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伸びしろ・ゆとり・スペースを思う

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何かと探し物をするときIMG_2023-03-20-05-21-16-444
歳をとると、だんだん探し物をする時間が長くなる・・・なんて言われますが、
自分もそう思う時が増えてきました。
鍵や、眼鏡を探したり。
片付けたり、置いたところを決めておくのがいいですよね。
ちょっと置いて、あれっと思う時、いろいろ行動をたどってみます。
えっと、手から離れる時どうしたかな?

気を付けているとき、自分のやっていることに意識的な様子です。
ここに置きましょう、と思っています。IMG_2023-03-01-06-04-40-395
どこに置いたか忘れたとき、何か気になっていることの方が優先して、手ばなすときに感覚的にも無意識的な様子です。
そのものとその場所の関係は、その場所の他のものとの関係性でもあり、何と結びついているか?で思い出したりしていますね。

動線や時系列を思いだしてみて、映像化してみます。
瞬間、存在の意識をなくしてしまうことで、記憶を薄くしていますね。
何かに紛れ込んで、隠れてしまう。
それがないととても困る!慌てます。

そこで、やっぱり指先から離れる時の、意識が大事だなと思うのです。
ものと空間の関係が、時間の中で映像として思い出せるメモリーって、実はすごいことですよね。
膨大な情報の中で、記憶されている小さな出来事たち。

どうやって?どんな風に?
どこで、?いつ?
ある物や事柄が大切だと思えたら、その記憶を少し思い出そうとするとき、
手の感触を含む自分の動きが関わっているわけで、
それは何でもそうなんですが、その時何をして何を考えていたか?
そのつながりを思いめぐらすのですね。


♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫


さて、楽器を弾くとき、どんな風に記憶したり再現したりするのでしょう?
意識の中でどのくらいたどることができるでしょう?

音自体に形はないけれど、感覚や記憶や視覚や動きのイメージがあります。
上手くいかないときは、自分なりの、その意図やイメージがぼんやりしているということでしょう。

思い浮かべることができて、そしてやってみる。
さらに、変化させる必要があったら、
触れている自分全体と対象、手放すまでの感覚と動きを認識していく。
同じことを繰り返しているようで、無意識的になってしまうのではなく、
より繊細に受け止められることで、記憶しなおして様々に更新されていく。

知っていることも、忘れていたことも、すこし新しいことも、まったく初めてのことも、
その時とかつての何かが、つながりを持っていく。

なになに?!
ああ、そうなんだ!
え~~!
なるほど!

安心したり、ドキドキしたり。
共感したり、違和感があったり。
この今の感覚が大切な記憶。

「スペース」の広がりが在り、
動きには伸びていく方向性が在り、スペースの中でありありと変化している。
伸びていく可動性と、「伸びしろ」という可能性を思う、
今また関係性がいつも新しいと気がついて、
そのつながりは自分全体で起きていると思い出していること。
それが大切と思える時・瞬間が、「ゆとり」かも。


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音楽、書道も、合氣道も、みんな動きの意図を思う
どこか一緒で、どれもプロセスは果てしないなぁ。

今何をしているのか?その意図と意識を磨いていけたらいいなと思うのです。
それを面白く思い探求していく、変化のプロセスにアレクサンダーテクニークを思い出して使いたいわけです。

すぐ忘れちゃうんだ・・・なかなか覚えられないんだ、でも!
慌てず、がっかりせず、おおらかに、伸びしろを楽しみたいなぁと思う、今日この頃です。
探求心をもって意識的にいきていこう!
ボケないように、いや、ほんとに切実に(笑)

写真は夜明け前の空、上は今朝で下は3/1(確認訂正)の朝です。
毎日毎瞬違う・・・その記憶として。


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ご紹介するのは、長い動画です。

直視しがたい現実を受け止めていくには胸が苦しくなります。
これから生きていくために、自らの足で立ち、心をつないで共に歩んでいくと声を上げることになるのでしょう。
あなたは、どう思われますか?


