チェロと歩む 

チェロ弾きの日々の氣付きと学びの記録。
チェロと毎日をもっと自分らしく、心地よく楽しむために。
~清野佳子のブログです~

カテゴリ: チェロ


KIMG0753ジャクリーヌさんは、以前の記事のあと、こんなにきれいに咲きました。


さてさて、ブログは書き始めて、もう4年目になっていました。
何を書いたらいいかな・・・

さっぱり手が進まないこの数か月なのでしたけれど、
ブログを通じて、レッスンのお問い合わせをいただきました。


先日、新たに2人の方と個人レッスンが始まりました。 


持つ、座るなどの準備、
そして音を出すことを、試していきました。

楽器との関係性をいろいろと更新するので、
いままでとは違う意図ももってみます。

頭と脊椎の関係、身体の仕組みのお話をして、
ちょっと興味を持ってみたら、どうなるでしょう?

音を奏でるために、頭が動けて、
そうすることで自分全体が付いてきて・・・
頭と脊椎の関係を思ってみること、
そしてそこからやっていくことを、明確にしていきます。

自分全体を思い出していくことで、
身体の使い方が変わっていくので、
だいたい、まずエンドピンの長さが変わります。


さん:さん:
良く鳴らせないと思っていたC線が楽に弾ける。
自分が骨・骨してきました(笑:骨を動かしてるんですね~)
弓先がいつも何となく怖かったのが、怖くなく弾けた。

などなど、やりたいことのために自分全体で使い方を考えていくことが、
身体や楽器の機能に影響しています。

力を入れる、抜くという何となく漠然として良く分からない考えよりも、
変化はすぐに感じられると思います。


こうした意識をもってみることを試していくなかで、
ご自身でこれまでいろいろ悩んでいたり、
出したい音に向かって考えていたことが少し整理されて、
表情がぱっと晴れやかになる瞬間も、たびたびありました。

身体の使い方について、
実際のその時々の座り方や動き方について、
私自身も、今でも、
さまざまに体験し続けています。



ちゃんとやりたいという気持ちを、ほんの少しお休みさせて、
ちょっとドキドキししつつ、違うことも起きることをやってみると思えたら?
そうやって起きることに興味が持てたら?

どうなるでしょうか?

それは、違うやり方も試してみる、
いつも実験するという場に自分を置くということなのだなぁ!


そんな体験をブログに書きたいなと思っていることを、
あらためて思い出しました。



新たなチャレンジをしてくださった方達との素敵な出会いを、
こころからお祝いしたいなと思います♪


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最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。




新緑と明るい陽差し、気持ちいい季節になりました。
30 デュプレさん KIMG0741
写真は今朝のジャクリーヌ・デュプレさん、
今年も咲いてくれた、1輪目です(*^_^*)
とてもいい香りがしてきます。


***


今日の記事は、「肘の動き」から、
胴体や、手との関わりについて思ったことです。


新年度になって、
運動や楽器を始めた方もいらっしゃるでしょうね!


私は4月から、さちこ先生の、
「AT Dance 身体を活かす使い方」のクラスを受講しています。

クラスメイトとともに、
やりたいことを妨げていることや、
自分の思い込みに氣づいて、
そーなんだ・・・!?
という、新しい体験がいろいろあります。


肘の様子で、動きやすさが違いました。

たとえば、前屈。

運動前のストレッチとして良く行われますね。
床に足を延ばして、股関節から胴体を前に倒していく動きです。

このとき、腕を伸ばしてつま先をつかもうとしていたのですが、 
さちこさんの提案によってやってみると、
あら!?ふわっと前に行けました。


腕を持って行くやり方、そのタイミングで、
前屈の滑らかさが全然違います。


まずは、
「頭が動けるように、そうすることで自分全体が付いてきて」
というお願いをします。

これは、
なんとなくいつものやり方をしないための、
意識的なやり方なのです。

さちこさんの動きの提案は、
「きらめく」という言い方で思います。

頭のてっぺんの上の方に星がきらめく~☆
素敵な言い方ですね♡


このあと、どこから動くでしょう? 

先に、手を足に向かって近づけようとしたり、
腕を、ぐっと前に出そうとしていませんか?
なんと、これをしないほうがいい!!

肘を張り出して、腕を持ちあげているとき、首のまわりにも緊張がありました。
先に足をつかもうとすると、胴体に硬さが起きて、動きにブレーキがかかるようです。

前屈するために、
きらめく~☆をお願いしながら、
頭のてっぺんから尾骨までの脊椎の長さを思いつつ、
頭が前に行きつつ、
股関節からたたまれて、
腕は、肘を胴体から脚に沿わせつつ、
行ける所まで行き、それから手も前に出ていける。

私はだいぶ柔らかい方ですが、
思わず、えっ?!と声が出るくらい、
ふにゃっと前屈ができました!


***


ここから楽器演奏にまつわる、考察です。


楽器を始めて、まず持ち方を習う時、
「形」を考えることが多いでしょうか。

ある形を作って、それを保ちたいと思う時、
ちゃんと、しっかり持とうとするとなおさら、
弓を扱うためにある動きを止めているかもしれないのです。

手や指は、ずっと柔らかく繊細に動き続けていることで、
弓をさまざまに扱うことができます。

弓を持つまでの準備を観察します。

さて、手を前に出すときに、
どこから動き出していたでしょう?

!?

指は何をしてる?
肘や、肩関節はどんな動きをするでしょう?

肘を遠回りさせていないかな。
肩や首は楽かな。
 
動きだすときに指・手を先に形にしていると、手首に硬さがありました。
肘・腕が先に持ち上がっているとき、肩のあたりや、首に固さがありました。


弓を持つために、
首をらく~にして、
きらめく~☆自分全体を思い出しつつ、
指先から弓に向かって動き出し、
腕は、指先についていく。

先に腕を持ちあげなくていい。
肘を上げてから動かなくていい。
先に指を持つ形にしておかなくていい。

指先は、弓にただ触れ、
弓に手を添わせ、
ただ持って弓の重さを受け取り、
その長さ、全体のバランスを手で受け取ってみる。

そしてそこから、
弓を扱うために指先と手は必要な所へ動いていくこともできる。

弓の扱いやすさは、自分の動きやすさですね。

そして呼吸のしやすさも思い出して。
呼吸で肋骨や腹腔などの胴体にも動きがありますね。

どこかの部分だけでなく、自分全体へ意識を向けていきましょう。

頭と脊椎の動きは、自分全体の働きに関わっています。

「きらめく~☆
=「頭が動けるようにそうすることで自分全体が付いてきて」
やりたいことのために使う
動きやすさ、必要なことを導くための、
とっても大切なツールなのです 

この探求はさまざまにつづきます!
とっても面白い。


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最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
 


練習のやり方のプラン 

生徒さんとのレッスン、
自分の練習のための、メモです。




①情報収集

・演奏したい音楽の、楽譜にある指示は何かな?
  どんなことが読み取れるかな?

②順番・プラン

・こうやってみようと考えてから動いたかな?
    あわてて先へ行きたくなっていないかな。
    今と次の関連づけをするための、十分な時間を取れたかな。

③実験・検証

・やってみてどうだったか、何を覚えてるかな。
    終わってから振り返れているかな。

・やりながら心配していないかな。
     そんな時は、どうやるのかをはっきりさせるところにもう一度戻ります。

・すぐ、やり直していないかな。
     次に動くために、あらためてこうやってみよう、と考えているかな。


何を考えながらやってみたかが、振り返るために役に立ちます。
なんとなくくり返し回数をやっていると、なんだかだんだん混乱することもあります。

少しづつの変化を起こすための、
問いかけながら、氣付きを持つ練習が大切なんですね!

すぐできるかどうか、上手くいくかどうかにとらわれず、
どんな発見があったかを実験していきましょう♪


***


楽譜から情報収集

・作曲者・作品曲名、などの情報、
   テンポ、拍子、表情記号・・・

・音名を読む。
     シャープ・フラット・ナチュラルは付いているかな。
     調や臨時記号を明確に。

・音程関係を読む。
     今の指、前後の指、関連する並びの使う指の意図は?
     半音・全音・・3度・・7度・オクターブ・・・などなど


必要な動きのためのプラン

・進行する位置関係を読む。
     どの弦、どのポジションかな。
   

・どんな強弱や表情なのか、その関連するつながりと変化を読む。
     弓全体のうちのどこを使う?
     大切なことは、何かな?

・どんな順番とタイミングで?

