チェロと歩む 

チェロ弾きの日々の氣付きと学びの記録。
チェロと毎日をもっと自分らしく、心地よく楽しむために。
~清野佳子のブログです~

カテゴリ: レッスンメモ


台風の心配された日曜日の午後、神楽坂のホールにてお教室の発表会がありました。

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昨年までの銀座のサロンよりぐっと広めの会場に変わりまして、天井が高く奥行きもあります。
客席の床材が大理石というのも珍しく、椅子をゆったり並べて落ち着いた雰囲気です。
バッグステージが狭かったり、昭和の趣きのある古い建物ではありましたが、ステージで感じる響きは良かったです。

チェロ参加者はだいたい顔なじみの皆さんで、毎年チャレンジされていらして一年ごとの変化も楽しみな機会です。
どんどん名曲になって、ピアニストの先生にとっても年々大変になってくるので、本当に感謝しております。

一年、半年かけて練習していくときから、この雰囲気を想像して弾いてみてはいましたが、実際の演奏時間はほんとにあっという間の時間ですね。

どんなふうに音を奏でたい?IMG_20190908_153547
何が大切?
こんな風にもできるね!
そんな体験をたくさん積み重ねて、
そのプランを考えておくことが、役に立ったようです。

そこでどんな風に考えていられるかは、弾き心地にかかわってきます。

チャレンジした姿、素晴らしいなぁと思いました。

ここに至る過程を思い返し、もっとできることがある!
晴れ晴れとしたお顔で、また次のチャレンジを楽しみたいそんな様子が見えるから、
このようなお手伝いができることはとてもうれしく思います。


私自身学んでいることから役に立ったこと、そして皆さんに役立ててほしいこと、
また新たな気持ちで、どんどんお伝えしていきたいと思います。


週末ワークショップは、こじんまりとになりそうですが、じっくり楽しく探究しましょう❣

またの機会にも参加お申込みおまちしております

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


手と腕の動きは、触れるものとの距離や重さの影響のほかに、30 デュプレさん KIMG0741
様々な弾力性も関係していることに、興味を向けてみました。


ぎゅっとして固めている時には、繊細な情報は得にくいですね。

骨を動かす筋や腱にある感覚器官は、
緩む時に、たくさんの情報を得られるのだそうです。


動きの変化の中で弾力性を考えてみることで、
必要な情報をより繊細にとらえていけるでしょうか。



①弦の弾力を指先で感じ取りながら弾いていきます。
どのくらい触れているか、指の動きに注意を向けます。

②そして弦に押し返される動きを観察しましょう。
③そこを離れる瞬間を眺めてみましょう。


自分の指と弦の弾力と支え、力の加減、を受け取りながら、
そこからのタイミング、
どこからどこへ向かうのかについて考えてみる。


そうして次の音へ移ってみたら、いつものやりかたに比べて、どんな違いがあるでしょう?


写真はデュプレさん。バラの季節ですね。



*************

頭が動けるようにと思い、
意識を自分全体から周囲へと広げながら、
地面からのサポートを得て、胴体のバランスを支える足のつながりで、
足・脚を通じて支えのある弾力を使っていくことができる。



頭は前側に少し重く、その重さを支える脊椎にはS字カーブがある。
頚椎には前側に、胸椎は後側へ、腰椎は前側へ、
脊椎は1つ1つ積み重なってカーブして、
重力に対して支えるための構造を持っている。

動こうとするとき、思い出そう。
動き出すための、身体の弾力と支える仕組み。
楽器の弾力をキャッチする、身体の動きの中に、
小さなバランスの変化は見つかるでしょうか。


*************

腕を上げる、手を動かす、指が触れるなどのときに、
私は口やあごに力が入るのが、どんな動きと結びついているのかを、
調べているところです。

指を動かし続けながら、呼吸に意識を向けてみたら?
呼吸も胴体の中の弾力。

指が弦の弾力をとらえながら、足の裏のアーチを意識し続けたら?

足の裏のアーチにはバランスを支える弾力が備わっています。
足の指が伸びていき、足全体が広がるように思ってみたら?


動き出すために、
様々な弾力のある支えについて考えてみましょう。


繊細な観察を続けていくことで、
情報を柔軟に、だんだん静かに、
受け取れるようになっていくと思います。



弾む


最後までお読みいただきどうもありがとうございました。


前回のブログは動き出すときに何をしているか、
そこにどんな考えがあるかについて触れました。

動きだす前には、何をしているでしょう?


