チェロと歩む 

チェロ弾きの日々の氣付きと学びの記録。
チェロと毎日をもっと自分らしく、心地よく楽しむために。
~清野佳子のブログです~

カテゴリ: レッスンメモ

「~を見ないで」そう言われたとき。


「手を見ないで」
「楽譜を見ないで」
「弓を見ないで」

そのとき、
もし
「見ちゃいけない」
と思っていたら。


私は、生徒さんとのやり取りの中で、
弓と弦の接触を観察して欲しいと思っていた場面で、
「見てね」
と言って、氣がついたことがありました。

なんだかすぐに目を離してしまうので、どうしてかなと思ったら、かつて
「見ちゃいけない」
と言われた(と思った)ことがあったのだとか・・・。


「見ないでやる」
のは、なんでかな?!

実のところ、その時に、
「見ようとすることが、何か必要なことを妨げてしまっていないかな」
「見ないことで、もっと自由にしたいことがある」
「できることを信頼してやってみよう」

そういういうことではないかしら。


***


「見ないように」
ということで、
動きを制限して固さが出て、ちょっと緊張したり、
あいまいな動きになってしまったら・・・。

そんなときは、
何にどんな意識を向けているのかが大切なので、
「見ないで」
のかわりに、言い変えてみるとどうでしょう。

「何が見えているの?」
「何について考えているの?」
「必要なことは何かな?」

「見ないで、同じようにちゃんとやる」
ということでなく、
情報を受け取りながら、
必要なことに意識を向けて動く。


***


実際、目の様子でも、ずいぶんと入ってくる情報は違います。
身体の様子にも注意を向けてみます。

「しっかり見よう!」
と見たい部分に焦点を合わせると思うと、
目の動きは制限され、意識される範囲は狭くなっています。
無意識に、そこに近づいていこうとしているかも。
息も止めて、覗きこんで少しかがんで小さくなっていないかしら。

スマホを使う時はどうですか?周りの人を観察してみてね。
スマホの階段のながら歩きは危険です!私、これで1度転びました(泣)


また、「どうかな?」
と感じようとするとき、
目の動きは止まって、ぼんやりうつろになってないかな。
私は、だいたい視線が上の方にむいて、頭が少し後ろに傾き、首の後ろが縮んでしまう。


「見ないで」も
「見て」
というときも、
頭のことを思い出しつつ、全体自分全体でバランスしながら、
周りに自分を含めながら「何が見えているかな~?」と思ってみる。

周りとの距離や、空間の広がりの中での関係性にも、
意識が広がって行くことで、
身体は次の行動へ備えやすくなるんですね。



このように、言葉をどう受け止め、どう反応するかでも、
その時の様子や、居心地はずいぶん違うものですね。


「何が見えているのだろうか?」
と問うことは、
「こうであるべき」
という考えから、
ちょっと離れてみることでもあるかもしれません。


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 最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


KIMG0753ジャクリーヌさんは、以前の記事のあと、こんなにきれいに咲きました。


さてさて、ブログは書き始めて、もう4年目になっていました。
何を書いたらいいかな・・・

さっぱり手が進まないこの数か月なのでしたけれど、
ブログを通じて、レッスンのお問い合わせをいただきました。


先日、新たに2人の方と個人レッスンが始まりました。 


持つ、座るなどの準備、
そして音を出すことを、試していきました。

楽器との関係性をいろいろと更新するので、
いままでとは違う意図ももってみます。

頭と脊椎の関係、身体の仕組みのお話をして、
ちょっと興味を持ってみたら、どうなるでしょう?