以下ランブルよりシェアします。

ランブル —プラネットロックダウンは、世界が直面している状況に関するドキュメンタリーです。疫学者、科学者、医師、弁護士、抗議者、政治家、王子など、世界で最も明るく勇敢な人々と話をしました。これらの勇敢な魂は、すべての可能性に対して真実を話し、私たちに同じことをするように促す勇気を持っていました。恐れを克服する勇気が必要です。一度やれば、毎回簡単になります。

このリンクには日本語字幕が付いています

https://rumble.com/vsu08h-planet-lockdown-a-documentary-japanese.html

弾きたい気持ち

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ブログにお越しくださりどうもありがとうございます。
2021年の1月もあっという間に過ぎました。

世界の様子の変化が目まぐるしいですね。
このようなかつてない時の目撃者として、興味深く観察してまいりましょう。

ゆったりモードでブログも行動開始します。
今年もよろしくお願いいたします。


さて、今年はわたし自身の課題は、「自己否定の思考を前向きに変えられる」と思うこと。

そうすると、やってみたことを「お祝い」し、体験できたことに「感謝」することがより身近になるようです。
「良かった」と思えるときも「残念だった」と感じることも、まさに「体験しているのよ」と自覚的になります。


その体験は、かけがえのないものなのだと知っている。
そうすると、ちいさな1つのことからすべてがつながっているのに氣が付きます。
すぐ忘れちゃうけど、また思い出したい。


さて、世の中はまだまだ大騒ぎですが、なんと演奏の依頼をいただきました。
本当に有難い(まさに!)です。感謝しかありません。
もうずいぶん以前からご縁をいただいているところで、1年ぶりの復活です。

ミニソロコンサート、なんと演奏時間が倍以上になりましたので、あらためて選曲しようと楽譜を広げてみました。
以前は耳なじみのある聴きやすいものを選んでいましたが、よりチェロらしい魅力のある曲ももっと取り上げたくなりました。
今楽譜が積みあがっています(笑)

なんだか、エネルギーがよみがえってきて、ちょっと気持が変わってきています。
「弾きたいから弾く」この思いがわいてくるのです。

「どんな風に、弾こうか」
これを考えることが、どんなに幸せなことか、思い出しました。
いつもそう言っているのですが、そこに、あたらしく風が吹いてくるような思いです。

弾き心地も、ずいぶん変わっています。
前より自然に弾けるようになってきた実感があります。

楽器はずっと一緒にいて、わたしの変化に付き合って、そのあり方を音にしてくれる。
この一年考えて取り組んできたことを、お祝いしたい。

楽しくて、時間があっという間に過ぎていきます。
でも、一瞬一瞬にどんな思いがあるのか、気付いていようと思います。

*****

窓辺のプチ菜園。
ちょきんと切った野菜の株から、また元気に芽が出て再生しています。素晴らしい生命力に目を見張っています。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
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違った。できない。
そう、思うとき。

そこでの大切さは、
「私のどんな思いを、何を映し出しているの?」ということです。

できる気がしない。
怖い。

そこにほんの少しでも混じっているかもしれないのは、
「こうあるべき」「やらなくてはいけない」という思いだったりするのです。

その思いが機能しないとき、新しいチャレンジの瞬間なのだと思います。
チャレンジは、新しさ、よくわからなさを通りぬけること(笑)


「こうあるべき」「やらなくてはいけない」についての、
「それは本当ですか?」という問いかけをしてみます。

これにちょっと、もやっとしたものです(笑)
今では、ニヤッとできる瞬間です。
新しさを見出して、握りしめたものを、手放せるかもしれない時だから。


「無理にやらなくてもいい」
「やりたくないならやらなくていい」
「やりたかったらやればいい」
そう言われても、なにそれ?!と思ったりする。

「やらなくちゃだめ!」「できなきゃだめ」があったの。心の中に。


「やってもいい」「やらなくてもいい」
「どっちでも大丈夫」
「やってみたらどう?」
「ちょっと、やってみよう」
に至るには、自分にとっての安心と安全が大切なのね。
でも勇気はいるよね。



小学生の時、初めて跳び箱で8段を飛べたとき。
壁のように思えたものが超えられたときの爽快感。
中学で大きくなった台を飛べた。
ある以上は飛べなくて、また怖くなった。
一つできた先に、また壁はやってきて、圧倒される。
出来ないことは怖さと結びついているのです。


合氣道でずっと苦手だった、受け身のお話をします。


受け身も、それ以外でも、自分の中の動きがいつもあります。
後ろ受け身では、後ろ脚をたたんで、後方へ抜けます。
その足がたためないときは、後ろ脚に乗っているので、動けない。

「前に一歩出しなさい」その一言がやってくる。
必要なタイミングで。何度もなんども。

前に重心を移せる、一歩を踏み出せるような全身の動きがあるように。
受け身から立ち上がれるように回れているとき、回りながら周りも見えているようになっていきます。


前受け身では、腕から肩へ抜けるように頭はおへその方を見るといいんだけど・・・
どこかで何かが変でした。

「少し蹴ればいいよ」先生の一言のアドバイスに、「そうか、やってみよう」と思えた。
蹴ったら勢いがついて、くるんと回ってなんとそのまま立ち上がれるようになった!