これからやろうとすることを思う、
やると決める瞬間を眺めてみます。

やると決めてやるのか、動いてしまったのか、
そのちょっとした違いに気がつくことがありました。

すぐやることに、ものすごく一生懸命になっているのだと思ったのです。



例えば、クラスで、「では立ってみましょう!」と先生に言われたら、
すぐに同意して立ち上がりました。

なんのために?など考えず、
言われたことに反応してすぐ従うことを、疑わずやっていたのです。
それは先生の引っ掛けでした。
「ね、すぐやっちゃうでしょ?(笑)」と


それに、普段話を聞きながら、とてもたくさんうなづいていました。

ある時、電車に乗っていて。
隣の女性が、お友達とおしゃべりしながら、ずっと頷いています。

そのたびに椅子がユサユサと揺れ続けました。
隣にいる私の身体もユッサユサ揺さぶられました。
あぁ、話を聞くことにも、こんなにもずっと全身で反応しているものなのだなと。

それは、あなたの話をちゃんと聞いていますよ!
という意思表示だけの事かもしれませんし、
そうですね、という同意かもしれません。

その人の動きにちょっとびっくりしたのです。
いっしょに揺さぶられていることを、少し不快に思っている自分にも気付きました。
電車の中で話しているとき、夢中で周りのことが見えなくなるのよね・・・
気を付けなくっちゃ。


会話は、情報を受取りつつ、反応しています。
聞いていますよ、と意思を示すのと、
そうですね、同意するのに、
うなずく他のやり方もできるでしょうか?

すぐ反応していると気が付いて、
ちょっとした間を持つことをやってみるとどうでしょう?
話したくなる、うなずきたくなる、ウズウズした自分がいます😂


何を感じ、何を思い、今何をしているのか?
ちょっとした自分への観察、そんな視点は、
これからやろうとすること、どんな動きをしていくかと結びついていくのですね。


うなずきを繰り返しやってしまうことに、気がついて、
ほんの少し間を開けてみるという”遊び”を入れてみたらどうでしょう?

すぐ返事を「ハイハイ」としてしまうなら、
「ハイ、・・・(間)わかりました。」
ウンウンとうなづいているなと気がついていたら、
相手の目を見ながらしばらく聞いてから、・・・一回だけ小さくうなづく。
省エネです(笑)


「早くしなさい!亅
イライラした様子のお母さんの声が聞こえて来ることがよくあります。

「え?なんのために?どうして?今これが面白いのに?亅
お母さんを見上げた子供のそんな心の声が聞こえてくる気がしました。

お母さんの考えは、子供の素直な興味と違うところにあるわけで・・・。

そんなやり取りを見ているとき、どちらにも共感もできますが、
同意すること、すぐ反応する事を求めている自分にも気が付くのでした。



先生の話をたくさんうなずきながらハイハイと答えつつ聞いている。
先生の指示を聞きながら、話を聞き終える前にすぐ弾き出している。
そんな場面がありませんか?

もし、そのかわりに、言われた事を復唱したり、質問したり、
しばし考える時間を持つのを意識してみたらどうでしょうか?
そんな時間も大切なレッスンの内容になるのではないかしらと思います。


私は、自分の言葉に置き換えて言い直したくなる癖もありました。
それは私の反応として、自分の知っていることの中で置き換えようとしているのでした。


どんな考えでその言葉を使ったのか
そのまま受取り、繰り返してみる。そして考える。
その意味を、時にはそんなふうに味わう事も出来る。


うなずく以外の反応も選べるでしょうか。
「はい」に対して「いいえ」の選択もありますね。
いいえをどんなふうに伝えているかしら。

普段さっさと進んでいて、見逃していた自分の反応。
自分全体の新しい反応とちょっと違うやり方を選んでみましょう。
そうすると相手の反応も変わるでしょうか。
試してみてください。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


音の出だしが気になったら。


演奏する動き出しを見てみます。
それはどこだと思いますか?

楽器特有の動きがみられ、とても興味深いです。
どこから音を出す動きを始めているのでしょう~?

動き出しイントロ、楽器当てクイズにしたら面白いかも!



