チェロと歩む 

チェロ弾きの日々の氣付きと学びの記録。
チェロと毎日をもっと自分らしく、心地よく楽しむために。
~清野佳子のブログです~

カテゴリ: こころとからだ

トミー先生のクラスでの学びから。


普段のその人の習慣や、その時の考えは、
身体の様子に表れてきます。

例えばおじぎをするときなど、
文化の違いや、それぞれの個性や表情がありますね。

腕の様子もみんないろいろです。
腕の動きを順番にみていただきました。


私も先生の前に出ていくと、
「周りに影響されているね」と、トミー先生。

!?
・・・そうか。
私は、前に出ていくとき、ちょっと肩をすぼめていたかな。

普段、「お願いします~」と思っている時には、
腕を脇に引き寄せて、ほんのちょっと小さくかがんで、
そして、「さあやります」とあらためて、胸を少し張っているのかなぁ~
と、思いあたりました。


自分では氣づいていなかった、動きの滞ったところに、
先生はアクセスしていきます。
その人の本来持っている動きが起きることを体験します。

腕から胴体、骨盤から脚へと、
螺旋の動きで全体に伸びていきました。
筋膜は、かかとからおでこまで、グルンとつながっているのだそうな!

筋肉や筋膜などの組織の立体的なサポートがある可動性について、
また新しい認識ができていくことで、ずっと居心地良くなりました~。


トレーニー同士でも、お互いに動きをサポートし合いました。
動きが変わると、呼吸や、歩く様子や、顔の表情まで全体が変わります。
素敵だなぁ!

演奏したり、踊ったり、表現するために、
また新しい動き方もできそうな氣がしてきます♪



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***


ゴールデンウイークには、御殿場でボディ・チャンスの合宿がありました。

トミー先生他、海外からの講師の先生方も交えて、
100名以上の人たちと学ぶ5日間で、様々な講座がありました。
富士山を望む自然に恵まれた環境の中で過ごす、とても豊かな時間でした。


私は、入学して5年目でようやく参加することができました。
これまで、この時期はお仕事があったので来られなかったのです。

長く関わってきたお仕事から離れて、寂しさもありましたが、
合宿前には、リニューアルした公演を観に行くことができました。


時の流れの中で、KIMG0778
始まりも終わりも今につながる。

たくさんの優しいまなざしに触れて、
ここにいる。
今、出会うすべてに意味がある。

静かな自分になれたら、
さまざまなことを受け止められるスペースが、
いつも自分自身とその周りにあるのだな。

行雲流水。

変化と新しさに向かっていく選択は、
何をもたらすだろうか。


合宿での学びについては、またゆっくり振り返たいと思います♫



最後までお読みいただき、ありがとうございました。



 


正しくやりたい。
早く、ちゃんとやりたい。
そんな思いに覆われがちです。

そしてそんな時は、
どこかの部分の上手くできなかったことの方が、
印象に残りやすいでしょうか。


練習の過程においては、
どんな意図があるのかを考えて、
できないことを心配しなくていいのだ、
と思ってみたらどうでしょう。

正しくできるかどうかに意識を向けず、
こうやってみたら、どうなるかな?
こんな風に、問いかけてみると、
起きることに興味を持って、その時起きたことから学ぶなら、
1つも無駄なことはありませんね。

やり方は大切だけれど、
それをやっている自分自身をどのように使っているかにも、
そのとき意識を向けてみます。


そして、なぜそれをしようと思うか、
その根本には、大切にしたい思いがあることでしょう。
大切な思いとともに、
自分全体を思い出したいです。


自分全体の持っている働きを思い出しながら、
必要な時間をかけることをいとわずに、
必要なやり方とその手順を求めていこう。

新しい手順を得るための道筋によって、
いつかできるようになる(なりたい♡)のであれば、
どうやって早く正しくできるだろうかと気にかけることよりも、
その時に必要な手段に意識を向けてみよう。

やってみたいと思うことについて、
間違うことも受け入れていればこそ、
実際の行動から必要な考えを得ていくための、
チャレンジがある♪


1つのことは、悩みでもあり、
大切な思いでもあるのですね。

1つづつの思いとともに、
自分自身を含めた信頼を育てながら、
新しさに出会い続ける決断をすると、
驚きと、楽しさもある。
そして、静けさもありました。

チャレンジしたら、
もし苦い思いがあったとしても、
清々しさもありました。

自分の中に、
受け入れるスペースが広がることに、
氣がつきました。


***

春を迎えて、
環境が変わったり、次のステージに進んだり、
あたらしい課題に取り組んでいく機会は、
皆さんもたくさんあるかと思います。

私も、さまざまなチャレンジを楽しんでいきたいです!
またチャレンジの報告も、時々したいと思います(^^♪


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最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。 


先日、合気道の昇級審査を受けました。

広い本部道場で受験は2度目です。
100人近い人たちがいる前で、初めて組む人とやりました。

1つの技で、あわててしまいました。
出来るつもりのことが、最初の動きだしの手を間違えたら、
そのあと出てこなくなってしまいました。

あれ?
なんだっけ・・・

審査の先生の何度も技の名前を言ってくださる声は聞こえているが、
周りを見ることができず。
やり直す時間の猶予もあったのだけれど、身体が動かない。
たくさん練習したのに(泣)

そのあとは気持が切り替えられて、しっかり元気に出来た!
ということで、技は1つ抜けたけれど、合格でした。


先輩方、稽古してくださったみなさんが、
笑顔で「おめでとう!」と言って下さいます。
よし、次の目標に向けて稽古しよう~。

いまは、1つの事をやり終えた爽快感があります。
これが、いいな。
お祝い。


***
KIMG0626


振り返ってみれば、
できているつもり
の中には、
あいまいなところも含まれていたのです。

そのとき手先にとらわれて、
頭のこと、自分全体のことを思い出せていなかったんだ~
これがとっても残念。。
 
「いつものようにやろう」としていたから、
あいまいなところがひょこっと出てきたんだな。

「そこからどうするか?」の学びに向かうために、
失敗は教えてくれたと思います。


お稽古は、新しさに向かう体験に臨むことなのだ。

やっていることのその先の、
「こうやったら、どうなる?」へ、
いまここで、未知なるものに向かっていこう。


***


技は、一番はじめは見た目の形や手順から教わるけれど、
少しずつその意味をかみくだくように教わりながら、
動きながら考えていくようになる。

どんな動きのつながりが起きるのか? 
くるんと相手が動いてしまうのは、とても面白い。

先生にポーンと飛ばされると、なんだか思わず笑ってしまうくらい。
コロンコロンと投げられる。
転んでは起きあがり、また向かっていく。
これは子供の時の遊びみたいな楽しさです。


先生がポツリとおっしゃることは示唆に富む。
「稽古では、考えたことを試すんだよ」
「思うこと、意識が動かすんだよ」
 
「つながる」ということばがさかんに出る。 
それにまつわるたくさんのこと。

以前は、バレエは自分の動きのことだけれど、
合気道は相手がいるから難しいと思っていた。

何が見える?どう動く?何が起きる?

