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カテゴリ:こころとからだ

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ご紹介するのは、長い動画です。

直視しがたい現実を受け止めていくには胸が苦しくなります。
これから生きていくために、自らの足で立ち、心をつないで共に歩んでいくと声を上げることになるのでしょう。
あなたは、どう思われますか?


以下ランブルよりシェアします。

ランブル —プラネットロックダウンは、世界が直面している状況に関するドキュメンタリーです。疫学者、科学者、医師、弁護士、抗議者、政治家、王子など、世界で最も明るく勇敢な人々と話をしました。これらの勇敢な魂は、すべての可能性に対して真実を話し、私たちに同じことをするように促す勇気を持っていました。恐れを克服する勇気が必要です。一度やれば、毎回簡単になります。

このリンクには日本語字幕が付いています

https://rumble.com/vsu08h-planet-lockdown-a-documentary-japanese.html

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アレクサンダー・テクニークとは?
このところあらためて文章にすることを考えており、書いてみます。



***************


F・Ⅿ・アレクサンダーさん(1869~1955)は、
オーストラリアのタスマニア生まれ、シェイクスピアの朗誦家として活躍中(20歳ころ)に、
声が出なくなってしまって舞台に立つことが困難になりました。

医者の治療による根本的解決策がないと判断したことから、
その原因について自ら解明する決心をし、
「自分が声を出すときに何をしているのか」に着目し観察していきました。

自分全体をどのように使っているのかという詳細な探求となり、
その過程で問題が解消されただけでなく、
のちにそれがどの人にも同様に起きている現象で、
人間に基本的でとても重要な働きがあることを確信しました。

それらはアレクサンダーの発見、
アレクサンダーの原理となっています。


海外の演劇や音楽系の大学などでは、
教育カリキュラムにも取りいれられ学ばれています。
それは、演奏する自分自身の使い方について、
繊細な変化が明確になっていくことが、
動きと表現の質につながるからと言えるでしょう。

音楽を表現するためにたくさんの課題に取り組む中で、
あるいは日常の活動において、
様々な緊張の影響が及んでいます。

またその人の表現は、
個性や習慣、
意思と選択、
姿勢・態度という様なふるまいや、
その時々の対応を表していることでしょう。

心と身体の働きは、
切り離して考えられない自分全体です。

自分全体の働きの中で、
適正なバランス感覚を得にくい状態ななっているとき、
やりにくさ、がん張り過ぎや、不必要な動き、
混乱、焦りなどをもたらします。

ここで現れる痛みや不快感は、
間違った方向の望ましくないやり方へ進んでいるよ!
という注意信号なのです。

わたしたちはだれもが、
生きていくすべての場面で、
様々な刺激にいつも反応しています。

また現代は、早く結果を得ようとしたり、
こうあるべきというような正しさについての習慣的な反応に、
とても深く影響されてしまっていることにも、
気がつきにくくなっています。


本来持っている機能を阻害してしまっているとき、
根本的な改善を行わず対処療法的に部分のみに取り組んでも、
問題が解決されずまた他の困難さをも生み出してしまうのです。

その人の全体的な使い方に気がつけるように取り組み、
本来持っている機能を回復すること、
手段を選択していくための方法が重要であると、
アレクサンダーさんは考えました。

今起きていること、
その人の使い方・在り方を受け止めて認識していくことが大切です。
習慣的な反応にとらわれない新しさを可能にしていけるように、
その人の望みに向かう活動となっていきます。

目的を達成していくための、
一つ一つの関係性を見出して意識的な選択ができるプロセスは、
機能的な使い方の回復によって、
必要な選択ができるようにして行けることで、
困難に思われることに取り組む意欲や、
未知の体験へ興味と喜びをもって、
進んでいくことができるようになるのです。


基本的な特徴として、
頭と脊椎の関係性から、
その人の全体がどのように協調していくのかを、
体験しながら学びます。



***************


アレクサンダーテクニークを言葉で説明するわかりにくさ、
何それ??となってしまうのです。
実際には、体験することから理解を進めていけるものです。

「自分全体」「使い方」ということばはとてもよく出てきますが、
はじめはピンとこないかもしれません。

身体と心は、別々には切り離せない一体のものだなぁ!と腑に落ちると、
自分にもっと優しくしてあげようと思えるのです。
そうすると、相手のことももっと理解できるようになってくるでしょうか。



