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カテゴリ:チェロ

伸びやかに弾きたい2

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伸び伸び、と思うのが役に立つように思います。
マイブーム(笑)
伸び伸びして、ワクワクしていることは、
動きだせるようなゆとり、動き出せそうな弾力のある様子で、
自分を空間に開いていく方向性のエネルギーがあると思います。

呼吸もそうで、自分の中、外に呼吸につながる、動けるスペースがあるのだよ~
と思えると、どうでしょうか。
そこからまた心地よく動き出すこともできるのです。

自分全体が伸びやかに広がっていけるスペースを認識すること。
呼吸する、息ができるってシンプルで深い。本当にそう思います!

アレクサンダーテクニークは、氣づきを持つ機会を大切にします。
自分の在り方がその時のやり方に大きな影響を与えているからなのです。

一生懸命、頑張るとかも、少し氣持ちとともに力感が入りやすいのかもしれません。
力が必要だと思うとき、ぎゅっと自分を固めるような、縮める動きが起きていたのです。


**********

演奏のために。
楽器を扱うとき、音を出すとき、表現したい音楽を思うとき。

自分全体が指の動きと協力して、伸び伸び動いていける。
指先は、触れるものに向かって、伸び伸びと動いていける。
腕は弓の動く方向に伸び伸びと動いていける。
空間の中で、小さくしている自分に氣づいたら、そこから出てきてください。

指の動きの観察したいポイント。
「何を」「いつ」「どれくらい」「どのように」
などながめてみましょう。

その時、反射的に「間違った!」と判断することがあるかと思います。
それについての判断は、ちょっと保留します。

起きていることをしばし受け止めてみましょう。
今こうなっている。
次に何をやってみたいか、そこが大切で、興味深いところです。

今、動きにどれくらい意図をもってやってみるかで、その後の変化についての情報が明確になります。
言ってみれば、指がどんなふうに動いたかは、どんな考えをもって動くのかの表れです。

指は悪くありません。
やってみたことも悪くありません。

観察があり、氣付きがある。
自分の反応に氣づけたら、選択についての時間、スペースについての意識が変わります。

自分にスペースを与えます。
それが意識の次元の新しい扉でしょうか。
どんな存在にも、内在する構造・スペースがあります。
外側と内側両方があります。

伸び伸びすることができる、スペースを思い出して、またそこから動いてみましょう。

伸びやかに弾きたい
動きの中の伸び

**********


果物や、野菜を思ってみてください。
何を選びますか?
なぜそれを選びますか?
それをどのようにして、得ることができますか?

それはどんなものですか?
それによってあなたは何を得たいですか?
それを選ぶことは、あなたにとってどんな意味がありますか?
これらの問いかけに、いま、どのような答えがあるでしょう?

食べることやお料理には、いろいろな選択がありますね。しいたけ2018-100448
今、利用している生協のカタログを開いています。
シイタケが3つ、乾物素材で、どれも利用したことがあります。
それぞれの大きさや、使い道があります。
気に入って選ぶものは1つになりました。
小ぶりで、いしづきだけはさみで削って、だしになって、そのまま食べられる。


新酒の季節
お世話になっている書道部、五十嵐酒造のお酒を注文しました。
ほんとに瓶に詰めたて「しぼりたて」のお酒を分けていたとき、そのあまりの薫り高く瑞々しい美味しさに、あらためて感動!
いろいろ頼んでしまいました。お正月用です。楽しみ。


口に入るまでの、膨大なプロセス。
空間、時間、生命の営み。
たくさんの人の思いと知恵、お仕事のおかげです。
なんと豊かな恵みでしょうか。
ありがとうございます。ごちそうさま。





最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。




胸郭の動きと演奏の動きについての考察

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演奏の動きと一緒にある呼吸の動きについて、前記事に続けてもう少し書きます。
身体全体の動きと演奏との関わりについて、私なりにいろいろ思いを巡らせているのですが、その都度、ああ、そうだった、なるほどと思う繰り返しです。

あ!と気づく瞬間の新しさ・発見は、今に興味を持ち、意識を向けていて、ふと視点を変えてみることに、ヒントやひらめきがありました。


呼吸している自分を眺める。
胸郭の方から楽器を思ってみます。
表面でなく、立体的な中の方から思ってみます。
身体の中の方から、外側へ意識を向けます。
胸郭にはいつも立体的な動きがあります。
この動きと一緒にいてみましょう。