音を奏でるために、頭が動けて、
そうすることで自分全体が付いてきて・・・
頭と脊椎の関係を思ってみること、
そしてそこからやっていくことを、明確にしていきます。

自分全体を思い出していくことで、
身体の使い方が変わっていくので、
だいたい、まずエンドピンの長さが変わります。


さん:さん:
良く鳴らせないと思っていたC線が楽に弾ける。
自分が骨・骨してきました(笑:骨を動かしてるんですね~)
弓先がいつも何となく怖かったのが、怖くなく弾けた。

などなど、やりたいことのために自分全体で使い方を考えていくことが、
身体や楽器の機能に影響しています。

力を入れる、抜くという何となく漠然として良く分からない考えよりも、
変化はすぐに感じられると思います。


こうした意識をもってみることを試していくなかで、
ご自身でこれまでいろいろ悩んでいたり、
出したい音に向かって考えていたことが少し整理されて、
表情がぱっと晴れやかになる瞬間も、たびたびありました。

身体の使い方について、
実際のその時々の座り方や動き方について、
私自身も、今でも、
さまざまに体験し続けています。



ちゃんとやりたいという気持ちを、ほんの少しお休みさせて、
ちょっとドキドキししつつ、違うことも起きることをやってみると思えたら?
そうやって起きることに興味が持てたら?

どうなるでしょうか?

それは、違うやり方も試してみる、
いつも実験するという場に自分を置くということなのだなぁ!


そんな体験をブログに書きたいなと思っていることを、
あらためて思い出しました。



新たなチャレンジをしてくださった方達との素敵な出会いを、
こころからお祝いしたいなと思います♪


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最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。




生徒さんとのレッスン模様。


今日は何をやりましょう?
取り組みたい課題はありますか?

そんな風にお尋ねしています。



進み方は、みなさんそれぞれです。
毎週エチュードと曲を着々と、
ずっとバッハの無伴奏、
練習計画を緻密に立てる、
じっくりデュオ曲集を進める、
難曲にチャレンジ、
ほとんど曲を弾かないけれど、いろいろな疑問や課題をその都度実験している、
毎回今日は何やろうかな~
などなど。
お話を聞いたり実験をしていると、あっという間です(笑)

少しずつをゆっくり積み重ねていく、というのがレッスンの実際のところです。

 
発表会やそれぞれのコンサートに出演されると、経験値がぐっと上がっていきます。
みんなの演奏を聴いてとても刺激されます。
それぞれの年々の変化を見届け、思いを分かち合える素敵な仲間です。 

自分の楽器はまだ持っていなかったり、
またはレッスンのときに楽器を弾くだけという方も歓迎しています。
それでも良いのです。

楽器と一緒にいる時間、そのプロセスを楽しんで頂きたいと思います。


オーケストラや合奏はもちろん、合唱や他の楽器もされていたり、
スキーのインストラクターだった方や、運動や演劇の部活、
書道、お菓子作りやお料理など、
さまざまな探求の背景をお持ちです。


生活の中に音楽があって、チェロに向き合う時間がある。
大切に思えることが増えていく。


出来ないこと、わからないことから始まる。

難しそうだな~と思うのは、
そこに何かある、と本当は感じているからこそですね。

ちょっと考え込んだり。
小さな発見を重ねて、あっと目が開かれたり。
その興味の尽きないこと、新しさに出会う。

この瞬間に、
いろいろなことが、少しづつ結びついていると氣が付きます。

今、この大切な時間の続きにいることは、
とても素敵なこと、と思います。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


生徒さんとのレッスンから。


演奏するために、動こうと思うたくさんの瞬間。
何が見えていたかな?

楽譜の向こうには何が見える?




譜面に集中しようとすることで、
視線を固め、呼吸を止めて、
身体を動きにくくしていないかな。

自分を小さい所に閉じ込めているかも!
そこから出てきて、周りを見てみよう~


楽器を奏でるために、
自分全体を思いだして、
周囲も見ながら弾いてみましょう。

わたしも一緒にいますよ~

一瞬感じるそのドキドキは、
実はワクワクだったりします。

演奏しながら眼が合うと、嬉しいね(*^_^*)



演奏しながら、
表現したい音楽を思いながら、
楽譜の先の、周りのいろんなものも思ってみることを、
試してみましょう。


自分自身の立体、その周りへ。
目の前のもっと先、
足元のずっと下、
背中のずっと後ろ。
頭の上、周りへ全方向。
床の下、壁の向こう、天井の上、建物のその先。
雲の上、空の彼方・・・


