と範囲が少し違い、
それによって、立体的な世界になっているわけですが、
脳の働きが見えていることを調整しています。

目の表面では、光を通過させているだけで、
眼球からの情報を電気信号として神経が脳に伝え、
後頭部の視覚野というところで認識しているのだそうです。


そう考えてみると、実際見えていることが、
ずっと目の奥から頭の奥の方まで入り込んでくるような、
ちょっと不思議な感じがしました。 

視覚からくるさまざまな情報から、
色、形、空間、動きの変化、などを様々に把握していますが、
脳の働きの全体の60%ほどにもわたって関わるので、
見て、動いて、感じる、考えるなどの、身体の働き全体に大きな影響があるということです。



振りむく時、見たいところを見るために、
目と頭の動きから身体の軸の動きがある。

目から身体全体の動きもつながって、
手・腕、足・脚などの動きも起きる。

さらに視界に広がりがあることで、
新しい情報や、感覚がやってくる。


今、頭の様子、身体の軸の様子はどんなかしら?
「頭が動けるように~」「そうすることで自分全体がついてきて」
と考えてみるときに。

「周りが見えていて~」
見方から動きを変えてみると、
それまでよりも動きやすくなっていたり、
固さがとれて、呼吸が変わったり。

入ってくる情報だけでなく、
やっていることの質や感覚も変わるのが、
興味深いところです♬


いま、何を見て動いているでしょう?
どんなふうに見えていて
どんな情報がやってくるでしょうか。

が、どんな動きをリードするでしょう?
 

***


実験2


①「ピンク色のゾウ」のことを、考えないようにしてください。

え~っと・・・?!
考えないようにと思っても、「ピンク色のゾウ」想像してしまいますよね。

~しないように、という注意を向けたそのものに意識が行きます。

そんな時、目はどんな様子でしょう?

考え事をするとき、目を伏せたり、宙を泳いでいたりしませんか。


②では、周りにある青い色のものを探してみましょう。

青い物が見つかりましたか?
意識されたものが、目に入ってきます。

目と、頭と、身体の動きはどうでしたか?
違うことを考えることで、ピンクの象は消えたかな(笑)

具体的なことを考えると、注意力が高まりますね。


③今読んでいる画面を、周りのスペースに含めて一緒に眺めてみてください。

見えた青い物を思いだしてみて下さい。どこにあったかな。
目と画面との距離や、文字の見え方が違ってきませんか?


④ 目と頭から自分の全体の動きを思いだしながら、
空間へ意識を広げて周りを眺めてみます。

腕や、股関節に動きやすさがあると、
目や肩のあたりが少し楽になるかもしれません。

こんな見え方から、やりやすさも変わっていくかしら。
私も実験中~♬

BlogPaint考えていたら、頭の後ろが暑くなってきたような(笑)


ピンクのゾウさん、描いてみました(*^_^*)



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
 

見えていること

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春を待ちかねて、
ミモザを飾りました。IMG_20160303_084910
朝日が輝いて。

       ************


よくわからないなぁ~と思う時。

手がかりに氣付けるきっかけのために。


「今、何が見えているだろう?」
「見えている」と意識してみたら、
何が見えてくる?
どんな動きがある?

あれ?!見えていなかった!
見ることが途切れるのに、氣がついた。
見続けるのを、止めたのはなぜかな?

何か違う意識に入り込んでいた。
考え込むと、周りが見えなくなることがありますね。
その時何を考えていたかな?


やりたいことに意識を向けたいとき。

まず、自分全体を思いだしながらやってみます。
頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてきて、
周りの広がりのなかで、自分の立体的な存在が、
今やっていることを「見えている」ように意識し続けてみよう。


子供みたいな目で、観察してみる。
どうなってるかな?と思ってやってみよう。
興味をもっていたら、
見えている意識を持ち続けていたら、
何が目に飛び込んで来るだろう?