相手があるからこそ、そこで自分が何をしているのか、わかることがあるんだな。 



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
 

先日のクラスで。KIMG0622

自分の声が、身体全体に響くことがわかった時に、
部屋全体の響きにも気づくことができ、
そこにいる人たちにもお互いに響いている、
ということに、はっ!としたのでした。

自分自身が響くのだという信頼は、
響きの豊かさと、空間でのつながりを思うための、
大きなポイントなのでした♪


***


自分の声が響いていくときには、
声帯が振動し、
空気は自分の中からも、
空間とつながっている。

聞こえる音は大きくても小さくても、振動によって伝わっている。
空気に触れ、身体に振動している。


楽器は振動し、
楽器の中からも空気が振動して、
空間に響いている。

楽器を演奏するとき、
指先に伝わる響き、身体に伝わる響きを思ってみる。


自分全体で、どんな響を受け取っているだろう?

表現したい音楽を思い、
頭が動けて、自分全体がついてきて、
そうすることで、
1つの音を生み出す動きによって、
その時その空間で、
自分自身が響いている。


その音には、
繊細な、大切な思いが満ちていて、
その空間で、その時それぞれの思いに響きあうのだと、
氣付いていたらどうだろう♫



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最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

前回の、胸骨のマッピングは、
先日のワークショップでのトピックでした。


ビル・コナブル先生は、アレクサンダー・テクニークの先生。

私達がどのように自分全体を使っていくか。
「ボディ・マッピング」の考えを役立てます。


身体は、自分の思っているようにやろうとしているので、
動かしているつもりところが、現実のしくみと違っていたら、
ちょっとしたずれでも、困難さを生んでしまいます。


股関節のマッピングも丁寧にしました。

それぞれの股関節を動かし、触れてみて、
現実のしくみの理解を深めました。

股関節の場所・形・動きなど、ふむふむ。
つながる骨盤・仙骨、結合組織などの情報も興味深いです。

股関節は、脚と胴体の動きのつながるところ。
胴体と脚は支えあいます。


***


ビル先生のお話しで、
支える方向性についても、とても印象に残りました。


「胴体は上向き、脚は下向きに。」

そのことを、とってもシンプルに思ってみたら、
身体全体で方向性を持つことが、
あらためて腑に落ちました。


方向性という言葉は、難しい感じがするけれど、
どっちに向かわせる?と意図すること。

頭が動けて
そうすることで自分全体がついていく
股関節から動くことができて、
脚が下向に支え、上に向かって胴体が起き上がる。

股関節から上と下へ双方向に、動きを支え合う。

床が体重を押し返す、抗重力と共にある働き。


当たり前のようなのに、新鮮!

なんだかとっても気持ち良くて、
ちょっと、背が伸びた~♪


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


なんだかやりにくいときは、
身体と一緒に、目の動きも固まっていないかしら。


不用意に、動いちゃったな・・・。
そんな時は、何が見えているでしょうか。

やりやすさを、目の動きから思ってみるのも興味深いです♪


***


実験1


周りを見ます。

椅子に座って、手は膝に。
まず目の動きだけで。

目の動きでリードして、
それから頭も少しずつゆっくり動いて行くと、
後ろはどこまで見えるでしょう?

肩も動いて、
そして手も動いて行くと?

目の動きは、どんなふうに自分の軸の動きとつながっていくかな?

お尻の座骨と股関節が動いて、
膝も動くと?足はどうかな?

自分の全体の動きがつながってきて、
後ろを振りかえっていくと、周りの空間はぐるっと見えてくる。
目と頭と、自分全体、空間。

あー、そうだな、こんな意識で見ながら動いていけるのだと、
あらためて思いました。

そのように視た後は、視界が広くなったのではないでしょうか。

***


片目づつ、つむって見てみると、
右目と左目で、情報を受け取る角度と範囲が少し違い、
それによって、立体的な世界になっているわけですが、
脳の働きが見えていることを調整しています。

目の表面では、光を通過させているだけで、
眼球からの情報を電気信号として神経が脳に伝え、
後頭部の視覚野というところで認識しているのだそうです。


そう考えてみると、実際見えていることが、
ずっと目の奥から頭の奥の方まで入り込んでくるような、
ちょっと不思議な感じがしました。 

視覚からくるさまざまな情報から、
色、形、空間、動きの変化、などを様々に把握していますが、
脳の働きの全体の60%ほどにもわたって関わるので、
見て、動いて、感じる、考えるなどの、身体の働き全体に大きな影響があるということです。



振りむく時、見たいところを見るために、
目と頭の動きから身体の軸の動きがある。

目から身体全体の動きもつながって、
手・腕、足・脚などの動きも起きる。

さらに視界に広がりがあることで、
新しい情報や、感覚がやってくる。


今、頭の様子、身体の軸の様子はどんなかしら?
「頭が動けるように~」「そうすることで自分全体がついてきて」
と考えてみるときに。

「周りが見えていて~」
見方から動きを変えてみると、
それまでよりも動きやすくなっていたり、
固さがとれて、呼吸が変わったり。

入ってくる情報だけでなく、
やっていることの質や感覚も変わるのが、
興味深いところです♬


いま、何を見て動いているでしょう?
どんなふうに見えていて
どんな情報がやってくるでしょうか。

が、どんな動きをリードするでしょう?
 

***


実験2


①「ピンク色のゾウ」のことを、考えないようにしてください。

え~っと・・・?!
考えないようにと思っても、「ピンク色のゾウ」想像してしまいますよね。

~しないように、という注意を向けたそのものに意識が行きます。

そんな時、目はどんな様子でしょう?

考え事をするとき、目を伏せたり、宙を泳いでいたりしませんか。


②では、周りにある青い色のものを探してみましょう。

青い物が見つかりましたか?
意識されたものが、目に入ってきます。

目と、頭と、身体の動きはどうでしたか?
違うことを考えることで、ピンクの象は消えたかな(笑)

具体的なことを考えると、注意力が高まりますね。


③今読んでいる画面を、周りのスペースに含めて一緒に眺めてみてください。

見えた青い物を思いだしてみて下さい。どこにあったかな。
目と画面との距離や、文字の見え方が違ってきませんか?