身体の37兆もの細胞(「♯働く細胞」による)はそれぞれの機能によって、
状況に応じて選択を重ねています。

自分の中側で、ほとんど見えないたくさんの働きの中でも、
いつも必要な選択が行われていく道のりがあると認識すると驚嘆せざるを得ませんし、
自分自身の世界がまた違って見えてくるのではないでしょうか。


最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

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さあ、やりましょうと思う時。
動く前に、静かな時間をとってみます。

どんな準備が必要でしょうか?




範囲をここまでと決めてみます。
まだ具体的に動くことはしません。
大切なことで着目したいこと、先に1つ選んでみます。

決めた範囲をやって(弾いて・あるいは弾くとは限りません)、
とりあえず決めたところの終わりまで行ってみましょう。

終わりまでできたら、おめでとう!
すぐやりなおしたくなりません?(笑)
時間を取ります。
振り返ります。
どこか氣になりましたか?
振り返る必要のある範囲が、だんだんいくつかに絞られるかもしれません。


今起きたことからの、
氣付きと思考か?
「あ、どうなってる?、どうしたい?
感情と評価か?
「間違った、だめだな💦」
どちらに向かっているか少し整理しましょう。

違ったと思うとき、
上手くできない時、
もっと違うようにやりたい、という思いを大切に拾い上げていきましょう。

同じようなことを繰り返しているときに、
これまで学習してなじんだやり方が、どんな傾向・方向性をもっているのか、
そこからまた違うようにできるには、視点を変えてみるように、
必要な考え方にも取り組んでみる必要があるのではないでしょうか。



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上手くいかなかったところがあると、そこで止まってそこからすぐにやり直す時、
弾きながら読みを確認しているのかもしれませんね。
では、その部分を読んで・歌ってみましょう。




パート1⃣表現したい内容

🅰
①情報収集、必要な要素
どんな音名?
どんな音程?
どんなリズム?
どんな強弱?
どんな表情?

②分析、関連性
音形、音の並びの関係性を調べる
指使い、指の組み合わせの指示・可能性の選択
ポジション、音域について楽器の構造上・表現上の可能性の選択
ボーイング、表現の指示可能性の選択

③プラン/設定 大切なことを組み立てる
難易度
・テンポ
・扱う内容
・扱う範囲

🅱
新しい情報からの考察
・理解を広げる・深める
・注意力を広げる・深める
・サポートを広げる・深める

新しい情報から
・新しいプラン
・新しい実験へ



パート2⃣以上を行う自分自身について

表現する具体的な動き
どんな気づき
どんな分析
どんなプラン
どんな新しい実験
どんな新しいプラン



などなど、意識してやってみましょう。
今日は多くのことについて書きました。
今自分が上の項目のどのあたりにいるのかな?
そんなきづきも役立ちます。

もう少し具体的な事象について、例えばレッスンで取り組んでいることなど、
素敵な気づきについて、また書いてみようと思います。


********************************

困難さ、手に余る、あれこれ混乱している
難しく思うことは、情報不足ということがあるでしょう?
詰め込みすぎということもありませんか?
慌てて全部盛り込んでいませんか?

見直しは1つ1つで。
それぞれを見ていけるように、
必要なプロセスを組み立てていける、
そのために必要な時間がとれるかどうか、
そんなところも大切と思います。
いかがでしょうか。

楽器ができることを、どうとらえているか、
自分がやりたいことを、どのようにやろうとしているか、
どんな自分でやろうとしているか。

構成しているものは、たくさんたくさんあって、
やってみた体験、捉え方の体験は、可能性への経験値ですね。
なんだか話を広げすぎでしょうか。


自分の知っていることから、やってみたこと・起きたことについて静かに振り返り、
必要なことについて考えます。
新しさに向かっていけるように選択肢を持つ。

静かに眺めるその間を作れるような自分全体の在り方についてみていける、
それこそが必要なトレーニングなのでした。



わたしの体験から。
情報は、どのように得られるのでしょうか?
そこでの、自分の定義を保留してみる必要がある。

何が、必要な事柄を見えにくくさせているのでしょうか。
思い込み、こうであるべきという理由、そこには恐れが隠れているのです。
今わたしはこう考えている、と調べてみることは大切です。

