チェロと歩む 

チェロ弾きの日々の氣付きと学びの記録。
チェロと毎日をもっと自分らしく、心地よく楽しむために。
~清野佳子のブログです~

カテゴリ: チェロ

これまでのYAMAHA音楽教室に加え、
音楽教室スタジオ・ヴィオリーノ>にて、
新しくチェロのクラスを受け持ちます。

・駅のすぐ前です!
・お子様からご高齢の方まで、年代は問わず可能です。
・これから始めたい方、再開されたい方も歓迎いたします。
・個人レッスンですので、それぞれのペースでご希望に沿って取り組みましょう。


・アレクサンダー・テクニーク教師のチェロ講師が、身体に優しいやり方で指導致します。
・アレクサンダー・テクニークを演奏に用いるレッスンも致します。

・バイオリンと合同の発表会があります


・私は第1・3土曜日を担当しています。
・月1回~2回、30分~1時間など、ご希望により枠の開いている時間で可能です。
・詳しくは、お教室にご相談ください。

・体験レッスンもお気軽にお問い合わせください。

お待ちしています



音楽教室スタジオ・ヴィオリーノ
〒152-0032 東京都目黒区平町1丁目26-17 ソシアル都立大学302
東急東横線 都立大学駅前



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


8月の連日厳しい暑さの中、
私立校の弦楽部の夏期集中練習へ伺いました。
昨年からでで、今年2度目になります。

弦楽部のチェロパートメンバーは中高生。
経験レベルは様々ですが、それぞれ懸命に取り組んでくれました。

今回はアレクサンダー・テクニークを活用し、
生徒さんのもっと向上したい気持ちを大切に、
表現するためにどんな意図をもって演奏に取り組んでいくかを、
興味をもって一緒に考えながら体験して欲しいと思いました。

課題はモーツァルトのディベルティメントk137第1・3楽章から、
譜読みから技術指導全般でした。

各自の課題についても希望を聞き、
それについて取り組みながら進めました。

それぞれ弾き方による音の変化や、演奏表現の可能性を探求しました。


まず始めに、演奏する前の座るところから丁寧にやってみました。
身体と
脚の使い方も、演奏しやすさに影響があることを考えるきっかけになったらと思います。

楽譜を読んで理解することから、
表現のためにどんな動きを選択していくことができるか考えました。


始めたばかりの人が参加できて、経験を積んだ人がプロセスを復習できるように、
表現したいことのための練習の手順を、とてもゆっくりからやってみます。


身体のことについても考えてもらいました。
顔の絵を描いてみて、ペアに組んでお互いの頭の立体を認識するワークを行いました。


手の骨の絵も描いてみました。
肘の動きと腕構造、鎖骨・肩甲骨の可動性の実験。
最終日に持参した1/2骨格標本にも興味津々取り囲んでいました。

脊椎の支えやつながりについての簡単な説明から、
前屈で脊椎の全体に意識を向けたり、
合掌から腕を上げて下ろす動きなど腕全体を意識して、
演奏に役立つ準備運動やストレッチとしても取り入れました。
姿勢の改善や気分転換にも有効なのです。


演奏のしやすさのみならず、
疲労の軽減必要な注意力を持ち続けるためにも役立つことなどを伝えて、
アンケートを記入しているときの様子など普段の動きにも気づけるように、
意識を向けてもらいました。


最終日になって、腰が楽に弾けるようになったことを伝えてくれた方もあり嬉しかったです。
頑張ってこらえてたんですね。痛くないやり方を考えることはとても大切です。

全体的には、
興味をもって取り組んで、今できることから丁寧に観察して、
やりたいことに向かっていくプロセスを体験してもらえたのでは、
と思っています。



以下生徒さんたちの感想より。

●チェロを弾く際に骨のことまではいつも考えていなかったため、このことを教わったことで自分の動ける範囲がわかりました。また少人数で教わることができたので、自分の質問したいところをすぐに聞けて嬉しかったです。