繰り返しやっている動きがあると思います。
実際に認識するより動く指令はとっても早く起きているそうです。

必要でない動きが、もし含まれているとしたら、
動きを見直してみることはとても大切です。

機能的な動きで準備していけたら、
ぐっとスムーズな流れで、美しい音の出だしにつながっていきます



例えば、
楽器の安全なところに手と指を添わせて、
どんな重さかを受け取って。
楽器を持つ手と自分全体と周囲へ意識を広げていくことができる。

もっとさかのぼれば、楽器をケースから出すときや、持ち上げる時、
移動するときなどなど様々な手の動きがありますね。

ステージに出ていくとき、椅子に座る時、楽器を構える時、腕を上げる時、
指が触れる時・・・・

その人全体の様子には、何らかの考えが現れているでしょう。



動きを洗練させて、音の出だしをスムーズにしていくことができます。
それは、どんな意図で動くかという考えによって変わります。

興味を持つことで、その時また新しい体験に出会い続けます。
音も動きも1つ1つ、一期一会ですね。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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レッスンで取り組んでみていること。


やり直したくなるところのお知らせは、改めてやり方を考えるポイント。
見つけた課題の為のプランを持ちましょう。


どこかで動きを止めていると、
動きにくい~、やりにくい~
というお知らせが来ています。

たとえば、弓先に力が入らない、または力むときに、
どこにどんな動きがあったらいいのか?

その動きを、自分全体の一連の動きと考えてみると?

・弓の重さを扱うための構造、
・動きを支えるつながり、
・必要な方向への可動性、
こんな要素も関わっていますね。


・そしてどんな音で、
・どんなことを表したいのか?
これを具体的に考えてみます。



考えることが、自分全体を動かしている。
動き出せる自分でいるように考えます。

ちょっと考える時間があると思えたら、
今何を考えているかに意識をむけたら、
そこに、今を深めていくコツがある。

自分全体を動かす考え、動きのつながりを含めつつ、
プランをもって動いてみよう。
観察の対象を持って練習してみよう。

やりたいことをやるために、自分全体の働きを思います。

今、動き出す自分全体のために。
1つやることのシンプルさを探求していく中で、
明確さと繊細さが増していく。




最後までお読みいただきありがとうございました。

最近早起きできていて、朝のラジオを聴いていました。
解剖学者の養老孟子先生の昆虫の観察のお話がありました。

・・・
冬の乾燥している時期に、昆虫の標本を眺めるそうです。

湿気があると標本が痛むから開けたくないので、それをするのは冬から3月までで、
これからの季節は活動する虫の観察へ移る。

標本から構造を眺め、部分部分の特徴を観察する。

バラバラになったとき、どこだかわからなくなってしまうので、
また全体と照らし合わせて組み立てていくのだとおしゃっていました。

そして観察しているとき忘れちゃいけないことがある、
それは、観察している自分がいるということ!

機能だけじゃない、装飾的部分の特徴を見つけたり、
たくさん調べていくうちに、それを文章に書けるようになった。

・・・・

そんなことが印象に残りました。



なるほど

興味を持って調べていくとき、部分部分が特徴が詳細に見えてくる。
そしてまた全体の中でどういう位置にあるのか、構造についてまた調べる。
観察している自分について思い、観察し体験したことを、
言語化できる。

まさに、探求する道筋について語っておられました。


その適切な時があり、観察して、比較して、調べて、組み立てる。
そのプロセスがとっても興味深いと思えるから、探求は続く。

探求する科学的な手法は同様に、
そのための動きについても考えていけますね。

レッスンの中で度々問いかけていく言葉。

やりたいことのために、
何が見えていて、
何をしていて、
今自分についてどんなことに気が付いていますか?
何を考えていますか?
言葉にしてみるとどうですか?

養老先生のお話の中になぞらえることができて、面白かったのでした。


そろそろワークショップもやりたいと思います💦
このプロセスで、今自分がやりたいことを調べてみましょう


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

「難しい・うまくできない」と感じた時に。

そのお知らせを、どう受け取ることができるでしょう?



弓が滑らかにつながらない、
指が滑らかつながらないない、
音が滑らかにつながらないない、
わざと「~~ない」という言葉の表現をあげてみました。

お知らせは、そこに取り組む課題があるということですよね!