隣にいる人だけじゃなく、
遠くの誰かと、一緒にいると思うこともできるでしょう。
その音楽を作った人がいることも思いだして。

本番のコンサートのホールや、
好きな場所に居ることなど、
想像力も発揮して。


空間の広がりや、たくさんのつながりを思いだせた時、
その中で、ふっと、
自分本来の大きさも取りもどしていくことができました。

やりたいことをやるために、
頭が動けるようにと思い、
そうすることで自分全部がついてきて、
周りが見えていて、
いろんなものと一緒にいて、
こうやってみよう!
と弾いてみる。



どんな体験になるかしら♪


***


本当にたくさんの思いがつらなっている、
1つ1つの思いは多層になって、
遺伝子みたい撚り合わさっているなぁ。

1本の弓には、百数十本~の毛が束ねて丁寧に梳かれて張られている。
職人さんの手間と、思い。
白馬の尻尾、今私が使っているのはイタリアのお馬さんだそうな。


楽器の生まれるまでには、たくさんの工程がありますね。

その機能を思って作った人たちの思いを、手にしているのだな。
そして、それらが一緒に、音を作ってくれているのだな。
お世話になります、ありがとうございます♫



チェロ制作に必要な道具の製作までも含む、とても興味深い動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=T46uqUtNDbw&list=PLAzW_93em9h7h_PNZiWNq2f-YzUSvM65p

すごく長いシリーズですが大変面白いです。
こちらパート1から、なんと27まであります。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


新しいことをするときは、ちょっと怖い気持ちがします。


ずっと前のことですが、
車の運転免許の講習を受けていた時のことを、思いだしました。

 

反射的にブレーキを踏むのは上手に出来ていたのですが、
なかなかスピードが出せません。

課題は、恐怖心なのでした。

先生は、そんな私に、
アクセルを思いきって踏み込むという提案をしました。

「ひぇーーー」
「ブレーキを踏んでこらん、ちゃんと止まるから。大丈夫。」 

所内のコースですから、思いきってやってみました。 
直線コースで、ぐっーーと加速していく!!!


「はい、踏んで。」
ブレーキはバッチリよく効きました(笑)
そりゃそうだ。
スピードは、止まることができる信頼があってこそ出せるのだなぁ。

安全にできたことで、恐怖心の1つを乗り越えることができました。

その後、路上実習で、高速道路に入る時がやってきた~

よし、加速だ!
合流し、おっと、前の車に近づきすぎたかな!と思うくらいアクセルを踏み込みました。

大丈夫、無事高速道路の教習も終えました。


安全な環境で使い方を学べば、
見守られて、試してみることができる。

その機能は充分に働いてくれるという信頼をもって、
実際の路上に出ていける。

たくさんの新しいことを体験していく。


知っていたつもりの同じ道も、
運転する側になると、景色はがらりと変わって見えました。


***


レッスンも、似ているかなと思います。


新しいことをやってみる。

楽器と自分自身についての機能と使い方を学ぶ。


まずは安全な環境で、一歩踏み出す勇気を持てるように。

できたことを信頼して、実際に体験できるように。

サポートを受けて、少し自信がついきて、
周りに見えてくることや、捉え方も変わってくるのです。

今見えている景色から、
その先に、旅路は広がっていきます。


音楽をホールの客席で聴いていた側から、
ステージの上で、音楽を生みだすその中で体験する方へ行ってみて!!

その醍醐味を、味わってほしいなぁと思います。


そんな、新しいことをやってみる勇気を、
心から応援したいと思います。


実は今はペーパードライバーなんです(笑)
又、いつか運転できるかな・・・。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


 


練習のやり方のプラン 

生徒さんとのレッスン、
自分の練習のための、メモです。




①情報収集

・演奏したい音楽の、楽譜にある指示は何かな?
  どんなことが読み取れるかな?

②順番・プラン

・こうやってみようと考えてから動いたかな?
    あわてて先へ行きたくなっていないかな。
    今と次の関連づけをするための、十分な時間を取れたかな。

③実験・検証

・やってみてどうだったか、何を覚えてるかな。
    終わってから振り返れているかな。

・やりながら心配していないかな。
     そんな時は、どうやるのかをはっきりさせるところにもう一度戻ります。

・すぐ、やり直していないかな。
     次に動くために、あらためてこうやってみよう、と考えているかな。


何を考えながらやってみたかが、振り返るために役に立ちます。
なんとなくくり返し回数をやっていると、なんだかだんだん混乱することもあります。

少しづつの変化を起こすための、
問いかけながら、氣付きを持つ練習が大切なんですね!