●腕について教えてもらって、教えてもらった全ての事を、チェロを弾く以外にも使えたらいいなと
チェロの事でも分からないところ、など色々教えて下さり、ありがとうございました。
来年の集中レッスンの時にはチェロでも先生が教えてくれたことも上達した私で先生に会えたらいいなと思いました。3日間ありがとうございました。

●私はまず基本的な姿勢や、弓使いからなおしてもらったことで、だいぶチェロを弾くのが楽になりました。
特に腕をより伸ばして弾くことができるようになり、今までより音量も出てよかったです。
また、ポジションや、弓を止めて弾くなど より演奏が上手に聴こえるようになったり、弾きやすくなってよかったです。3日間ありがとうございました。

●少し前傾(?)股関節から移動できるような座り方で弾いたとき、腰が前より痛くなく弾きやすかったので、知れて良かったです。
ポジションも自分では思いつかないこともあり、ディベルティメント1・3楽章を教えてもらった後。最初より各段位弾きやすくなりました。

●チェロと自分の体がこんなに関係しているなんてとても驚きました。
チェロを弾くときも、うでの動かし方、座り方次第で音の出方が違うことが分かったので、今後も活かせたら良いなと思いました。
この3日間で、まだ自分が知らなかったことも知ることができたし、弓の持ち方など、改めて教わることができたので、とても自分のためになりました。ありがとうございました!楽しかったです。

●3日間でわかったこと!普段あまり気にしない首の仕組みなど、ちょっと気にしてみると面白いことをたくさん学べた!
チェロを弾くときだけでなく、いつも生活している中でも意識してみようと思った!
またチェロに関しては、いつもわからないなと思っていたところも先生に教えていただいて、いつもわかっているつもりだったところも改めて聞くことで3日前より、上達した気がしました。
あと上手くなったねと言ってもらえて、とても嬉しかったです!本当にありがとうございました! 


文面から生き生きとした皆さんの様子が思い出されます~
またお会いできるのを楽しみにしています!
ありがとうございました。
 


最後までお読みいただきありがとうございました。


頑張って、痛い思いを我慢していませんか?

やりたいことのために、
自分に優しいやり方を、見つけましょう

もし、指の形がうまくできない。
指を開きにくい。
形を保てない、
というようなという考えがあったら。



指の動きについての考察です。


曲げようとするとき、指先どうしは手のひらに向かって閉じていきます。
伸ばそうとするとき放射状に開きます。

手と指先の動きは、物の形に添わせることができる仕組みによる、
受動的可動性があります。


弦・指板・ネックで指先2点を触れて沿わせたときの、可動性のヒント。

スマホやタブレットで2点でポイントし、縮小するときのように動かしてみて下さい。
親指を除く指先では、曲げている時はあまり広がりません。
それに比べると親指はどの指とも自由に距離を作れます。
親指が音程やポジションのガイドになる時、
親指の可動性、母子対抗性、受動的可動性などの手の指の特徴が関わっています。


手を形づくろうとすると、
あらかじめ動きを制限しているかもしれません。
しっかり力を入れたいと思うと、
肘を後ろに引いて、ネックをつかむようにしているかもしれません。


必要な動きについて、指先がそこへ伸びていけるようにと考えてみましょう。

指先を意識してつながっていることで、指は弦の弾力をとらえながら動くことができる。

弦と指の触れて離れる動きをあらためて観察しましょう。
何がどこから・どこへ・どのように?と問いかけてみましょう。

1つづつその問いの答えを見つけていきます。
前の音と次の音の「間」にやっている動き方も眺めてみましょう。
関係性を見つけましょう。
どんな動きが「響」を作っているでしょうか。

いつでも動けそうなつながりを持ち続けながら。
その時その時の動きの関係性について考えていく道筋に、
自分全体の働きとつながるヒントや、
やりやすさの鍵があります。


