チェロと歩む 

チェロ弾きの日々の氣付きと学びの記録。
チェロと毎日をもっと自分らしく、心地よく楽しむために。
~清野佳子のブログです~

カテゴリ: こころとからだ


前回のブログは動き出すときに何をしているか、
そこにどんな考えがあるかについて触れました。

動きだす前には、何をしているでしょう?


これからやろうとすることを思う、
やると決める瞬間を眺めてみます。

やると決めてやるのか、動いてしまったのか、
そのちょっとした違いに気がつくことがありました。

すぐやることに、ものすごく一生懸命になっているのだと思ったのです。



例えば、クラスで、「では立ってみましょう!」と先生に言われたら、
すぐに同意して立ち上がりました。

なんのために?など考えず、
言われたことに反応してすぐ従うことを、疑わずやっていたのです。
それは先生の引っ掛けでした。
「ね、すぐやっちゃうでしょ?(笑)」と


それに、普段話を聞きながら、とてもたくさんうなづいていました。

ある時、電車に乗っていて。
隣の女性が、お友達とおしゃべりしながら、ずっと頷いています。

そのたびに椅子がユサユサと揺れ続けました。
隣にいる私の身体もユッサユサ揺さぶられました。
あぁ、話を聞くことにも、こんなにもずっと全身で反応しているものなのだなと。

それは、あなたの話をちゃんと聞いていますよ!
という意思表示だけの事かもしれませんし、
そうですね、という同意かもしれません。

その人の動きにちょっとびっくりしたのです。
いっしょに揺さぶられていることを、少し不快に思っている自分にも気付きました。
電車の中で話しているとき、夢中で周りのことが見えなくなるのよね・・・
気を付けなくっちゃ。


会話は、情報を受取りつつ、反応しています。
聞いていますよ、と意思を示すのと、
そうですね、同意するのに、
うなずく他のやり方もできるでしょうか?

すぐ反応していると気が付いて、
ちょっとした間を持つことをやってみるとどうでしょう?
話したくなる、うなずきたくなる、ウズウズした自分がいます😂


何を感じ、何を思い、今何をしているのか?
ちょっとした自分への観察、そんな視点は、
これからやろうとすること、どんな動きをしていくかと結びついていくのですね。


うなずきを繰り返しやってしまうことに、気がついて、
ほんの少し間を開けてみるという”遊び”を入れてみたらどうでしょう?

すぐ返事を「ハイハイ」としてしまうなら、
「ハイ、・・・(間)わかりました。」
ウンウンとうなづいているなと気がついていたら、
相手の目を見ながらしばらく聞いてから、・・・一回だけ小さくうなづく。
省エネです(笑)


「早くしなさい!亅
イライラした様子のお母さんの声が聞こえて来ることがよくあります。

「え?なんのために?どうして?今これが面白いのに?亅
お母さんを見上げた子供のそんな心の声が聞こえてくる気がしました。

お母さんの考えは、子供の素直な興味と違うところにあるわけで・・・。

そんなやり取りを見ているとき、どちらにも共感もできますが、
同意すること、すぐ反応する事を求めている自分にも気が付くのでした。



先生の話をたくさんうなずきながらハイハイと答えつつ聞いている。
先生の指示を聞きながら、話を聞き終える前にすぐ弾き出している。
そんな場面がありませんか?

もし、そのかわりに、言われた事を復唱したり、質問したり、
しばし考える時間を持つのを意識してみたらどうでしょうか?
そんな時間も大切なレッスンの内容になるのではないかしらと思います。


私は、自分の言葉に置き換えて言い直したくなる癖もありました。
それは私の反応として、自分の知っていることの中で置き換えようとしているのでした。


どんな考えでその言葉を使ったのか
そのまま受取り、繰り返してみる。そして考える。
その意味を、時にはそんなふうに味わう事も出来る。


うなずく以外の反応も選べるでしょうか。
「はい」に対して「いいえ」の選択もありますね。
いいえをどんなふうに伝えているかしら。

普段さっさと進んでいて、見逃していた自分の反応。
自分全体の新しい反応とちょっと違うやり方を選んでみましょう。
そうすると相手の反応も変わるでしょうか。
試してみてください。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


レッスンで取り組んでみていること。


やり直したくなるところのお知らせは、改めてやり方を考えるポイント。
見つけた課題の為のプランを持ちましょう。


どこかで動きを止めていると、
動きにくい~、やりにくい~
というお知らせが来ています。

たとえば、弓先に力が入らない、または力むときに、
どこにどんな動きがあったらいいのか?

