チェロと歩む 

チェロ弾きの日々の氣付きと学びの記録。
チェロと毎日をもっと自分らしく、心地よく楽しむために。
~清野佳子のブログです~

カテゴリ: レッスンメモ

親指が痛くなってしまうとき。
痛いのは仕方ないと思っているでしょうか。


痛みと一緒に起きていることで、
なにか思い当たることはあるかしら?


「しっかり持ちたい」
「しっかり押さえたい」

「ちゃんと~する」という意識が入っていて、
あるいは、必要だと思って繰り返し一生懸命にやっていることで、
必要以上の動きをしようとしていることがあります。

「よくない」
「できていない」

そんな風に思うとしたら、そのお知らせを受け取って、
やりたいことについて、再認識するようにやってみます。
動きはじめが肝心

動きのプロセス(やりたいことのために、必要なことと、そのやり方)を、見ていきます。
優しいやり方を見つけましょう。


①その時の使い方、手の構造、身体のつながって働く様子に興味をもってみるとどうでしょう?

親指に氣付きながら、意識の場を広げます。

親指の使い方のヒント3(左手のポジション移動)
親指の使い方のヒント2 ~手首
指の動きのために


②必要なタイミング、手順についてどんなことに氣が付いているでしょう?

ゆっくり観察していくと必要な注意を向けられることでも、変化が起きます
動きの固定または急なブレーキや、急なアクセルは、機能に負担をかけているかもしれませんね。
タイミングは、いつそれについて考えることができる?という氣づきと意図の選択。

フィンガリングと力みについての考察~動きにくさと、せっかちさ


③自分全体が協調していくことで、意識的な丁寧なステップをたどっていくことができます

前後の関係性、前の動きの終わるところと、動き初めに特に注意しましょう。
その時、呼吸に気付き、頭から自分全体の動きがあることを思い出します。
観察し、そこからつながる意図を繊細に選び直し、そこからまたやってみましょう。

力の加減と、繊細さ



********

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最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

「部分だけ直そうと考えてしまうことは、実際のうまくいかない理由になっている」
という氣づきがあれば、必要な順番でやっていく、その手順について考えられます。

うまくいかない(痛い)と思っているときにやっていることによって、
うまくいかないところが近づくと何となく心配になりますが、
「そこがうまくいかない」と考えるより、
「そこに向う必要なこと1つ1つが大切」と思えたらどうでしょう?

道具をどのように扱うのか、
何をするために、まず何のどこが、どこからどこへ行くか(シンプルでしょ)
動く前に考えてみます。
弾きたい音を奏でるために、弓先の毛が弦の弾きたいところに行くことを具体的に思います。
(ここがここへを目視)
動く軌道、必要な距離はどれくらいか考えてみます。

腕を持ち上げるのではなくて、弓を運ぶどんな動きができるか検証するとき、
肘の回内の動きを見直すと、目からうろこかもしれません。
肘の手を回すしくみ



それを視野に入れつつ、自分の全体を思い出してみます。
手や腕は、自分全部と一緒に働いてくれるからです。

頭がフンワリと動けること、自分全体が動けて、呼吸が楽で、
そうすることで、弓の弾きたいところが弦の弾きたいところに行き、
弓を持つ手と腕がその動きについていく。

痛くなる動きは無意識に起こっていますから、
新しい動きをやろうと思うときに、前のようにやりたくなったら、
ん?!とその違いに気が付くと思います。


無意識にやろうとしていた感じを、考えた意識的で具体的な動きにしてみましょう。
違和感があり、楽になり
混乱しつつ、痛くないかも。
楽なとき、いい音がする

感覚は毎回新しくなるので、感覚を再現しようと思うより、
こうやってみようという実験の1回1回としてやっていきましょう。

*******************

生活の中でも人それぞれやり方がありますね。
雑巾を絞るのが苦手な人は、手で絞ろうとしています。
手前から遠くへ腕を伸ばすのを何度か繰り返せば、回内の仕組みとあわせてしっかり絞れるのですよ
でも、興味のない人にとっては、別にどうでもいいことみたいです(笑)