できるようにしたい、その望みのために。

スラーのあるフレーズを「滑らかにつなげて弾きたい」と思う時に、
さて、必要な事はどんなことでしょう?
違う視点を持ってみることで、状況を変えるきっかけを見つけられることは良くあります。

分かっていること、良くわからないことなどについて、
ちょっとした混乱や、見落としていること、渋滞を整理しましょう。



楽譜上の音と音のつながりは、実際のどのように意識されているのか、
まず、フレーズで歌ってみましょう。

いろんなパターンで歌ってみましょう。
・そっと歌ってみましょう:やさしく
・強く歌うところを作ってみましょう:アクセントをはっきり
・強く歌うところを変えてみましょう:アクセントを意識的に
・やりたい表現を選んでみましょう:選択を明確に
・つなげたいところを協調してみましょう:意図を明確に

ポイントは、違うパターンも含めシュミレーションすることです。
エチュードの中には、このようなパターン練習が良くありますね。
正しくやるという考えを外して頭を柔らかく、ゲーム感覚でやってみたら?

様々な動きに対応できるようにシュミレーションし、違い・変化に対応します。
これは音形・リズムのパターン練習にも同様なことですね。



さて、今回は運弓について。
実際の弓の表現として、この変化をどうとらえることができるでしょうか?

もし、スラーの滑らかさが、
「できるだけ均一に保つ、同じように弾くこと」と考えているとき、
抜けていることがありそうです。


弦楽器の場合、音が変われば、弦の長さが変わり、
振動が変わり、摩擦が変わるということについて、
どう考えられるでしょうか?

弓の毛を弦に向かわせ続けることで、
1つ1つの音の変化に対応し続けていく。
バランスする動きはいつも変化の中にある。


自分全体の働き、楽器の機能とともにある、弓を扱う仕事。
押しただけの力で押し返される、抗重力のサポートと、弾力の関係性などなど。
全部が働きつつ、協調することで、変化に対応して行くことができる。

やろうとしているのにできない、なかなか動きを変えられない、気づけない。
そんな時に自分全体の働きについて意識を向け考えるという、
アレクサンダーテクニークがあるのですよ


関連過去記事
<スラーの中で>

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。







チェロをこれから始める方の、初めてのレッスンにて。


どうやって触れる?

楽器とのお付き合いの仕方を、始めにやってみます。
楽器の大きさ・形や、重さを扱うために、
考えたいことを順番に、お声掛けをしています。



楽器を扱う動作とその意図をお話しします。

初めから丁寧にやってみることは、演奏そのものの準備になります。
意図をもって動くこと、必要な動きが機能的であること、
どんな考えで、どう動いてけるのかを学んでいけば、
身体に優しい、楽器に優しいやり方になります。



あこがれの楽器に触れたときの気持ち、思い出すとわくわくします!

私自身、子供のころから振り返ると扱いにはいろいろ失敗がありましたから、
あの悲しい思いをして欲しくないので
必要なことをお伝えしておきたいと思います。



無事持ち運んで、椅子に座る。

とりあえず簡易に、椅子を調節して、座って、
エンドピンを出して、長さを調節して、
楽器を立てて、自分の所に持ってきて、
チェロに触れるための脚の開く動きから、座り方を考える。
この辺りはいろいろ調整し、おさまりが良くなれば、まず待機状態。


そこから、両腕をチェロの前面に伸ばしてそっと抱えます。
ハグするようにしたら、椅子の上で左右にと、チェロと一緒に揺れてみます。
楽器を安全に扱えて一安心。にっこりします

椅子の上の自分が動いていくときの、椅子や床に触れる体の様子も観察します。
動きは全体につながっていきますね。演奏は全身に動きがつながります

やりたいことをやるための考え方、
その時々の自分全体の使い方は大切
です。



弓を持って、弓の重さを受け取ってみます。

傾けたり、倒したりするときの、支える重さの感じ方を調べます。
弓を持ちあげるときの、腕全体の動きは、どうなっているでしょうか。
弓先に方向を意図すると、手と腕の動きはどう変わるでしょうか。

ここまででもかなりの情報量まだこれでもざっくりです。


音を出すまで、弓を運ぶときの意図を伝えます。

弓の重さのバランスを扱い、毛が弦に触れるための動きを考えます。
持ち上げる。近づける。
弓毛の弾きたいところを、弦の弾きたいところへ向かわせる。
肘から回す。重さをのせる。
角度を選ぶ。方向を選ぶ。
弦と弓の摩擦、弾力があることを思いつつ、
弾くと決めて、弾く。