胸に手を当ててみましょう。
しばらく動きを観察しましょう。
動きが少ないようでしたら、胴体全体に意識を向けてみましょう。

胸郭から手の方に意識を向けてみてください。
手のぬくもりや、指先、手の平の力の入り具合。

胸骨と肋骨が、手と一緒にいると思うとどうでしょう。
呼吸すると、胸は手を押していませんか。


演奏で弓が、浮いてしまうとき。
弓を押し付けてようとしているとき。
もう少しの支えがあったらどうでしょう?

意識する方向を転換してみて。
楽器が触れているところで、一緒にある動きを思ってみてください。
観察のポイントは、呼吸の動きと楽器の動きです。


そうしたら、私は発見がありました。K0010058
楽器から体が少し離れる動きがあることに氣が付けたのです。

胸骨の内側から楽器の方に意識を持ったら、
呼吸と胸郭の動き、腕や演奏の動きとの関係に、ある考えが浮かびました。
弾力のある支えは、胸郭で呼吸の広がっていく動きといっしょにある。

吸気で胸郭の内圧が上がるとき、肋骨はどのように動くでしょう?
たとえると、バケツの柄のように、前上に上がってきます。

肋骨は後ろ側で,12個の胸椎と左右対称に関節の動きがあります。
前方は少し柔軟性のある肋軟骨になって中央の胸骨へつながっている構造だからです。面白いですね。
肋骨の周囲は立体的に広がるのです。K0010051

肋骨は脊椎からカーブしながら前に回ってきて胸骨と出会います。
下の方11・12番目の肋骨は浮遊肋骨といって短く、胸骨にはついていません。
その分胴体の回旋が十分にできるように機能しています。
演奏では胴体の回旋も起きています。
有機的につながりを持つ組織1つ1つが協調して一緒に動きます。



胸骨 145px-Sternum_animation3実験

腕の動きを使い観察します。
手をブランブランと、指先を体に巻き付けていくように左右に振ります。
ストレッチで呼吸が大切なのは、呼吸を止めると、動きが制限されるからですね。
腕を振るのは、胴体につながる可動性を促すためです。
頭がふんわり脊椎の上にバランスし、
腕の動きには、胴体の動きがいつも一緒にあることを思いだしましょう。
腕は胸鎖関節からの腕構造を思います。
指先へ、胴体から伸びて広がっていくように。
指先のリードで視線を使い、周りを見ながらだんだん大きく回してみます。
身体全体に動きがつながります。

腕の筋肉は胴体からも来ているので、双方につながりを持って働いています。
呼吸を止めるととうなるでしょう?
肋骨が動かないと思ったら?

では、腕も胴体と一緒に伸びて広がって動いていくことができると思ってみたらどうでしょう?
参照過去記事→動きの中の伸び



演奏についての考察です。

呼吸は、楽器と弓の接触に必要な動きにエネルギーを与える。
胴体、胸郭の可動性を思い出して、ボーイングでの接触を意図することもできる。
交換・循環していくエネルギー。波のように行き来する動き。

腕が硬くなる、胴体が硬くなる、楽器と弓の接触が十分でないときは、
本当にやりたいことのための動きが制限され、必要以上の動きでいろいろやろうとしてしまう。
ほとんど同時に頭から脊椎の動きが押し下げられて、下向きの圧が起きているのです。

胴体が少し楽器から胴体が離れていくと、胴体と楽器が十分に関係しあえる接触を損なう。
必要だと思う接触のために「胸を少し張ろうとした」ときには、実際には胸椎を前に押し出して、脊椎を反らせていたのでは?
わたし自身はこのように思い当たるのでした。
背中の痛みが出る時は、この反る動きのアラートなのね。


胴体と楽器互いにうまく支えられたらいいですね。
弾力のある支えによって、必要な動きがもっと少ない力で楽にできることがあります。


アレクサンダーテクニークを考えながら弾くとき
頭が動けるように、そうすることで自分全体が付いていくことができ、
①自分でやっている下向きの押し縮める圧に気が付いて、
そこから、
②自分全体が広がりながら、全体が支えあいながら上向きに動いてけるように考えることができる
意識的な観察と選択がある。