・どんな指や手や、腕や身体の動きがある?
  何がどこからどこへ行くのかな。

そして、
④それらによって、どんな音楽を生み出したいのでしょう?


これらを口に出して言ってみるのをやってみて!

言い終わるまで、待って、動かないでみる。
これが、たいてい我慢できないで動いてしまうのよね(笑)


動こうとする時の、自分全体の使い方のアイディアを思うことも大切な練習です。

やりたいことをやるために、
頭が動けるように、そうすることで、自分全体がついてきて、
こうやってみよう、こう動くと1つ1つ考えてみる


少しづつからで、いいと思います。


こんなことをちょっと時間を取って考えてから動いたとき、
あら!?できた・・・と氣が付けたらしめたもの!
こうする方が、だいたい上手くいきます。

次にどうやってみようかを、
あわてないで考える時間を取ることを、できるようになってきます。

そして、動き出し、動いているとき、動き終わりを、
こうやって、こうやって・・・進行形でゆったりと眺めてみる。

何を意識しているかに気付いて行けたらいいですね♫



****


何をどのくらい?

お料理みたいです。
作りたいお料理のために、材料をそろえて準備します。

分量のバランスをみて、ふさわしい大きさにして、
手順を考えて、タイミングを考えて、
必要な時間をかけて、温度、火加減、
味付けも順番がありますね!


熟成したり、発酵するうまみ。
調味料には、時間をじっくりかけた中でできた旨みがあります。

味噌や醤油、塩の旨みができる自然の働きもすごいし、
それを見つけて大切に伝承していることも素敵ですよねー。


美味しさは、材料の持ち味を活かすことかなーと最近しみじみ思います。

意外とシンプルな美味しくするコツは、一つ一つの素材を選んでみること。
組み合わせの妙を発見すること。

その作っていく過程を楽しんでいくと、味わいも増しますね!


美味しいって、嬉しくて幸せなこと!
食べてくれたら嬉しい。
作ってもらったらもっと嬉しい。
一緒に作って味わえたら、とっても幸せ。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


このところ興味のある、腕の動きと身体のつながりについて考えます。

弓を動かすとき、肘は伸ばされたり、たたまれたりします。
伸ばす動き(伸展)の力強さにも注目。


***


さて、腕の重みって何でしょう?

「腕の重さをのせよう」と思っているとき、
どこでやろうとしているかしら。

肘、肩から押し込もうとすると、
とっても疲れるし、効果を得にくいのでは?

腕に力が入るとき、
腕をぎゅっと短くして、胴体に引き込みがちなのでした。


頭が動けて、そうすることで自分全体いがついてきて、
胴体が上に向かいつつ弾いてく時、
すごく豊かに楽器が鳴って驚いたことから、
響を妨げない身体の使い方があるのだな!
と、学んだのでした。


では、伸びやかな響を生み出すために、
どんなことが、有効な「重み」になるのでしょう?


***


重たいものを動かす時は、どうやっているでしょう?

ためしに、自分の重さを支えられるところに、手をついてみます。
壁や床などしっかりしたもので。
片手でもいいので、ちょっと押して、抵抗を感じてみます。


押しただけの力で押し返されていて、
押し・押かえされる身体と腕のつながりがあります。

力強く全身で押そうとするときには、脚も使っているでしょう。


あたりまえのようですが、
腕と脚は、胴体を支え、動かします

手を自分の前方に出していく動きで、
身体とつながりのある腕が長くなるとき、押し出す力になる。


全体でつながりながら、手を押し出す、肘を伸ばす・たたむ動作を考える。
肘を上げ横から後ろ方向へ引くとき、軸とつながりにくい。

首に力が入って縮めてしまうとき、肩も上がりやすい。


 
頭が動けるように、そうすることで身体全体がついてくると、
自分全体に動けるゆとりが出来てきます。


それによって、腕も長く使えるようになり、
身体全体でのつながる動きは「重み」になるのでしょう。


頭が動けるようにすると、自分全体の働きを協調させながら、
必要な意図を持って動くことで、
身体も腕も、自分全体を大きく充分に使っていける、
そういうことなのだと思います。



おすすめ動画メモ♫

ハイフェッツの演奏
Jascha Heifetz & Emanuel Bay | Paganini | Caprice No.24
https://www.youtube.com/watch?v=vPcnGrie__M

イッサリースの演奏

Steven Isserlis - Schumann Cello Concerto Op. 129 Complete

https://youtu.be/7tm45E8kOR0

モルクの演奏

Elgar: Cello Concerto / Gürzenich-Orchester Köln - Truls Mørk - James Gaffigan

https://youtu.be/5Obd0DdlHcI



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


弓はどんな弾力や、摩擦があるかしら。
どこでどんなふうに働くかしら?


***


弾みと発音の実験。

ピッチカートで、ポンと1つづつ弾いて(はじいて)、
ブンと鳴る時の、振動が起きて弦が膨らむ様子を観察。


弓をポンと弦に落として弾ませてみます。

弓の引っ掛り具合を、
弓と弦の触れる方向や角度を変えて試してみます。

どんな音になるかな?

小さい弾みが続くって思ってみると?

弾みから、音をだんだんに長く鳴らしていくと?

発音と、響のために、
弾む弓から、鳴らしてみる実験でした♬



弓の重さを扱い、
弓が弦に落ちていく。

これは、ビビアン先生に教わった表現です。

弓の重さが弦に落ちていき、弾む。
弾む弦に弓がついて行く。
弦が弾んで広がる響について行く。


頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてきて、
自分の中にもある、いろんな弾力のある支えが働きながら、
楽器が響く為に備わる弾力を受けとめながら。

あらためて、弦と弓の関係の再発見、再認識。
弾ませる、弓と指の意図を持ってみたら、
発音がなんだかとっても楽しい!!


鈴木メソッドの創始者、鈴木真一氏の指導の様子がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=lnWv3pnRykI
とっても楽しいレッスンです。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


 


親指のハイポジションをたくさん練習しだした頃、
痛くて、気持ち悪くなったことを思いだします・・・

初めは少しづつやりましょうね。

できるだけ痛みや不快さも無くして行きたいものです。

とっても意外かもしれませんけれど、
正しくしようと思うとき緊張がおきやすく、
急いで手を形づくろうとしているときに、
やりにくさをうんでしまうことがあります。

指の動きと弦と各音それぞれの関係性について、
自分全体の働きの中で、
ゆったりと、だんだんにつかんでいきましょうね。


***


どこかギュウッとしながら動き出すのは大変ですね。


目の様子はどうかな。

ちょっと顔を上げて周囲へ視界を広げてみると、
身体の様子が変わるかもしれません。

頭の動けるようにすることで、自分全体がついてくる事を思い続け
いつでも動き出せそうにしながら、そこで留まることもできる♪

そこから次の音程、次の指先のための動きを思う。

動きのつながりを丁寧に見ていくことで、
必要な動きに意識を向けます。
 

***


親指も含め、
指先の様々な動きを観察してみます。


音を出すために、
指にはどんな動きがあるかしら。

弦と指板に近づく、弦に触れる、音程を選ぶ、
押す、とどまる、ゆるむ、離れる。

指の上げ下げは、
トントンと軽く、またはじっくりと、
弦の弾力に触れて、押しては弛める・・・


その途中の弾力はどんなかな?
と、情報収集をしてみます。


強く叩く練習を意識することはよくあるかとは思いますが、
力を入れて、
もっと早く、
ちゃんとしたい!
と思ういつもの気持ちを、
ちょっとわきに置いてみて。


今はどんなかな?と、
とってもゆっくりの1回づつをやってみます。

ゆっくりやると、
身体の他のいろんなところが動けるゆとりがありますね。


指の上げ下げの繊細さに必要な動きと
腕や身体とのつながり
を、
だんだんにみつけます。指先につながる


弓で音を鳴らし続けていくなかで、
鳴る音もかすれる音も、
どちらも良く聴いてみます。


弦の弾力と指板の上で、
指の動きと、
音色や響との関係を観察。
 

***


左右の手の親指は、 
各指先とそれぞれに向かい合うことができる、
他の指と違う特別な機能を持っています。

母指対抗性といいます。親指の使い方のヒント1

左手の親指は、ネックを挟んで各指と弾力のあるカーブを作っています。
 
親指を動かさないように固定していると、
この働きがそこなわれてしまいますね。


胸骨は、胴体骨格と腕骨格の出会う所、
そしてチェロに出会います。

この所、胸骨のつながりに注目度高いです(笑)


チェロのハイポジションでは、
腕は前方向に出て行きながら、
チェロの触れているところ、指先と胸骨までつながる大きなカーブもある、
と考えてみるとどうかしら?