何が起きているのか、事実をよく観察しましょう。
観察、分析をしましょう。
新しい可能性に新しい視野を広げていきましょう。
それは実はとても繊細でかつダイナミックな出来事です。




最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。







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力を使っているとき、やっていることを言葉で表現してみます。
動きにくく、固さがあると思ったら、
動く指示の言葉についてもちょっと考えてみるとどうでしょう。

動き続けていたら、少し留まってみることもできる。あるいは長く。
速くを、ゆっくりにできる。
握っている手を、緩めてみることができる。
握っている、持っている、動きの様子の変化する瞬間を観察してみる。

頼りないかもしれないけれど、ふっと動きが変えられたその時、
新しい情報がやって来ます。

やっていることをやめられる、これは難しく感じられることがあります。
動きに意識を向けてみる時に、ちょっと反対方向への動きを思うことも試してみて、
留まっても大丈夫、緩めても大丈夫、そう思えたら、
文字どうりちょっと手放してみる、その氣づきは新しい動きを生み出します。

実際、うまくいったり心地よく出来たとき、
あ、これでいいんだ・・・
という感じなのです。
やっている感じがしない、ということもあります。



筋紡錘という感覚センサーは、伸ばされた時に情報を得ることができ、
緩んだ感覚情報から、バランスを支える拮抗する動きが生じます。
例えば、うとうと眠り、ガクッとなってハッとするときの、感じです。
危険がないように立て直しますね。

また、顔の表情が緩んだら、どんな情報が来るでしょう。
ほっとした・うれしい、そんな時、瞬時に顔の筋肉も動きます。
表情のない・固い時は、何か警戒していたり、考え込んでいるかもしれません。
相手の表情を見る時にも、その情報を得て何らかの反応をしています。
社会的な関係性の中において、安全を確保するために働くシステムです。


身体の動作は骨を動かしています。
骨を動かすときに、筋肉は主に縮める働きをします。
拮抗する動きの、反対の作用に伸ばされることで元に戻ります。
伸ばされる作用とバランスしあって働きます。

関節のたたまれたり、回されたりの可動性は関節の形状に関わっています。
関節での動きの組み合わせが複雑な繊細な動きを作っています。
関節を動かすのは筋肉ですが、筋肉を含む身体の有機的な組織は様々な層を作って関わりあっています。

筋肉の繊維は小さな束があり繊維質に包まれて、それをさらにまとめた束になって、それぞれの部位の働きごとに名前が付けられていています。
筋肉繊維、筋肉をまとめる組織、脂肪層、皮膚は深層の真皮から表皮と多層構造になっていて、その中に神経の組織も存在します。

筋膜他、繊維質の層は私たちの体を様々につないでいます。
そう考えると、骨格を支える組織、動かす組織、神経の組織、それらを包んでまとめている様々な層が、一緒に働いているとわかります。


このことから、いつでも自分全体で、動きはつながっているといえるのではないでしょうか。
どこか引きつった時には、これらが何かしらの作用で関わりあって引っ張られているのですね。

肉離れというのを経験したことがあるでしょうか。
わたしはストレッチで内ももを痛めたとき、すごく痛かったです。
当初は筋肉痛と勘違いしていましたが、回復に時間がかかり半年以上痛かったので、小さな部分の肉離れだったのかと、あとでわかりました。
筋肉の繊維の小さな束の組織がプチンと切れている状態でしょうか。
わたしは、その時、10代の女の子と組んでストレッチしていました。
お互いの感覚や柔軟性が違うのだから、決して自分と同じと思ってはいけないとわかりました。
なので、急な勢いをつけたり、ギューッとやってはいけません。


最近テレビでも取り上げられるという「ファシアfasia」、興味深い~。
これを少し学んでみると、動きやすさへの理解が変わってきました。
自分の全体がつながりがわかりやすくなります。