その動きを、自分全体の一連の動きと考えてみると?

・弓の重さを扱うための構造、
・動きを支えるつながり、
・必要な方向への可動性、
こんな要素も関わっていますね。


・そしてどんな音で、
・どんなことを表したいのか?
これを具体的に考えてみます。



考えることが、自分全体を動かしている。
動き出せる自分でいるように考えます。

ちょっと考える時間があると思えたら、
今何を考えているかに意識をむけたら、
そこに、今を深めていくコツがある。

自分全体を動かす考え、動きのつながりを含めつつ、
プランをもって動いてみよう。
観察の対象を持って練習してみよう。

やりたいことをやるために、自分全体の働きを思います。

今、動き出す自分全体のために。
1つやることのシンプルさを探求していく中で、
明確さと繊細さが増していく。




最後までお読みいただきありがとうございました。

楽器が響くために。

音がつぶれてしまう。そんなときに考えたこと。
強く弾きたい思いを、ちょっと手放す必要がありました。
強く弾きたいときの力みは、動きを鈍らせているのが明らかでした。



どうやって動くためのリリースをしたらいいのでしょうか?
そもそもどれくらいの力でできるのでしょうか??

今できる、表現はどれくらい?
どんな対比なのか。どんな風に鳴らしたいの?


アレクサンダーテクニークを学ぶほどに、
自分全体の働きの中で、何をしているのだろう?
何を考えることができるだろう?
という視点を持つ意味を、より信頼できるようになりました。


いつでも動き出せそうにしている。そしてあらためて選択できる。
意識的に、やろうとするそのタイミングを選ぶことは考えたいことの1つ。


なんだか全然うまくいかないという思いのところから、
観察をしていき、
うまくいきだしたとき、それが続くとき、
氣が付いたことがありました。


左手の指先には、弦に触れる繊細さを思いました。
あ、右の指は何をしているの?

右手の方は、弓の動きや、毛の接触に意図は持っていたのに、
指先の動きや感触を左手ほどキャッチしていませんでした。


指先の動きに、手と腕がついていく。自分全体の働きの中で。

道具が指先になる。
そのためには、指先に繊細さが必要なのだと、
あらためて氣が付いて、
弓に触れた指先が動きだしたら、
表現したいことを思う時、
左手の指先と一緒に協調していることが分かりました。

左右の仕事は違うけれど、弦に触れるための指先の感触は、
その響と直接につながっていました。

響につながり続ける指先。

やりたいことのために、
腕や手の先の、指の動きを、その繊細さを、
自分全体につながる働きの中で意識してみよう。



ああ、こんな風にも弾けるのだな~と自分の中では大満足の発見
この注意力と全体の自由さ、柔軟さを、持ち続けたいなぁ。

困難に思われる課題にチャレンジしてこそ、見えてくることもあるのだと実感。。。
その中の小さな発見からあらわれた小さなステップは、
好奇心と幸福感の両方を間違いなく満たしてくれた。




最後までお読みいただきどうもありがとうございました。


去年の2月は、武蔵野市民文化会館で室内楽のコンサートがあり、アレクサンダーテクニークを学んだ方たちと、実践的な学びのとても良い体験でした。

今年は先日、調布くすのきホールにて、ヘンデルの2つのチェロのためのソナタを弦楽の伴奏でソロパートを務めさせて頂き、貴重な体験となりました。
以前からたびたびコンサートのサポートをさせていただいていた弦楽合奏団です。花51304185_2213890698826644_6626761983674810368_n
この機会を下さった皆様、聴いてくださったお客様、ありがとうございました。