またこの時、胸骨は胴体をリードすると思って、
股関節から胴体全体が動いていけることで脚のサポートも入ってきて、
肋骨の周りの緊張が少なくなれば、
腕はずーっと楽になります。


指先から手・腕構造の動きは、
自分の全体の働きとつながっています。


弦の弾力をとらえながら、
自分全体にある弾力も思ってみる。

身体は指とつながってサポートしています。

楽器と自分には、
どんな弾力があるかしら?


動きの方向が変わる時、
弾力のある支えがあって、
次にまた動きだしていく。


***


自分の中にある弾力に氣が付くのって、
けっこう楽しい~(^^♪

思わず飛び跳ねる。
スキップしたことありますか(笑) 
楽しくないとスキップはしませんね~たぶん。

バレエのレッスン、
うわ~ジャンプなんて出来そうにない・・・
そう思っていたら、ホントに身体は動かないのでした。


ここから伸びて動いていける。

手(腕)と足(脚)は胴体から離れていくように。
頭と胴体は上に行くように。

今できるだけでいい、
小さなジャンプから、
そのほんのちょっと先へ、
やってみよう!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


 


チェロの場合、
楽器と触れて、支えている所の一つに、
胸部があります。胸骨 145px-Sternum_animation3

胸部のことついて、少し書いてみました。


腕の構造は、胸骨とつながっています。右図にて赤色のところです。
胸郭の前中央にあり、胸骨の上部に左右の鎖骨との関節があります。
 
胸骨は、左右の肋軟骨のところで肋骨とつながっています。
K0010058肋軟骨は、柔軟性があり、右の写真では半透明に見えています。 

肋骨の後方では、脊椎との関節の可動性があります。
呼氣・吸氣に伴って、胸郭から全体へとつながる動きがあり、
呼吸は、肺の中の気圧の変化によって、空気の出入りが起きています。
それは吸いこもうとしなくても、吐きだそうとしなくても、自然に起きています。


***


あらためて思い当ったのです。

下の方ヘ息を吐くようなイメージがあったり、
息を吐く少し下向きの力が余計に入っていたら、
胸骨のあたりは、動きにくく窮屈になっているかも。
 
息を詰めている時は、身体が押し下がっているようです。


実際の呼吸の仕組みは、
息は肺から氣管を通って、上向きに出て行く
 
そして、吸いこもうとしなくても、必要なだけの息は自然に入ってくる、
ということを、思いだしました。


胸郭に不必要な力みや硬さが起きていたら、
呼吸も、腕の動きも妨げてしまいます。


頭と脊椎の関係から、自分全体へとつながっていくなかで、
胸骨は腕構造と動ける。
息の出て行くのは上方向
と思ってみる。
 
呼吸が楽で、腕もずっと動きやすいのではないかしら。


楽器とどんなふうに触れていて、どんなふうに一緒にいるのか。

こんな意識をもってみることでも、演奏しやすさがちがいます♪



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。




手首を柔らかくしたい。
と思う時。

手首が柔らかいことで、
どこにどんな動きを生み出したいのでしょう?
 
実際に起きていることは何でしょう。



手首が動きにくくなっているときは、
首をギュッとしていないかな。手関節_hand

 
その時の指や肘の動き、
からだの様子はどうでしょう?


どこかの動きの代わりに、
首や、手首で必要以上に力んでしまうことも、
起きていたかもしれません。

動きの意図などに混乱があって、
硬さや動きにくさを生じているかもしれません。


***


考察


肘 elbow手首とつながる動き、
手の指までのつながりを考えてみます。
 
とてもざっくりいうと、
指を曲げ伸ばしする様々な筋が腕からも来ていて、
手のひらの中の、たくさんの骨に関わっています。

手のひらの小さな手根骨があることで、
手首も、繊細な動きが可能です。


手をスナップするように振るとき、
手や肘の動きを観察してみましょう。
ボールを投げたり、ドリブルするような動きです。
 
肘が楽になると、手首は動きやすくなり、
手首が動くと、指も楽に動けるようになっていくのでは。

指先や、肘の動きにも、自由さがあることで、
曲げ伸ばしの作用が相互に働き、
柔らかくしなる動きとなって(→♡)
腕全体へ、身体とつながりながら、
パワーを伝えることができるのですね。


腕の構造
じょうしこつ【上肢骨】


頭から脊椎につながる動きがあることを思いだしながら、
自分全体を眺めるような意識でやってみます♪

いつものように、問いかけてみましょう。
なんとなく動いてしまうのを止めてみます。

やりたいことのために、
指や、肘とは、どんな関係にある?

どんな動きがある?
どれくらいの力でできる?
 
 
意図を整理していくと、
次に動き出すためのゆとりができそうです。


データの整理をして、メモリの空き容量ができて、
サクサク・・・という感じ、かな?(笑)



♡おまけ
  [しなる]を変換したら、→[撓る]と出ますね!
  なるほど~撓という難しい字は骨がしなっていることを表しているのですね~。
  
  撓骨:前腕の二本の長い骨のうちの一つ。

  骨にしなりがあることで、前腕の2本の骨は交差して、
  手のひらを返すこと(回内/回外)ができるのですね。 


***


合気道の稽古で。

半身の構えで、
前後の重心移動、
身体のつながりの鍛錬。
船漕ぎ運動の基本動作を練習しました。


指先は楽に、
ポンとほうり出すような感じです。

ぎゅっと握っていたら、
腕は伸びて行きにくいのです。

押し出す手首のスナップのような動きは、
足腰とつながることが肝要。

腕の力とは違う、
全体の使い方であるというお話でした。

「1000回やったっていいんだよ」
と先生。
ひぇーーー

指先・手の向きにも、
力が働くための機能的な方向性があります。

技では、関節の取り方で小手をきめたり(動けなくすること)、
動きには梃子(てこ)の作用があったり。


バランス移動は、こちらの優位に動きながら、
丸く流れるように支点を変えて、

相手の関節の動きを固めて、軸とのつながりで持ちこたえられない所へ動かしてしまう。
動きの意図は、ほんとに興味深いなぁ。

体験を重ねながら、
どんな意識で動いていくのか、
その意味をまた新たに学んでいくのですね。

*小手:①手先。腕先。②手首と肘ひじとの間。 

*船漕ぎ運動に興味のある方は、こちらにとっても詳しい説明があります。
私も稽古している小林道場の大先輩が、道場長をされています。

 会津合気会ホームページ
http://aizuaiki.com/index.php?%E6%8A%80%20%E8%A1%93%20%E8%AB%96


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

練習していて、思いあたりました。


上手くいかなかいところは、やっぱり見えていなかったな~と!


見えているようにと意識してみると、
変化に氣がつきやすく、動きも変わって来るのではないかしら。


考察

指使いを間違ってしまう時、
今弾こうとする音の前後の関係性が、良く分かっている必要があったら、
「どの指がどう動くのか、(離れるまで)見えているように」と思ってみる。

そんなひまは無い!でしょうか(笑)

「見えているようにと、思うことができる」と思ってみます(笑)

じっと見ているというのではなくて、
周りと一緒に見えているように思うのがポイント。


弓が違った時、
弓がどこへ向かっていくか、良く分かっている必要があったら、
「今どこにいるのか、(弓全体が)見えているように」と思ってみる。

この2つの事は、私は最近特にあらためてそうだな~!と思うことなのです。


よくわからないことは、
そもそも何を見たらいいのか、わからなかったりしますけれど、
何がどこへ動くのか、自分で言葉にしてみると、
少しづつ明確になってきます。

ここはこうして、こうなってと、
実際の動きの関係性が見えているように、
観察していくことだなぁ!と思います。



その時そこで、
「頭が動けて、そうすることで自分全体がついてくる」
と思ってやっていくと、どうかしら。

アレクサンダー・テクニークは、
今やりたいことに、本当に必要なことに氣がついていくために、
とっても役に立つのですよ♪

自分全体を思いだして、首を楽にすることができて、
またそこからの動きを思うことができる。

例えば、動きの中で、
「必要な所で力を使うこと、休めることもできる」と思うこと。

今度はこうしてみよう!と選択ができるようになってくるのです。

視覚
思考に働きかけ、思考が動きに影響しています。



演奏は自分全体の動きですね。

音楽のフレーズを思い、
その時々で表現していくことを思いながら、
起きることを受け止めてみる♫

その都度、「どんな動きがあるかしら~」と眺めてみる。

その「自分全体」の動きのつながりの中で、
「その空間で」、「誰と」、「どんな響きを生み出して行くのか」を思う♬

ちょっと、わくわくしてきた!