アウフタクトでは、アップボウは弱拍で音楽的に緊張を表し、
ダウンボウは、強拍でエネルギーの開放を表していくと、基本的には多くの場合で言えると思います。
そんな場面が繰り返されて行きます。

次の動きに入る時に、呼吸の動きを思ってみる。
胸郭に空気が満たされ、肋骨が楽器に向かって動いていくのを思ってみる。

アップボウ時に、吸気によって胸郭が満たされていき、
胸郭の広がる動きを意識しつつ、ダウンボウに変わる時、
胸郭の弾力のある支えを生かしながら、エネルギーを解放することができる。

ああそうだった、うまく弾けるときのちょっとした自由さと楽さ、身体と楽器の一体感はこんな様子だったと思いだしたような気がしました。
初めての感じではなかったけれど、取り戻したというような安堵した思いでした。


楽器は動きに支えられている。
ここで、①②が生きてきます。

自然に、吸って、吐いては繰り返されエネルギーは循環する。
呼吸を止めているとき、この流れにうまく乗れないから、
必要な身体のつながる動きを制限してしまうのね。

呼吸はまさしく、音楽に沿って一緒に起きていることで、
弦楽器はどこでも呼吸できるけれど、エネルギーの動きの現れで、意識できることの一つ。

いつでも動ける自分全体でいるための観察と選択ができる、と思いだしてみよう。


ヴヴィヴィアン先生は、
「動きを考える時、それに必要なだけの息は入ってくるのよ」
とおっしゃっていたことを思い出します。

やりたいことに必要な動きは、呼吸と一緒にある。


歌いたいフレーズを思って動き出してみる。実際に歌っていくように。
チェロは、心臓に近いところで触れている楽器🎻
きっと私のドキドキを一緒に感じてくれているのよね💕



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


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オンラインレッスン受付ています

ZOOMやSkype、LINEラインなど使えると思います。
まだ試行錯誤のところもありますが、場所に関わらず遠方の方ともお会いできるのはうれしいです。
疑問や、相談など、なんでもどうぞ。
ちょっとしたことにも、動きの見直しや、身体の使い方、演奏や練習のヒントなどありますので、一緒に見つけていきましょう。
あらたな視点から、観察しながら課題に取り組むことができると思います。
メッセージからご連絡ください。


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「音がはっきりしない」ときの考察

出来ない、うまくいかないという思いから、
「どのように問題を解決したらいいの?」
レッスンで生徒さんの素朴な疑問がありました。

そのお知らせは、
もっと違うようにやりたい。
「はっきり聞こえるようにしたい」というと望みとしてとらえる時に、
できることは何かしら?そのように考えることができます。


どんなことに、気が付いていますか?と質問するとき、
「・・・がダメ、・・・がちゃんと出来ていない」
「問題」、トラブルという意味にとってしまいがちなのでした。

起きていることに氣が付いたら、
あらたな課題、さまざまな疑問が持てますね。

???と思うことを言語化してみる。


プロセスを観察しましょう。

指は何をしていますか?
弓は何をしていますか?
そこで止まることはできますか?


注意の向け方を新しく。
動き出す前に、いつ・何が・どこへ・どのように、などの具体的な意図を持つことができる。


やりたいことをやるために、
頭がふんわりと動けて、そうすることで自分全体がその動きについていくことができる。
そうすることで、その空間の広がりの中で、見たいものを見ることができ、
触れたいものの、触れたいところに触れることができる。

いつでも動きを起こせそうにしながら、とどまることができる。
あらためて動くと決めて動くことができる。
動かしたいものを動かすために、必要なだけの力を使うことができる。


弓の動きと指の動きは1つづつ関連付けることができ、
指が動くときに、発音や残る響きの意図があり、
弓が動くとき、指の動きをキャッチしている。
そこには多様な関係性があり、今1つ意図できる、意識の積み重ね何だなぁ...と思うのです。


建設的なプランを1つ1つ言語化しましょう。
当たり前のような、でも、今自分にとって欠かせない大切なことは何でしょうか?
やりたいことのために、意識できる、実行できることを1つづつ。

「~できない」を「~したい」にする
できない感じ


最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

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ハイポジション、または親指を弦の上に持っていくときの考察