自分全体の包んでいる様々なものをゆったりとする。
ゆったりしつつ、自分全体の周りの空間に広やかに包まれている。

グーンと力を使えたら、ふっと緩める。
そこからゆるゆる伸びる。
伸びたところから縮めなかったら、ヒューンと伸びる余地がまだありました。。
伸び伸びするとき、これらのつながりに働きかけているということです。

伸びていくようにするには、空間・外へと拡がっていく方向性を思って動くことを考えます。
筋肉は縮むことで骨と関節を動かしています。その反対の作用する側を伸ばします。
縮むのに、なんで伸びるの?という疑問で混乱しますね。
伸ばされたものを維持し支える働きも柔軟性といえるでしょうか。
身体の柔らかい人はこの可動性が大きいのです。
この拮抗する働きがあり、やりたいことについての必要な動きを意図していくこと、
その動きが起きるように、必要ない収縮をやめられるのかに関わります。


伸びて長くなる(方向性の意図がある)動きから、
それをふっと止めることができる、双方向の張り(支え)のつながりで、
ここからまた次へと(切り替わる瞬間があって)動いていける。

アレクサンダーテクニークは自分全体への気付きから必要な動きを意識していきますが、
ファシアや、神経系の働きも少しずつ学んでみると、
「自分全体」というときのつながりは実際の感覚として広がり、
動きへの信頼が増していくように思います。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


*****
興味深いです
『包まれつつ包む』
福岡伸一著
動的平衡
「西田哲学を読む」

伸びやかに弾きたい2

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伸び伸び、と思うのが役に立つように思います。
マイブーム(笑)
伸び伸びして、ワクワクしていることは、
動きだせるようなゆとり、動き出せそうな弾力のある様子で、
自分を空間に開いていく方向性のエネルギーがあると思います。

呼吸もそうで、自分の中、外に呼吸につながる、動けるスペースがあるのだよ~
と思えると、どうでしょうか。
そこからまた心地よく動き出すこともできるのです。

自分全体が伸びやかに広がっていけるスペースを認識すること。
呼吸する、息ができるってシンプルで深い。本当にそう思います!

アレクサンダーテクニークは、氣づきを持つ機会を大切にします。
自分の在り方がその時のやり方に大きな影響を与えているからなのです。

一生懸命、頑張るとかも、少し氣持ちとともに力感が入りやすいのかもしれません。
力が必要だと思うとき、ぎゅっと自分を固めるような、縮める動きが起きていたのです。


**********

演奏のために。
楽器を扱うとき、音を出すとき、表現したい音楽を思うとき。

自分全体が指の動きと協力して、伸び伸び動いていける。
指先は、触れるものに向かって、伸び伸びと動いていける。
腕は弓の動く方向に伸び伸びと動いていける。
空間の中で、小さくしている自分に氣づいたら、そこから出てきてください。

指の動きの観察したいポイント。
「何を」「いつ」「どれくらい」「どのように」
などながめてみましょう。

その時、反射的に「間違った!」と判断することがあるかと思います。
それについての判断は、ちょっと保留します。

起きていることをしばし受け止めてみましょう。
今こうなっている。
次に何をやってみたいか、そこが大切で、興味深いところです。

今、動きにどれくらい意図をもってやってみるかで、その後の変化についての情報が明確になります。
言ってみれば、指がどんなふうに動いたかは、どんな考えをもって動くのかの表れです。

指は悪くありません。
やってみたことも悪くありません。

観察があり、氣付きがある。
自分の反応に氣づけたら、選択についての時間、スペースについての意識が変わります。

自分にスペースを与えます。
それが意識の次元の新しい扉でしょうか。
どんな存在にも、内在する構造・スペースがあります。
外側と内側両方があります。

伸び伸びすることができる、スペースを思い出して、またそこから動いてみましょう。

伸びやかに弾きたい
動きの中の伸び

**********


果物や、野菜を思ってみてください。
何を選びますか?
なぜそれを選びますか?
それをどのようにして、得ることができますか?