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

 


音の立ち上がりを良くしたい、
どうもうまくいかないな~と思う時。


「ちゃんと、かすれないように」しよう。
「もっと強く」「もっと早く」しなくちゃ。
「ちゃんと」「もっと」この辺でグルグルしませんか?


「ちゃんと」「もっと!」のかわりに、
発音のために何をする?


必要なことを具体的に考えて行くと、
1つづつ、実際に出来ることが見えてきます。


動く前に、動きだすために考えます。

楽器をどう構えて、弓をどう持つ?
弓を持つ指には、どんな動きがある?

音を出すための、一連の動きにそれぞれのプランがあるのが、ポイント♪
あわてず、1つずつ関連付けていきましょう。

出したい音を思い、
①弓の弾きたい所が、弦の弾きたいところに向かい、
②弓の重さを、必要な角度でのせる。
③弓の方向を、意図して動く。

まず動きを考えます。
バランスはどうかな?
どれくらいの力でできるかな?と、やってみましょう。

ロングトーンで響かせて、好きなように止まることができ
そこからどちらにでもすぐに動き出せるような、
動きの自由さを思います♫

思うこと
が自分全体を動かしています。

考えるとき、そして動きのために、
その都度、あらためて、
首が楽で、頭が動けるようにと思う、
そうすることで自分全部が、1つずつ順番に全部一緒に付いてくる。

こころとからだの全体が働いていることを、
ぜひ思いだしてみて下さいね。

そうすることで、
やりたいことのために必要なことを考え、
氣付きながら動いて行くとき、
余分な緊張を解いていくことができて、
だんだんと動きは違ってくるのでした。



フルニエ氏の演奏動画を見つけました。

弓をのせるところが、とても良く映っていました♪
5:40位から

Pierre Fournier | Dvorak | Cello Concerto | 1st Mvt | 
https://www.youtube.com/watch?v=0uJvUtyEtcg


関連記事

弓を運ぶ

触れるとき

手と指の柔らかさのために 






  


***


現在レコードを聴く機会はほとんど無くなりましたけれど、
30年くらい前までは、レコードプレーヤーを使っていました。

レコード針を運び、
回っているレコード盤の溝にそっと載せます。
自動式のアームなのですが、
途中から聴きたいと思うときは手動です。


弓を弦に運び、音が出るとき、
このレコード針を置くときのようだなぁ、と思います。


小さなダイアモンドの針が溝の刻みによって振動します。
アームの反対側にはバランス重りがついています。

針のガイドを指に掛けて運び、溝にそっと載せないと、
針は反動で弾んでしまって、ガリガリと音をさせてしまうし、
外れて滑って行くと溝を傷つけ、再生音を損なってしまいます。

繊細で、ちょっとした儀式のようでもありました。
当時レコードで音楽を聴くために必要な作業でした。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。







身体の動きには、拮抗する働きがあります。

曲げる・伸ばす反対の作用が起きることで、
力を出し、緩む事ができ、
支えたり、安定させたり、 
動くことでバランスします。


立っている、座っているだけでもいつもこの働きがあって、
歩くためには、足を蹴り出したりバランスを支える働きが、
全身で起きているのですね。
 
緊張する・固まる・必要以上の力が入る・または力が入らない時は、
この拮抗する動きが、上手く働いていないということがあるようです。


以下考察
BlogPaint

さてポパイのイメージ、力こぶというと、
腕の前側にあります。
肘を曲げる働きの筋。
力持ちのイメージは持ちあげる力ですね。

肘を伸ばす働きが、腕の後側です。
腕を上げる働きの筋と一緒に働くと、手を前に出していきます。

腕を前に動かす働きは、胸部からもあります。

腕を伸ばす力を発揮するのは、どんな時でしょう。
ちょっと想像して、考えてみてくださいね。

・・・・・・

前方に大~きくパンチのような動作をして観察してみると、
肩甲骨・鎖骨や肋骨や骨盤までにも、動きがつながっていますね。

背中側から腕につながる筋肉たちも、
腕を長くするために一緒に動きがあります。

個別の筋の働きよりも、
何が、どこに向かって動いて欲しいかということで、
考えやすくなるかと思います。



さて、チェロ演奏の、ボーイングについて思い当りました。


ダウンボーで弓先に向かっていく、肘を伸ばしていく腕の動き。

音がうまくでなかったり、弓が外れてしまうとしたら、
腕を伸ばしていく動きを意識してみてはどうでしょう?

曲げ・伸ばしの拮抗する動きはバランスしています。
反対側が支えたり、ゆるんだりしているのですね。

頭が動けるように思う、そうすることで自分全部がついてきて、
弓の動きたい方へ手と腕がついて行くために、
弓の真ん中あたりから先に向かうとき、
手を前の方へ伸ばしていくことで、
弓先を弾くために、腕を長く使うことができる。

もっと力が必要だと思う時
肘を曲げる動きが強く働いているのかもしれません。

そんなときは、腕を胴体の方に引き込んで、
肘を後ろへ引っ張るような力も働いてしまうので、
腕全体を緊張させて、前に伸びて行きにくいのです。
 
肘が曲がっていく時も、
その長さをたたむ、と思ってみるとどうでしょう。

もしかしたら、もうほんのちょっとのところ。
 
自分全体の大きさを思いだしながら、
手は自分の前で働くこと、
長い腕のままで弾いて行けることで、
そこからの、弓先を扱う角度やフィットが得やすくなり、
音が伸び、響が輝きを増すようになるのではないかしらと思います。


関連記事

弓先のために



 Paul Cathedral London hqdefault

素敵な動画がありました。

https://youtu.be/2FroBGNMeB8?t=8

(Orfeo Mandozzi Cello Caroline Clipsham Piano Bach Marcello Adagio BWV 974 St. Paul Cathedral London)




  **********


合氣の稽古で。
師からたびたびお聞きしたのが、
「腕の前の筋より、後ろ側なのだよ~」ということです。

私はちょっと力こぶもあるし、握力も強いです。
でも、腕の後ろは・・・ふにゃふにゃでした。
腕の後ろ側が働くことが、なかなかピンときませんでした。

ふむふむ~。
腕は、伸ばしたり、押し出したり、支えたり、
後ろ側もしっかり働くんだなぁ。


アレクサンダー・テクニークの先生にも言われます。
「身体の後ろ側もありますよ。」

後ろ側、思いだしてみてください♪


最後までお読みいただきありがとうございました。
 


すっかり初夏の陽射しになり、KIMG0134
緑を揺らす風も爽やかです。


      ***************


腕に力が入って、窮屈な感じがするとき。

腕を楽にするために。


以下考察です。


楽器に触れる手の動き出しを、
指先から始めていきます。

腕は、指先の方向について行ってみよう。


動きの始まる先端を、リーディングエッジといいます。

必要な動き
を起こしていく行くところを考えると、
腕に余分な力が入らないので休めます。

そうすると、指先にも繊細な感覚を持ちやすいようです。

弦楽器は、弾力、摩擦、振動などをキャッチして動きますね。


指先が弦に向かい、
弾力をとらえながら弾いてみます。

押し、押し返される力が働くと思うと、
どのくらいの力でできるかな。

ギュッと押さえるのを止め、
押し返されるのを繊細に受けとめながら、
弦の弾力の上で指をちょっと休めます。
BlogPaint


自分の腕の長さを思ってみる。

腕は、手から鎖骨まで。
指節骨・中手骨・手根骨・橈骨・尺骨・上腕骨、肩甲骨・鎖骨。

腕構造
は、胸鎖関節で胴体の軸骨格と接続します。

軸骨格は、頭から脊椎・胸骨・肋骨・骨盤まで。



本来の長いままの腕で弾いてみよう。

力が入る時は、腕をギュッと引き込みやすいのです。

肘・腕を後ろの方へ引っ張っていると、
肩甲骨を動きにくく、腕を短く窮屈に固くしてしまいます。

腕は、身体ので休めます。



どこかがギュッとしている時は、首をギュッとしていないかな。

まずは首を楽に。鎖骨bone_clavicle

頭が脊椎の上で動けるように、
全体と腕のつながりを思ってみよう。 



腕のつながりを支える仕組みは?