床を離れる時(=恐怖)の足をどうするか、考えていなかった~。
頭が動いて、自分全体がついていくことができて、腕が床に着いて、足が床を蹴る(=安全)。
蹴る足から腕までつながった~~身体が立体的に長くなった。
怖くて縮こまっていたんだ。

腕と足は、胴体を動かし、支えている。
この時つながったのは、必要だった、回転するためのばねのための動きでした。
腕と足の両方がばねの様に支えあえたら、ドスンと落っこちてしまうことは無いのね。
立ち上がれるような自分自身に、またそこから動き出せる、そう思える勇気をもらえた。



「わからない=怖い」を上回る、「やってみる=好奇心」へ向かえれば、動き出せる。
「こうしてみよう」という動きの意図で、やってみる。

やると決める。
もしやりたいのなら。
だから自分で課題を持つことは大切なのね。

具体的にやる一つのことの選択がある。
実行する…実行しない(今はやらない)…また他の選択肢もある。

改めて決めて、やってみる。
やってみたら?
その動きの終わりはまた、つぎの新しい始まりになる。


**********

やらない理由はいいろいろあるよね。
疲れた、いやな感じがする。
痛い、面白くない。
気が向かない。
そのお知らせも大切にしたい。

待っていて。
それを上回る、湧いてくる思いに氣が付けるといいね。
やってみたら?というささやきが心に響くまで。



最後までお読みいただきありがとうございました。



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合氣道の審査があって、3級に合格しました。
3級まで一通りの基本を学ぶのだなぁ。
ようやくこれからという思いです。。
次の2級の審査課題はこれまでの応用に入っていき、組み合わせながらだんだん変化していきます。
先輩方を見ていて、すがすがしいその様子に憧れます。


今回の審査を受けられると自分で決めるまでには、とても時間がかかりました。
受けようと決めることで、稽古に通う回数がずっと増えました。
少しゆっくり動くことを自分に許しています。
相手にゆっくりやってくださいとお願いすることもあります。
同じことを何度も何度もやって、すごく時間がかかっても、みんなとても優しく丁寧に教えてくれます。
課題に積極的に取り組むと、少しづつ動けるようになってきました。
苦手な前受け身は課題がありますが、前よりはくるりんと軽くできるようになりました。

少しつながってくると、面白くなるのですよね。
私は音楽もそうでした。
5年生ころ、ピアノはソナチネアルバムに入った頃から、練習した記憶があります。
そのころチェロにも出会い、器楽合奏やジュニアオーケストラへつながっていきました。
オーケストラのチェロは格段に難しくなるのは当然ですが、なかなか出来ないことへの悲しい感じがしたのはこの頃からでしょうか。
それでも続けていくことができ、そののち音大に入りました。
受験も大変だったけれど、入ってからも出来ないことへの不安や恐れがずっとありました。
それでも体験させてもらったすべては礎となるもので、宝物のように思います。
練習し、試験を通過し、進級し、卒業しました。

大学時代とその後、何度かスキーや登山に連れて行ってもらう機会が何度もありました。
スキーは蔵王で、氷点下吹雪の斜面を下り、立ち並ぶ樹氷の荘厳な景色の中を滑りました。
視界が悪くて足元のこぶを1つ1つ見ていただけで、無事何とか降りてくることはできました。
後から晴れて傾斜が見えたら絶対無理と思うような絶壁でした。
登山は、苗場山でアップダウンのきつい道中雷雨に見舞われた後、たどり着いた光輝く湿原はとても美しかったのです。



「体験」はそれぞれだけれど、ちょっと大変に思われることをやってみる意味は、やってみたその先に、美しさ感じられることでしょうか。
だから、先を行く人はそれを知っているから「やってごらん」と誘い、見守っていてくれる愛を感じるのですありがとうございます

大変な時を通り抜けたときの、開けた感じ。
頭も心も体も広やかで、穏やかで、明るい視野を感じます。
そこまでの道のりも全ていとおしくなる。
そして、たどり着いたところからまた未知なるスペースへ。
またちょっと困難に思われても、新しい扉に手をかけることで、そこから現れる光景を知りたいのです。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