最後までお読みいただきありがとうございました。


今とても多くの方が、演奏のプレゼントのほかに、日々の練習や課題をSNSで投稿してくださっていますね。
ある素敵な若手プロ奏者さんの自宅練習で、ハイポジションへ移動をしながら「舌と喉の緊張について考えている」というものを見ました。

わたし自身、難しいと思う曲を一生懸命取り組んだ時に起きた顎の痛みから、のちの舌の力みに至るまで長いこと取り組んでいましたので興味深く思いました。

練習していた曲を通して顎関節にひどい痛みが出たこと、それが無くなっていく間には、レッスンも受けていろいろな実験と発見がありました。

歯の食いしばりによるこわばりは、そのあと舌の奥の緊張になっていたのか、状態の繊細な変化を見ています。
それに伴って起きていること、やっていることが何だろうか?とみていくのです。
痛みが力みを教えてくれるのですが、それをやろうとするのがどんな時か、調べてみます。

興味をもって違いを観察する。
小さな違いにも興味を向けられるようになっていくと、だんだんと氣が付きやすくなります。
それは自分を痛めつけない、やさしいやり方になります。

いいと思ってやっていたことが自分でとてもなじんでいたら、それを止めることはちょっと苦労することです。
慣れていない、新しい違うやり方には違和感があるのは当然です。

やっていることを観察するときに、やっている感じが邪魔をすることがあります。
なんとなく慣れているやり方の感じです。
一生懸命弾き続けて、やっている間にだんだん悪くなるなら・・・立ち止まり、それについての考えを調べてみる必要があるでしょう。


ちょっと間を取って、やり方を観察することが大切です。
この間がとりにくかったりしますが、どんなお知らせが来ている?と思ってみます。

観察力が高まると、些細なことにもヒントが見つかったり、それがとても大きな変化のきっかけとなるのが面白いところです。

こうすればうまくいくという再現性を高めるためには、実際に考えたいことを動きのプランとして言葉にしていきましょう。
やりたい表現で、音を大きく小さくのような形容詞を思ったら、そのための実際の動きを考えます。
大きくするために、何を変えられる?どんな動きができる?
明確に信頼できるプランで更新されるとき、とてもシンプルなことの積みかさねになっていくでしょう。

課題を持って取り組むことの意味を、いつもとはちょっと視点を変えてみるのもおすすめです。
どんな言葉で、それについて動きの指示が出せる?

ヒントは書き留めるのがおすすめです。
いいと思ったことって、忘れてしまって何だっけ?さっきできたのに?となることありませんか?
感覚はどんどん新しく来るものです。

やったことについての考えを問うのは再現性のために役立つからです。
変化を説明できたら、そのことについて整理でき、理解が進むと思います。
大切なのは、意識的な考え方の変化です。

やりたいことのために、必要な動きを止めてしまっていると、動きの渋滞が起きます。
違うところで頑張っていることになると、窮屈になっていき、負担がかかります。
ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるようですね。
これが私の口やのど、指に起きていること、自分全体のつながりを止めていた様子の表れでした。

ブレーキをかけているのが、どのタイミングで、
どの場面で、何をしようとしていて、といった情報に注意して、
どれくらいの力でやれるか?考えてみる。


指を使うときの、腕と胴体のつながりは、
頭と脊椎の動きがその鍵となります。
頭と首~骨盤のつながり、頭~足までのつながり、それらがみんな関係があります。

ハイポジションに指が上がるときの腕の動きは、肩甲骨やひじの動きと密接に関係しています。
重音をしっかり弾きたいとき、強く押さえようとしていました。
その時腕を引き込んでしまうことにも、現れていたのでした。

筋肉の収縮を起こすとともに必要以上の緊張となって、力を使うときに固めてしまうことが動きにくさと痛みにつながります。

そのつながりでやっていることが、胴体でやっていることだったのです。
腕を引き込むときに、のど、胸、お腹でやっていることがありました。


レッスンに行って指導を受けた時、すぐにそれは「できない」という反応があるときに、
「練習した今までやっていることと、違うこともやってみよう」と考えて、
やり方を思い直すことで違う体験ができるわけです。
「そうか、それは新しいな」「面白いな」と思えたら新しい回路が開きます。