骨は筋肉・靱帯・筋膜などの結合組織でつながっています。
筋膜は筋肉を包んでまとめ、頭から足まで全身にわたっています。
頭部・頭皮とつながる筋肉や結合組織は、
鎖骨や肩甲骨とつながっています。

腕は、頭からつながって吊られていると思ってみよう。


腕や指には、張りのある柔軟な支える仕組みがあります。

腕を支えるつながり
にゆだねて休めます。



必要な動きや、備わっている支えの仕組みを思う。

そこから動きだしてみると、どうでしょう~。
 

 
ちょっとした意識の持ち方で、
やり方を考えてみると、
ずっと楽になれることがあります♪


        ***************


写真は、私の通うバレエスタジオのボーンズくん♡
 
この標本は、腕が実際に近い動きができるように、
ゴム紐で吊られ、つなぎとめられています。

鎖骨は真っ直ぐではなく、穏やかなS字カーブ。
肋骨の上にスペースがあります。

脊椎の積み重なるカーブ、
肋骨にも豊かなカーブがみられます。

しなやかに支える曲線の構造は、
身体の中にもたくさんありますね~


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

 


楽器(チェロ)演奏についてです♫

スラーの移弦を滑らかに弾きたいとき。
音程の跳躍で滑らかに変わりたいとき。

もし何か上手くいっていないかな・・・と思うことがあったら。


楽器を演奏する時は、左右の手が違う仕事をしています。
とても繊細な作業ですね。

どんな関係性があるかを考えて、
つながりを持ち続けることが大切。


動きを見直すために、
あらためて問いかけてみます。

ちょっとまどろっこしく思うかもしれませんが、
やってみると、思考の整理に役立ちます。


まずは片方づつ。

右手のやりたいことは何でしょう。(望み)
右手は何をしているでしょう?(観察)
具体的に何をしますか?どんな順番ですか?(プラン)

左手のやりたいことは何でしょう?
左手は何をしているでしょう?
具体的に何をしますか?どんな順番ですか?


では、右手を使いながら、左手を意識してみます。

右手のやりたいことは何でしょう。
左手のやりたいことは何でしょう?

右手は何をしているでしょう?
左手は何をしているでしょう?

具体的に何をしますか?どんな順番ですか?


さて、どんな考えが浮かびましたか?

①~したいので、~する
という考え方で進みましたか?

②~できないので(評価)、~しないようにする(否定形)
となりましたか?

②が浮かびやすいときは、
①の考え方であらためて進んでみましょう。



やり方に、
どんな違いを工夫できるでしょうか?

新しいプランには、
今までと違う考え方や、やり方に
先生のサポートが必要になっているのかもしれませんね。



右手はどれくらい左手とつながりが持てるでしょう?
右手と左手を両方意識に入れておいてみましょう。


左右の意識の割合を少しずつ変えてみるとどうでしょう?
左に意識が多く行く時も、右手に意識を持ち続けます。


例えばおおまかに、
右手に8割の意識で左手2割くらいとか(その逆になり易いかと思うので)、
意識の持ち方を変えてみます。



(以下ある生徒さんとのやりとりから)
左右のつながりを持ち続けることを試してみたら、
何か変わりますか?

考察:右手に十分仕事をしてもらえるとき、
左手はつながリを感じつつ、もう少し少ない力でできるかも。
「一緒にぎゅっと力を入れなくていいようですね。」

考察:右手に意識を持ちながら
左手の動く意図を明確にしていくとき、音のつながりが良くなっているかも。
「左手の動きが明確なら、発音が良くなって響くようですね。」
(ここまで)



1つ考えたいのは、
右と左を関連づけながら、別々に動いていい、
ということかなと思います。

そのとき時に、それぞれに必要な働きがある。

同時に違うことをするという考えは、
動きが混乱しやすいようです。
もっと速く、ちゃんと正しくせねばという考えがある時は、なおさらです。


今やっている仕事を、
最後まで十分に見届ける事が、
おすすめです。


よく観察してみると、
それだけでも動きは変わる。
グレッグ先生はそう教えて下さいました。

注意を向けると、
必要なことが起きる。
トミー先生はそうおっしゃっていました。



必要な注意力を持ち続けることは、
やりたいことのために、
つながりのある関係性が見えてくるということなのですね。
 

つながりを持ち続ける
観察力が練習には重要になるのだなぁ~と、あらためて思います。



*****************


先日の合氣の稽古で。

来月は久しぶりに進級審査を受けたいと思っております。
審査の課題で、座技呼吸法というのがあります。

正座して向き合い、両手首を押さえられたところから、
逆転して相手の力と動きを制する鍛錬です。

まず腕力ではなく、脚・胴体とのつながりで腕を通して、
自分の前で上に行くようなエネルギーを思います。
相手は押されて脇が開くように肘が上がってしまうときには、力が弱まります。

そこから自分の片方の手を低く持っていき、相手をその方向へと崩すと、
もう一方の手は反対に高くなります。
それで相手はバランスを崩されつつ腕を開かれるので、くるんと倒れてしまいます。
押すというより回り込むような力です。

Y先生は「腕の力は抜くんだよ~」とにこやかにおっしゃりながら、
ひょいと一発で先輩方を弾き飛ばしてしまいます。

もちろんそんなに簡単にはいかないのですけれど。
そこで、お相手してくれた黒帯の青年に、
左右の手はどう考えているのですか?というような質問をしたら、
つながりを持ち続けることでしょうか」と、ひと言。
おお、なるほど~!と目がパッチリしました♡

腕力で踏ん張っても、抵抗されてしまいます。
左右の手は違う動きをしながら、動きを活かすつながりがある。

つながりを持ち続ける。
ああこれって!と、
ビビッと興味がつながることって、ありますよね♪


   

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。



関連過去記事です。

観察する

観察する 2

スラーの中で

跳躍音程・ポジション移動 

今、考えていること

速い指の動きを練習していたら、
腕が疲れてしまうような力が入っていたことに氣が付きました。


腕が固くなってしまっては、指は速く動きくいですね。
腕や指をふっと休めるタイミングを考えてみます。

どれくらい手と腕をリリースできるかしら?
音の終わり、指を上げるとき、ポジションを変わる時、
弦を押す時・離す時、
どのくらいの力でできるでしょう?

響やフレーズを思いながら、
はずれても音が抜けてもよし!と思いながら、
思いきって実験。


何度か弾いていて、あらためて氣が付いたことは、
抜けたり出にくい音は、指の力加減よりも、
その音程のイメージがぼんやりとしていたので、
動きがにぶくなっているということ!

それなのに、力んで頑張ってしまうことで、上手くいきません。
意図がはっきりしないままに動かしても、手は迷ってしまうわけです。


思考がすっきりとするためにも、頭と脊椎の関係が大切なのでした。

その調や和声を理解するこで、音程がハッキリとしてきますね。
臨時記号や、アクセントの記号などある時も、
音程そのものをしっかり強調するよう歌ってみます。

1つ1つの音を出来るだけはっきり思いながら指を動かしていくとき、
音が抜けにくく、外れにくくなっています。
響がだんだん明確になり、
音楽の勢いも出ててくるように思いました♪


音の1つ1つのつながり、
この音から次の音への関係性を思うことが、
動きを左右するのだなぁ~と、あらためて思いました。

速く弾けない、と思う時、
一連の動きに必要な考えがあるかどうか?を見直します。

速い動きもゆっくりやってみることから、
だんだんテンポを変えていく練習は
やはり大切と思います。

頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてくると思いながら、
どんな動きがあるだろうか?
そこで必要な考えは何だろう?
と、問いかけてみる。


最後までお読みいただきありがとうございました。  

「弓先が弾きにくい」とき。


実際、何が起きているかしら?と眺めてみましょう。

「弓先に届かない」「音がかすれる」「弓が滑っている」「弓が離れる」


どう考えてやっていたでしょう?


本当にやりたいことは何でしょうか。
どのように考えたらいいでしょう。


一例として、書いてみますね。

①「弓先に届かない」
→腕の長さを十分使いたい
→弓全体の長さを使いたい

どんな動きが必要だろう?

身体が小さくても大きくても、弓の長さを扱うために、
腕の長さを使える動きを意識してみよう。


②「音がかすれる」
→弓の弦と触れる角度が直角になる軌道をとっていく
→触れる位置をはっきりさせる

弓が音を出すために必要ことは何だろう?