すぐできるかどうか、上手くいくかどうかにとらわれず、
どんな発見があったかを実験していきましょう♪


***


楽譜から情報収集

・作曲者・作品曲名、などの情報、
   テンポ、拍子、表情記号・・・

・音名を読む。
     シャープ・フラット・ナチュラルは付いているかな。
     調や臨時記号を明確に。

・音程関係を読む。
     今の指、前後の指、関連する並びの使う指の意図は?
     半音・全音・・3度・・7度・オクターブ・・・などなど


必要な動きのためのプラン

・進行する位置関係を読む。
     どの弦、どのポジションかな。
   

・どんな強弱や表情なのか、その関連するつながりと変化を読む。
     弓全体のうちのどこを使う?
     大切なことは、何かな?

・どんな順番とタイミングで?

・どんな指や手や、腕や身体の動きがある?
  何がどこからどこへ行くのかな。

そして、
④それらによって、どんな音楽を生み出したいのでしょう?


これらを口に出して言ってみるのをやってみて!

言い終わるまで、待って、動かないでみる。
これが、たいてい我慢できないで動いてしまうのよね(笑)


動こうとする時の、自分全体の使い方のアイディアを思うことも大切な練習です。

やりたいことをやるために、
頭が動けるように、そうすることで、自分全体がついてきて、
こうやってみよう、こう動くと1つ1つ考えてみる


少しづつからで、いいと思います。


こんなことをちょっと時間を取って考えてから動いたとき、
あら!?できた・・・と氣が付けたらしめたもの!
こうする方が、だいたい上手くいきます。

次にどうやってみようかを、
あわてないで考える時間を取ることを、できるようになってきます。

そして、動き出し、動いているとき、動き終わりを、
こうやって、こうやって・・・進行形でゆったりと眺めてみる。

何を意識しているかに気付いて行けたらいいですね♫



****


何をどのくらい?

お料理みたいです。
作りたいお料理のために、材料をそろえて準備します。

分量のバランスをみて、ふさわしい大きさにして、
手順を考えて、タイミングを考えて、
必要な時間をかけて、温度、火加減、
味付けも順番がありますね!


熟成したり、発酵するうまみ。
調味料には、時間をじっくりかけた中でできた旨みがあります。

味噌や醤油、塩の旨みができる自然の働きもすごいし、
それを見つけて大切に伝承していることも素敵ですよねー。


美味しさは、材料の持ち味を活かすことかなーと最近しみじみ思います。

意外とシンプルな美味しくするコツは、一つ一つの素材を選んでみること。
組み合わせの妙を発見すること。

その作っていく過程を楽しんでいくと、味わいも増しますね!


美味しいって、嬉しくて幸せなこと!
食べてくれたら嬉しい。
作ってもらったらもっと嬉しい。
一緒に作って味わえたら、とっても幸せ。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


弓はどんな弾力や、摩擦があるかしら。
どこでどんなふうに働くかしら?


***


弾みと発音の実験。

ピッチカートで、ポンと1つづつ弾いて(はじいて)、
ブンと鳴る時の、振動が起きて弦が膨らむ様子を観察。


弓をポンと弦に落として弾ませてみます。

弓の引っ掛り具合を、
弓と弦の触れる方向や角度を変えて試してみます。

どんな音になるかな?

小さい弾みが続くって思ってみると?

弾みから、音をだんだんに長く鳴らしていくと?

発音と、響のために、
弾む弓から、鳴らしてみる実験でした♬



弓の重さを扱い、
弓が弦に落ちていく。

これは、ビビアン先生に教わった表現です。

弓の重さが弦に落ちていき、弾む。
弾む弦に弓がついて行く。
弦が弾んで広がる響について行く。


頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてきて、
自分の中にもある、いろんな弾力のある支えが働きながら、
楽器が響く為に備わる弾力を受けとめながら。

あらためて、弦と弓の関係の再発見、再認識。
弾ませる、弓と指の意図を持ってみたら、
発音がなんだかとっても楽しい!!