身体は骨のつながる構造を使っています。
こんな風に動くことができる!と、
可動性を理解することは、
必要な動きを助けます。

身体の使い方に興味をもってみると、
複雑に思える動きが、だんだんシンプルに見えるようになると思います



ワークショップお申し込み受付中!
心地よく自分らしく 音楽したい人のためのワークショップ 2019
①  9/15㈰  第1回 
② 10/13㈰  第2回 

開場  13:15
開始  13:30~16:30終了(休憩・アンケート記入時間込み)
会場  新桜台スタジオ1619 (地下なので階段がございます)
    http://www.studio-1619.com/layout/layout.html
募集  6名程度 
対象  チェロ・弦楽器他、演奏をする方など。グランドピアノあります

持ち物は楽器、やりたいことと、好奇心です。
動きやすい服装でお越しください。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

アレクサンダーテクニークを学んでから、
痛みや、やりにくさとの向き合い方が変わり、
何より身体が楽になりました。

繊細な変化が見つかって、
興味深く取り組めるようになりました。


演奏の悩み、痛みや疲労を、
心地よくできるやり方に変えていきましょう!


ワークショップのお知らせです。
ただいま受付中、すでにお申し込みをいただいています。
少人数で取り組みます。
氣になっている課題に取り組んで、皆さんでシェアしましょう!


・楽器を練習するときの、姿勢や座り方が気になっている
・手首や腕の動きがよくわからない、上手くいかないことを何とかしたい

疲れや痛みが気になっていたり、やりにくさを感じていたら・・・
自分に優しいやり方を、一緒に楽しく探求しましょう。

ワークショップ2019、第1・2回
① 9/15㈰ 第1回
立つ座る動きやすさと演奏/骨で支える身体の仕組み
ワンポイントレッスン やりたいことのための、はじめの一歩、その鍵は?

②10/13㈰ 第2回 
腕の動き動きやすさと演奏/体の仕組み・骨を動かす身体の仕組みま
1回目のおさらい、アクティビティを中心に、次の一歩に向かうポイントは?

①  9/15㈰  第1回 
② 10/13㈰  第2回 

開場  13:15
開始  13:30~16:30終了(休憩・アンケート記入時間込み)
会場  新桜台スタジオ1619 (地下なので階段がございます)
    http://www.studio-1619.com/layout/layout.html
募集  6名程度 
対象  チェロ・弦楽器他、演奏をする方など。グランドピアノあります

持ち物は楽器、やりたいことと、好奇心です。
動きやすい服装でお越しください。

講師:清野佳子 アレクサンダー・テクニーク(ボディチャンスメソッドによる教師資格取得、今回は卒業前企画です)チェロ奏者、演奏指導を行っています。 

今回参加費 (卒業前企画価格)
1回 5000円 当日お支払い下さい
*早割 4500円  前月末までのお申し込み 
*ペア割  8000円  お2人でお申し込み
*継続割  8000円 第1・ 2回連続受講  

ご質問、お問合せ、お申し込み、
ご自身の興味のあること、当日やってみたいことなど簡単に、
メールでお知らせください。
 celloseino.y@☆gmail.com(☆を@に替えてください)
お申込みお持ちしております。

ワークショップ2019、第1・2回:お知らせ(1)DSC_5242

「心地よく自分らしく音楽したい人のためのワークショップ

① 9/15㈰ 第1回
 立つ座る動きやすさと演奏/骨で支える
    ワンポイントレッスン
 やりたいことのための、はじめの一歩、その鍵は?


②10/13㈰ 第2回 DSC_5564
 腕の動き動きやすさと演奏/骨を動かす
   1回目のおさらいから、アクティビティを中心に
 やりたいことのために、次の一歩に向かうためのポイント。

もし、
・楽器を練習するときの、姿勢や座り方が気になっている
・手首や腕の動きがよくわからない、上手くいかないことを何とかしたい
疲れや痛みが気になっていたり、やりにくさを感じていたら・・・