十分な摩擦をつくる動きを意識してみよう。


③「弓先が滑る」
→弓をフィットさせ必要な摩擦を得たい
→出したい響に必要な摩擦とスピードで

どの部分に触れているか、触れている感触はどんな?

弓と弦の弾力を意識してみよう。


④「弓が離れる」
→弓の重さをのせる

どのように弦に弓の重さをのせているだろうか?
弦に弓先を置いて、のせたところを左手で支えて右手を離してみると、
けっこう重いのです!

弓先に重さがのっていることを意識して弾いてみよう。
   


動きの考察


ヒント


楽器は自分の前にあり、弓は前方で使います。
腕は弦の上で弓をバランスさせています。

腕は、身体の前で動きやすく出来ています。
腕構造として鎖骨・肩甲骨も一緒に働いています。

腕を動かしながら触ってみましょう。

腕を前方にぐ~っと伸ばしていくと、
肩甲骨は肋骨の上を滑るように滑らかに動いて、
胴体の前側へついてきています。
脇の下では、腕から肋骨につながっている筋の動きがあるのがわかるでしょうか。

鎖骨の骨の突起に触れて腕を動かしてみると、
首の下の胸鎖関節のところに左右の腕の動きがつながります。


チェロは胴体の前側胸骨・肋骨のあたりに触れています。
どのように楽器を迎えているでしょう。
呼吸のしやすさ、胴体の弾力性も、動きに大切な要素です。



動きにくい要素


押しつける力が必要だと思うとき、何が起きているでしょう?

筋肉を緊張させて腕を短くしているかもしれません。
肘の動きが制限されているかもしれない。
腕を後ろに引いていないでしょうか。


強い力が必要だと思うとき、何が起きているでしょう?

身体の方に腕を引き付ける力が働いているかもしれません。
重たいものを持つような強い力がいるとき、
関節が外れないように守るため、固定させ、引き寄せる力が働きます。

実際には必要のない、このような動きが起きているかもしれないです。


腕の重さをかけようしているとき、何が起きているでしょう?

肩を上げる事で上から押しこむような意識があるかもしれません。
重さをかけようとして腕全体を固くしていないかしら。

肘が固定されると、回内・回外の動きを妨げるので手首が動きにくい。

手首が固定されていると、指先の繊細さは得にくくなり、
弓の重さや弾力を扱うことを意識しにくい。


腕だけの動きで考えている時、何が起きているでしょう?

肩関節で上腕骨から動かそうとしていると、
腕構造の鎖骨や肩甲骨での十分な動きができません。

胴体や、股関節、脚の動きが制限されているのかもしれません。
腕以外の固さが、弓のびやかな動きを妨げてしまうことがあります。



新しいプランの為に

やりたいことをやるために、
頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてくると思い、
今起きていることを受け止め、起きたことから建設的に考える。

どのように考えてどう動くかというプランを考え、
「~する」と動詞での表現をする。

考えやってみる1つ1つのプロセスを大切に、
必要な時間を十分にかけてやってみる。

そして信頼出来る実行可能なプランを持つ。
客観的判断やサポートを求めてみる。



まとめ

弓先にさしかかる時、思い出しましょう。

弓を使うためにも、身体はずっと、頭から全身でバランスしています。

動きは、音楽を生みだすための意図から生まれます。
どんな音が、どんな音楽がその動きを必要としているでしょう?

音を奏でるために、
頭が動けるように、そうすることで自分全体が付いて来ることを思い、
動きのためのプラン「~する」、と思っていきます。

楽器とつながり、弓の行きたいところへ動いていくことができる。
腕構造全体と身体全体の動きのつながりを思って動いてみましょう。



音を思って動き出す時、
身体の仕組みにあった自然な動きによって、
楽器の本来持つ音が自然に鳴りだします。


ひょっとしたら、チェロはハート(心臓)にいちばん近い所で触れている楽器ですね♡
どのように楽器と出会い一緒にいるか、楽しんで♪ 



 関連過去記事です。
   弓を運ぶ


         ******************


ゴルゴ松本さんの「命の授業」というのがあります。
ご覧になったことがあるかもしれません。
公開の動画でも見ることができます。https://youtu.be/M_pF4a_TxmU
文字と言葉の持つ意味の深さと力について語り、生きる道しるべになることを伝えておられます。

先日見た、そこでお話しされていた「」きざしという文字のことが、とても印象に残りました。

人生いろいろなことが起きるけれども、
:危険なことからは、逃げて避難しよう。
:安全なところから、全体を眺める、隅々まで見渡す。
:そして状況を捉えて、挑んで行く。挑戦する。

K0010005
兆しをとらえて、
安全を確保する。
そして全体をよく見渡し
状況を見きわめて行動し、
チャレンジすること。


ところで桃は、桃源郷と言われる夢のような理想郷を表す言葉に用いられています。
桃は幸福の象徴的な果実なのでしょう。
写真はまったく季節外れですが、以前に頂いた山梨県産の素晴らしい桃で、その大きさが分かるでしょうか!
確かに、本当に美味しい桃を食べたら、とても幸せな気持ちになれます♪
桃源郷は、いろいろの時代の思想が反映された解釈があるようです。
ウィキぺディア<桃源郷>によると、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%83%E6%BA%90%E9%83%B7
の蘇軾、王安石は、搾取や戦乱のない人間の世界だと考えていたそうです。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。 

クラスのアクティビティで演奏をみて頂き、
コンチェルトを少し弾いてみました。

冒頭、重音で勢い良く軽快に始まる曲です。
なめらかなスケールの上り下り、スタッカートの生き生きとした表現。
力が入って、音が固く伸びやかさがなくなってしまい、
細かい動きで、動きにくなってしまいそう・・・だけれど、
「頭が動けるように、そうすることで自分全体が付いていくことができ、
周りの様子につながりながら、どんな演奏になっても大丈夫」
と思って弾いてみよう!と思いました。 

ここでは、「ねばならない」は無く、
「こう考えてやったら?こうしてみたら?」
という提案が続きます。


余分な動きに気付いて、それをしなくていいと思う。

「力が必要だ」と思っていたので、
音が出るより前に、必要以上に大きく動き出してしているようです。


音の響きのために、その圧が必要だろうか。

指の動きに、どれくらいの力がいるのだろうか?
圧を加えようとする力が、動きを妨げ、響を損なうことを思いだす。


どんな響きが、どこで鳴るのかを思う。

「手元の操作を意識していた」
「楽器そのものの響を気にしていた」ので、
どこで響いているのか、演奏している空間に届いていること、
実際のそのスペースで、実際に鳴っている音を意識してみよう。

音の広がりが意識できると、身体も広がって大きくなっていけるように思えます。
動きもずっと楽になりました。


音が出るまで、音が出るとき、音が出てから、
それぞれの意識と、動きの方向性を見直して、
こう考えて動く、というように意図していきます。

どのタイミングで、どんなことを考えていくか、
考えたこと、やってみたことが、変化を起こします。


ああ、これは必要なかった、
やっぱり、そうなんだよなぁ。
そうだな、こんな風にできるな。
なるほど、こうすると違うな。

自分への信頼の糸口がいろいろあるのです♪

思考が動きに影響し、
響も、音色も、表現も、
全体の様子も変わっていきます。

変化を、聴いている人が感じてくれました。
フィードバックをもらえて、
「そうか、こうしてやってみよう!」と思います。


表現したいことがあるから、動くことができる。

そのとき、自分がどのように考えながらそこにいるのかが大切。

実際の演奏は、聴いてくれる人と自分のいる、広い空間で起きること。

その空間で、自分の大きさを取り戻すことで、
伸びやかに演奏することができるのですね。


        *****************

保育園のコンサートでの楽器紹介の選曲中に、
ひょんなことで「伴奏譜があるよ~」ということから、
コンチェルト冒頭部分を弾くことになりました。
伴奏してもらえるなんて、嬉しいです。
合わせてもらって、やっぱりとっても「いい曲だなあ」と思いました。

それから、久しぶりに楽譜を引っ張り出して練習してみました。
ず~っと以前に練習したので、たまには思い出していたけれど、
あらためて細かいところを丁寧に、なるほどね・・・と見直していきましたが、
「ちゃんとやろう」と思うと、
ちょっと緊張してくるのが分かりました。