「力を入れる」「力を抜く」ということが、どういうことかいろいろ考えさせられる。
実際大変に感じられたり、わからないから困っているわけですが、
「やっている必要のないことを止められる」ということになります。
「必要なことをやる」のは、必要力なだけの力でということでもあります。

多くの場合、力が必要だと思っている力は「やっている感じ」によっています。
うまくやりたいけれど、うまくいかないときに、頼りにしているのが、「やっている感じ」です。
以前はもちろんそれでも良かったのですよ。
今はより繊細な変化を得たいと思っているからこその探求ですね。

うまくできたとき、『あれ?!軽い』と感じるかもしれません。
頼りない感じや『やっている感じがしないけれど、いい』
違和感があるのにスムーズになる。
やり方・動きについての考えが変われば、感覚も変わります。
感覚はどんどん更新されることをお忘れなく。


ここで1つ、新しいかもしれない「考え」を。
支えは上向きにあります。

またまた、以前言われてすごく印象に残っている言葉がありまして。
「上向きに弾く」「ビブラートは上にかける」
間違っている、と思いますか?
こうあるべき、という正しさや、定義を保留してみましょう。
引っかかった、この言葉からくる違和感は何でしょう?

これは、下の方向に行こうと考えているかもしれない、という氣づきになりました。
圧をかけるために、接触を得るために、やっていることがありますね。

動くために必要な支えは、下から上に向かってきているということがピンとくると、解決します。
重力は、重さと同じだけの抗重力の働きがあって、いつもそれを利用しているのです。
氣が付かないときも。立つためにも、座るためにも、そこに存在している時、支えを利用してはいるのです。
実際に動かしたいものが動くためには、反作用があり、動きを支えるもの、押し返すもの、そのちょうどよい自由度を求めているといえそうです。
小さな手ごたえを、自分全体の動きの中で起こし、支え、キャッチしています。
どんな支えがある?使える?

動きは支えるものとの関係性の変化の中にあります。
安定は動きの中にもあります。
やりたいことのために、自分全体でいつでも動きだせることが、支えとともに必要なんですね。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


立っているとき、左右のバランスはどんなでしょう?

観察の練習です。
あるときは、片方の足にしっかり乗って、時々反対に変えていて、

何となくどちらかに傾いていることは、普通にありますね。

そこで、どちらにもいつでも動けるようにしてみよう、と考えてみたら、
身体の様子はどうかしら。

真ん中のバランスも見つけて、ゆらゆらとして動いていられたらどうかしら?

そうすると、靴のクッションのやわらかさに氣がついたり、
股関節・膝・足首の関節たちが連動しているのがわかります。

足がどんなふうに床についていて、骨盤はどんな傾きで、膝は?
動きながらこんな情報も入って来やすくなるかもしれません。


電車に乗っているときはどんな立ち方をしているかしら?
ゆらゆら動けるようにと思いながら、
自分全体に気が付きながら、観察してみます。

つり革に触れている手も、どのくらいの力で触れていられるかしら。
荷物をどんなふうに持てるかしら。
荷物を自分のバランスに含めてみましょう。


さて演奏のために座っているときも、どんな様子か観察してみましょう。

どちらかに傾いているとしたら、その理由は何かしら。

それをしているのは、何かしら。
そんなときの疲れや楽さは、どんなでしょうか?

他の人の様子も客観的に見てみると、興味深いかもしれませんね。
みんなそれぞれの様子があるかと思います。

どのような動きがあるでしょうか?

わたしは、必要以上に楽器に向かって押し付けたり押し込んだりする動きが、たくさん見つかりました。
必要だと思っていたやり方に含まれていた、余分な下向きの圧を生む収縮があったのです。
それが自分を固めて動きにくくさせているのでした。

滞りがあるところの、そのお知らせを調べましょう。

もし弾いているとき、腕、胴体に動きにくさがあると氣がついたら、
自分全体の動きやすさのために、床に支えられているつながりを思い出してみることも役に立ちます。

動いて欲しい、必要な動きはなんでしょう?