もっと楽にできないかしら?と思う方に、試してみてほしいこと。

親指をどんなふうに持っていくでしょう?
上がろうとするときに、親指を観察してみましょう。


親指の指先のネックに添えている接触の感触
指先の上がっていくときの通り道と感触
指の弦の上で触れているところの感触
指が押していくときの弦の弾力の感触

手と腕は指先の動きのリードについていきます。

触れ続けて、目的地へ行きます。

ポジションの関係性もガイドになります。
例題
A線5ポジションで、1指がFの時、
親指を移動させてEの上に触れます。
その時上記のポイントを観察します。

👍12/EFGと弾いてみます。
追記:Eはフラジオがなるところです。フラジオからそっと押して実音に変えていきましょう。

親指をネックから離してから、音の上に置くのと、
ネックに触れ通り道の感触を優しく受け取りながら、途中の動きを意識的にやってみるのと、
親指を離しているとき、持ち上げて、押し付けているやり方では、
そのあとの力加減のかなり違うことに氣が付きました。

始まりは、動く前からの意識です。
意識的に、自分全体の動きを思い、
実際に必要な動きに注意を向けてみることで、協調した動きのつながりの中で行うことができます。

先ずはゆっくりと動かしてみて、効率よく、労力が減ることを見つけられたら、
必要なフレーズの中で思い出しながらやってみましょう。
心地よい変化があったらうれしいですね!


最後までお読みいただきありがとうございました。

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「部分だけ直そうと考えてしまうことは、実際のうまくいかない理由になっている」
という氣づきがあれば、必要な順番でやっていく、その手順について考えられます。

うまくいかない(痛い)と思っているときにやっていることによって、
うまくいかないところが近づくと何となく心配になりますが、
「そこがうまくいかない」と考えるより、
「そこに向う必要なこと1つ1つが大切」と思えたらどうでしょう?

道具をどのように扱うのか、
何をするために、まず何のどこが、どこからどこへ行くか(シンプルでしょ)
動く前に考えてみます。
弾きたい音を奏でるために、弓先の毛が弦の弾きたいところに行くことを具体的に思います。
(ここがここへを目視)
動く軌道、必要な距離はどれくらいか考えてみます。

腕を持ち上げるのではなくて、弓を運ぶどんな動きができるか検証するとき、
肘の回内の動きを見直すと、目からうろこかもしれません。
肘の手を回すしくみ



それを視野に入れつつ、自分の全体を思い出してみます。
手や腕は、自分全部と一緒に働いてくれるからです。

頭がフンワリと動けること、自分全体が動けて、呼吸が楽で、
そうすることで、弓の弾きたいところが弦の弾きたいところに行き、
弓を持つ手と腕がその動きについていく。

痛くなる動きは無意識に起こっていますから、
新しい動きをやろうと思うときに、前のようにやりたくなったら、
ん?!とその違いに気が付くと思います。


無意識にやろうとしていた感じを、考えた意識的で具体的な動きにしてみましょう。
違和感があり、楽になり
混乱しつつ、痛くないかも。
楽なとき、いい音がする

感覚は毎回新しくなるので、感覚を再現しようと思うより、
こうやってみようという実験の1回1回としてやっていきましょう。

*******************

生活の中でも人それぞれやり方がありますね。
雑巾を絞るのが苦手な人は、手で絞ろうとしています。
手前から遠くへ腕を伸ばすのを何度か繰り返せば、回内の仕組みとあわせてしっかり絞れるのですよ
でも、興味のない人にとっては、別にどうでもいいことみたいです(笑)


最後までお読みいただきありがとうございました。


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今とても多くの方が、演奏のプレゼントのほかに、日々の練習や課題をSNSで投稿してくださっていますね。
ある素敵な若手プロ奏者さんの自宅練習で、ハイポジションへ移動をしながら「舌と喉の緊張について考えている」というものを見ました。

わたし自身、難しいと思う曲を一生懸命取り組んだ時に起きた顎の痛みから、のちの舌の力みに至るまで長いこと取り組んでいましたので興味深く思いました。

練習していた曲を通して顎関節にひどい痛みが出たこと、それが無くなっていく間には、レッスンも受けていろいろな実験と発見がありました。

歯の食いしばりによるこわばりは、そのあと舌の奥の緊張になっていたのか、状態の繊細な変化を見ています。
それに伴って起きていること、やっていることが何だろうか?とみていくのです。
痛みが力みを教えてくれるのですが、それをやろうとするのがどんな時か、調べてみます。