それはどんなものですか?
それによってあなたは何を得たいですか?
それを選ぶことは、あなたにとってどんな意味がありますか?
これらの問いかけに、いま、どのような答えがあるでしょう?

食べることやお料理には、いろいろな選択がありますね。しいたけ2018-100448
今、利用している生協のカタログを開いています。
シイタケが3つ、乾物素材で、どれも利用したことがあります。
それぞれの大きさや、使い道があります。
気に入って選ぶものは1つになりました。
小ぶりで、いしづきだけはさみで削って、だしになって、そのまま食べられる。


新酒の季節
お世話になっている書道部、五十嵐酒造のお酒を注文しました。
ほんとに瓶に詰めたて「しぼりたて」のお酒を分けていたとき、そのあまりの薫り高く瑞々しい美味しさに、あらためて感動!
いろいろ頼んでしまいました。お正月用です。楽しみ。


口に入るまでの、膨大なプロセス。
空間、時間、生命の営み。
たくさんの人の思いと知恵、お仕事のおかげです。
なんと豊かな恵みでしょうか。
ありがとうございます。ごちそうさま。





最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。




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久しぶりの投稿になります。


少し静かな時間を意識してみます。
ざわざわと落ち着かない気持ちもあるかもしれません。



今の自分全体の様子と、自分の外の様子を繋げている情報について考えているときに、
自分自身の身体と考えと両方について「今どんなかな?」と、
静かなというのは、微細な意識と動きが全体の中で立ち上っている様子を思っています。


身体の中へ意識を向けると、身体の中に動きがあると氣付く。
身体の中から、身体の外に意識を向けると、自分が動きを起こしていると氣付く。

様々な場面の中で、選択し行われるその1つ1つのことがらが、
わたしたちを動かしていきます。


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最近ゴーヤの苗を植えました。苗から弦(つる)が数本出ています。
朝見たとき伸びた弦はフェンスに触れて、数時間後には弦を絡め、その日のうちにしっかりと巻き付いていたのです。
短時間では見ることができないけれども、意外な速さに目を見張りました。
植物はそのおかれた場所で、目に見えない繊細な動きを常に起こしています。

草・木が光合成し、水分と二酸化酸素を吸収し、酸素を交換する生命の営みをしています。
地球の環境によって、ちょうどよい酸素濃度を与えられなければ生きてゆけない人間の身体という宇宙に意識を移してみるき、自然の営みの不思議はまさに自分の中に起きていることです。
酸素を取り入れ、血流によって全身に運ばれ、二酸化炭素と交換される。
黙々と延々とそれが行われてきている地球にいて、身体の中で酸素が交換されなくなることが、現在の世界を覆っている困難を起こす肺炎の現象。


生命は循環する仕組みによってまかなわれる。
呼吸は必ず出ていき、入ってきます。
その時々の、変わり目を思ってみるとどうでしょう。


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必要な行動を起こすために、少し静かに考えます。
どんよりと思い気分がやってきたら、それに気づいて、ちょっと脇に置くようにしています。
呼吸も観察できますね。
呼吸の小さな氣付きは、いつでも自分全体の働きの何らかの指標となるでしょう。


自分が動きを起こしているのを観察してみてください。
自分の中から自分全体に意識を向けて、
身体の中から、身体の外へ意識を向けてみてみましょう。

どうぞ安全に、お気をつけてお過ごしくださいね。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。






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ステージに上がる時に、
自分の全体を思い出しながら、今いるところから、周りの様子を見ます。

空間の広がりや、そこにあるもの、そこから感じられるものと、
これからやりたいことを思います。

自分のいる所。
そこに一緒にいる人たち。

演奏を聴くために、弾くために、そこにいます。
みんなの思いは、やりたいことのために結びついています
その空間に一緒にいます。
近くも遠くにも、見えないところにも、一緒にいる人たちのことを思いだしてみましょう。

あらかじめ、そこは、どんな場所で、どんな質感で、
そこで、どんな気持ちがして、そして自分にとって好きなものや、
大切なことをたくさん思い出しておきます。
それらはみんな、全部今とこれからを応援しています