④ 目と頭から自分の全体の動きを思いだしながら、
空間へ意識を広げて周りを眺めてみます。

腕や、股関節に動きやすさがあると、
目や肩のあたりが少し楽になるかもしれません。

こんな見え方から、やりやすさも変わっていくかしら。
私も実験中~♬

BlogPaint考えていたら、頭の後ろが暑くなってきたような(笑)


ピンクのゾウさん、描いてみました(*^_^*)



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
 


音の立ち上がりを良くしたい、
どうもうまくいかないな~と思う時。


「ちゃんと、かすれないように」しよう。
「もっと強く」「もっと早く」しなくちゃ。
「ちゃんと」「もっと」この辺でグルグルしませんか?


「ちゃんと」「もっと!」のかわりに、
発音のために何をする?


必要なことを具体的に考えて行くと、
1つづつ、実際に出来ることが見えてきます。


動く前に、動きだすために考えます。

楽器をどう構えて、弓をどう持つ?
弓を持つ指には、どんな動きがある?

音を出すための、一連の動きにそれぞれのプランがあるのが、ポイント♪
あわてず、1つずつ関連付けていきましょう。

出したい音を思い、
①弓の弾きたい所が、弦の弾きたいところに向かい、
②弓の重さを、必要な角度でのせる。
③弓の方向を、意図して動く。

まず動きを考えます。
バランスはどうかな?
どれくらいの力でできるかな?と、やってみましょう。

ロングトーンで響かせて、好きなように止まることができ
そこからどちらにでもすぐに動き出せるような、
動きの自由さを思います♫

思うこと
が自分全体を動かしています。

考えるとき、そして動きのために、
その都度、あらためて、
首が楽で、頭が動けるようにと思う、
そうすることで自分全部が、1つずつ順番に全部一緒に付いてくる。

こころとからだの全体が働いていることを、
ぜひ思いだしてみて下さいね。

そうすることで、
やりたいことのために必要なことを考え、
氣付きながら動いて行くとき、
余分な緊張を解いていくことができて、
だんだんと動きは違ってくるのでした。



フルニエ氏の演奏動画を見つけました。

弓をのせるところが、とても良く映っていました♪
5:40位から

Pierre Fournier | Dvorak | Cello Concerto | 1st Mvt | 
https://www.youtube.com/watch?v=0uJvUtyEtcg


関連記事

弓を運ぶ

触れるとき

手と指の柔らかさのために 






  


***


現在レコードを聴く機会はほとんど無くなりましたけれど、
30年くらい前までは、レコードプレーヤーを使っていました。

レコード針を運び、
回っているレコード盤の溝にそっと載せます。
自動式のアームなのですが、
途中から聴きたいと思うときは手動です。


弓を弦に運び、音が出るとき、
このレコード針を置くときのようだなぁ、と思います。


小さなダイアモンドの針が溝の刻みによって振動します。
アームの反対側にはバランス重りがついています。

針のガイドを指に掛けて運び、溝にそっと載せないと、
針は反動で弾んでしまって、ガリガリと音をさせてしまうし、
外れて滑って行くと溝を傷つけ、再生音を損なってしまいます。

繊細で、ちょっとした儀式のようでもありました。
当時レコードで音楽を聴くために必要な作業でした。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。







春を待ちかねて、
ミモザを飾りました。IMG_20160303_084910
朝日が輝いて。

       ************


よくわからないなぁ~と思う時。

手がかりに氣付けるきっかけのために。


「今、何が見えているだろう?」
「見えている」と意識してみたら、
何が見えてくる?
どんな動きがある?

あれ?!見えていなかった!
見ることが途切れるのに、氣がついた。
見続けるのを、止めたのはなぜかな?

何か違う意識に入り込んでいた。
考え込むと、周りが見えなくなることがありますね。
その時何を考えていたかな?


やりたいことに意識を向けたいとき。

まず、自分全体を思いだしながらやってみます。
頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてきて、
周りの広がりのなかで、自分の立体的な存在が、
今やっていることを「見えている」ように意識し続けてみよう。


子供みたいな目で、観察してみる。
どうなってるかな?と思ってやってみよう。
興味をもっていたら、
見えている意識を持ち続けていたら、
何が目に飛び込んで来るだろう?


やりたいことのために、
今やっていること、
状態や動きの変化をながめてみると、
なるほど、今度はこうしてみよう、
という次の望みも現れてくる♪



       ************


やっていることを最後まで「見届ける」
というのも、最近のお気に入りです。

残心・残身」という言葉があります。
対峙するものへ、意識的にとどまり、
また、次に備え動きだせる、
こころとからだ全体の様子を、表しているかと思います。
今ここで、向き合い共にあるものとのつながり。

動作の終わるまで「見届ける」ようにしていくと、
終わりが意識的なほど、次の動きへのつながりがもてる♫

そして、そんな時のこころとからだの働きは、静かに穏やかで、
そこからまたエネルギッシュに動きだせる、
秘めたパワーをもっているようだなぁ~
と、思うのです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。



関連過去記事です。

見ること・意識 

観察する

観察する 2 

見る

グレッグ先生のクラスで。


一昨年の記憶を振り返ってみると、
「あなたは、今どこにいますか?」
観察してる?」
という問いかけから始まったのが、
とても印象的でした。

アレクサンダー・テクニークを学び始めてまだ間もないころで、
戸惑いながらも、新鮮な問いかけでした。


今ここで、起きていることを、
観察していくだけでも、変化は起きる。

そうすることで、
小さな動きから身体全体へとつながっていく、
柔軟性や可動性があることに、
氣付かされました。


そして「抗重力の働き」。
押して押し返される力が、
自分と物の間にあること。

私たちは、どんな時も、
重力に出会い続けていて、
そしてそれは、人も物も、どんな時も
自分全体に、出会って一緒にある。


重力に出会う。
どのように、重力に出会っているでしょう?

それを受け止め、感じ取って動ける柔軟さが、
頭と脊椎と、自分全体にあるように。
そんなふうに思いました。



今年は、触れる、
触れかたの探求が印象に残りました。

人や物に、どのように触れることができるでしょうか?
その時、どんな自分でいるのか、
いようと思うでしょうか?

問いかけてみる。

今出会っているものは?
ここで一緒にあるものは?