演奏するとき、チェロも自分のバランスと一緒に動けます。

演奏の動きに、自分の脚全体、脚・足も思い出してみるとき、
楽器の全体、チェロの脚にあたるエンドピンの先まで含めてみたらどうでしょう。

演奏のために、触れているものを含めた全体のバランスを考えてみます。
自分の、脚も含めた全体で動けることを思い出してみましょう。
いつも自分全体の働きの中で、頭と脊椎と骨盤と脚のつながるバランスを思います。

まだ、必要以上に押し込んでしまうけれど、やっている時にだんだんと氣がつけるようになり、
なるほどそうだねと、それをしなくていいと思えるようになりました。


弾力のある支えが自分の中に働くことを考えてみます。


頭と脊椎と骨盤と脚は繋がっていつも一緒に働きます。

重力の上向きのサポートと一緒に働いてくれる構造を思います。

楽器と自分のバランスはいつも動きの中にあります
支える仕組みが楽な動きのために働いてくれます。

重+力=重力=動
ですね


レッスン受け付けています。
チェロと仲良く、動きやすく、響きを生み出す自分全体との関係性をみつけていきましょう。

アレクサンダー・テクニークを取り入れて、一緒に探求しましょう!!
そして、自分でもその考えを取り入れて、できるようにしていきましょう。

ご連絡お待ちしています。
メッセージからお問い合わせください。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。






腕と手の動き易さについて考察です。

腕の仕事は腕にさせる。

本来やるところが、もっとやったら?

腕の仕事の代わりを、別の所が代わりにやろうとしていた? 


そんな、私自身の受けたレッスンがありました。

もう長い間やって来たことは、なかなか自分で気がつけないでいたのです。

先日来日したグレッグ先生、そしてすぐその後のジェレミー先生のレッスンから連続し関連付けて氣づかせてもらったレッスンでした。


アレクサンダー・テクニークをやっていくときの考えは、
いつも、自分全体は一緒に働いているというのが原則にあります。

手の働きは、胴体の動きにも関係しています。 

例えば、お腹にグッと力を入れたら力が出せている?

でも、それが脊椎の動きを妨げていたら、腕の動きやすさに影響があります。

強い音を出そうと思うとき、先に胴体の方に力が入っていました。

腕の力が必要だと思うとき、
もし腕に力を入を込めていることが、腕の動きを少なくしていたら?



「弓を動かすんだよ」とごくシンプルな一言。

音を出すために圧を加えている。
見ようとして圧を加えている。

え!?

「腕の仕事は腕がする、脊椎がしなくていいよ」

ハイポジションを見たい、そこにも圧をかけていた。
その時脊椎に余計な圧をかけていたのです。

あ、やってるわ、そうだね!

そう気が付かせてもらえたら、
その時やらなくてい動きはやめられて、
腕の全体でやれる仕事を増やすことができました。

あらよく響く。軽い。音量も増しました。

考える、体験することで動きは更新できます。

ふさわしい仕事をちょうどよく。


運弓は、弓を動かせる腕全体
音程を取るために、手と働く腕全体。

そのちょうどよく!のためには、
不必要なことをやめられて、可動性が回復し、
腕の仕事は必要なだけ腕がやるということが深まった、今回の氣付きでした。

そうするとやはり、動きはずっとシンプルになったと感じられるのでした。



筋肉に力が入った感じは「やっている感じ」かもしれません。
「感じ」という言い方は便利に使っていますが、あいまいなところがあります。
感覚の評価は過去の体験の積み重ねの上にあるからです。
いい感じを新しくしていく取り組みは、ちょっと変な感じになります。
新しいことを、自分の知っていることで判断しようとします。
自分のそれまでの体験になじみがないからで、反発する気持ちも起きてきます。


・・・

肩の痛みを訴えるとき、
その人の思っている「肩はここ」というあたりを強く主張しました。
「その人の思っている肩」を動かそうとしているのです。
「腕は、鎖骨からが腕の構造」と考えてやったみたらどうでしょうか。
具体的な構造の理解は動きを明確にしてくれます。


腕全体の働きとして理解しようとしたら、
動きの順番を見ていけたら、
部分・部分で頑張るのとは違う、つながる動きがあります。
その人の肩という考えについて、
新しい情報となるのです。