掛け合いが美しくもなかなか緊張感のある曲、原曲は2つのバイオリンのためのソナタで、弦楽合奏伴奏での音域・音量のバランスなどにおいて悩ましい点多々ありました。

ゲネプロでは、降り番の時にホールを歩いてみて、客席にも座ってみました。
居る場所で響の聴こえ方は違うことが分かります。後方座席では全体がきれいにまとまって聴こえ、
前の方ほどより各楽器がより生き生きと直接的に聞こえてくるようでした。


昨年は5重奏の室内楽、今年は弦楽合奏による伴奏でずっと大きな編成です。kyakuseki51135293_2213889122160135_6171633988763910144_n
椅子の位置や向きの調整をし、実際どのようにお互いに音が聞こえるのか注意してみます。

アンサンブルしやすいか、どう聞こえてくるか、みんなでアンテナを巡らしていました。
ステージ前面ソリストの位置で、当然ながら客席方向にウオンと気持ちよく響きますが、ステージ後方では時差で聴こえてきます。
各セクションリーダーと話してみたことも安心材料になりました。

リハが終わってからいろんな場所で、ちょっとづつ弾いてみました。
コンサートマスターの席、チェロのトップ・後部、それぞれとても興味深かったです。ステージ51184388_2213888978826816_456835712562495488_n


開演して初めの曲は、ホール客席後方で聴いていました。

立ち位置を変えてみる。
いろんな状況を想定する。
皆がそれぞれの状況で協力し対処しているという信頼。
そのような環境を認識しつつ、つながっている。
周りと良い関係性であると実感できました。
後はできることを精一杯その時やるだけです。

本番。袖にいる時もそんなことを思い出し、ステージでは客席を見渡し、知っている方を見つけました。
見守り、応援してくれる人もいます。
共演者とアイコンタクトをしながら演奏しました。
演奏の状況を少しイメージできたことで、ちょっとしたずれが生じたときにも、落ち着いて対応できたなぁ、と思います。

高揚して強くなったり大げさだったり小さかったり、響が暗かったり低かったり・・・。
色々起きても、あ、少し硬くなってるなと気が付いて、
何とかその瞬間をやり遂げる事に意識を向けました。
終わってホッとしました。
終わってみると、もう少し明確に意識的にできないかしら?なんて思います(笑)
この機会をいただいたことに感謝します。

どんな1回1回もチャレンジしたことが、貴重な財産です。
さあ、できるかどうかより、どのように考えてやっていこうか、
何を大切にしたいのかを考えていく練習しながら、
また次のチャレンジに向かいましょう!


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。







次の言葉は、今は要注意ワードになりました。
ちゃんとやる
しっかりやる
ダメ
しないように

気持ちも体も、力んで固くなりやすい。
ほんとにどんより動きが重くなってしまうことがある。


上手くいかないなぁと思う時、
ちょっとは上手くやりたい、と普通に思います。。。

でもそこで、
本当に必要な意図が抜け落ちているのでははいか?
必要な動きが起きる指示をしているかしら?
と思うようになりました。

自分に対して、だれかに対しても。

ちゃんとしようとしてもうまくいかない。
とりあえず身構えて、頭と脊椎の関係を固めて窮屈に動きにくくしているのでは?



何をする?意識する??

頭が脊椎の上でふんわりと動けるようにしていることで、
自分全体のつながりとスペースを思い、
今やろうとしていることを考えられることが役に立つのです。



自分全体で
いつでも動き出せそうにしていられることで
意図を明確に
やりたいことを改めて考える時があれば
やると決めてやる
次の動きを新しく選べる間がある



そこから動き出すために、指示の言葉を明確に。
そこで「~する」と決める。
その言葉が自分をどう動かすのか?
必要なことは?と問いなおしてみましょう。

起きたことから、
こうするとこうなるね!と、
一連の考えをだんだん明確にしていけることが練習の内容ですね。



必要な時間をかける事も練習。
私たちは本当にさまざまな選択をし、そのほんの一瞬一瞬をつみ重ねているのですね。

何が起きるかやってみる。そう思ってみましょう。
そこから必要な情報を集めて、また、あらためて、やってみよう。



やりたいことをやるための道筋には必要な「間」「スペース」がある。
タイミングと言っているかもしれませんね。


「こうやってみよう。と思う。」
その「間」がない(から、できない)と思っている(本当にそう信じてしまっている)から、
必要なことがその時そこで選べないでいた!と気づけるかもしれません。