弦の振動の様子が見えて、弓をどれくらい使うかを選んで、やってみます。

始めはのぞき込むように、ちょっと小さくなっていましたが、
腕を長く使いやすくするために、座っている自分のことを思い出して、
試しながら弾いていきました。


どうでしたか?とお尋ねすると、
最後の感想は、「楽な時に、いい音がするでした!
そこを受け取ってもらえて良かったなぁ。


書いてみると、結構いろいろありました。
また少しづつ、丁寧に見ていきましょう。もし、それが望みなら。
繊細なアップデートは限りなく続く・・・

楽器の響と奏でる自分の探求の旅。
やってみればこその喜びがあり、
その奥深さへ取り組む人たちへの、共感と尊敬がますます湧いてくるのです。
たとえ今、その旅路のどこにいようとも。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。










口をちょっとゆがめたり、ほっぺがヒクっとなったり。
喰いしばるほどのことはなくなったのですけれど、顔が反応してしまうときがあります。
そんな時は、腕や指の緊張がありました。

鏡を見てみました。
「弾きにくいな」と思うところで、首をキュッとしたりは、
弾こうとする前からも、やり始めていました。


「そこをちゃんとやりたい」と意識するときに、身体に反応があるのでは?
このことに気が付いていて、
また部分的に「~しないないように」というように普通は考えるところですが、
繰り返しやってしまうようなことには、違う考えを試してみましょう。

これにはちょっと抵抗があることでしょう。
いつもと少し違うやり方を選んでみたいと思う時、
やる前に、自分の全体や、周りの空間に意識を広げてみます。


やりたいことをやるために
首が楽で、頭が脊椎の上でふんわり動けることで、

鎖骨から腕が始まっていて、
胸骨や肋骨も腕の動きに一緒に協力する。

顔の筋肉は、直接関係ない。
笑うことも、休んでいることも選べる。


そうすることで、チェロが音を奏でるために、
指が行きたいところに行き、弓が弾きたいときに弾くことができる。

こんなプランを考えてやってみる時には、穏やかに弾いていられるようになってきました。
そうすると周りも良く見えてきます。


「具体的な必要なことは何かな?」「~する」

必要なことをひとつづつ順番に考えて。
新しい動きを起こすのための考えと、自分の全体の働きへの意識をつなぐとどうでしょう。

動きの自由さは、そのための考えと選択のやり方に関係しています。
新しい体験は、可能性に向ける目を開いていくことでしょう!


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


レッスンから。
ご本人のご希望は、
16分音符からのポジションの変わる跳躍音程、
指使いは、どれがいいか?
3種類も考えて試しておいででした




わたしからの提案は、正解ではなく、
跳躍音程の前にやっていた動きを観察することでした。


当たり前すぎるようで、無意識になっているところを見てみます。
音の変わり目にやっていることは何でしょうか。
何が起きているのか?



次の一連の16分音符を丁寧に少しゆっくり弾いて、さあ行くぞと思うところで止まります。
音を出すと決める、弓の動きに「待て」をかけてみました。

次へ行きたくなっていて、止まれないことに気が付きます。

そこで止まれる時に、音の終わりで動きを意識します。
次の音の始まる前にやっていることは何でしょう?
次の音を出す瞬間をあらためて決めます。


それぞれ、3つの指使いで丁寧にみていきました。
ポイントは指と弦の関係性。


動きが明確になってくると、音は問題なく明瞭になりました。
テンポを上げても、どのパターンでもできそうになりました。

後は音楽的な自分の要求にどちらがあっているか、選べばよいでしょうということに。


最後に2回続けて弾いてみられた時、
以前とどう違いましたか?とお尋ねしますと、
「指使いの問題ではなかったですね!」という感想でした。

観察することでも動きが変わります。
やりたいことのために、どう考えると、動きがどう変わったか。


指使いで、どれがやりやすいか、という正解を求めるよりも、
指の順番・ポジションとともに動きの意図を考えながら、
こんな動きがあるという探求をしていくことで、可能性を広げました。




速く・正しくやりたいという思いでいっぱいになっていませんか。

練習してうまくいかないとき、
問題だと思ってたくさん繰り返していることについて、
必要な動きについてどのような視点・意図を持っているか、
自分全体にどんな意識を向けているか、
問いかけてみましょう。

一つ一つの小さな動きが順番にあります。
弓が弾きたいとき、指が繊細な動きでそこにいるようにと思うとき、
必要な動きの観察と分析をしていける事は、
弾きやすさのみならず、音楽の表現の自由さにも役に立ちます。

やりたいことがより明確になる時、必要なことが整理されます。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。





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