興味をもって違いを観察する。
小さな違いにも興味を向けられるようになっていくと、だんだんと氣が付きやすくなります。
それは自分を痛めつけない、やさしいやり方になります。

いいと思ってやっていたことが自分でとてもなじんでいたら、それを止めることはちょっと苦労することです。
慣れていない、新しい違うやり方には違和感があるのは当然です。

やっていることを観察するときに、やっている感じが邪魔をすることがあります。
なんとなく慣れているやり方の感じです。
一生懸命弾き続けて、やっている間にだんだん悪くなるなら・・・立ち止まり、それについての考えを調べてみる必要があるでしょう。


ちょっと間を取って、やり方を観察することが大切です。
この間がとりにくかったりしますが、どんなお知らせが来ている?と思ってみます。

観察力が高まると、些細なことにもヒントが見つかったり、それがとても大きな変化のきっかけとなるのが面白いところです。

こうすればうまくいくという再現性を高めるためには、実際に考えたいことを動きのプランとして言葉にしていきましょう。
やりたい表現で、音を大きく小さくのような形容詞を思ったら、そのための実際の動きを考えます。
大きくするために、何を変えられる?どんな動きができる?
明確に信頼できるプランで更新されるとき、とてもシンプルなことの積みかさねになっていくでしょう。

課題を持って取り組むことの意味を、いつもとはちょっと視点を変えてみるのもおすすめです。
どんな言葉で、それについて動きの指示が出せる?

ヒントは書き留めるのがおすすめです。
いいと思ったことって、忘れてしまって何だっけ?さっきできたのに?となることありませんか?
感覚はどんどん新しく来るものです。

やったことについての考えを問うのは再現性のために役立つからです。
変化を説明できたら、そのことについて整理でき、理解が進むと思います。
大切なのは、意識的な考え方の変化です。

やりたいことのために、必要な動きを止めてしまっていると、動きの渋滞が起きます。
違うところで頑張っていることになると、窮屈になっていき、負担がかかります。
ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるようですね。
これが私の口やのど、指に起きていること、自分全体のつながりを止めていた様子の表れでした。

ブレーキをかけているのが、どのタイミングで、
どの場面で、何をしようとしていて、といった情報に注意して、
どれくらいの力でやれるか?考えてみる。


指を使うときの、腕と胴体のつながりは、
頭と脊椎の動きがその鍵となります。
頭と首~骨盤のつながり、頭~足までのつながり、それらがみんな関係があります。

ハイポジションに指が上がるときの腕の動きは、肩甲骨やひじの動きと密接に関係しています。
重音をしっかり弾きたいとき、強く押さえようとしていました。
その時腕を引き込んでしまうことにも、現れていたのでした。

筋肉の収縮を起こすとともに必要以上の緊張となって、力を使うときに固めてしまうことが動きにくさと痛みにつながります。

そのつながりでやっていることが、胴体でやっていることだったのです。
腕を引き込むときに、のど、胸、お腹でやっていることがありました。


レッスンに行って指導を受けた時、すぐにそれは「できない」という反応があるときに、
「練習した今までやっていることと、違うこともやってみよう」と考えて、
やり方を思い直すことで違う体験ができるわけです。
「そうか、それは新しいな」「面白いな」と思えたら新しい回路が開きます。

「力を入れる」「力を抜く」ということが、どういうことかいろいろ考えさせられる。
実際大変に感じられたり、わからないから困っているわけですが、
「やっている必要のないことを止められる」ということになります。
「必要なことをやる」のは、必要力なだけの力でということでもあります。

多くの場合、力が必要だと思っている力は「やっている感じ」によっています。
うまくやりたいけれど、うまくいかないときに、頼りにしているのが、「やっている感じ」です。
以前はもちろんそれでも良かったのですよ。
今はより繊細な変化を得たいと思っているからこその探求ですね。

うまくできたとき、『あれ?!軽い』と感じるかもしれません。
頼りない感じや『やっている感じがしないけれど、いい』
違和感があるのにスムーズになる。
やり方・動きについての考えが変われば、感覚も変わります。
感覚はどんどん更新されることをお忘れなく。


ここで1つ、新しいかもしれない「考え」を。
支えは上向きにあります。

またまた、以前言われてすごく印象に残っている言葉がありまして。
「上向きに弾く」「ビブラートは上にかける」
間違っている、と思いますか?
こうあるべき、という正しさや、定義を保留してみましょう。
引っかかった、この言葉からくる違和感は何でしょう?