鈴木メソッドの創始者、鈴木真一氏の指導の様子がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=lnWv3pnRykI
とっても楽しいレッスンです。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


 


レッスンで生徒さんと取り組んでみたことから、
手の動きを支えるものについて、
今回は、足までのつながりを考えてみますね。


右の図で、骨格と関節の様子を見て、
手から足までたどってみましょう。

全身骨格_all
たくさんの骨と関節があります。
(主なものしか記載されていません)



実験

楽器を構えて、床を踏んでみます。
片足で少しだけ。または強めに。
左右の足でも交互に。

足に身体の重さが移っていくと思うと?
床に押し返されると思うと?

反対に脚を少し上げて、
足にかかる重さを浮かせてみると?

脚と身体の全体の様子はどうなりますか?
バランスの変化を試してみましょう。
左右の脚の動きで、どんな違いが感じられるでしょうか。



手・腕を使う時、
頭から身体全体でつながって、
支え合って働いていることを、考えてみると、どうでしょう。

頭が動けるように、
そうすることで自分全体に動きがつながっていると思い、
楽器を構えます。
 
手から足までのつながりを思い、弾いてみましょう。

弓を使いながら、
先ほどの脚の動きを試してみましょう。

例えば、弓先に行く頃、
左足を軽く踏んでみましょう。
または、左足に重さを移してみましょう。
弓は、足とつながってくるでしょうか?
響はどうですか?

弾きやすさは何か違うでしょうか。



考察

やりやすさは、動きやすさでもあります。

弓先を弾くために腕を伸ばして行くとき、
弓先が離れて弾きにくいなら。
身体が楽器より右へすこし傾くようなら。

自分の中心とつながるために、
バランスを左足も支えてくれると思えると、
胴体と楽器は一緒にいて、右腕はずっと動きやすく、
弓先のフィットが良くなるのでは。

左手のハイポジションのとき、
バランスをほんの少し左足にかかるにように移すと、
ネックと自分の軸の周りで左腕が前に出て行きやすいのでは。
手を自分の軸に添わせるようなイメージかな。

手を使うとき、何が見えているでしょう?
どのように見えているか、
目の使い方で、軸とも関わっています。

楽器を弾いたり、腕を使う時、
左右の足のバランスは受け止め合って、
動きを支え続けて変化し続け、
腕は軸の周りで働いていることを思ってみましょう。 

 
全身関節bjoint_all軸骨格・胴体の動きは、
腕と脚につながっています。

腕構造を動かす筋は、
胴体からも働いています。

脚を動かす筋も、
胴体からも働いています。

床に押し返されているサポートがあり、
足・脚がうけ止めます。

股関節、膝、足首の動きやすさは、
脚からのサポートを得るためにとても大切です。


腕の動きには、
頭と軸と足とがバランスしあう。
歩く・走るもそうですね。


 
音を生み出すために、
指先も、身体の軸とつながっていきます。

指の動きやすさは、弦と弓の弾力をとらえやすくします。

自分全体に弾力のある支え、
サポートがあることを意識して動いてみる。
音の響きも違ってくるのではないかしら♪


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。 


ある生徒さんとレッスンで。

楽譜の束を持っていらして、
やりたいことがいっぱいあるのが分かります。


いつものように、今日は何をやってみたいですか?とお尋ねします。

好きな弾きたい曲をご自分で選んでいらして3回目。
指使いも良く考えて、練習してみえました。

ポイントをいろいろ復習してみると、
いい感じになってきました。


それでも、どうもすぐ手が止まって、 弾き直して、
「すみません!」と、つい言ってしまわれるので、
どんなことを思いましたか?とお尋ねすると、
「上手くいかない。」「音程がずれた」ということでした。