見方ひとつ、
触れかたひとつ、
考え方ひとつ。
それぞれが、私たちの今を表しています。

意識を変えると、また違う見え方がしてきますね。


どんな自分でいられるかは、
自分を見て観察しているかどうか、
ということでもあるようです。


自分の考え方で、
自分自身の様子や、
相手の様子まで変わる。

実はそれは、大きな違いにもなっていきます。


見えているそのままを観察し、
今出会っているということに氣づけたら。

また、違う意味があらわれるかもしれませんね。


重力は、自然の法則。 

身体の自然な仕組みは、
重力に出会い続ける♪



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


ウィーン=ベルリン ブラス・クインテットという金管五重奏団による、
先月12月に文京シヴィクホールで行われた来日公演を、
幸運にも聴きに行くことができました。

ウィーン・フィルとベルリン・フィルから選抜された、
オーケストラの主席奏者たちによって構成されています。
その響は力強く、輝かしく、繊細で、
温かく、柔らかく包み込むような、豊かな響でした。

クリスマスなので「くるみ割り人形」からの数曲も盛り込まれていて楽しかったです。
聴き終わった後の聴衆が感嘆の声を漏らしているのを、あちこちでたくさん聞きました。
金管楽器の素晴らしいアンサンブルを堪能しました。
音楽への愛、芸術文化・歴史・・・その深さまでが伝わってくるようでした。

このコンサートはホールの記念企画で、チケットはとてもお手頃な価格でした!
満席で、聴衆にはお子さんの姿もありました。
こんな格調高い響を聴いて育ったらいいな~
子供たちにこそ聴かせてあげたいものです。


さて、演奏時の身体の様子を興味深く見ていたのですけれど、
何とも静かなたたずまいでした。

弦楽器に比べると、楽器を操作する動きは見えにくいし、
特にホルンとチューバは淡々として、
遠くから見たらただ座っているかのようにも見えるくらいです。
というか、余計な動きをしないのですね。

腕も伸びやかで楽そう。
凛とした存在感も素敵。

奏者はホール全体を見渡し、
空間全体、聴衆全体を意識しているように見えます。
演奏の合間の素敵な笑顔も印象的でした。

管楽器奏者は息をたくさん使いますが、
ハイトーンや超絶技巧も弱音も、
身体はずっと大きいままで、
大きく吸い込むような動きも、
演奏しながらギュッと小さくなるようなことはありませんでした!


特に1つ、なるほどすごいと思ったのは、
ここ!という時ほど、音が出るときに、
ぐっと上に向かって大きくなって見えるのです。

自分の大きさが最大限にいかせてこそ、
やっぱりすごいパワーがあるのだなぁ!

よく、舞台でとても大きく見える人がいますね。
そのような人は、実際に自分全体の大きさを使えていて、
ここ一番の表現で、ほんとうの自分の大きさになっているのだ、 
そんなことも思いました。



弦楽器奏者にとっても、
演奏する身体に一緒にある動きを考えてみるとき、
ヒントとなりそうなことを、いくつかあげてみます。


身体で起きている、実際の動きを意識してみます。

呼吸のための息は、自然に入ってくる。
息は下から上に向かって出てくる。

吸いこもうとしなくても、吐き出そうとしなくても、
必要な動きに必要なだけの呼吸が起きると信頼してみよう。

息が出て行くと、入ってくることが自然に起きるような、
呼吸のしやすさを大切にしよう。

肋骨は呼吸のたびに立体的に横も後ろも上下にも動いて、
脊椎へとその動きがつながっています。

胴体の中にもスペースがある。
呼吸の動きには弾力のある支える仕組みがあって、
その動きは胴体の動き全体につながっている。

胴体にギュッと力が入っていると、
呼吸も、腕や脚も動きにくくしてしまいます。

必要だと思っていることが、ひょっとしたら、
身体の働きをじゃましていないか考えてみましょう。

呼吸のためにも、
柔軟さと力強さを発揮できる身体の使い方は、
頭と脊椎のバランスによって支えられた、
全身の動きやすさに関わっていることを思いだそう。



アレクサンダーテクニークでは、
思考が動きに影響し、
身体の使い方はその機能に影響することから、
頭と脊椎の関係性を意識しながら、
「背を長く広く」「頭を上に前に」する、
というような方向性を意図する表現があります。


意図する事の、動きとそのつながりを観察してみましょう。
自分の演奏を録画や鏡で意識して見てみると、
そうかこんな風に見えるんだ、
こんなことをしているなと、客観的にもなれますね。


動いたり演奏してみる時に、
頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてきて、
四方八方への空間の広がりを感じながら、
身体の大きさを思ってみたら?
長く大きい身体でやってみたら?
ギュッと小さくなるのをやめてみたら?

以前ととちょっと違う、広やかな自由さがあるかもしれません。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。



関連過去記事です。

思考と選択

ヴィヴィアン・マッキー先生④呼吸



呼吸(2)空気が取り込める胸郭の仕組み

呼吸・・・身体のイメージ

あけましておめでとうございます。KIMG0806

本年もどうぞよろしくお願い致します。


とても暖かなお正月ですね。
故郷の新潟に車で帰る道中、
ほとんど雪がありませんでした。

例年雪深い山々のあたりも、
ほんの少しだけあるだけ。
雨が降っていました。

雪が積もっていくとき、
空気は凛として静けさがあります。
冬に雪がないのはなんだか寂しくて、
違うところのように見えました。

今年は車の移動中に、
身体のことを考えながら座っていられたので、
腰もお尻も、とっても楽でした♫

写真は、今年の私の手造りミニミニお供えです。


*********************


何かやりにくさがあるとき。
固さや、痛みなどあるとき。

何か不快であると氣がついたら、
身体からの大切なメッセージとして受け取りましょう。


そんな時、
呼吸の様子はどうかな?
と意識してみるとどうでしょう。

息が自然に入ってくる、呼吸のしやすさを、
動きやすさの目安にしてみましょう。


身体を動かし支えている両方の作用は、
身体全体で一緒に働き、
呼吸も一緒に働いています。

股関節の動きやすさや脊椎や腕の様子は、
呼吸にも影響があり、
自然な呼吸の働きを妨げなければ、
必要な動きに応じた息は、すっと入ってくるのです。

身体に入る余計な力に氣づけたら、
頭から足までの全身を思いだして
股関節から動いてみましょう。

脚や股関節の動きが、つながっているかな?
胴体と脚は動きを支え合っています。

いくつもの筋肉は層になっていて、多様な動きを可能にしてくれます。
身体の軸となる頭と脊椎がバランスする仕事は、
胴体のいちばん深層で、脊椎の周りの脊柱起立筋が担っています。

軸で支えられるとき、周りは柔軟でいられます。
軸のバランスが取れないと、周りが固くなることで支えを補っていて、
様々な活動のための表層筋も身体を支える仕事の方に協力しています。

例えば、しっかりした芯と、張りのある皮のようなものを思うと分かりやすいでしょうか。
柔らかいお団子は竹串にささって並んでいて、ミカンの房は表皮が包んでいますね。

でも身体には、固定されずに動きやすさあることが大切。
バランスは動きの中にあります。

股関節の動きやすさが、胴体を支える頭と脊椎のバランスの動きを助けるとき、
胴体を動かす筋の本来の仕事をしやすくします。


股関節から生き生きとして動けるかな。
腿を上げ下げしてみる。
上半身を前傾させてから、起こしてみる。
そして、ひざと足首も、動きやすいかしら?
股関節と、膝と、足首の連動を思います。

頭が動けるように、
そうすることで自分全体がつながっていくことを思いながら、
股関節から動いてみると、
ふっと、呼吸しやすくなりませんか?