一緒に楽しく探求しましょう。

チェロを演奏し、アレクサンダーテクニーク(ボディチャンス/メソッドによる)に出会い、体験して学んだことから、演奏や日々の活動に役立つやり方をWSでお伝えします。

座り方がわかると何より弾きやすくなり、楽器の響が増しました。
・かつての腰や背中の痛みに煩わされていません。
・ステージでの振る舞いに役立ちます。
・普段から疲れにくく、呼吸もしやすくなりました。

指の使い方、腕と胴体、脚と軸、全体の動きのバランスは、
みんなつながっているのです。


動きやすさと楽さの「鍵」は誰でも持っています。

楽さ・動きやすさの「鍵」を見つけましょう。
「鍵」を使って、やりたいことをやってみましょう。


ブログを読んでちょっと氣になっていた方、ピンときた方、
楽器やレッスンはひさしぶり・・・そんな方にも役立ちます。
もちろんチェロをさらに探求したい方、大歓迎です♡♡


グループレッスンは、お互いの変化を客観的に見ることができ、役立つアイディアを共有できます。
お友達をお誘い頂くと割引になります。

どちらかのみの参加も可能です。
回を重ねることで、理解を深めることができます。


①  9/15㈰ 第1回 
② 10/13㈰    第2回 

 
開場  13:15
開始  13:30~16:30終了
 (休憩・アンケート記入時間込み)
会場  新桜台スタジオ1619 (地下なので階段がございます)
募集  6名程度 
対象  チェロ・弦楽器他、演奏をする方など
。グランドピアノあります。

持ち物は楽器、やりたいことと、好奇心です。
動きやすい服装でお越しください。


今回参加費 (卒業前企画価格)
1回 5000円 当日お支払い下さい

*早割       4500円    前月末までのお申し込み  
*ペア割   8000円  お2人でお申し込み
*継続割   8000円     第1・ 2回連続受講            
 


ご質問、お問合せ、お申し込み、
ご自身の興味のあること、当日やってみたいことなど簡単に、
メールでお知らせください。
 celloseino.y@☆gmail.com(☆を@に替えてください)

お申込みお持ちしております。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

手と腕の動きは、触れるものとの距離や重さの影響のほかに、30 デュプレさん KIMG0741
様々な弾力性も関係していることに、興味を向けてみました。


ぎゅっとして固めている時には、繊細な情報は得にくいですね。

骨を動かす筋や腱にある感覚器官は、
緩む時に、たくさんの情報を得られるのだそうです。


動きの変化の中で弾力性を考えてみることで、
必要な情報をより繊細にとらえていけるでしょうか。



①弦の弾力を指先で感じ取りながら弾いていきます。
どのくらい触れているか、指の動きに注意を向けます。

②そして弦に押し返される動きを観察しましょう。
③そこを離れる瞬間を眺めてみましょう。


自分の指と弦の弾力と支え、力の加減、を受け取りながら、
そこからのタイミング、
どこからどこへ向かうのかについて考えてみる。


そうして次の音へ移ってみたら、いつものやりかたに比べて、どんな違いがあるでしょう?


写真はデュプレさん。バラの季節ですね。



*************

頭が動けるようにと思い、
意識を自分全体から周囲へと広げながら、
地面からのサポートを得て、胴体のバランスを支える足のつながりで、
足・脚を通じて支えのある弾力を使っていくことができる。



頭は前側に少し重く、その重さを支える脊椎にはS字カーブがある。
頚椎には前側に、胸椎は後側へ、腰椎は前側へ、
脊椎は1つ1つ積み重なってカーブして、
重力に対して支えるための構造を持っている。

動こうとするとき、思い出そう。
動き出すための、身体の弾力と支える仕組み。
楽器の弾力をキャッチする、身体の動きの中に、
小さなバランスの変化は見つかるでしょうか。


*************

腕を上げる、手を動かす、指が触れるなどのときに、
私は口やあごに力が入るのが、どんな動きと結びついているのかを、
調べているところです。

指を動かし続けながら、呼吸に意識を向けてみたら?
呼吸も胴体の中の弾力。

指が弦の弾力をとらえながら、足の裏のアーチを意識し続けたら?