どんな風に思っているかは、身体の動きに現れてきます。

間違ったら恥ずかしい、申し訳ないと思って、身体は小さくなる。
良く聞こえない、指が動かないと思って弾くと、力みやすい。
ミスを心配しながら弾くと、間違える。。。


一生懸命練習していらしたのたのが、よくわかるのです。
でも、間違わずに弾きたいこと、特に音程を外したくないことに、
どうしても意識が行ってしまいます。

「歌ってみましょう」と言うだけでもすぐ良くなる場合が多いので、
必要な注意が働けばいいだけだったりするのです。

ちょっと応援すると、変わります♪
身体の使い方にも氣付かれるようになってきました。


そこで、試してみたこと。
「私のために弾いて、私に歌って聴かせてね」
とお願いしました。


手元に視線が向きそうな時は、
時々「こっち、こっち」と両腕で大きく手招きして、
音はこちらに届いているよと伝えます。

視線も交わしながら、
とても大切に、最後まで弾いてくれました。


そして「そうか、歌えばいいんだ♪」と、
あらためてぽつりとおっしゃいました。

その方の大切に思う何かが表れてきて、
そんな風に聴かせてくれて、
とっても嬉しかったです♫


頭が動けるように、
そうすることで身体全体がついてくることを思い、
音を思う。

この音が、届いている。
この歌が届いている。
そう思って弾く。

とても素敵なことは、
その音と、その自分全体で、
そこで、誰かと、
つながりがあることを思いだせること、
響きあうことでもあるのでした。


音は、贈り物。



関連過去記事です。
つながり2 招く
できない感じ
響きあう
 

最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。 

レッスンで生徒さんとのやり取りから。

できた!と思ったとき。うれしいですね。
やった~もう一度できるかな?と思いますね(笑)

その時あわてずもう一度やってみる前に、やり方を考えます。

そしてああそうだな、こうしたらできそうだなと思えます。
わかった!又は、ん?これは!と発見があるかもしれません。

アイディアはメモしておくといいですよ。
気付いたいいことを肯定形(これがポイント)で書きます。
考えていることがどんどんつながっていきますから、
アイディアノート、お勧めします。

同じようにできること、がいいのでしょうか?
また同じようにできることも大切ですけれども、
そこで、目的(弾きたいところ)について、
今度はどんな自由さがあったらいいかなと思ってみます。

できる・できないという感じのまた先の、
大切な練習になりそうです。

安定してできるようになるということは、
ある部分の結果だけのことでなく、
そこができるための選択が自由ということかなと思います。
そして先へまた一歩進みましょう。

例えば、もしいつも同じ所から弾きはじめないとその部分ができない、
そんな思いこみがあったら。
そんな時は、チャレンジ。
そこだけでもできるし、もうちょっと前からも、
フレーズの途中からでも、どの音からでも、
弾けるようにしてみます。

さらにまたそこから、
今の一音一音を作ること。
今のつながりを作ること。
今から全体へ、広がりを把握していくこと。

エチュードなどで、繰り返して同じようなパターンのある時、
同じように機械的にたくさんやる練習と思うと、ちょっともったいないです。
その課題の意図をくみ取り、遊び心のある、チャレンジをしてみてください。

やり方をよく知っていく、
そして、自由に違うやり方、
変化に対応していけるための練習です。

一人で弾く状況より、誰かと一緒に弾くとき、
特に必要になってくることです。

例えば、自分のやることの正しさばかり思っていると、
やりたいようにできないのは周りのせい・・・
と思ってしまいがちです。

周りのせいで上手くいかない、
そんな風に思いたいときのそのやりにくさは、
自分があんまり自由でないのではと気付けるかもしれません。

演奏していて自分が大丈夫と思える時は、
周りにも気づいていて、
何かあっても落ち着いていられるし、
その時に自分にできること、
ふさわしい対応をすることができます。

できるとは、どんなこと1つでも、
今ここから、自分のやりたいことを、
どんなタイミングでどう選ぶのか、という自由さかしら。

嬉しくて、楽しいことですね。
次はどうする?こうするよ♪
いいね~♫じぁ、次はこれねって
音でお話ししているのですね。
できることを、楽しんでみましょう。


関連過去記事
カテゴリ:チェロ
 「~できない」を「~したい」にする
 できない感じ
カテゴリ:こころとからだ
 周りとのこと
カテゴリ:思い
 響きあう
 耳を澄ます

最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
どうぞ、ご意見・メッセージをお寄せ下さいませ。
ご感想、ご興味のあることなどもお書き頂けましたら嬉しいです。
お待ちしております。  
 

なんと、ちいさなお嬢さんがレッスンに来てくれました!