心地よい動きを、試してみてくださいね♪

最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。




関連過去記事です

楽器を弾くために考える、股関節のこと

座る・楽器を構えるときに

座奏で脚に力が入ること・ふくらはぎ

演奏や朗読などの表現で、
自分全体をどのように意識して使うのか、というアイディアをもつことで起きる変化。

音や声の、響や表現の存在感と質の違いはまさに感動的♪
先生のご指導のもと、本当にその変化を毎回目の当たりにしています。

チャレンジし、変化を受けとめる勇氣も素敵。
その人全体から、生き生きと輝くまた新しい何かが現れてくるのです。


何がその変化をもたらすのでしょうか。


私たちは、様々な情報から来る刺激を感覚が取り入れて、
自分全体の反応が起きています。


刺激に反応して、身体をぎゅっと固め小さくしてしまうと、
そのせいで次の反応を鈍くしてしまいます。

どう反応していけば、必要な情報を取り入れやすく、
よりふさわしい反応ができる状態になれるか、
ということを意識していくことが関わってるのだなと思います。


感覚を目覚めさせ、自分の大きさを取り戻すようにするために、
どうしたらいいのかを考える。

頭が動けるように、そうすることで身体全体がその動きについていくことを思います。


身体の中には、もっと外に向かって広がっていける伸びやかさがあって、
周りの空間には、もっとずっと広がりがあることを感じてみる。

1つ1つの音や声のエネルギーは、
身体の動きから発して、
空間の広がりへ届いていて、
ここそこで響いていることを思ってみる。

そうすると、意識も身体の感覚も、ずっと大きく広がっていく。 
その音の響きが、自分の中の何かを開いてくれる。


表現のために必要な力は、
もっと自分の中にあるのだということに氣付いていける。

新たな発見の驚きとともに、
こんな風にも出来るのだと思える。

誰もが、また少し変化しつつ、
また成長していけるのだと思える。


そして、たいせつな望みを思うこと。

なぜそれをやりたいのかということを、あらためて問いかけてみます。


本当にやりたいと思うことは、自分を動かしてくれる力。

チャレンジする。

やってみたい。
今、自分らしく♪


また少し新しい何か、新しい望みに出会っていくことを、
楽しんでいきたいですね!


最後までお読みいただきありがとうございました。 

次の準備を思ってみます。


やろうとすることを、あらためて意識的に眺めてみると、
身体は思うや否や、すぐに動きだしていたり、
ちゃんとやらなくてはと思う時、すぐさまやり直したくなり、
またくり返してやっていたりします。


そこでまた急いでやらないで、止まってみる。

思っていること、からだに起きていること、
その一緒の働きを眺めてみよう。

ここからこうして、こうなる、という関係性を考えて、
新しくやってみる。


演奏なら、
必要な動きのシュミレーションをしてみる。
フレーズを歌ってみる。

どんな表現であっても、
1つの思いから、
1つの動きから始まって、
また次へと、全体につながっていきますね。

      
出来ないことに、混乱してしまう・・・。

まだよくわからないことをするには、
新しい考え方も必要になっているのですけれど、
いままでの考え方から同じようにやろうとしてしまい、
それで、上手くいかなくなってしまうことがあります。

新しいことへの不安、
まだできないことをとても難しく感じる。

そんな気持ちが起きてきたら。
混乱する気持ち、以前のやり方を、
ちょっと横に置いてみる。


楽器や道具のしくみ。
それを扱うために必要な機能について考えてみる。
それは上手く機能しているかしら?

今、必要なことは何?
ではこう考えてやってみたら、どうかな?と、
実験してみる、好奇心をもって。
観察したことから、起きたことを受け止めてみる。


新しく1つやってみる気持ちで始めて、
失敗を許して、
チャレンジをしてみることができる。

うまくいかなくてがっかりしたり、
正しいと思う結果を急いで求めることはせずに、
そこで起きたことから学び、
その時またあらためて考えることができる、
自分のための時間とスペースが、
そこにはもっとあるのだと思えたら。



その時々に、
やりたいことをやるために、
頭が動けるようにと思い、
そうすることで自分全体が付いてくることことを思う。

そして動きだしていくとき、
「!?、!!」
まだ言葉にならない、
また新しい「何か」が表れる♪

そんな体験は、なんだかワクワクすると思いませんか?


アレクサンダーテクニークを学ぶことは、
まさにそれが起きるというプロセスを経て、
新しい体験を重ねること♫

そこから自分にとって何かの意味を、
少しずつ、いつしか大きく変えていくだろう、
そんな可能性が1つ、また1つと開くのですね。


最後までお読みいただきありがとうございました。 

観察の、続きです。

「~が見えている」と気が付いて、
「~と思っている」と気が付いてみる。

では、
今「何をしている?」

身体の動きを意識してみましょう。

ちょっと興味を持って、
いつもの「やり方」を眺めます。


実験です。

毎日何度か必ずやることから、
ドアの開け閉めなどを観察してみます。


たとえば、「ドアを開けよう」と思うときに、
まず「ドアを開ける」と言葉にしてみます。

やりたいことを思う時には、
もうすでに動きだしていたかもしれませんね。

何か「~しよう」と思ったとたんに、
動きが始まっていることに気が付くと思います。

動く前に。
ドアノブが見えている。
そこで、やろうとすることを改めて思い、
それから、動いてみる。

見えているもの、
動きだす身体のやっていること、
ノブに触れた指の感触、
手ごたえなど。
動きながら、眺めてみましょう。

そして閉める動きの終わりに、意識を持ってみましょう。

そのドアはどんな閉まり方をするでしょう?
どれにはどれくらいの力がいるでしょう?


興味を持って、ちょっとした生活の中で観察してみましょう。

なんでそんなことを?と思うかもしれませんね。
普段の何気なくやっているやり方を意識してみる。


このような注意力は、実は演奏にも役立ちます♪

楽器に触れるとき、持ってくるとき、演奏しようとする時、
何に注意を向けているでしょう?

演奏の中で、例えばボーイングのために、
その動きはどこから始まって、
どこで終わっているのでしょう?

動こうとする時の様子に、ちょっと気付いてみましょう。
同じように、指使いには、どんな動きがあるでしょう?