足の裏のアーチにはバランスを支える弾力が備わっています。
足の指が伸びていき、足全体が広がるように思ってみたら?


動き出すために、
様々な弾力のある支えについて考えてみましょう。


繊細な観察を続けていくことで、
情報を柔軟に、だんだん静かに、
受け取れるようになっていくと思います。



弾む


最後までお読みいただきどうもありがとうございました。


指のやりにくさ、力んで動きにくい状態をなんとかしたいなぁ・・・

音程の取りにくい時、個別の指の動きを考えることが多いかと思いますが、
力みを生む「考え」を用いていたことにハタと気が付きました。

音を押さえよう、掴もうとしていました。
ぎゅっとしながら動き出そうとしていたら大変なのです。


動きにくい時は自分を動きにくくさせている考え、選択があった。

ほんのちょっと先をせっかちにやろうとしていることが、自分を固めています。

そして、動く順番を見直して整理すると、
弓の動きをより明確に意識する必要がありました。


状況を見る。
どんな軌道?どれくらいのスピード?その時、何が大切?
対応できるような動きやすさと、変化に対応して、必要な選択ができる事。


例えば、自動車の教習所で習ったことを思い出す。
(マニュアルでした💦)
ニュートラルを通って変化する。
ギアを変えることでその時必要なパワーを選ぶ・・・
オートマチックでない、自分の判断がいるのよね。
ブレーキが良く効くからこそ、安心してスピードが出せる。
ペーパードライバーですけれど(笑)

ずいぶん前ですが、新幹線のドアが開くのを見ていて、氣が付いたことがあったのです。
ドアのロック。
油圧?が解除され、ドア全体がすこし外側へ浮いてから開く。

指も弦の弾力を受け止めつつ押し返されている。
その圧をゆるめてから、動けばいい。



やりたいことをやるために、
その考えを用いる時に、
自分全体の働きがあることを思い出していく。
→なぜなら、ぎゅっとする考えから、出てくる必要があるから。

頭がふんわり動けるようにと思う。
そうすることで、自分全体がつながっていて、
動きに必要な支えと、バランスがするつながりがあることを思い出せたら。
今、やることを1つづつやっていくというシンプルさに戻れます。


やりたいことのために、役に立つ考えの言葉使いを選んでいくこと。

指が触れたり離れたりする感触に意識を持ちつつ、弓の音を歌うタイミングを決める。
弓の動きに表現のための明確さがある時、左手がずっと楽に動く。

「弓は動くと決めて、動く」
「音を弓が弾きたいとき、指がいるように」

奏でたい音楽を弓が弾くために、指がそこ(弾きたい音の所にいて、弓が弾くと決めて動く。
向きを変える、弦を変える、位置を変える、
その時々の動きを眺めつつ、あらためて弾くと決めて弾く。
ちょっとややこしいでしょうか(笑)


音程は、音楽的な要求に沿った弓の扱いの意図が決まってくると、
ずっと楽に弾けるようになるなぁ・・・(複合的な様々なことにおいての一面として)
今はこんな風に考えています。。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

去年の2月は、武蔵野市民文化会館で室内楽のコンサートがあり、アレクサンダーテクニークを学んだ方たちと、実践的な学びのとても良い体験でした。

今年は先日、調布くすのきホールにて、ヘンデルの2つのチェロのためのソナタを弦楽の伴奏でソロパートを務めさせて頂き、貴重な体験となりました。
以前からたびたびコンサートのサポートをさせていただいていた弦楽合奏団です。花51304185_2213890698826644_6626761983674810368_n
この機会を下さった皆様、聴いてくださったお客様、ありがとうございました。

掛け合いが美しくもなかなか緊張感のある曲、原曲は2つのバイオリンのためのソナタで、弦楽合奏伴奏での音域・音量のバランスなどにおいて悩ましい点多々ありました。

ゲネプロでは、降り番の時にホールを歩いてみて、客席にも座ってみました。
居る場所で響の聴こえ方は違うことが分かります。後方座席では全体がきれいにまとまって聴こえ、
前の方ほどより各楽器がより生き生きと直接的に聞こえてくるようでした。