自分全体を立体的に思い出してみましょう。
周りの物や自分の身体に触れましょう。
指先が触れるものの感触を受け取り、楽器と一緒にいて、
人や空気の動き、音を感じます。
床と一緒にいて、足が触れる床の質感、足音、周りの気配もありますね。

頭が動いて自分全体が付いていきながら、
股関節・膝・足首の関節が動けて、歩き出すと椅子が近づいて、
自分を椅子の所に運びます。
脚がたたまれて椅子に触れ、座骨が椅子に乗り、
胴体が股関節から動いてバランスできます。足が床に触れ、脚はバランスを支えます。

自分なりの座るまでのシュミレーションをしてみましょう。
そうすると、何もしないときと何かが変わるかどうか、試してみてください。

座る前に、
ステージに出る前からも、出来ることがあるなと、その都度だんだん気が付けるかもしれません



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

力の加減と、繊細さ

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どれくらいの力で出来るのだろうか?

と、問い直してみる時、必要だと思い込んでいたことを、
そうでもないかもしれない~と、思いなおす事ができました。

そこから、余分な力みが体に起きている時、
必要な動きを使えていなかった!と、わかりました。

ところが、「力を抜きたい」と思うことで、
他のところが頑張ってしまう事もあるのです。


これは一生懸命やろうとすることに、
結びついて起きていました。


まず、必要なこと、起きて欲しいことについて考えて、
そこからまた動き出していきましょう。


道具を扱う動きのために使う力。
動かして、そして支える働きがありますね。

例えば、指の動きにくい時、
観察してみると、
腕を少し後ろに引いて、
肩甲骨の動きを妨げていました。

そこで、腕と全体のつながりについて考えます。



そして、動きを妨げている固さを解放することで、
音に変化があるのだった!と思い出せたら、

頭がふんわり動けるように、
そしてその動きに自分全体が付いていけることで、
腕の骨の構造全体が指先の動きに協力していくと、
考えてやってみます。

必要な動きとのための支えが働くことで、
指の動きはずっとスムーズで楽になりました。


その時、何が必要で大切なのかを意識して、
自分全体にどのように働きかけるかを考えてみます。

なんとなく、上手くいく感じを求めて、
ついなんども繰り返してしうことはあるかもしれません。

その代わりに少し時間をかけて、
やりたいことに向かう時の自分を観察し、
次のやり方をあらためて選択してみましょう。

やりたいことの内容はとても繊細だからこそ、
観察力を磨きましょう!


本当に繊細な大切な望みに向かうその道筋に、
新しい可能性を取り入れるヒントがあります。

一緒にやってみませんか?



ワークショップ開催します
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「心地よく自分らしく音楽したい人のためのワークショップ」

① 9/15㈰ 第1回
 立つ座る動きやすさと演奏/骨で支える
    ワンポイントレッスン
 やりたいことのための、はじめの一歩、その鍵は?


②10/13㈰ 第2回 
 腕の動き動きやすさと演奏/骨を動かす
   1回目のおさらいから、アクティビティを中心に
 やりたいことのために、次の一歩に向かうためのポイント。
                        

最後までお読みいただきありがとうございました。                

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前回のブログは動き出すときに何をしているか、
そこにどんな考えがあるかについて触れました。

動きだす前には、何をしているでしょう?


これからやろうとすることを思う、
やると決める瞬間を眺めてみます。

やると決めてやるのか、動いてしまったのか、
そのちょっとした違いに気がつくことがありました。

すぐやることに、ものすごく一生懸命になっているのだと思ったのです。



例えば、クラスで、「では立ってみましょう!」と先生に言われたら、
すぐに同意して立ち上がりました。

なんのために?など考えず、
言われたことに反応してすぐ従うことを、疑わずやっていたのです。
それは先生の引っ掛けでした。
「ね、すぐやっちゃうでしょ?(笑)」と


それに、普段話を聞きながら、とてもたくさんうなづいていました。

ある時、電車に乗っていて。
隣の女性が、お友達とおしゃべりしながら、ずっと頷いています。

そのたびに椅子がユサユサと揺れ続けました。
隣にいる私の身体もユッサユサ揺さぶられました。
あぁ、話を聞くことにも、こんなにもずっと全身で反応しているものなのだなと。

それは、あなたの話をちゃんと聞いていますよ!
という意思表示だけの事かもしれませんし、
そうですね、という同意かもしれません。

その人の動きにちょっとびっくりしたのです。
いっしょに揺さぶられていることを、少し不快に思っている自分にも気付きました。
電車の中で話しているとき、夢中で周りのことが見えなくなるのよね・・・
気を付けなくっちゃ。


会話は、情報を受取りつつ、反応しています。
聞いていますよ、と意思を示すのと、
そうですね、同意するのに、
うなずく他のやり方もできるでしょうか?