その時の呼吸や、自分全体の様子にも、意識をもってみましょう♪



***********************


目の動きは、頭の動きや意識の様子ともつながって働いていますね。

視線が固まるとき、身体も固く、動きにくくなってきます。

目の動きで、頭も動く。

周りが見えているように、周りとの関係を認識することで、
身体の反応が変わり、身体全体でのバランスも変わります。


いま、パソコンや携帯の画面を見て、パソコンを操作しながら、
周りの様子と、身体の様子にも気付いている。

頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてくることを思いながら、
周りが見えているようにしてみましょう。

目や、首や、肩など身体のどこかで、
そこから、ふっとゆるむことができるでしょうか?


今何をしているか、眺めてみましょう。



最後までお読みいただきありがとうございました。



関連過去記事です。


   カテゴリ:思考 (21)
       
 観察する
         ちょっと待つ  
  
   
カテゴリ: ヴィヴィアン・マッキ―先生 (11) 
          自然に 2

「弓先が弾きにくい」とき。


実際、何が起きているかしら?と眺めてみましょう。

「弓先に届かない」「音がかすれる」「弓が滑っている」「弓が離れる」


どう考えてやっていたでしょう?


本当にやりたいことは何でしょうか。
どのように考えたらいいでしょう。


一例として、書いてみますね。

①「弓先に届かない」
→腕の長さを十分使いたい
→弓全体の長さを使いたい

どんな動きが必要だろう?

身体が小さくても大きくても、弓の長さを扱うために、
腕の長さを使える動きを意識してみよう。


②「音がかすれる」
→弓の弦と触れる角度が直角になる軌道をとっていく
→触れる位置をはっきりさせる

弓が音を出すために必要ことは何だろう?

十分な摩擦をつくる動きを意識してみよう。


③「弓先が滑る」
→弓をフィットさせ必要な摩擦を得たい
→出したい響に必要な摩擦とスピードで

どの部分に触れているか、触れている感触はどんな?

弓と弦の弾力を意識してみよう。


④「弓が離れる」
→弓の重さをのせる

どのように弦に弓の重さをのせているだろうか?
弦に弓先を置いて、のせたところを左手で支えて右手を離してみると、
けっこう重いのです!

弓先に重さがのっていることを意識して弾いてみよう。
   


動きの考察


ヒント


楽器は自分の前にあり、弓は前方で使います。
腕は弦の上で弓をバランスさせています。

腕は、身体の前で動きやすく出来ています。
腕構造として鎖骨・肩甲骨も一緒に働いています。

腕を動かしながら触ってみましょう。

腕を前方にぐ~っと伸ばしていくと、
肩甲骨は肋骨の上を滑るように滑らかに動いて、
胴体の前側へついてきています。
脇の下では、腕から肋骨につながっている筋の動きがあるのがわかるでしょうか。

鎖骨の骨の突起に触れて腕を動かしてみると、
首の下の胸鎖関節のところに左右の腕の動きがつながります。


チェロは胴体の前側胸骨・肋骨のあたりに触れています。
どのように楽器を迎えているでしょう。
呼吸のしやすさ、胴体の弾力性も、動きに大切な要素です。



動きにくい要素


押しつける力が必要だと思うとき、何が起きているでしょう?

筋肉を緊張させて腕を短くしているかもしれません。
肘の動きが制限されているかもしれない。
腕を後ろに引いていないでしょうか。


強い力が必要だと思うとき、何が起きているでしょう?

身体の方に腕を引き付ける力が働いているかもしれません。
重たいものを持つような強い力がいるとき、
関節が外れないように守るため、固定させ、引き寄せる力が働きます。

実際には必要のない、このような動きが起きているかもしれないです。


腕の重さをかけようしているとき、何が起きているでしょう?

肩を上げる事で上から押しこむような意識があるかもしれません。
重さをかけようとして腕全体を固くしていないかしら。

肘が固定されると、回内・回外の動きを妨げるので手首が動きにくい。

手首が固定されていると、指先の繊細さは得にくくなり、
弓の重さや弾力を扱うことを意識しにくい。


腕だけの動きで考えている時、何が起きているでしょう?

肩関節で上腕骨から動かそうとしていると、
腕構造の鎖骨や肩甲骨での十分な動きができません。

胴体や、股関節、脚の動きが制限されているのかもしれません。
腕以外の固さが、弓のびやかな動きを妨げてしまうことがあります。



新しいプランの為に

やりたいことをやるために、
頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてくると思い、
今起きていることを受け止め、起きたことから建設的に考える。

どのように考えてどう動くかというプランを考え、
「~する」と動詞での表現をする。

考えやってみる1つ1つのプロセスを大切に、
必要な時間を十分にかけてやってみる。

そして信頼出来る実行可能なプランを持つ。
客観的判断やサポートを求めてみる。



まとめ

弓先にさしかかる時、思い出しましょう。

弓を使うためにも、身体はずっと、頭から全身でバランスしています。

動きは、音楽を生みだすための意図から生まれます。
どんな音が、どんな音楽がその動きを必要としているでしょう?

音を奏でるために、
頭が動けるように、そうすることで自分全体が付いて来ることを思い、
動きのためのプラン「~する」、と思っていきます。

楽器とつながり、弓の行きたいところへ動いていくことができる。
腕構造全体と身体全体の動きのつながりを思って動いてみましょう。



音を思って動き出す時、
身体の仕組みにあった自然な動きによって、
楽器の本来持つ音が自然に鳴りだします。


ひょっとしたら、チェロはハート(心臓)にいちばん近い所で触れている楽器ですね♡
どのように楽器と出会い一緒にいるか、楽しんで♪ 



 関連過去記事です。
   弓を運ぶ


         ******************


ゴルゴ松本さんの「命の授業」というのがあります。
ご覧になったことがあるかもしれません。
公開の動画でも見ることができます。https://youtu.be/M_pF4a_TxmU
文字と言葉の持つ意味の深さと力について語り、生きる道しるべになることを伝えておられます。

先日見た、そこでお話しされていた「」きざしという文字のことが、とても印象に残りました。

人生いろいろなことが起きるけれども、
:危険なことからは、逃げて避難しよう。
:安全なところから、全体を眺める、隅々まで見渡す。
:そして状況を捉えて、挑んで行く。挑戦する。

K0010005
兆しをとらえて、
安全を確保する。
そして全体をよく見渡し
状況を見きわめて行動し、
チャレンジすること。


ところで桃は、桃源郷と言われる夢のような理想郷を表す言葉に用いられています。
桃は幸福の象徴的な果実なのでしょう。
写真はまったく季節外れですが、以前に頂いた山梨県産の素晴らしい桃で、その大きさが分かるでしょうか!
確かに、本当に美味しい桃を食べたら、とても幸せな気持ちになれます♪
桃源郷は、いろいろの時代の思想が反映された解釈があるようです。
ウィキぺディア<桃源郷>によると、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%83%E6%BA%90%E9%83%B7
の蘇軾、王安石は、搾取や戦乱のない人間の世界だと考えていたそうです。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。 