やりたいことのために、
今やっていること、
状態や動きの変化をながめてみると、
なるほど、今度はこうしてみよう、
という次の望みも現れてくる♪



       ************


やっていることを最後まで「見届ける」
というのも、最近のお気に入りです。

残心・残身」という言葉があります。
対峙するものへ、意識的にとどまり、
また、次に備え動きだせる、
こころとからだ全体の様子を、表しているかと思います。
今ここで、向き合い共にあるものとのつながり。

動作の終わるまで「見届ける」ようにしていくと、
終わりが意識的なほど、次の動きへのつながりがもてる♫

そして、そんな時のこころとからだの働きは、静かに穏やかで、
そこからまたエネルギッシュに動きだせる、
秘めたパワーをもっているようだなぁ~
と、思うのです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。



関連過去記事です。

見ること・意識 

観察する

観察する 2 

見る

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観察の、続きです。

「~が見えている」と気が付いて、
「~と思っている」と気が付いてみる。

では、
今「何をしている?」

身体の動きを意識してみましょう。

ちょっと興味を持って、
いつもの「やり方」を眺めます。


実験です。

毎日何度か必ずやることから、
ドアの開け閉めなどを観察してみます。


たとえば、「ドアを開けよう」と思うときに、
まず「ドアを開ける」と言葉にしてみます。

やりたいことを思う時には、
もうすでに動きだしていたかもしれませんね。

何か「~しよう」と思ったとたんに、
動きが始まっていることに気が付くと思います。

動く前に。
ドアノブが見えている。
そこで、やろうとすることを改めて思い、
それから、動いてみる。

見えているもの、
動きだす身体のやっていること、
ノブに触れた指の感触、
手ごたえなど。
動きながら、眺めてみましょう。

そして閉める動きの終わりに、意識を持ってみましょう。

そのドアはどんな閉まり方をするでしょう?
どれにはどれくらいの力がいるでしょう?


興味を持って、ちょっとした生活の中で観察してみましょう。

なんでそんなことを?と思うかもしれませんね。
普段の何気なくやっているやり方を意識してみる。


このような注意力は、実は演奏にも役立ちます♪

楽器に触れるとき、持ってくるとき、演奏しようとする時、
何に注意を向けているでしょう?

演奏の中で、例えばボーイングのために、
その動きはどこから始まって、
どこで終わっているのでしょう?

動こうとする時の様子に、ちょっと気付いてみましょう。
同じように、指使いには、どんな動きがあるでしょう?

その時の呼吸や、自分全体の様子にも、意識をもってみましょう♪



***********************


目の動きは、頭の動きや意識の様子ともつながって働いていますね。

視線が固まるとき、身体も固く、動きにくくなってきます。

目の動きで、頭も動く。

周りが見えているように、周りとの関係を認識することで、
身体の反応が変わり、身体全体でのバランスも変わります。


いま、パソコンや携帯の画面を見て、パソコンを操作しながら、
周りの様子と、身体の様子にも気付いている。

頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてくることを思いながら、
周りが見えているようにしてみましょう。

目や、首や、肩など身体のどこかで、
そこから、ふっとゆるむことができるでしょうか?


今何をしているか、眺めてみましょう。



最後までお読みいただきありがとうございました。



関連過去記事です。


   カテゴリ:思考 (21)
       
 観察する
         ちょっと待つ  
  
   
カテゴリ: ヴィヴィアン・マッキ―先生 (11) 
          自然に 2

見ること・意識

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外の景色を見てみると、KIMG0316やわらかな緑と、元気に咲きだした花たちのコントラストが鮮やか。
さわやかな風に揺れています。

********************


PCの画面を覗き込んでいたり、電車でスマートフォン・携帯電話の小さな文字に見入っているときは、視線も身体も動きにくくなって、周りの情報を遮断しがちですね。

集中して見ている時、画面や楽譜にだんだん近寄っていることはありませんか?

光は目に入ってくる、文字や画像など情報がこちらにやって来ると思ってみたらどうでしょう。
背景や、周りの様子も一緒に見えているように眺めみると、
不思議と、文字がはっきり浮き出て見えるような気がします。


顔から前に出るように近づいていると、
頭の重さを支えるために、身体に負担がかかっています。
座り方や立ち方に、気を付けてみましょう。

座っていたら、椅子に身体を沈めて固まっていませんか?
股関節から動いてみましょう。
脚と胴体のつながるところで身体を曲げれば、腰の負担がありません。
股関節からの動きで、画面・譜面との距離を調節してみます。

立っていたら、どのように体重をかけているかな。
膝や足首は固まっていないかな。
軽く足踏みして動かして、足の裏全体を思いだしながら前後左右に体重をバランスします。


頭が動けるようにと思うこと
で、脊椎の支えが働いて、
脊椎のカーブの弾力があり、脊椎の骨が下から上に向かって積みあがっているように思ってみます。

自分のいちばん高いところから眺めてみるようにして、
身長は高く、肩・胸は広く、腕と脚は長くと思ってみます。
そういえば、何か探して周りや遠くを見渡しているような時は、
身体が伸びていますね!