・・・


もしうまくいっていなかったら、
やりすぎか、自分の気が付いていないことがあって、
違うやり方をする必要があるのでは?と考えてみることはできるでしょうか。

今のやり方にこだわりがあるのはよくわかります。
大切にしているもの、大事なこと、
それを治す、否定するとうことではなく、
新しい違う考えとやり方を手に入れて、
役に立つ方を選べたらどうでしょうか?と提案します。


わたしは膝の怪我があり、痛みや不具合とどう付き合うかは重要です。
痛いままやり方を変えなかったら、動けなくなってしまうので、
痛みがやり方を考えてねと、言ってくれているのだと思います。
自分に優しいやり方について考えましょう。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。

呼吸を観察してみます。

呼吸を思い出したときに身体が緩むでしょうか?
呼吸が楽だと、何が違うでしょうか?

胸やお腹と背中にも立体的に動けます。
脊椎も動けます。

どこかが動かないような固さがあったら、
無理やり動かすということではなくて、
自分にどんな心地よい動きができるかを思い出していくのです。
「全部動けることが大事」と、グレッグ先生は重ねておっしゃいました。

呼吸の動きのつながりを観察できたら、
やりたいことのために、どんな動きがあるのかを少し丁寧に調べます。


興味を持って観察してみるほどに、
「なんとなく」が、「こうしてこうなってるね」と、1つ1つ意識的になってくると、
変化について見つけやすくなってきました。


ゆっくり丁寧に、
手先だけでなく身体と楽器のつながっているところから、
全体へ観察を広げてみましょう。

表現の質は、動きについての考えで変わってきて、
その意識は、だんだんと速い動きの中でも、
持っていられるようになるからです。


レッスンでは、このような観察をしていくことで、
自分でやりたいことへの望ましい変化について、
建設的に取り組めるようにしていきます。


最後までお読みいただきありがとうございました。


構えるときの、考えについて。

今アレクサンダーテクニークのスーパーティーチャー、
グレッグ先生が来日中です♡
こちらは昨年のレッスンの様子です→座るときの考え


チェロの場合、エンドピンの扱いや座り方、楽器の置き方などなど、
悩むことがあるかと思います。

楽器を弾くために、楽器を自分にところへ持ってきます。
楽器を扱うときの動きは、たくさんの事柄があり、様々に見ていくことができるでしょう。

やりたいことのために、自分全体での動きやすさを大切にしたいです。
さあ、やりましょう、というときにもちょっとした緊張が起きているものです。

ドキッ!うわっ!となるとき、身体に緊張があると思います。
やる気満々でも、程度の差はあれ、そのようなくっ!と力が入っていることがその後に影響しています。

安定させようとすることが、そのちょっとした緊張や動きにくさと関係していたとしたら、
安定するという考えに、「動かないようにする」というのがあるのではないかと思います。



「動かないようにする」固定しようとするものとの関係において、
自分が固まってしまうのが、動きにくさになっています。
そのためのやりにくさを何とかしようとして、力みが生まれたりします。

力がぶつかっている、反発されて伝わらない。
力が逃げている、逸れていると伝わらない。
力加減と方向、タイミング、その時の一連の考えと自分全体の働きがあります。

そこに置いておく、そこで動ける、そこから動ける
動きを思い、触れて、つながって、自分が動く力が伝わる

どんなつながりが、自分の中に、
そして触れるものとの間にあるでしょうか。

触れる前から、その空間においての関係性から始まっているとしたら?
動きや考えは深いですね。だからとっても〇〇〇しい→興味深い。


「間」合いとか、「氣」合いは、
相対する動きの関係性、構える自分全体の様子も含まれた言葉。

自分全体の動きやすさを大切に、ちょっと静まってから。
さあ行こうと思うときに、「いつでも動き出せそうにしている」ところから。
始めが肝心で、そして終わりの意識が、また次の始まりに。
そんな様子が構えの中に。

動きやすさは?
その空間でのつながりを持ち続けながら、
頭が自分の身体の高いところで、脊椎の上でバランスすること、
シンプルにそれをやってみましょう。
そうすることで自分全体の動きやすさにつながります。


過去記事より
カテゴリ座り方 (16)
楽器を弾くときの座り方・座るまでに


カテゴリチェロ (89)
音を出すまでの動きを、準備していく
エネルギーはどこから?