クラスのアクティビティで演奏をみて頂き、
コンチェルトを少し弾いてみました。

冒頭、重音で勢い良く軽快に始まる曲です。
なめらかなスケールの上り下り、スタッカートの生き生きとした表現。
力が入って、音が固く伸びやかさがなくなってしまい、
細かい動きで、動きにくなってしまいそう・・・だけれど、
「頭が動けるように、そうすることで自分全体が付いていくことができ、
周りの様子につながりながら、どんな演奏になっても大丈夫」
と思って弾いてみよう!と思いました。 

ここでは、「ねばならない」は無く、
「こう考えてやったら?こうしてみたら?」
という提案が続きます。


余分な動きに気付いて、それをしなくていいと思う。

「力が必要だ」と思っていたので、
音が出るより前に、必要以上に大きく動き出してしているようです。


音の響きのために、その圧が必要だろうか。

指の動きに、どれくらいの力がいるのだろうか?
圧を加えようとする力が、動きを妨げ、響を損なうことを思いだす。


どんな響きが、どこで鳴るのかを思う。

「手元の操作を意識していた」
「楽器そのものの響を気にしていた」ので、
どこで響いているのか、演奏している空間に届いていること、
実際のそのスペースで、実際に鳴っている音を意識してみよう。

音の広がりが意識できると、身体も広がって大きくなっていけるように思えます。
動きもずっと楽になりました。


音が出るまで、音が出るとき、音が出てから、
それぞれの意識と、動きの方向性を見直して、
こう考えて動く、というように意図していきます。

どのタイミングで、どんなことを考えていくか、
考えたこと、やってみたことが、変化を起こします。


ああ、これは必要なかった、
やっぱり、そうなんだよなぁ。
そうだな、こんな風にできるな。
なるほど、こうすると違うな。

自分への信頼の糸口がいろいろあるのです♪

思考が動きに影響し、
響も、音色も、表現も、
全体の様子も変わっていきます。

変化を、聴いている人が感じてくれました。
フィードバックをもらえて、
「そうか、こうしてやってみよう!」と思います。


表現したいことがあるから、動くことができる。

そのとき、自分がどのように考えながらそこにいるのかが大切。

実際の演奏は、聴いてくれる人と自分のいる、広い空間で起きること。

その空間で、自分の大きさを取り戻すことで、
伸びやかに演奏することができるのですね。


        *****************

保育園のコンサートでの楽器紹介の選曲中に、
ひょんなことで「伴奏譜があるよ~」ということから、
コンチェルト冒頭部分を弾くことになりました。
伴奏してもらえるなんて、嬉しいです。
合わせてもらって、やっぱりとっても「いい曲だなあ」と思いました。

それから、久しぶりに楽譜を引っ張り出して練習してみました。
ず~っと以前に練習したので、たまには思い出していたけれど、
あらためて細かいところを丁寧に、なるほどね・・・と見直していきましたが、
「ちゃんとやろう」と思うと、
ちょっと緊張してくるのが分かりました。

実際に、素晴らしいソリストの演奏の伴奏も体験したことがあったので、
そんな全体の演奏のイメージが思いだされてきます。
そうすると、なんだかワクワクしてきました。
 
せっかく機会を頂いたし、チェロの魅力が伝われば嬉しい。

というわけで、上記のように、クラスでみて頂くことにしました。
楽譜を忘れて、えーっとボーイングはどうだったかな?と思ったけれど、
音楽を思って弾きはじめると、気になりませんでした。

翌日のコンサートでは、
レッスンでやってみたことが思い出せて、
周りの様子も受け取りながら、
伸びやかに楽しんで演奏出来たかな、と思います♪


ところがそのあとが・・・
次の曲で、「あっ音程が違う」と思っているうち、
その一瞬で、起きてほしくないパターンにはまってしまった。

その考えにとらわれ、目と身体の動きが固まってしまう。

演奏中にダメ出しを始めたら、演奏をすることを、できなくしてまうのだな~とつくづく思います。
両極端を続けて体験してしまいました。
・・・・。
落ち込んでないで、気持ちを切り替えて!
役に立たない考えを止めて、
今やりたいことをやるために、必要なこと考える。

何に意識を向けているかが、ほんとうに大切~♪  



関連過去記事です
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

今、目の前にあるもの、起きていること。


電車の中。道を歩きながら。
いろんな音や、話し声を聞きながら。

ちょっと観察してみる。


ただそのままに。

何が見えているかな。
そして何が聴こえているかな。

そして、見えている、聴こえている、呼吸している、
自分の様子を観察。


どんな動きがある?

こんな感覚がある、
こんな気持ちがある。

ああこんなことが、自分とその周りの広がりに、ある。


ただ、そんな観察をしてみたら。


何が見えるだろう。

今、何に気付くだろう。


    *********** 

 
窓辺の欅の梢で、小鳥が1羽鳴いています。

しばらく聞いているとと、ずっと遠くでも鳴いています。
かわるがわる、聞こえてきています。
離れておしゃべりしていたみたいです。
鳥は身体が小さいのに、とてもよく通る声ですね。

小鳥には、その遠くの相手の姿は見えているのかな。
空を自由に飛べる鳥は、どのように周りが見えているのでしょうね 。



関連過去記事です
  耳を澄ます
  周りとのこと 
  今、起きていること


最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

オクターブ音程で早い移弦が連続する部分で、
どうも動きにくく、硬くなってしまい、
上手くできないなぁ・・・と思うことについて、
レッスンして頂きました。


先生は私のやっていることを観察して、
頭から身体全体を動かせるように、意識に働きかける言葉と、
身体への注意をもてるように、手で触れて動きを促しています。

空間やそこにいる人と 共演者の存在、
響を生み出す動きを、考えるようにしていきました。


今回は、肋骨のあたりにある緊張に気付くようにと促され、
胴体の中の広やかさを思います。

そして、椅子から立ちあがれるような脚の支えがある!
と考えてやってみたことで、
響や、迫力や、躍動感が出てきました。


股関節の動きで胴体を起こしていくこと、
脚の力を、しっかり意識に入れること、
そうすると股関節から胴体の可動性がぐっと増して、
腕はずっと自由に解放され、
音楽の勢いも表れてきました。

脚が働いているとき、
腕と胴体を動かしていく、
エネルギーが出てきました。
そのエネルギーが自分の中にあることを、信頼しよう♪


アレクサンダー・テクニークのレッスンでは、
どんな意識で、どんな動きをしたら、どう変わるか、
頭が動けるようにと思うことで、
自分全体が協調して働くようにしていきます。

レッスンは同じことをくり返ししているようにも見えるのですが、
そこで、その時、できることに、
今までとは違う、動きの選択枝もあることを体験します。

意識や使い方によって、身体の中のつながりが良くなると、
不必要な緊張が無くなっていき、
動きに、生き生きとした変化が現れます。

そうか、こうしていけばいいのだな~という、
新しい体験を積み重ねていくことは、
とっても嬉しいことです。

つい上手くいかないことにとらわれてしまうけれど、
そんなときこそ、
自分全体のあり方に意識的に向かってみよう。
信頼を思いだして、やってみよう!