実際に、素晴らしいソリストの演奏の伴奏も体験したことがあったので、
そんな全体の演奏のイメージが思いだされてきます。
そうすると、なんだかワクワクしてきました。
 
せっかく機会を頂いたし、チェロの魅力が伝われば嬉しい。

というわけで、上記のように、クラスでみて頂くことにしました。
楽譜を忘れて、えーっとボーイングはどうだったかな?と思ったけれど、
音楽を思って弾きはじめると、気になりませんでした。

翌日のコンサートでは、
レッスンでやってみたことが思い出せて、
周りの様子も受け取りながら、
伸びやかに楽しんで演奏出来たかな、と思います♪


ところがそのあとが・・・
次の曲で、「あっ音程が違う」と思っているうち、
その一瞬で、起きてほしくないパターンにはまってしまった。

その考えにとらわれ、目と身体の動きが固まってしまう。

演奏中にダメ出しを始めたら、演奏をすることを、できなくしてまうのだな~とつくづく思います。
両極端を続けて体験してしまいました。
・・・・。
落ち込んでないで、気持ちを切り替えて!
役に立たない考えを止めて、
今やりたいことをやるために、必要なこと考える。

何に意識を向けているかが、ほんとうに大切~♪  



関連過去記事です
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

オクターブ音程で早い移弦が連続する部分で、
どうも動きにくく、硬くなってしまい、
上手くできないなぁ・・・と思うことについて、
レッスンして頂きました。


先生は私のやっていることを観察して、
頭から身体全体を動かせるように、意識に働きかける言葉と、
身体への注意をもてるように、手で触れて動きを促しています。

空間やそこにいる人と 共演者の存在、
響を生み出す動きを、考えるようにしていきました。


今回は、肋骨のあたりにある緊張に気付くようにと促され、
胴体の中の広やかさを思います。

そして、椅子から立ちあがれるような脚の支えがある!
と考えてやってみたことで、
響や、迫力や、躍動感が出てきました。


股関節の動きで胴体を起こしていくこと、
脚の力を、しっかり意識に入れること、
そうすると股関節から胴体の可動性がぐっと増して、
腕はずっと自由に解放され、
音楽の勢いも表れてきました。

脚が働いているとき、
腕と胴体を動かしていく、
エネルギーが出てきました。
そのエネルギーが自分の中にあることを、信頼しよう♪


アレクサンダー・テクニークのレッスンでは、
どんな意識で、どんな動きをしたら、どう変わるか、
頭が動けるようにと思うことで、
自分全体が協調して働くようにしていきます。

レッスンは同じことをくり返ししているようにも見えるのですが、
そこで、その時、できることに、
今までとは違う、動きの選択枝もあることを体験します。

意識や使い方によって、身体の中のつながりが良くなると、
不必要な緊張が無くなっていき、
動きに、生き生きとした変化が現れます。

そうか、こうしていけばいいのだな~という、
新しい体験を積み重ねていくことは、
とっても嬉しいことです。

つい上手くいかないことにとらわれてしまうけれど、
そんなときこそ、
自分全体のあり方に意識的に向かってみよう。
信頼を思いだして、やってみよう!

と、あらためて思ったのでした。

 
関連過去記事です
 
カテゴリ:ヴィヴィアン・マッキ―先生 (11)
       自然に 4
     
カテゴリ:こころとからだ (84)
       方向性

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



 

音の出だしを気持ち良く始めるために。

音を出す前に始まっている動き
弓を運ぶことについて、考えてみます。

やりたいことは、シンプルです。
弓は遠回りせず最短距離を通ってみます。

今やろうとしていることを思います。


弾きだしたい音のために、
どこが(リーディングエッジ:動きの始まる先端)、
どこへ(到達点)いく、
と考えてみましょう。


さあ弾こうとする時、
「頭が動けるように、そうすることで身体全体がついてくる」ことを思いながら、
「手は弓の重さを扱いながら、弓の通り道についていく」
と思ってみます。


近づいて触れるとき、
出したい響きを思い、頭が動けるように、そうすることで身体全体がついてきて、
弓の重さを弦にのせる
そしてすぐ音を鳴らしてみましょう。


そのようにやってみたらどうでしよう?
シンプルに音が出ることが分かると、
余計な力が不要になってきます。


やりにくさは、余分な動きを含んでいることがあります。


音を出すために動き始める時、
弓を持っていくために必要な動きを見直すと、
その先の、音の出しやすさにつながります。


動き出す前、動き出す時、
どんなことを思っているか、
身体全体の様子がどうなっているかも、
観察してみてくださいね。


どんなことに気がつくでしょう?


例えば、
小さな音を出そうとして、自分自身が小さくなっていませんか?
大きな音を出そうとして、ぎゅっと身構えていませんか?   
動きはじめに首を短くしていませんか?

実際に必要なエネルギーを出すには?
十分に動きに備える、動きやすい身体でいたいですね。  


そこで、
「首がどれくらい楽かな?」と思ってみると、
より動きやすい身体に意識的に持っていくきっかけが作れます。 


頭の動きやすさは、身体全体に関わります。
そうそう、
「頭が動けるように~」ですよ!
思いだしてみましょう。


野球やゴルフのように、ボールの動きのために、
バットやクラブがボールに触れるまで、
どこを通るのかなど、
道具を扱う動きは大切ですね。

それは他の様々な活動でも同様に、
身体の機能が自然な本来の働きをした時、
道具は最も活かされるのですね。


手と腕の身体とのつながりで、重さに対応しながら、
道具と身体全体の動きをつなげていきましょう。


 ****************


道の字は、
文字のつくりに首が含まれるのが興味深いので、漢字の字源を調べて見ました。
会意形声。「」(足の動きを意味する)+音符」(古くは同系統の音とする)である方向を向いた道を表わす。
みち。(ドウ)地方行政区画のひとつ、専門化された高度な技芸。

運の字は、
」+音符「」、「軍」は戦車で丸く取り巻いた陣立ての意で、「辶」(足の運動)と合わせてぐるぐる回る運動を表す。
めぐらせる、運ぶ、物事を進める、めぐり合わせ、などとあります。

なるほど。面白いですね。

ウィクショナリー
 (Wiktionary) より
「道」で検索 https://ja.wiktionary.org/wiki/%E9%81%93
「運」で検索 https://ja.wiktionary.org/wiki/%E9%81%8B


関連過去記事です
    ミオ先生 楽さ
    弓と指先・肘
       触れるとき   

       「頭が動けるように」
        頭と腕、全体へ
    胴体の動きのつながり
  
        ヴィヴィアン・マッキー先生⑤すぐ弾く
    

最後までお読みいただきありがとうございました。
 

もっと早く、ちゃんと、正しく・・・

間違わないように、あわてないで、落ち着いて、とも思いますよね。


例えば、ついやり直したとき!
アッと思った、そこがポイント。

どうしてそこで弾き直したのかな?

そこが、もっと違うようにやりたかったのですよね。
実際何を考えていたでしょうか。


指が回るように、正確にと思ってくり返すより、こんなことを選ぶのも練習。

うまくいかない弾き直してしまう音の前で、
・響を保って、長く伸ばしてみる
・弾くのをそこで止め、次にいかないで手を休める
・十分に次のイメージができたら、ゆったりとそこにいってみる

ちょと待てることを練習しましょう。



ポイントは、今の仕事の終わりを意識する。

そうすることで、そこで必要なだけの力を使い、
次に移ろうとする時に余分な力が入るのを防ぎます。

動きの終わりは、次の動きの始まり。
終わりが意識的だと、次に動き始めることもつながりが良くなるのです。


動きのきっかけになるところを、見直してみましょう。


自分の頭と脊椎の関係を思いだして、
やりたいことをやるために、考えます。

ここ!という時、
もしかしたら、動きはじめに、首に力が入るのに、気が付きましたか?