不思議な引き合わせを感じています。
お母様もご一緒です。

1/2サイズの楽器を自分で抱えて。
楽器経験すでに1年。
アンサンブルも経験があって、
楽譜より聴いて覚えるのが得意だそうです。

大きな目をパッチリさせて、
緊張気味かな、ちょっと大人しい。


「今日は何をやってみたいかな?」

目をパチクリ。
「弾きたい?」
うなずいてすぐに、楽器を出してくれました。

楽器を出して構えてみると、
1年間で身につけてきた、いろいろなことがありました。
さて。今日は何を伝えようかな。


楽器が身体には少し小さく、ピアノ椅子はまだ高いようです。

いまの状態から、楽器との関係を、座り方からやってみます。

部屋が狭くて、ちょっと3人では窮屈なのですが、
座り方をアドバイスしていると、
だんだん、椅子ごとこちらに近づいてきます(笑)

弾きたい気持ちが、とっても良く分かりました。


真似をしながら一緒に。
足のスタンスをとって、
膝はつま先の方へ向くようにして座ります。
足の裏は床に付けておきます。

楽器を持ってくる前に、自分の座り方を考えてみましょうね。

とても柔らかい身体です。
椅子の上の身体が股関節から動けるように。

息はしやすいかしら?

座って、楽器を自分のところに迎え入れます。

楽器に身体を合わせるより、
その方が動きやすくなるから。


だいたい構えられたので、
両手を前に伸ばして身体で楽器を抱っこしましょ。

楽器とダンスするみたいに、左右にも揺れてみようね。


久しぶりだったようですが、
覚えている曲を少しだけ弾いてくれました♪

いきいきと指と弓が動き、
子供らしい勢いのある演奏でした。

早い曲で、細かい音符、
一生懸命練習した様子が分かりました。

ご本人は口数がまだ少ないです。
目はくるくる動いています。


もっと弦を響かせることを、やってみたいなと思いました。

弾いてくれた音から、D線のGを選び、
弾いている弦が良く膨らんで、隣のG線も共鳴するのを見て、聴いて、
チェロが響く様子を感じてもらいます。

短い弓使いになじんでいるようでしたので、
反対の事もやってみました。

弓の毛を、元から弦に持って行って、
先のところまで、全弓で弾く。
これからまっすぐ弾く練習をしていきましょうね

ロングトーンを、見て聴いて、
いっしょにやってみました。

響くようすがわかり、
弦の様子や弓の様子に気がついて。

分数チェロですがその楽器なりに、
豊かな音になってきました。

チェロをもっと鳴らすことができるね。

これから、もっといい音で弾けるよ。

いきいきとした目で大きくうなずいてくれました。
またやってみましょうね。

何がしたいかなって考えてみてきてね。」とお話して、
レッスンは、ここまで。

弾きたい曲がハッキリあるようです!


ケースにも自分でしまっています。ちょとお手伝い。
弓の扱い、おっとっと。(笑)

ケースのストラップが長かったので、
短くして背中に沿うようにします。

担ぐ時は、まず片方のストラップを深く肩にかけてから、
立ち上がるようにしてみてね。
楽器が大きくて大変です。

お母さまが打ち合わせ中も、
ずっと背負ったまま待っていました。
黒いケースを背負った姿は、かわいいカブトムシみたいです。

これから新しい楽譜も買って帰るそうです。
ちょっとわくわくしているように見え、ほほえましかったです。
そうそう、小さな椅子が必要です。


新しい出会い、
彼女の望みと、
そしてお母様の思いと共に。 
お会いできて、嬉しいです。

楽しいレッスンにしたいです。 
レッスンのこと、また書きたいなと思います。



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

どうぞコメント・メッセージをお寄せ下さいませ。
ご感想、ご興味のあることなどお書き頂けましたら嬉しいです。
お待ちしております。    

K0010062あたたかな陽ざし。
爽やかないい風が吹いています。


楽器とどんな風に出会いましたか?