と、あらためて思ったのでした。

 
関連過去記事です
 
カテゴリ:ヴィヴィアン・マッキ―先生 (11)
       自然に 4
     
カテゴリ:こころとからだ (84)
       方向性

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



 


KIMG0609ミュージカル公演、
夏の地方ツアーも無事終了しました。

春・夏と合わせて、なんと5万人ものお客様に覧いただいたそうです!
どうもありがとうございました。

帰り際に、記念撮影できました.
ふわっふわ♡

         
       **************


先日、HABに立ち寄りました。
サッカー日本代表が試合をしていたこともあって、とても 賑わっていました。

立ち席しかなかったので、手荷物を入れる大きな袋を借りて、足元に置きました。
とりあえずそこで乾杯。
フィッシュ・アンド・チップスが来るのを待ちます。

テレビの画面があちこちにありますが、メインの大きな画面が良く見えていい位置です。
サッカーはよくわからないけれど、日本の得点が入れば、やっぱり一緒に盛り上がれます。


周りの楽しそうな様子が見えていて、
立っている身体の様子に気付きながら。

首はどれくらい楽かな~を思いだしながら立ってみます。

頭が動けるようにと思うことで、
脊椎は頭の重さを伝え、
全身へ動きのバランスが起きる。

身体の重さは足首から、
かかととつま先に重さが分散する。

足の裏にはアーチ構造があって、重さを支えるクッションになっている。
つま先と膝は同じ方向へ、少し外向きに開いて立つ。

いろんな方向へ重さをバランスしてみる。
足首と、膝と、股関節が連動する。

頭の重さは脊椎を通して骨盤から脚へ伝わる。

床の支えがあり、
抗重力の身体を支える仕組みがあって、立っていられる。

上に向かって、ゆるゆるとバランスしながら、動きながら、
足首、膝、股関節、腰椎、肩関節、AO関節へのつながりはどうかな~。


ビールを飲みつつ。
なんだかとっても楽に立っていられて、
あら、立ち飲みが、案外快適。

狭い座席の小さな椅子に座るより、
周りの空間を感じながら立っていると、
身体は動きやすいし、
席が空いて案内があったけれど、断ってそのままそこで。
フィッシュ・アンド・チップスが来て、美味しく頂きました。

日本は得点を重ね、またまた歓声~♪
一日の終わり、ちょっとしたひとときの、
心地よい1杯でした。

楽な立ち方で、楽しみましょう(笑)
立食パーティーなど、機会があったらお試しくださいね。


関連過去記事
  「頭が動けるように」
  胴体の動きのつながり 
  見ること・意識
  ミオ先生 楽さ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

音の出だしを気持ち良く始めるために。

音を出す前に始まっている動き
弓を運ぶことについて、考えてみます。

やりたいことは、シンプルです。
弓は遠回りせず最短距離を通ってみます。

今やろうとしていることを思います。


弾きだしたい音のために、
どこが(リーディングエッジ:動きの始まる先端)、
どこへ(到達点)いく、
と考えてみましょう。


さあ弾こうとする時、
「頭が動けるように、そうすることで身体全体がついてくる」ことを思いながら、
「手は弓の重さを扱いながら、弓の通り道についていく」
と思ってみます。


近づいて触れるとき、
出したい響きを思い、頭が動けるように、そうすることで身体全体がついてきて、
弓の重さを弦にのせる
そしてすぐ音を鳴らしてみましょう。


そのようにやってみたらどうでしよう?
シンプルに音が出ることが分かると、
余計な力が不要になってきます。


やりにくさは、余分な動きを含んでいることがあります。


音を出すために動き始める時、
弓を持っていくために必要な動きを見直すと、
その先の、音の出しやすさにつながります。


動き出す前、動き出す時、
どんなことを思っているか、
身体全体の様子がどうなっているかも、
観察してみてくださいね。


どんなことに気がつくでしょう?


例えば、
小さな音を出そうとして、自分自身が小さくなっていませんか?
大きな音を出そうとして、ぎゅっと身構えていませんか?   
動きはじめに首を短くしていませんか?

実際に必要なエネルギーを出すには?
十分に動きに備える、動きやすい身体でいたいですね。  


そこで、
「首がどれくらい楽かな?」と思ってみると、
より動きやすい身体に意識的に持っていくきっかけが作れます。 


頭の動きやすさは、身体全体に関わります。
そうそう、
「頭が動けるように~」ですよ!
思いだしてみましょう。


野球やゴルフのように、ボールの動きのために、
バットやクラブがボールに触れるまで、
どこを通るのかなど、
道具を扱う動きは大切ですね。

それは他の様々な活動でも同様に、
身体の機能が自然な本来の働きをした時、
道具は最も活かされるのですね。


手と腕の身体とのつながりで、重さに対応しながら、
道具と身体全体の動きをつなげていきましょう。


 ****************


道の字は、
文字のつくりに首が含まれるのが興味深いので、漢字の字源を調べて見ました。
会意形声。「」(足の動きを意味する)+音符」(古くは同系統の音とする)である方向を向いた道を表わす。
みち。(ドウ)地方行政区画のひとつ、専門化された高度な技芸。

運の字は、
」+音符「」、「軍」は戦車で丸く取り巻いた陣立ての意で、「辶」(足の運動)と合わせてぐるぐる回る運動を表す。
めぐらせる、運ぶ、物事を進める、めぐり合わせ、などとあります。

なるほど。面白いですね。

ウィクショナリー
 (Wiktionary) より
「道」で検索 https://ja.wiktionary.org/wiki/%E9%81%93
「運」で検索 https://ja.wiktionary.org/wiki/%E9%81%8B


関連過去記事です
    ミオ先生 楽さ
    弓と指先・肘
       触れるとき   

       「頭が動けるように」
        頭と腕、全体へ
    胴体の動きのつながり
  
        ヴィヴィアン・マッキー先生⑤すぐ弾く
    

最後までお読みいただきありがとうございました。
 

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