または身体のどこかに、ぎゅっ!と力が入っていませんでしたか?
やろうとする時に入る余分な動作に気がつけるのも、とても役に立ちます。

息を吸いこもうとしていたり、または息をとめていませんでしたか?
自然な呼吸でやってみましょう。



「何を、どこから、どうやって、どこまで」と、
やりたいことの手順を、自分の言葉で表現してみましょう。

そうすることで、意図を明確にしていきます。


ちょっと細かいな~と思うかもしれませんね。
やろうと思ってやっているのは、あたりまえ!と思うでしょうか。

やろうとしていることを見直してみます。
あらためて、その時そこでやることを選んでみます。


動きには自由さが大切。
やることも、やらないことも、選択肢。


動き出す、スタートの直前にできることは?
ちょっと想像してみてくださいね。

スタートラインに立ったアスリート。
飛び込み台の上のスイマー。
競技スタートの合図を受け取るまでの、準備と動き出す瞬間があります。
競技の魅力的な見どころ、フライングで失格になることもある重要なところ。

もしガチガチだったら、スタートは遅れてしまうでしょう。
その時できることをする。

そして十分に備えながら、その瞬間に実行を決意するのです。


演奏だったら、どうでしょう?
もし、どうもうまくいかないな・・・と思うことがあったら。

その時、
頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてくることを思い出して

やってみましょう。

ちょっと待てる。
ちょっと考える間を持てる。


そうすることで、どんな変化があるか試してみて下さい。


興味を持って、楽しんで♪



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カテゴリ:チェロ
   サラ先生


最後までお読みいただきありがとうございました。
 

先日、東京文化会館の小ホールでのコンサートに参加させて頂きました。

芸術の殿堂である、あの舞台に上がるのか。
そう思うだけで、緊張してきました。

素晴らしいホール、きっといい響きに違いない。
そう思うと、響が演奏を助けてくれるのだと思えました。


コンサートに向けて、自分の状態や気持ち、その時の周りの様子を受け止めてみることを、実際にやってみました。
少し長くなりますが、流れを追って振り返り、書いてみました。



数日前

ホールのリハーサル室で練習がありました。
早めに行って、会館の周りを歩いてみました。

上野公園は緑が豊かで、美術館がいくつもあり、動物園もあり、土曜の夕方はたくさんの人で賑わっています。
どっしりと落ち着いた建物、ガラス張りのロビーからの明かりが見えます。
建物をぐるりと外からゆっくり見ていきました。
ホールの裏に野球場があることに、はじめて気がつきました。
夕刻、まだ明るかったですがナイター照明がついて、試合をしているようでした。
日が長くなってきたな、と思いました。夏至の少し前でした。
ネット越しにその様子を見ている人もたくさんいました。
公園に集う人たちの、生き生きとした活動があり、そしてまた、穏やかな時間が流れています。
小ホールロビーから見える景色を、周囲の公園の方からゆっくり眺めてみると、
なるほど、美しい眺めはこのように良く考えられ、整えられているのだな~と思いました。

中に戻っていくと、大ホールはバレエの公演が終わって、撤収作業をしていました。
大きな衣装ケースが楽屋周りにたくさん並んでいます。
ラ・バヤデールだったようです!
(二キヤの踊りではチェロの美しく悲しいメロディーが奏でられるのです♪)
道具がどんどん片づけられていく気配、ホールそでから聞こえてくる音や声。
華やかなにぎわいの後の舞台裏のお仕事を垣間見ました。

リハーサルでは、共演者の皆さんのお顔を良く見よう~と思ってみました。
録音も取ってみました。
それでも、まだかなり緊張感がありました。

その後、どうしたらいいかなと~思い、頂いたプログラムのお名前をひとりひとり読んでみていると、この方たちと一緒に演奏するのだなと、なんだかあらためて演奏へ気持ちが高まりました。



前日

アレクサンダー・テクニーク教師になられた先輩に、なんとサポートをお願いすることができ、じっくりと本番の為のレッスンをして頂きました。

今どんなことを考えているかを問いかけられ、
自分の気持ちを言葉にし、
身体への気付きをもてるよう、働きかけてくださいました。

どんな思いがある?
役目を充分に果たせるだろうか。
どんなことを大切にしたい?
共演者と音楽と、共にあるように。

どんな風に考える?
こう思って弾いたら?
そうすると、身体は、演奏はどうなる?

目はどう見えている?周りはどんな風に見えている?
楽譜を見ようとする目にも緊張があることが分かります。
見えている、聞こえている、情報は向こうからやってくる。
そう思えると、身体は緩むことができました。
空間認識、自分のいるところからある場所への意識をつなげどんどん広げていくと?
今の立ち位置を明確にしていくと、頭の中だけのぐるぐるする思考から抜け出せるようです。

身体の立体、身体の後ろ側もあり、側部もある事を思う。
椎骨の椎体は身体を支えてくれている。
反対方向へ、かかる負荷に対抗する、抗重力のパワーの仕組みが身体の中にある。
身体の脇の部分もある事を思うと、胴体のつながりは肋骨や肩甲骨と腕の動きをを支え、そのつながりをもって伸びやかに動ける。
などなど、まだいろいろありました。

いろんな問いかけや提案を受けてみますと、思考が演奏に即影響することがわかります。
思いだしていくことで、思考の変化で起きることに、
「ああ、そうだな」と、あらためて信頼を持つこともできました。
自分への働きかけは、
頭が動けるようにと思い、そうすることで自分全体がついてくる。
いつも、またここから始めよう。


たくさんの問いかけを整理してみると、
やはりパフォーマンスの為に大切な4つの要素にまとまりました。

・自分全体の伸びやかなあり方を選ぶこと。
・作品、歌詞やメロディー、音楽ヘの理解・共感。
・共演者や聴衆とつながる。関わってくれている人達への感謝。
・空間認識を持つ。会場、周りへの広がり、音響がみな関わっている。

思いを巡らせ、それぞれとつながってみる。
今のそのままの自分でやろう。
ねばならねを手放していい。
楽しもう


当日

ロビーの様子もぐるりと歩いて良く眺めてみます。
先日外から眺めていましたので、ホールの周りもイメージできます。
昼間のロビーは、夜とはまた違う雰囲気ですね。

ホールではピアノが調律しています。じゃまにならないよう、静かに客席を歩いて、触って、いろんな場所から眺めてみます。
KIMG0465
壁や、椅子や、通路の質感。
温度や匂い。

色合いや、陰影、光。
この青い椅子は、卒業した音大のホールと同じようだな~と、親しみを覚えました。


もう一度、先輩が来て下さいました。(感謝!!)
大切なこと、つながるものを思い出します。

足の下に、頭の上に、後ろに、見えないそのずっと奥にも広がりがある。
舞台、ホール、舞台そで、ロビー、楽屋、建物、公園、地面、夜空、星。
その関係性の中にあることも思ってみる。

頭が動けるようにして、そうすることで自分全体が働くことを信頼する。
そうやってやっていくのだ、と思う。


それからリハーサルが始まり、その響を聴きながら、客席にしばらく座ってみます。
扇形の配置の客席からの眺めは、銀色の波型の独特な反響板が大変印象的です。 

ステージからは、客席の奥から斜めに天井が高く広がり、全体が銀色に光を反射していてとても美しかった。
その下に広がる空間は、銀の光に柔らかく包み込まれるような感覚でした。

音響は、とても素晴らしかったです。KIMG0467
気持ち良く響いて、ああ、やっぱりすごいホールです。

共演者とのコミュニケーションが大切です。
演奏位置を試してみたり、バランスを聴いて頂いたり。

ゲネプロをし、段取りを確認し、よし、これで本番を迎えるのだ、という皆さんの高揚感が満ちてきてます。
この場に共にいられることを嬉しく思い、感謝の気持ちが沸いてきます。


そして本番

600人を超える満席のお客様と共にコンサートが始まりました。
楽しいお話や豊かな音楽が、その場を見事に作りあげていきました。

さあ、舞台袖から出ていく時、実際に満席のお客様の眼差しを受け、
笑顔で歩きだすことができました。
できることを、今精一杯やるしかない。

周りと自分と切り離すことなく一緒にいて、つながりながら、
一つ一つ、今やることを、その時その時大切に思いながら、
頭と身体に気付きながら、方向付けながら、
そこに(ここに)いることを、やってみよう!
と思うことができました。

役目をなんとか終えることができました♪
十分に果たせただろうかと、問うことはたくさんあるのですけれど、
それでも、とてもいい日だったと思えます。

どんな自分でそこにいられるかは、
どんな考えをもてるかということに尽きる

ということを体験しました。


サポートして下さった江利子先輩*、ありがとうございます。(*関連記事あり)
そして共演者の頼もしい存在に支えられ、
知的で暖かく、情熱持った皆さんと共に過ごせたこの幸せに、感謝しています。
打上げも和やかで、美味しくて、とても楽しかったです。
クール・ルシャンの皆さま、ありがとうございました。


聴きに来て下さった方たちの感想では、
素晴らしい歌声はもちろんのこと、
お話や構成の凝ったコンサートをとても楽しまれていました。
素晴らしい集客力にも、驚かれていました。
私も、次回は是非聴きに行ってみたいと思います。


最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。


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