最後までお読みいただきありがとうございました。


台風の心配された日曜日の午後、神楽坂のホールにてお教室の発表会がありました。

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昨年までの銀座のサロンよりぐっと広めの会場に変わりまして、天井が高く奥行きもあります。
客席の床材が大理石というのも珍しく、椅子をゆったり並べて落ち着いた雰囲気です。
バッグステージが狭かったり、昭和の趣きのある古い建物ではありましたが、ステージで感じる響きは良かったです。

チェロ参加者はだいたい顔なじみの皆さんで、毎年チャレンジされていらして一年ごとの変化も楽しみな機会です。
どんどん名曲になって、ピアニストの先生にとっても年々大変になってくるので、本当に感謝しております。

一年、半年かけて練習していくときから、この雰囲気を想像して弾いてみてはいましたが、実際の演奏時間はほんとにあっという間の時間ですね。

どんなふうに音を奏でたい?IMG_20190908_153547
何が大切?
こんな風にもできるね!
そんな体験をたくさん積み重ねて、
そのプランを考えておくことが、役に立ったようです。

そこでどんな風に考えていられるかは、弾き心地にかかわってきます。

チャレンジした姿、素晴らしいなぁと思いました。

ここに至る過程を思い返し、もっとできることがある!
晴れ晴れとしたお顔で、また次のチャレンジを楽しみたいそんな様子が見えるから、
このようなお手伝いができることはとてもうれしく思います。


わたしが学んで役に立ったこと、そして皆さんに役立ててほしいこと、
また新たな気持ちで、どんどんお伝えしていきたいと思います。


週末ワークショップは、こじんまりとになりそうですが、じっくり楽しく探究しましょう❣

またの機会にも参加お申込みおまちしております

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


手と腕の動きは、触れるものとの距離や重さの影響のほかに、30 デュプレさん KIMG0741
様々な弾力性も関係していることに、興味を向けてみました。


ぎゅっとして固めている時には、繊細な情報は得にくいですね。

骨を動かす筋や腱にある感覚器官は、
緩む時に、たくさんの情報を得られるのだそうです。


動きの変化の中で弾力性を考えてみることで、
必要な情報をより繊細にとらえていけるでしょうか。



①弦の弾力を指先で感じ取りながら弾いていきます。
どのくらい触れているか、指の動きに注意を向けます。

②そして弦に押し返される動きを観察しましょう。
③そこを離れる瞬間を眺めてみましょう。


自分の指と弦の弾力と支え、力の加減、を受け取りながら、
そこからのタイミング、
どこからどこへ向かうのかについて考えてみる。


そうして次の音へ移ってみたら、いつものやりかたに比べて、どんな違いがあるでしょう?


写真はデュプレさん。バラの季節ですね。



*************

頭が動けるようにと思い、
意識を自分全体から周囲へと広げながら、
地面からのサポートを得て、胴体のバランスを支える足のつながりで、
足・脚を通じて支えのある弾力を使っていくことができる。



頭は前側に少し重く、その重さを支える脊椎にはS字カーブがある。
頚椎には前側に、胸椎は後側へ、腰椎は前側へ、
脊椎は1つ1つ積み重なってカーブして、
重力に対して支えるための構造を持っている。

動こうとするとき、思い出そう。
動き出すための、身体の弾力と支える仕組み。
楽器の弾力をキャッチする、身体の動きの中に、
小さなバランスの変化は見つかるでしょうか。


*************

腕を上げる、手を動かす、指が触れるなどのときに、
私は口やあごに力が入るのが、どんな動きと結びついているのかを、
調べているところです。

指を動かし続けながら、呼吸に意識を向けてみたら?
呼吸も胴体の中の弾力。

指が弦の弾力をとらえながら、足の裏のアーチを意識し続けたら?

足の裏のアーチにはバランスを支える弾力が備わっています。
足の指が伸びていき、足全体が広がるように思ってみたら?