見たいものを見るために、
周りの空間、そこにあるものも含めて見えていると、
視界と共に意識が広がり、身体も伸びやかに変わっていきます。
そのようにしているとき、見えやすさだけではなく、
呼吸も楽になるのではないかと思います。


身体が変わると意識が変わり、
意識が変わると身体が変わります。

こんな、
周りも見えているという意識によって、
ちょっと心地よく過ごせること、
演奏がちょっと変わることを、
楽しんでみてくださいね♪


関連過去記事です

2015   4/10  見ること・姿勢
      3/28  いつもやっていること 
             3/20 「頭が動けるように」        
    2/28  背中の痛み 座り方 
2014      9/2    周りとのこと


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春休みは帰省したりして、ちょっとのんびりお休みしました。
新学期が始まりました。

これまで2年間身体の事や思考の事を学んで、
今年からはさらにティーチングのお勉強もするクラスになりました。


普段の生活や、演奏などやりたいことに、
身体と思考の両方から望ましい変化をもたらすために。

アレクサンダー・テクニークは、やりたいことのために使います。

また少しずつ新たな変化を楽しみながら、
私らしくチャレンジできたらいいなと思います♪


                **************

前記事の関連で。

ちょっと良い姿勢のような感じをしている時、
身体が反っていて、緊張を作っていました。


気を付けの姿勢は、弊害がいろいろあるようです。

脊椎を反っているために、
肩甲骨や肋骨のあたりの動きを妨げてしまうので、
を動きにくくしたり、呼吸の妨げになったりします。


背中がもっと丸くなって大丈夫でした。
いつもに比べてとても猫背になっているような感じがしますが、
実際それほどでもないのです。 

その”感じ”が正しいかどうかは、あまり当てになりません。

頭は上の方にあることを思いだすと弾きやすくなるし、
下を向くことで頭が下がっていると、そのせいで首・肩が凝ったりするので、
下を向かないようにと、上を思い過ぎていたようです。
前の方向も思えば反らないな~とあらためてなるほどと、思いました。


眼鏡をしているとき、視界は限定される気がします。 
目の動きをもっと使って見ようとしてみると、
眼鏡越しだと視界が区切られて、手元がうまく見られないなぁと思っていました。
特にハイポジションを見たい時です。

見ようとしなくても見えているはずとか、
ちらっと見ようかなとか。見なくても大丈夫・・・。

いろいろ考えながらやっていみるのだけれど、
なんだか良く分からなくなってきたら。。。先生のサポートを受けます。


バジル先生に見て頂きました。

頭をむやみに動かすことが、身体のバランスをじゃましてしまうように、
あまり動かさないようにしていることも、身体を固めてしまうので、
あまり得策ではありません。

頭が動けるように、そうすることで身体全体がついてきて、
見たいところを見るために、眼鏡を通した視界のまま、
身体全体も見ることに参加するように、動いてもいい。 

ハイポジションの手の動きを見るための、身体の動きをシュミレーション。

目はレンズを通してまっすぐ見ている視線から、
脊椎のてっぺんから動けるような頭と一緒に、
身体の軸と全体の動きがあることで、
見たいところを無理なく、良~く見ることができました。 

そのことで無駄な動きや、ちょっとした見えにくいストレスが無くなり、
弾きやすくなりました♪


姿勢と眼鏡は大いに関係がありそうですね。
眼鏡のせいで、見えにくいのかな~と思うことがあったらなおのこと、
見ることは、頭が動けるようにすることで、
身体の動きといっしょにあることを思う。


手元、楽譜、共演者、聴衆、会場・周りが見えているようにするために、
頭と脊椎の関係によって、
目と頭の動きに自分全体がついていけるようにすることが、
見やすさ・やり易さのポイントになることを思い出して、演奏してみようと思います。
 