選択のスペースがあることに氣づきながら動き出すことができたら!
そこからの可能性を、また見出せる



「ちゃんと!」という言葉に出会った時。
「ちゃんとやりたい」という言うとき。
そのお知らせは、動き出す自分全体のために情報を必要としています。

その時、何を意識して動き出すかに注意を向けてみてください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

関連過去記事
 いつものようにやろうとすること



口をちょっとゆがめたり、ほっぺがヒクっとなったり。
喰いしばるほどのことはなくなったのですけれど、顔が反応してしまうときがあります。
そんな時は、腕や指の緊張がありました。

鏡を見てみました。
「弾きにくいな」と思うところで、首をキュッとしたりは、
弾こうとする前からも、やり始めていました。


「そこをちゃんとやりたい」と意識するときに、身体に反応があるのでは?
このことに気が付いていて、
また部分的に「~しないないように」というように普通は考えるところですが、
繰り返しやってしまうようなことには、違う考えを試してみましょう。

これにはちょっと抵抗があることでしょう。
いつもと少し違うやり方を選んでみたいと思う時、
やる前に、自分の全体や、周りの空間に意識を広げてみます。


やりたいことをやるために
首が楽で、頭が脊椎の上でふんわり動けることで、

鎖骨から腕が始まっていて、
胸骨や肋骨も腕の動きに一緒に協力する。

顔の筋肉は、直接関係ない。
笑うことも、休んでいることも選べる。


そうすることで、チェロが音を奏でるために、
指が行きたいところに行き、弓が弾きたいときに弾くことができる。

こんなプランを考えてやってみる時には、穏やかに弾いていられるようになってきました。
そうすると周りも良く見えてきます。


「具体的な必要なことは何かな?」「~する」

必要なことをひとつづつ順番に考えて。
新しい動きを起こすのための考えと、自分の全体の働きへの意識をつなぐとどうでしょう。

動きの自由さは、そのための考えと選択のやり方に関係しています。
新しい体験は、可能性に向ける目を開いていくことでしょう!


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

実習レッスンの中で。
ご趣味のバイオリン演奏についても何回かみていきました。

お悩みは、練習もほとんどできないくらい、
演奏の終わるころとても手が痛くなること。


何気なく普段やっていること、
または必要だと思って一生懸命やろうとしていることの中で、
何を選んでいけるのか自分で見つけられるようになることは、
レッスンの中で大きなポイントになると思います。



実際にやりたいことについての考えを整理していきます。

例えば、「sfで音を大きくしたい。」のだけれど、
よくわからない、難しいということでした。

こんな感じという印象がからきている、
動きの表す意図をだんだんと明確にしていきましょう。



音量を得るために必要なことはなんでしょう?
弓のスピード、摩擦。

その音を1つ出すためにどれくらいの動きが必要でしょう?
弓の運びをシュミレーションしてみます。

音量の設定は、どのくらい前後の差があるのかな?
音符を刻みながら、ゆっくりやってみます。


これらのやり取りとその表現する動きの中から見えてきたことは、

音を大きくしようとするときの、
・胴体の動きと、楽器と腕の動きの様子、
・弓の動きと楽器の接触の様子、
・指の動きと弓の動きの関係性
などでした。


顕著に見えたのは、
全体的にいろいろと下向きに動かしながら、大きな音を出そうとしていたことでした。
演奏に必要な支えが機能しにくい動きがあるようです。


頭と脊椎やの関係性や、基本的な立つ・座る、持つ、見るなどの、
構えて演奏するまでの動きについて、これまでに練習しました。
手の構造についても、図解を見て動きを試してみました。
親指の使い方のヒント2 ~手首


そしてこの時の演奏のプランのために、
動きのそれぞれに必要な観察と、
自分全体の使いかたの新しいプランを実験していくと、
数回ですんなり奇麗な発音と気持ちよい豊かな響きが出ました。