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思いが、ある

思いがやってくる
何気ない日々にも、たくさんのきらめきがあると氣づかされる


心を揺さぶられる
虫の声も、風の動きも、空の色も、
いつも同じようで、動きつつ、変化の中にあるのだと、
知らされる


自分の呼吸に氣付き、
命の温もりを、
この広がりを、
その瞬間につながる何かを思う

空を見上げ、
この空間に、生かされていることを思い出す
大切なことは、目に見えない
あるとき、知らされる




お知らせがある

氣づきがある


感情があり
思考があり
思いに出会う



今大切なこと
一つ動いていくことの意味を体験している
今動いていることの意味を体験している
意図をもって、今を選ぶ体験をしている


望む
認識する
決断する
3つの望みのセット、キャシーの本を読んでいます


大切にしたい瞬間は、
本当にいつも今ここにあるのだと、
思い出そう。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

1つのこと

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普段のやることが何となく手につかないような、氣力がなかったり、
虚しさがふっと沸いてきたりするときがあります。
そのような考えの時は気分も悪くなってきます。

あ。またやってきたな。

と、その考えに気がついたとき。

呼吸を思い出します。
ゆったりと呼吸して、自分全体を思い出します。
足から頭てっぺん、指先までを空間の中にゆったりと広げます。

わたしはどこにいる?
何をしている?


何かちょっとした気に入っていることをします。


わたしは、コーヒーをいれるとか、食べたくなったらパンを作るとか。
毎回ちょっとずつ違う味になっているのも面白い。

コーヒーが好きなので、
朝起きたらまずお湯を鉄瓶で沸かします。
ステンレスのフィルターが最近のお気に入りです。
鼻を抜ける香に意識を向け、身体に入ってる空気を意識する。
香りと一緒に、肌に触れる温度も感じている、私の身体の中と外ともある。


お気に入りの手作りのものをちょっと手縫いで繕うとか、これが意外と楽しかった。
こうやってみようかな、とか、アイディアがわいてきました。
大切にしたいことに没頭しているからでしょうね。


お稽古事に行く前、ちょっとしたおっくうさを感じることがあります。
でもお稽古をしている最中にはすっかりどこかへ消えて、
終わってしばらく良い気分のままいられます。

お稽古が再開されて、合気道と書道に行っています。IMG_20200802_094500
書道は今年から始めました。


どちらも動きにはいつも意図があり、こうしてみよう、と動いていく。

気持ちよく動けると、笑顔になる。
どうやったらいいのか考えるのは面白い。
変化が体験できるとすごく楽しい。
誰かと探求する場にいることも、わくわくのエネルギーをもたらしてくれます。



(この写真はお稽古している酒蔵の書道部の練習風景です。大きいひしゃくとか、右下には大きな窯の一部分が見えますか?)



チェロは、おうちにいる時間が長いからと言って、いつも弾きたくなるとは限りませんね。
存在はいつも頭の片隅にはあるのですよ。。

そして、また手に取るときには、とても大切な何かを思い出させてくれます。
1つ1つ、やりたいことを考えてみて、やると決めて、やっていく。


そうするとね、「ああ、そうだ」と感じ思うことがある。
小さな工夫や、かすかなひらめきがある。
手に触れ、見えて聞こえる、すべてのことは、
ちょっとした隙間の中に、たくさんの宝物を宿しているのでした。


ところで、最近チェロを始めてくださった新しい生徒さんがあります。
「やりたかったことをやってみよう!」
というお気持ちになったそうです。
うれしいですね


この空間で小さな瞬間を、楽しむことができたなら、
かけがえのない、今を生きることになるのだと、氣が付ける時がある。
忘れているときもいっぱいある。



自分の機嫌は自分で取れることを、思い出せれば。
今どこで何をしているのか、
この瞬間、空間の中で、自分全体に氣が付いてみよう。
小さな一つのことが、今を作る。

わくわくすることをしよう!

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

新たに思うこと

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あけましておめでとうございます。KIMG2253

この一年も皆様にとって良い年となりますように、お祈り申し上げます。


初詣に行きました。
神社の境内は、なんとも言えないすがすがしさがあるものです。
たくさんの方が、穏やかに整然と列をなして拝んでいました。

お願い事よりも感謝をする所なのだと聞いたことがあります。
そうは思っても、やはりまずは健康でいられること、家族の安泰などはお願いしました。
今こうしていられることへの感謝をし、祈りました。
気持ちを新たにするために、今ここにあることに立ち戻ります。

そしてやはり思い至るのは、つながるご縁です。
至らないことは本当にたくさんあったけれど、
いっしょにやってみませんか?とそっと背中を押してくださり、
見守って下さる方たちに感謝したいと思います。


今年もどうぞよろしくお願いいたします。


写真は鯛を吊り上げるおみくじでした。
棒の先に下がって入りる紐の先の金具に引っ掛けます。
大吉!