昨年は5重奏の室内楽、今年は弦楽合奏による伴奏でずっと大きな編成です。kyakuseki51135293_2213889122160135_6171633988763910144_n
椅子の位置や向きの調整をし、実際どのようにお互いに音が聞こえるのか注意してみます。

アンサンブルしやすいか、どう聞こえてくるか、みんなでアンテナを巡らしていました。
ステージ前面ソリストの位置で、当然ながら客席方向にウオンと気持ちよく響きますが、ステージ後方では時差で聴こえてきます。
各セクションリーダーと話してみたことも安心材料になりました。

リハが終わってからいろんな場所で、ちょっとづつ弾いてみました。
コンサートマスターの席、チェロのトップ・後部、それぞれとても興味深かったです。ステージ51184388_2213888978826816_456835712562495488_n


開演して初めの曲は、ホール客席後方で聴いていました。

立ち位置を変えてみる。
いろんな状況を想定する。
皆がそれぞれの状況で協力し対処しているという信頼。
そのような環境を認識しつつ、つながっている。
周りと良い関係性であると実感できました。
後はできることを精一杯その時やるだけです。

本番。袖にいる時もそんなことを思い出し、ステージでは客席を見渡し、知っている方を見つけました。
見守り、応援してくれる人もいます。
共演者とアイコンタクトをしながら演奏しました。
演奏の状況を少しイメージできたことで、ちょっとしたずれが生じたときにも、落ち着いて対応できたなぁ、と思います。

高揚して強くなったり大げさだったり小さかったり、響が暗かったり低かったり・・・。
色々起きても、あ、少し硬くなってるなと気が付いて、
何とかその瞬間をやり遂げる事に意識を向けました。
終わってホッとしました。
終わってみると、もう少し明確に意識的にできないかしら?なんて思います(笑)
この機会をいただいたことに感謝します。

どんな1回1回もチャレンジしたことが、貴重な財産です。
さあ、できるかどうかより、どのように考えてやっていこうか、
何を大切にしたいのかを考えていく練習しながら、
また次のチャレンジに向かいましょう!


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。






「難しい・うまくできない」と感じた時に。

そのお知らせを、どう受け取ることができるでしょう?



弓が滑らかにつながらない、
指が滑らかつながらないない、
音が滑らかにつながらないない、
わざと「~~ない」という言葉の表現をあげてみました。

お知らせは、そこに取り組む課題があるということですよね!

できるようにしたい、その望みのために。

スラーのあるフレーズを「滑らかにつなげて弾きたい」と思う時に、
さて、必要な事はどんなことでしょう?
違う視点を持ってみることで、状況を変えるきっかけを見つけられることは良くあります。

分かっていること、良くわからないことなどについて、
ちょっとした混乱や、見落としていること、渋滞を整理しましょう。



楽譜上の音と音のつながりは、実際のどのように意識されているのか、
まず、フレーズで歌ってみましょう。

いろんなパターンで歌ってみましょう。
・そっと歌ってみましょう:やさしく
・強く歌うところを作ってみましょう:アクセントをはっきり
・強く歌うところを変えてみましょう:アクセントを意識的に
・やりたい表現を選んでみましょう:選択を明確に
・つなげたいところを協調してみましょう:意図を明確に

ポイントは、違うパターンも含めシュミレーションすることです。
エチュードの中には、このようなパターン練習が良くありますね。
正しくやるという考えを外して頭を柔らかく、ゲーム感覚でやってみたら?

様々な動きに対応できるようにシュミレーションし、違い・変化に対応します。
これは音形・リズムのパターン練習にも同様なことですね。



さて、今回は運弓について。
実際の弓の表現として、この変化をどうとらえることができるでしょうか?