これは、下の方向に行こうと考えているかもしれない、という氣づきになりました。
圧をかけるために、接触を得るために、やっていることがありますね。

動くために必要な支えは、下から上に向かってきているということがピンとくると、解決します。
重力は、重さと同じだけの抗重力の働きがあって、いつもそれを利用しているのです。
氣が付かないときも。立つためにも、座るためにも、そこに存在している時、支えを利用してはいるのです。
実際に動かしたいものが動くためには、反作用があり、動きを支えるもの、押し返すもの、そのちょうどよい自由度を求めているといえそうです。
小さな手ごたえを、自分全体の動きの中で起こし、支え、キャッチしています。
どんな支えがある?使える?

動きは支えるものとの関係性の変化の中にあります。
安定は動きの中にもあります。
やりたいことのために、自分全体でいつでも動きだせることが、支えとともに必要なんですね。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

指の動きのために

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指の動きやすさについて考えるとき、指とつながる動きに観察を広げます。


むやみに動かすことよりも、動きの違いを調べるつもりで。
一つ一つの言葉の指示でどんな変化があるでしょう?
興味が向きましたら(笑)

丁寧な方向性の意識を持ってみましょう。

指を開く
指を伸ばす
伸ばしながら開く手関節_hand


曲げた指を伸ばす
曲げた指を伸ばしながら開く

指先が伸びていく
指先に向かって伸びていく
指先から開いていく
指先の動きについていく

指が長くなる
腕が長くなる


どんな感じがしましたか?


手の平の中のたくさんの骨があることで、
手は物の形に沿わせるように、動くことができます。



指先から考え、
指先が伸びていくように思い動き出し、
手の平のからも動いていけることで、
触れるものの形に沿わせ、
どんな動きかなと思って触れてみる。

楽器を弾いてみたら、何か変わるでしょうか、変わらないでしょうか?


手のひらの中の指の骨の中手骨、BlogPaint
手首近くには手根骨が並んでいます。

中指は、中手骨と手根骨の真ん中にある有頭骨と接しています。
手の各指は、手の中から広がっていくように動いていくと思ってみましょう。






BlogPaint
親指は、どの指とも向かい合うような可動性があって、
手を使うときの各指の動きに関わってきます。


親指は、大菱形骨に、それから舟状骨、腕の骨へ。
親指は前腕の橈骨の動きに密接に関わっています。








手を使うとき、いつも自分全体の動きのバランスと影響しあいます。

ぎゅっと押さえつけているとき、繊細な動きが得にくいと氣が付いたら、
ちゃんとやろう、うまくやろうという気持ちを脇に置いて、
その時々で、どのくらいの力で、どんな動きができる?
という観察の視点を持ちましょう。

やりたいことのために、
自分全体の働きの中で、気持ち良い動きやすさを見つけられると、
本来持っている可動性をもっと使うことができ、動きの質が変わります。


レッスンを受け付けております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。






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立っているとき、左右のバランスはどんなでしょう?

観察の練習です。
あるときは、片方の足にしっかり乗って、時々反対に変えていて、

何となくどちらかに傾いていることは、普通にありますね。

そこで、どちらにもいつでも動けるようにしてみよう、と考えてみたら、
身体の様子はどうかしら。

真ん中のバランスも見つけて、ゆらゆらとして動いていられたらどうかしら?

そうすると、靴のクッションのやわらかさに氣がついたり、
股関節・膝・足首の関節たちが連動しているのがわかります。

足がどんなふうに床についていて、骨盤はどんな傾きで、膝は?
動きながらこんな情報も入って来やすくなるかもしれません。


電車に乗っているときはどんな立ち方をしているかしら?
ゆらゆら動けるようにと思いながら、
自分全体に気が付きながら、観察してみます。

つり革に触れている手も、どのくらいの力で触れていられるかしら。
荷物をどんなふうに持てるかしら。
荷物を自分のバランスに含めてみましょう。


さて演奏のために座っているときも、どんな様子か観察してみましょう。

どちらかに傾いているとしたら、その理由は何かしら。

それをしているのは、何かしら。
そんなときの疲れや楽さは、どんなでしょうか?