年の初めに、今年はどんなことをしたいのだろうかと思いを巡らします。
どんな新しい事、実らせたいこと、そしてもう一歩進めたいことがあるかしら?
あなたは、いかがですか?


***********


実は昨年秋から、下石神井にあるNPO法人運営のコミュニティカフェの運営に携わっていました。KIMG2168
コミュニティカフェ・ウェルカム Cafe Welcome
この数か月の間に、様々なドラマが起きています。
そこで演奏に触れる機会もいろいろありました。

住宅街の小さなカフェの中ではありえないような、
手の届くような身近で素晴らしいパフォーマンスが見られました。

 写真はこんな小さなライブは初めてです!という、
 アコーディオン奏者山岡秀明さんとソプラノの岡ひろこさん🎶





それは企画運営を任されたララ店長の手腕と情熱の賜物に他ならず、
私はそのエネルギーにどどっと巻き込まれつつ、
たくさんの素敵なことに出会えていると思います。KIMG2175


何度か演奏することがありました。
ほんの少しの時間でも生の楽器の音に触れたとき、
録音とは全然違う何かが聴いた人に響くのですね。

距離が本当に近いから親しみをもって、
聴いたときのその思いをすぐに伝えて下さいます。

普段あまり生の音楽に接する機会がなかった方たちには、
新鮮な何かをプレゼントできる楽しみもあります。



そんな様子をたびたび目の当たりにし、
改めて思うところが数々ありました。
KIMG2182


「(チェロに)触らせてもらえませんか?」
と言われたことがありました。

ちょっとしたライブでお酒も飲める催しでした。
その時は、「ごめんなさい、できません」とお断りしました。

素敵なものだと感じて触れてみたい、
鳴らしてみたいと思ってくださるのはとっても嬉しいのです。

お酒を飲まれている時に、もし手元や足元が滑ってしまったら、
悲しい辛いことが起きてしまうかもしれません。
そんなことがあったらせっかくの素敵な気持ちが台無しですね。
なので、「また別のお酒のない時に」とお話ししたのでした。


その後、また別の機会で。
演奏させていただいた後で皆さんに、
「今度機会を作りますのでチェロに触れてみませんか?」
とお話したら、
「いやとっても難しそうだからムリムリ!」
と即答された方がいらっしゃいました。


もちろん、やってみたい方はどうぞ、というお誘いです。
無理やり弾かせることはないのですけれど(笑)

初めてやる事、まだできないかもしれない新しい事。
もし、やってみたいなら。
何かしらできる事を見つけることができるのではないか?と思うのです。

突然上手には弾ける訳ではないだろうことはどこかで分かっていても、
今すぐできないことにものすごく反応して、恐れてしまいがち。
KIMG2242

いつかできるかも。
いつやるの?
それは自らへの問いかけでもあるのでした。


このお話は、また続きを書きますね・・・。


イノシシさんはまた別の神社で。
干支のおみくじ、中吉で良いお言葉でした。

あ!そうそう、鯛はウェルカムの入り口にあります。
いらして、見つけてくださいね!

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。



やりにくさに含まれているもの やりたいことのために

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3月からアレクサンダーテクニーク教師資格の仮免先生となって、
現在は実習生レッスンのお2人目(課題5人中)が進んでいます。
今回の方はピアノがご専門でバイオリンが趣味の方です。

10回のレッスンの前半はピアノについて取り組みました。
椅子の位置とペダルと座り方の関係、
速い跳躍の和音、
長いトリルなどの課題をお持ちくださって、
作品はショパンやリストでした


出したい音、音楽を生み出すために、
やりにくさを起こしていることがあったら、
やりたいことに必要なタイミングで、必要な動きが起きるような関連性や、
動きについての考えについて、レッスンでは見ていくことができます。

やりたいことのために、1つ1つのプロセスを見る、
そこが必要な視点です

前の動作までさかのぼることで、
「やりにくさに含まれているもの」が見つかります。


ほとんどのことは「直接的にそこだけやり方を直す」ということが、
上手くいかないのですね
やりたいことのために、上手くいくかどうかをちょっと手放します。


演奏の中に含まれている、ご自身の動きを観察し、
どんな考えでそれをやるのかを整理していくと、
あらかじめ起きる固さ・筋肉緊張を減らして、
必要な動きの指示をする言葉を選択することができます。