最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

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演奏中に思い出したい、自分と周りとの意識について。


演奏しながら、周りが見えているかしら。

集中しようとしていると、そのものに意識をむけすぎて、
周りが見えなくなっていることがあります。


そんなとき、身体が固まっていませんか。

緊張しているときは、視線も固くなりやすいです。


あらかじめ周りをよく見わたすようにしておいて、
譜面とその周りで見えている視界をやんわりと広くしてみます。

演奏に充分な注意力をもちつつ、
周りの様子に自分全体の様子も含めておきたいです。


緊張して首が固まっていると、
身体全体動きにくくなってしまいます。

なので、まずは頭が動けるように、
そうすることで自分全体がついてくるようにと思います*


自分のやりたいことが、
自分の協調作用()と共に行えるように願いつづけたいです。


視界は広がりがあるように、
いつも周りも見えていているようにします。

自分の感覚へ入り込んでいるとき、
固くなりやすいのですね。

緊張してしまう時の居心地の悪さは、
自分をジャッジしようとしてしまうから。


間違ってはいけないと思うと、
すぐ固まります。

上手くいったかどうかを感じ続けていても、
動きにくくなります。


今やりたいことに意識を向け続けられるようにしたいのです。


周りが見えているように。
共演者、聴衆とのつながりを思いだします。
今、みんながここに一緒にいることを思う。

空間の広がりを思い出す。
響きに思いのせて、行ったり来たり。


今携わっているミュージカルでは、
カーテンコールやExit Musicの時などは、
たくさんの笑顔があって、
ありがとうの気持ちも行ったり来たりしています。

そんな笑顔は、
演奏をとても伸びやかにしてくれるのです。




最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

どうぞコメント・メッセージをお寄せ下さいませ。
ご感想、ご興味のあることなどお書き頂けましたら嬉しいです。
お待ちしております。
 

カテゴリ:
ボディ・シンキングのレッスンにて。
とってもたくさん教えていただいたので(感謝!!)、書き留めます。


構えて弾き始めるところ。
そこが音を作るための、
自分をどのように扱うかを練習するのにとてもいい、
大切なポイントです。

やはりそこからお願いしました。
何を考えるか、口にしながらやってみました。
やっている動きについて
「今はなにを考えていたの?」
たびたび声がかかります。

動きを機能的にするために、
どのように考えて動いたらよいでしょう。

楽器が身体に来る瞬間、
楽器へ向かって少し自分が縮んでしまう。
もう少し身体は伸びやかにしたいと思うのだけれど?

頭が動けて、自分全体を思い出しながら楽器が自分の所へ来る・・・
「その時、楽器にしか意識がないからよ。
感覚に入り込まずに、
周りを見てごらん?」

なるほど、周りは含めていませんでした。
頭が動けて、身体全体を思い出しながら・・・
周りを見ながら構えるとき、自分は縮んでいません。


自分の体へ楽器を持ってくる左腕の動きに、ご指摘をいただきました。

頭が動けて、「肘が前に動いて・・・」提案に導かれながら動かしていくと、新しい!
肘を後ろに引かないでいいことが分かりました。
肘を前に出していきます。

楽器を持ってくる腕の動きは、管楽器でも同じ様子でした。

重さを受け止めながら、
腕は身体の前で使うと良いのでした。

頭が動けて自分全部がついてきて、
肘は前へ使って楽器は自分の所へくる。

リーディングエッジ(動きの先端)の楽器の胸に触れるところを、
胸へ持ってくる時、ネックを持っている手を少し回すことで角度調整できる。
肩を後ろへ引かず、腕が窮屈でない動きになりました。


構えてからの<上と前への方向性>を思うとき、
の動きはどうしたらいい?
「どこを見るというより、目を固め首を固めて連動することをを避けたい」

下から上を見る時、頭をがくんと動かさずに見るには?
もっと目を動かしたい。
「壁に引いたラインをたどるようにして、見ていくとどう?」

そうでした。視線の動きを具体的に誘導することで動きをもたらす。
頭の動けること、そうすることで身体全体を思い出しながら、
視線が動いて・・・頭がほんの少しだけついてくれば大丈夫でした。


つづく。


最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

どうぞコメント・メッセージをお寄せ下さいませ。
ご感想、ご興味のあることなどお書き頂けましたら嬉しいです。
お待ちしております。


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