もし、スラーの滑らかさが、
「できるだけ均一に保つ、同じように弾くこと」と考えているとき、
抜けていることがありそうです。


弦楽器の場合、音が変われば、弦の長さが変わり、
振動が変わり、摩擦が変わるということについて、
どう考えられるでしょうか?

弓の毛を弦に向かわせ続けることで、
1つ1つの音の変化に対応し続けていく。
バランスする動きはいつも変化の中にある。


自分全体の働き、楽器の機能とともにある、弓を扱う仕事。
押しただけの力で押し返される、抗重力のサポートと、弾力の関係性などなど。
全部が働きつつ、協調することで、変化に対応して行くことができる。

やろうとしているのにできない、なかなか動きを変えられない、気づけない。
そんな時に自分全体の働きについて意識を向け考えるという、
アレクサンダーテクニークがあるのですよ


関連過去記事
<スラーの中で>

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。







チェロをこれから始める方の、初めてのレッスンにて。


どうやって触れる?

楽器とのお付き合いの仕方を、始めにやってみます。
楽器の大きさ・形や、重さを扱うために、
考えたいことを順番に、お声掛けをしています。



楽器を扱う動作とその意図をお話しします。

初めから丁寧にやってみることは、演奏そのものの準備になります。
意図をもって動くこと、必要な動きが機能的であること、
どんな考えで、どう動いてけるのかを学んでいけば、
身体に優しい、楽器に優しいやり方になります。



あこがれの楽器に触れたときの気持ち、思い出すとわくわくします!

私自身、子供のころから振り返ると扱いにはいろいろ失敗がありましたから、
あの悲しい思いをして欲しくないので
必要なことをお伝えしておきたいと思います。



無事持ち運んで、椅子に座る。

とりあえず簡易に、椅子を調節して、座って、
エンドピンを出して、長さを調節して、
楽器を立てて、自分の所に持ってきて、
チェロに触れるための脚の開く動きから、座り方を考える。
この辺りはいろいろ調整し、おさまりが良くなれば、まず待機状態。


そこから、両腕をチェロの前面に伸ばしてそっと抱えます。
ハグするようにしたら、椅子の上で左右にと、チェロと一緒に揺れてみます。
楽器を安全に扱えて一安心。にっこりします

椅子の上の自分が動いていくときの、椅子や床に触れる体の様子も観察します。
動きは全体につながっていきますね。演奏は全身に動きがつながります

やりたいことをやるための考え方、
その時々の自分全体の使い方は大切
です。



弓を持って、弓の重さを受け取ってみます。

傾けたり、倒したりするときの、支える重さの感じ方を調べます。
弓を持ちあげるときの、腕全体の動きは、どうなっているでしょうか。
弓先に方向を意図すると、手と腕の動きはどう変わるでしょうか。

ここまででもかなりの情報量まだこれでもざっくりです。


音を出すまで、弓を運ぶときの意図を伝えます。

弓の重さのバランスを扱い、毛が弦に触れるための動きを考えます。
持ち上げる。近づける。
弓毛の弾きたいところを、弦の弾きたいところへ向かわせる。
肘から回す。重さをのせる。
角度を選ぶ。方向を選ぶ。
弦と弓の摩擦、弾力があることを思いつつ、
弾くと決めて、弾く。


弦の振動の様子が見えて、弓をどれくらい使うかを選んで、やってみます。

始めはのぞき込むように、ちょっと小さくなっていましたが、
腕を長く使いやすくするために、座っている自分のことを思い出して、
試しながら弾いていきました。


どうでしたか?とお尋ねすると、
最後の感想は、「楽な時に、いい音がするでした!
そこを受け取ってもらえて良かったなぁ。


書いてみると、結構いろいろありました。
また少しづつ、丁寧に見ていきましょう。もし、それが望みなら。
繊細なアップデートは限りなく続く・・・

楽器の響と奏でる自分の探求の旅。
やってみればこその喜びがあり、
その奥深さへ取り組む人たちへの、共感と尊敬がますます湧いてくるのです。
たとえ今、その旅路のどこにいようとも。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。









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