「あー、1つ1つやっていけばいいんですね・・・ピアノも同じですね」
必要な道筋を立てていけるとき、
基本的なところに戻っていくように思われたようでした。
「練習するのが楽しくなりました。」と笑顔になりました。

こうして2人目の実習が終わりました。
10回を連続することで、時間をかけながら小さな動きも丁寧に考えていけて、
お互いの考えも確認しながら、アップデートしていけるのが良かったと思いました。



本来持っている自分全体の働き。
その機能的な動きを統合する私たちのシステムは、
体験によって得られ、そして考えによって働きます。


1つの音を生み出す中にある、意図。
1つの音から、その次の音へ。

やっていくことはとても複雑に思われますが、
自分全部が一緒に関わりあっていて、
そして見ていくのは、
やりたいことのための、シンプルな1つ1つの意図なんですね。


その繊細さが奥深くて、きりがなくて・・・。
とても興味深く、私たちを魅了し続けます



最後までお読みいただき、ありがとうございました。


腕の始まりは、胸鎖関節からです。BlogPaint

手の指先が胴体から伸びていく。
このことを思っていると、いろいろ役に立つのは間違いない~(笑)

指先を伸ばすことについて意識を持つと、
私は呼吸が変わることがとても興味深いと思いました。。


そのために、考えていたことがあります。

やりたいことをやるために、
まずは頭が動けるようにと思い、そうすることで自分全体がついてきて、
空間の広がりの中で、床に支えられ、上向きのサポートがある。

手足が伸びていけるように、連動する関節がいつも自由に動ける。
いつでも動き出せそうにと思う。



手は、いつも頭と一緒に動きます。
手の動きのために、胴体も脚もバランスします。

頭は胴体から離れるように動きます。
胴体は頭の動きについていきます。
腕と脚は胴体から離れていくように働きます。



手の中にはたくさんの骨があることで、たくさんお仕事ができ、表情を豊かにしていますね。
道具を使い、創作し、コミュニケーションし、演奏する。
物の形に添わせて触れる(離す)、持つ離す(置く)、
動かす(抑える)、運ぶ(止める)、
開き(握る)、伸ばす(曲げる)、DSC_5242
かざす、指し示す、招く(拒む)・・・

繊細なことは、たくさんありそうです。
癒す、導く、諭す、なだめる、等々感覚・感情的な働きもありますね。


その動きどれもが、
何らかの考えとともにあることについて、どう思いますか?

手が自然に動く、というのは自然な仕組みに沿って動く、ということでありたいし、
勝手に動くというよりは、やりたいように動いてほしい。

習慣的な動きは、習慣的な考えと結びついている。
新しいことをやる時には、そのための新しい考えと新しい使い方があるでしょう。

繊細に、やさしく、美しく、何かを生み出せるように、
生き生きとした手の使い方をしたい。



握ろうと閉じている手を開いてみる。
手のひらの温たかさに触れる。
指先の末端まで酸素を運ぶ血液。
ちょっと切っても痛いし、血があふれてくる。
命はいつも全身で動いていて、末端の組織まで統合されて働いている。

ほんのちょっと触れた時の繊細さを、思ってみよう。

伸びていく指を思ってみよう。

指先が、呼吸とともにあることを思い出したら?

自分全体が生き生きと呼吸して、豊かな指先の表現もある。
そんなことを思ったのでした。


あなたの手は、今何をしている?
あなたの何を表現している?
指先に何を思いますか?


指先の向き 
腕と脊椎の間にあるもの2 呼吸と腕 
呼吸 (6)

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


きみこさんのGAP(ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス)ワークショップ基礎編に参加しました。
私の体験から少し書いてみます。


問いかけによって、今何に注意を向けていくかを選びます。

1今自分の周りにあるどんなことに氣が付いていますか?
2今自分の皮膚の内側のどんな感覚に氣が付いていますか?
3今自分の頭の中にどんな考えがありますか?