すぐ反応していると気が付いて、
ちょっとした間を持つことをやってみるとどうでしょう?
話したくなる、うなずきたくなる、ウズウズした自分がいます😂


何を感じ、何を思い、今何をしているのか?
ちょっとした自分への観察、そんな視点は、
これからやろうとすること、どんな動きをしていくかと結びついていくのですね。


うなずきを繰り返しやってしまうことに、気がついて、
ほんの少し間を開けてみるという”遊び”を入れてみたらどうでしょう?

すぐ返事を「ハイハイ」としてしまうなら、
「ハイ、・・・(間)わかりました。」
ウンウンとうなづいているなと気がついていたら、
相手の目を見ながらしばらく聞いてから、・・・一回だけ小さくうなづく。
省エネです(笑)


「早くしなさい!亅
イライラした様子のお母さんの声が聞こえて来ることがよくあります。

「え?なんのために?どうして?今これが面白いのに?亅
お母さんを見上げた子供のそんな心の声が聞こえてくる気がしました。

お母さんの考えは、子供の素直な興味と違うところにあるわけで・・・。

そんなやり取りを見ているとき、どちらにも共感もできますが、
同意すること、すぐ反応する事を求めている自分にも気が付くのでした。



先生の話をたくさんうなずきながらハイハイと答えつつ聞いている。
先生の指示を聞きながら、話を聞き終える前にすぐ弾き出している。
そんな場面がありませんか?

もし、そのかわりに、言われた事を復唱したり、質問したり、
しばし考える時間を持つのを意識してみたらどうでしょうか?
そんな時間も大切なレッスンの内容になるのではないかしらと思います。


私は、自分の言葉に置き換えて言い直したくなる癖もありました。
それは私の反応として、自分の知っていることの中で置き換えようとしているのでした。


どんな考えでその言葉を使ったのか
そのまま受取り、繰り返してみる。そして考える。
その意味を、時にはそんなふうに味わう事も出来る。


うなずく以外の反応も選べるでしょうか。
「はい」に対して「いいえ」の選択もありますね。
いいえをどんなふうに伝えているかしら。

普段さっさと進んでいて、見逃していた自分の反応。
自分全体の新しい反応とちょっと違うやり方を選んでみましょう。
そうすると相手の反応も変わるでしょうか。
試してみてください。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


課題と観察

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レッスンで取り組んでみていること。


やり直したくなるところのお知らせは、改めてやり方を考えるポイント。
見つけた課題の為のプランを持ちましょう。


どこかで動きを止めていると、
動きにくい~、やりにくい~
というお知らせが来ています。

たとえば、弓先に力が入らない、または力むときに、
どこにどんな動きがあったらいいのか?

その動きを、自分全体の一連の動きと考えてみると?

・弓の重さを扱うための構造、
・動きを支えるつながり、
・必要な方向への可動性、
こんな要素も関わっていますね。


・そしてどんな音で、
・どんなことを表したいのか?
これを具体的に考えてみます。



考えることが、自分全体を動かしている。
動き出せる自分でいるように考えます。

ちょっと考える時間があると思えたら、
今何を考えているかに意識をむけたら、
そこに、今を深めていくコツがある。

自分全体を動かす考え、動きのつながりを含めつつ、
プランをもって動いてみよう。
観察の対象を持って練習してみよう。

やりたいことをやるために、自分全体の働きを思います。

今、動き出す自分全体のために。
1つやることのシンプルさを探求していく中で、
明確さと繊細さが増していく。




最後までお読みいただきありがとうございました。

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