初めて手にした時、どんな感じがしたでしょうか。

その大きさ。ふしぎな形。
感触。重さ。
材質や艶、輝き、装飾・・・。

きっとどんな楽器でも、
その美しさと神秘に心を奪われる瞬間です。

ちょっと神妙になったり。
不思議な魅力があります。


アップライトピアノが家に届いた7歳のとき。
大きくどっしりと立派で黒く鏡のようにつやつやな姿、
真っ白と黒の対比が綺麗な鍵盤。

わくわくしました。
でたらめだけれどいっぱい音を弾きました。

音の出るものに触るのって、
なんであんなに惹かれるのでしょう。


楽器じゃなくても。

先日お友達に陶器の素敵なカップのセットを頂きました。
丸くふちの波うった形、
両手の平に収まるくらいの大きさから入れ子になっていて、
4つがだんだん小さくなり重ねられます。
花の模様がそれぞれ違ってデザインされています。
美しくてとっても気に入って、並べて飾っています。

眺めていたら指先ではじきたくなりました。
ちょっと期待しているんです。いい音がするんじゃないかなって!
(お茶碗って買う時はじいいてみたくなりませんか?)
♪~♪~♪~♪~!やっぱり、うれしい~期待以上。
それぞれ澄んだ高い音がします。

いい音がすると幸せ。ちょっと感動。



そして、楽器にはじめて触れた方との体験レッスンにて。

見て触れるところからお手伝いします。
途中省略・・・構えて、左手はチェロの肩に、
右手は弓を持って右膝の上辺りで休むところまで、できました。

弓を握ったままピッツィカートでボンボン大きくはじいて頂きました。
ちょっと遠慮がちでした。

壊れませんから大丈夫ですよ~
そのまま握った弓で音の出る仕組みを試してみながら、
それぞれの弦を弾いていきました。

大きな響きで鳴らすことが出来ました。
どうでしたか?楽器とお友達になれそうですか?
とお尋ねしましたら、
「感動しました。」とおっしゃってくださいました。


そんな風に出会って頂けたら、とっても嬉しいです。
チェロ弾きさんがまた一人増えました。


楽器と過ごす時間。

いつもそのたびに、
楽器との素敵な出会いがありますように。



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
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お待ちしております。
 



土手にかわいい土筆がたくさん出てました。
欅の新緑も柔らかに芽吹いてます。


チェロの生徒さんとのレッスンにて。
私自身が学んだこと、
どんどん実践(実験!)してみています。


椅子に座るとき
楽器を構えるとき
弓を持つ時
弓を弦のところにもってくるとき
指を弦にもってくるとき・・・

どんなふうにやっているかしら?
何を意識しているでしょう?
良く観察してみます。

本当に基本的なところで、
今まで身に付いているやりかたを、
よくよく観察してみましょう。

とっても丁寧に見ていくと、
問題を1つ1つクリアにしていくことができそうです。


何かやりにくさや、
困ったことはあるでしょうか?

ご本人がどう考えているかお聞きしててみます。

「指に力が入ってしまう・・・できない。」

数回のレッスンで座り方や構え、
持ち方をたどりながらやってきて、
今回は指の弦への触り方、置き方、
動かし方について取り組んでみました。

困っていることをしなくてもすむようになる為に、
ちょっと丁寧にいろいろ試してみます。

今までのやり方とは違うやり方もできるように。

叩かないで
ゆっくり弦に触れる

角度はいろいろ
指に響きを感じられるくらいに

音程はとった音を良く聞きましょう
響きはどうですか?

その指を離すところまでを意識して・・・などなど

そうそう、頭の動けることも思い出してね

そうしたらどんなことが起きるでしょうか?

違うやり方でやってみると、
「えっ!そんな!」って戸惑うのですが、

そこにはたいてい、
「~しないとだめ!~してはいけない!」
という思いがあったのですね。

「あれ?これでもいいんだ。。。音はこっちがいいです!」

共鳴も感じられ、響きが増してくると音程も安定してきます。
弓との相互関係もちょっとわかってきますね。

すこしなじむと、「あぁ!できます~!」
びっくり、そして笑顔です。

「力をあんなに入れなくてもいいんですね~。音が全然違います!」
今回は音の違いが明らかにわかって、嬉しそうでした。


私も嬉しいです~!
左指の使い方も響きにとても影響がありますね。
私もとても勉強になりました。ありがとう!



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