他の人の様子も客観的に見てみると、興味深いかもしれませんね。
みんなそれぞれの様子があるかと思います。

どのような動きがあるでしょうか?

わたしは、必要以上に楽器に向かって押し付けたり押し込んだりする動きが、たくさん見つかりました。
必要だと思っていたやり方に含まれていた、余分な下向きの圧を生む収縮があったのです。
それが自分を固めて動きにくくさせているのでした。

滞りがあるところの、そのお知らせを調べましょう。

もし弾いているとき、腕、胴体に動きにくさがあると氣がついたら、
自分全体の動きやすさのために、床に支えられているつながりを思い出してみることも役に立ちます。

動いて欲しい、必要な動きはなんでしょう?

演奏するとき、チェロも自分のバランスと一緒に動けます。

演奏の動きに、自分の脚全体、脚・足も思い出してみるとき、
楽器の全体、チェロの脚にあたるエンドピンの先まで含めてみたらどうでしょう。

演奏のために、触れているものを含めた全体のバランスを考えてみます。
自分の、脚も含めた全体で動けることを思い出してみましょう。
いつも自分全体の働きの中で、頭と脊椎と骨盤と脚のつながるバランスを思います。

まだ、必要以上に押し込んでしまうけれど、やっている時にだんだんと氣がつけるようになり、
なるほどそうだねと、それをしなくていいと思えるようになりました。


弾力のある支えが自分の中に働くことを考えてみます。


頭と脊椎と骨盤と脚は繋がっていつも一緒に働きます。

重力の上向きのサポートと一緒に働いてくれる構造を思います。

楽器と自分のバランスはいつも動きの中にあります
支える仕組みが楽な動きのために働いてくれます。

重+力=重力=動
ですね


レッスン受け付けています。
チェロと仲良く、動きやすく、響きを生み出す自分全体との関係性をみつけていきましょう。

アレクサンダー・テクニークを取り入れて、一緒に探求しましょう!!
そして、自分でもその考えを取り入れて、できるようにしていきましょう。

ご連絡お待ちしています。
メッセージからお問い合わせください。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。






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腕と手の動き易さについて考察です。

腕の仕事は腕にさせる。

本来やるところが、もっとやったら?

腕の仕事の代わりを、別の所が代わりにやろうとしていた? 


そんな、私自身の受けたレッスンがありました。

もう長い間やって来たことは、なかなか自分で気がつけないでいたのです。

先日来日したグレッグ先生、そしてすぐその後のジェレミー先生のレッスンから連続し関連付けて氣づかせてもらったレッスンでした。


アレクサンダー・テクニークをやっていくときの考えは、
いつも、自分全体は一緒に働いているというのが原則にあります。

手の働きは、胴体の動きにも関係しています。 

例えば、お腹にグッと力を入れたら力が出せている?

でも、それが脊椎の動きを妨げていたら、腕の動きやすさに影響があります。

強い音を出そうと思うとき、先に胴体の方に力が入っていました。

腕の力が必要だと思うとき、
もし腕に力を入を込めていることが、腕の動きを少なくしていたら?



「弓を動かすんだよ」とごくシンプルな一言。

音を出すために圧を加えている。
見ようとして圧を加えている。

え!?

「腕の仕事は腕がする、脊椎がしなくていいよ」

ハイポジションを見たい、そこにも圧をかけていた。
その時脊椎に余計な圧をかけていたのです。

あ、やってるわ、そうだね!