動き出すために、
様々な弾力のある支えについて考えてみましょう。


繊細な観察を続けていくことで、
情報を柔軟に、だんだん静かに、
受け取れるようになっていくと思います。



弾む


最後までお読みいただきどうもありがとうございました。


前回のブログは動き出すときに何をしているか、
そこにどんな考えがあるかについて触れました。

動きだす前には、何をしているでしょう?


これからやろうとすることを思う、
やると決める瞬間を眺めてみます。

やると決めてやるのか、動いてしまったのか、
そのちょっとした違いに気がつくことがありました。

すぐやることに、ものすごく一生懸命になっているのだと思ったのです。



例えば、クラスで、「では立ってみましょう!」と先生に言われたら、
すぐに同意して立ち上がりました。

なんのために?など考えず、
言われたことに反応してすぐ従うことを、疑わずやっていたのです。
それは先生の引っ掛けでした。
「ね、すぐやっちゃうでしょ?(笑)」と


それに、普段話を聞きながら、とてもたくさんうなづいていました。

ある時、電車に乗っていて。
隣の女性が、お友達とおしゃべりしながら、ずっと頷いています。

そのたびに椅子がユサユサと揺れ続けました。
隣にいる私の身体もユッサユサ揺さぶられました。
あぁ、話を聞くことにも、こんなにもずっと全身で反応しているものなのだなと。

それは、あなたの話をちゃんと聞いていますよ!
という意思表示だけの事かもしれませんし、
そうですね、という同意かもしれません。

その人の動きにちょっとびっくりしたのです。
いっしょに揺さぶられていることを、少し不快に思っている自分にも気付きました。
電車の中で話しているとき、夢中で周りのことが見えなくなるのよね・・・
気を付けなくっちゃ。


会話は、情報を受取りつつ、反応しています。
聞いていますよ、と意思を示すのと、
そうですね、同意するのに、
うなずく他のやり方もできるでしょうか?

すぐ反応していると気が付いて、
ちょっとした間を持つことをやってみるとどうでしょう?
話したくなる、うなずきたくなる、ウズウズした自分がいます😂


何を感じ、何を思い、今何をしているのか?
ちょっとした自分への観察、そんな視点は、
これからやろうとすること、どんな動きをしていくかと結びついていくのですね。


うなずきを繰り返しやってしまうことに、気がついて、
ほんの少し間を開けてみるという”遊び”を入れてみたらどうでしょう?

すぐ返事を「ハイハイ」としてしまうなら、
「ハイ、・・・(間)わかりました。」
ウンウンとうなづいているなと気がついていたら、
相手の目を見ながらしばらく聞いてから、・・・一回だけ小さくうなづく。
省エネです(笑)


「早くしなさい!亅
イライラした様子のお母さんの声が聞こえて来ることがよくあります。

「え?なんのために?どうして?今これが面白いのに?亅
お母さんを見上げた子供のそんな心の声が聞こえてくる気がしました。

お母さんの考えは、子供の素直な興味と違うところにあるわけで・・・。

そんなやり取りを見ているとき、どちらにも共感もできますが、
同意すること、すぐ反応する事を求めている自分にも気が付くのでした。



先生の話をたくさんうなずきながらハイハイと答えつつ聞いている。
先生の指示を聞きながら、話を聞き終える前にすぐ弾き出している。
そんな場面がありませんか?

もし、そのかわりに、言われた事を復唱したり、質問したり、
しばし考える時間を持つのを意識してみたらどうでしょうか?
そんな時間も大切なレッスンの内容になるのではないかしらと思います。


私は、自分の言葉に置き換えて言い直したくなる癖もありました。
それは私の反応として、自分の知っていることの中で置き換えようとしているのでした。


どんな考えでその言葉を使ったのか
そのまま受取り、繰り返してみる。そして考える。
その意味を、時にはそんなふうに味わう事も出来る。


うなずく以外の反応も選べるでしょうか。
「はい」に対して「いいえ」の選択もありますね。
いいえをどんなふうに伝えているかしら。

普段さっさと進んでいて、見逃していた自分の反応。
自分全体の新しい反応とちょっと違うやり方を選んでみましょう。
そうすると相手の反応も変わるでしょうか。
試してみてください。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


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