2人ペアになって、
それぞれに3分間づつかけて意識的に言葉にしていく練習をしました。
そして、それを話しているの聞くということを互いに交代でやります。

話すとき、ただ聞いてもらっているということに、照れ臭い感じがしました。


また「好きなものは何ですか?」と質問してもらい、1つ1つ応えていきました。
それについて5分話し、5分聞きました。

聞いてほしい質問をいくつかの中から選んで
聞いてもらうというのもありました。8分話し、聞きます。
私は「欲しいものは何ですか?」を選びましたが、案外言葉が出てきませんでした。


相手の人がどんなことを話すのか、とても興味深く聞いていましたが、
黙って受け止めて聞いていればそれでいいのに、すぐに反応しようとする自分に氣が付きます。

相手の話を聞くことは、確かに、自分の中の何かを刺激されます。
同意したり、解釈したり、自分の考えを言ってみたくなります!
その話しにどんな反応をするのかは、私の選択。

ただ聞いているだけでいい、という選択普段意外としていないかも。
思いは浮かべておく。そんなメモをしていました。


そのあとみんなで感想をシェアしました。

これまでにも2回ほどの機会もありましたが、
今回は前とはまた少し違う氣付きもありました。


***************


伝わってくる感覚、そして認識と選択。

自分の外側・内側・頭の中にある3つの意識に区別している
感じ考えていることを言葉に表現している
相手の話していることを、受け止めている


問いかけ、観察し、受け取る。
その時、その空間で、自分全体でその人全体と一緒にいることができたら?
ゆったりとそんな時間を過ごせたら?


この体験、あとからじわじわ来ています。


***************


ワークショップで帰り際に、GAPについてのパンフレットと小さなカードがあって、そこから1枚もらいました。
ワークが進むといろんな質問があるんだなと思いました。

何気なく手に取ったカードには、ある質問が書かれていたのです。
「あなたが待っているものはなんですか?」(Tell me what you are waitng for.)
この質問に覚えがあったので、はっとしました。


クラスではいつも望みを尋ねられます。
「あなたのやりたいことは何ですか?」
何がやりたいのかよくわからない。手が上げられないなぁ・・・

そんな私に、以前kenさんのクラスでもらった言葉でした。
「何を待っているのだろう?」
そのとき答えは浮かんでこなかったのだけれど。


さて。また巡り合ったこの質問・・・。自分自身に問いかけてみています。

これまで与えられた機会に応えることが多かった。
機会を与えられることを待っていた。

先日は生徒さんの募集をしました。
今は、お誘いし、機会を作る側にもなっているのでした。



「あなたが待っているものはなんですか?」
あなたにはどんな答えがあるでしょうか。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。









おかげさまで無事に2/12のコンサートを終えることができました。

素敵な共演者の皆さま、
ご来場くださった方々、応援くださった皆さま、
本当に心より感謝申し上げます。

素晴らしい響きのホールで、
とても素敵な体験ができたことは、
なんと幸せなことでしょうか。


*******



音が豊かになる動きやすさ、やりやすさは・・・
やはり、頭と脊椎の軸のバランスが関わっている。

ステージに上がる前から、
思い出しながら、動きだしてみました。



動きを起こすときの自分に気が付いているとき、
ちょっと準備ができます。

音を思い、弓を弦に持っていくとき、音を出すときに動きを思い、
共演者を思い、ホールを思い、聴いてくださる方を思い、
そして、自分全体を思います。


頭から足までの自分全体を思うことを練習しながら、
ここから空間への広がりを思い、動きの方向性を見つけていく。

頭の動きについていく胴体、腕、脚、全体の働きを、
本当にやっていくほどに、
少しづつまた新しく思いなおすことになるのです。


動きは毎回が、本当に新しいのだなぁ。

新しい選択と可能性にyesを言うために、
やっぱり自分全体があることを思い出せれば、思い続ければ、
新しいスペースが現れるのですね。
27750559_1587684084662555_1084757439143860573_n
ちいさな選択と、決意がある。

愛と信頼。
敬意と感謝。
静かな穏やかな温かい瞬間が、そこに現れてくるのでした。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

↑このページのトップヘ