そう気が付かせてもらえたら、
その時やらなくてい動きはやめられて、
腕の全体でやれる仕事を増やすことができました。

あらよく響く。軽い。音量も増しました。

考える、体験することで動きは更新できます。

ふさわしい仕事をちょうどよく。


運弓は、弓を動かせる腕全体
音程を取るために、手と働く腕全体。

そのちょうどよく!のためには、
不必要なことをやめられて、可動性が回復し、
腕の仕事は必要なだけ腕がやるということが深まった、今回の氣付きでした。

そうするとやはり、動きはずっとシンプルになったと感じられるのでした。



筋肉に力が入った感じは「やっている感じ」かもしれません。
「感じ」という言い方は便利に使っていますが、あいまいなところがあります。
感覚の評価は過去の体験の積み重ねの上にあるからです。
いい感じを新しくしていく取り組みは、ちょっと変な感じになります。
新しいことを、自分の知っていることで判断しようとします。
自分のそれまでの体験になじみがないからで、反発する気持ちも起きてきます。


・・・

肩の痛みを訴えるとき、
その人の思っている「肩はここ」というあたりを強く主張しました。
「その人の思っている肩」を動かそうとしているのです。
「腕は、鎖骨からが腕の構造」と考えてやったみたらどうでしょうか。
具体的な構造の理解は動きを明確にしてくれます。


腕全体の働きとして理解しようとしたら、
動きの順番を見ていけたら、
部分・部分で頑張るのとは違う、つながる動きがあります。
その人の肩という考えについて、
新しい情報となるのです。

・・・


もしうまくいっていなかったら、
やりすぎか、自分の気が付いていないことがあって、
違うやり方をする必要があるのでは?と考えてみることはできるでしょうか。

今のやり方にこだわりがあるのはよくわかります。
大切にしているもの、大事なこと、
それを治す、否定するとうことではなく、
新しい違う考えとやり方を手に入れて、
役に立つ方を選べたらどうでしょうか?と提案します。


わたしは膝の怪我があり、痛みや不具合とどう付き合うかは重要です。
痛いままやり方を変えなかったら、動けなくなってしまうので、
痛みがやり方を考えてねと、言ってくれているのだと思います。
自分に優しいやり方について考えましょう。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

カテゴリ:

構えるときの、考えについて。

今アレクサンダーテクニークのスーパーティーチャー、
グレッグ先生が来日中です♡
こちらは昨年のレッスンの様子です→座るときの考え


チェロの場合、エンドピンの扱いや座り方、楽器の置き方などなど、
悩むことがあるかと思います。

楽器を弾くために、楽器を自分にところへ持ってきます。
楽器を扱うときの動きは、たくさんの事柄があり、様々に見ていくことができるでしょう。

やりたいことのために、自分全体での動きやすさを大切にしたいです。
さあ、やりましょう、というときにもちょっとした緊張が起きているものです。

ドキッ!うわっ!となるとき、身体に緊張があると思います。
やる気満々でも、程度の差はあれ、そのようなくっ!と力が入っていることがその後に影響しています。

安定させようとすることが、そのちょっとした緊張や動きにくさと関係していたとしたら、
安定するという考えに、「動かないようにする」というのがあるのではないかと思います。



「動かないようにする」固定しようとするものとの関係において、
自分が固まってしまうのが、動きにくさになっています。
そのためのやりにくさを何とかしようとして、力みが生まれたりします。

力がぶつかっている、反発されて伝わらない。
力が逃げている、逸れていると伝わらない。
力加減と方向、タイミング、その時の一連の考えと自分全体の働きがあります。

そこに置いておく、そこで動ける、そこから動ける
動きを思い、触れて、つながって、自分が動く力が伝わる

どんなつながりが、自分の中に、
そして触れるものとの間にあるでしょうか。

触れる前から、その空間においての関係性から始まっているとしたら?
動きや考えは深いですね。だからとっても〇〇〇しい→興味深い。


「間」合いとか、「氣」合いは、
相対する動きの関係性、構える自分全体の様子も含まれた言葉。

自分全体の動きやすさを大切に、ちょっと静まってから。
さあ行こうと思うときに、「いつでも動き出せそうにしている」ところから。
始めが肝心で、そして終わりの意識が、また次の始まりに。
そんな様子が構えの中に。

動きやすさは?
その空間でのつながりを持ち続けながら、
頭が自分の身体の高いところで、脊椎の上でバランスすること、
シンプルにそれをやってみましょう。
そうすることで自分全体の動きやすさにつながります。


過去記事より
カテゴリ座り方 (16)
楽器を弾くときの座り方・座るまでに


カテゴリチェロ (89)
音を出すまでの動きを、準備していく
エネルギーはどこから?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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