そのような練習を自分でできるように、
観察とプランを持って選択していけるような実験が、
レッスンの内容になっていきます。


弾きやすい動きがあれば、
楽さと心地よさ、
自然と良い響きと笑顔が表れます


実習レッスンの3人目の方は、やはりピアノを弾かれて幼児教育がご専門の方の予定です。
楽しみにしています。



***************


数年前にある映画を見ました。
「シーモアさんと、大人のための人生入門」(動画配信とDVDもあり)

あるピアニストのドキュメンタリーです。
和名タイトルではピアニストの人生ということはわかりにくいですね。
一流のピアニストでありながら、演奏に起きる緊張のために、指導することを選びました。

ピアノに関わって生きて行くことの素晴らしさと、練習のやり方、取り組み方がもたらす人生の変化を、豊かな愛情をもって語っていらっしゃいます。
シーモアさんの言葉
演奏も、素晴らしいです。

彼の本『心で弾くピアノ――音楽による自己発見』が映画館で売っていたのだけれど、
ちょっと高くてその時買わないでいたら、なんと友人が持っていて貸してくれました
前半は彼の生徒さんとどのようにレッスンしているかとか、
後半は演奏のためのプロセスを丁寧にひも解いています。
これがなかなか深くて簡単には読み進めずにいます。

映画の中で、彼が練習する場面があります。とても印象に残りました。
こうすることうなる・・・と実験しています。
とても興味深いシーンでした。

素敵な映画ですのでお勧めいたします。


***************


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。




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演奏するときの、思いを拾い上げる。


レッスンで弾いてくださって、
おーたくさん練習されたんだな、と分かります。


違った!と思ったとき、
これじゃない!とまた弾き直したくなる気持ちは良くわかります。

違うと思ったところから取りなおし、すぐさま弾きなしてしまうとき、
今やったことを、そこでなかったことにしていませんか?



出した音だけ直そうとするのは、結果にとらわれてしまっています。
結局、余計な緊張や動きを足してしまっていないかな。


***


氣になることは、興味のあること。


どうなってるかな?(情報収集)
どうしたいかな?(のぞみ)

その響きは出したいイメージの音と比べてどうだったか、
受け取ってから、その音と前の音からの関係性として考えます。(分析)




音程や、指使いについて、実際の必要な動きのために、
出したい音程を良~くイメージして、
指の行き先をはっきりすること。(プラン)

音を出して良く鳴らすこと。
出した音を良く聞いてみること。(実験・情報収集)

高かった
低かった

ちょっと響かない
もう少し鳴らせそう

これがいい!



何度もやり直してしまうときに、だんだん分からなくなってきませんか?
前の音からそこへ行ける練習には効果的でしょうか?

その基準と関係性について考えます。

開放弦の響き
前の音
どんな和音かな
調のスケール


1回1回を大切に。
指を離す動きに氣がついて、
指を離す時まで良く聞いて、
出したい音を思い、指先の動きに氣がつきながら、
弦に触れて、押して、置いてから弾いてみる。

意識は、コマ送りの写真みたいですね。
そのなかに、必要なことが順番に含まれているはずです。

何かを飛ばしていたり、少し修正が必要かしら?
身体にはどんな動きがあったかな。
どんな力が入っていたかしら。
どんな変化をしたいかな。 
そう思って見直します。


興味があるからこそ♪
そこで大切なことは何?
そのために何をしている?
どうやって考える?

自分全体の働きの中で、
自分自身の好奇心に向かってやっていきたいですね。


やってみることを恐れずに。
チャレンジしたことを、
がっかりしたり、申し訳ないなんて思わなくていいよね\(^o^)/♫


***

Fbで見た記事から、興味深かったこと。

フランスの小学校教育では、万年筆を使うそうです。

そうすると、消しごむで間違いを消してしまわず、線を引いて訂正するので、
どんな経過をたどったかを振り返れるのです。
なるほどですね。
きっとおのずと丁寧に書くでしょう。 

思考の経過を振り返ることが、結果そのものより大切な学びです。
何よりプロセスを大切に、作業を丁寧に行うところが 素敵ですね。

芸術の国・フランスの小学生が授業で万年筆を使う理由とは?

フランスは農業国、自給自足率の高い国ですね。
教育のこんな側面からも、国民性や生きるために大切にしていることが、
うかがわれると思います。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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