チェロと歩む 

チェロ弾きの日々の氣付きと学びの記録。
チェロと毎日をもっと自分らしく、心地よく楽しむために。
~清野佳子のブログです~

カテゴリ: レッスンメモ

最近の実習生レッスンで、
チェロの演奏を探求される方と、新たに取り組み始めました(^^♪



やりたい曲の課題と、それについて考えていることをお尋ねします。
音が小さい、弓が指板の方にぶれてしまうなどのお悩みがありました。

演奏の動きは腕だけのことはないですね。
どんな考えでそれをやっているのかお聞きするのはそのためです。

なかなかうまくできない理由は、注意している内容に関係あるかもしれません。
エンドピンの長さや、座り方も気にされていました。



自分全体の働きの中でつながりをもって動いているというところに着目して、
弓を使いにくくしている状況から開放していくことで、
やりたいことがやりやすくなるような方向性を見ていきます。

楽器を構える動きの中で、どんなふうに座っていくか、DSC_5564
身体をどのように意識していくか、というところから。
新しさに身を置いてみる。

いつもとは違う座り方の違和感も体験しつつ、
楽器や弓の新しい通り道を見つけます。


座っていることが楽で、
そこから音を出すため弓を扱う新しいアイディアを試してみます。

とても楽そうに素敵な様子で気持ちよく音が出ました。
あらっ?と笑顔になりました。


そこで大切なのは、その変化はどんな違いか、
どうやってやったのかをまた考えてもらうこと。

自分でここまでとても丁寧にやってみたことを、
あらためて考えて選べるようにすること。

そこに時間をかける必要があるのは、
とても複合的なことを1つ1つ順序立ててこそできるから、
その1つを見出す繊細さは動きの考えの中にあるから、なのです。
(頭と脊椎の関係性がそのやりやすさを開く鍵であることがこのレッスンの要です



自分に問いかけてみましょう
できるかどうかでなく、何から始めるのか・・・とかね。

まずはちっともわからんから始めるわけで、
興味深い(難しい→あえてこう言いましょう)種はいっぱいある。
なんであれ、やりたいことに向かう体験は、何かを考えさせ、理解させてくれますね


**************



考えないでできる、自然にできるようにと思うでしょうか。
それは、それまでに意識的に取り組む体験をしてきたかどうかに関わってくるでしょうし、
その時々の選択できる考えと動きの自由さが、自然に見える様子なのではないかしらと思います。



***************


光を映す水辺にたたずんで、その淵の深みを垣間見てしまった。
そんな心持がする。
飽きずに、その美しさに指先を伸ばす。
水面は波立ち、指の間を流れてゆく。
冷たさに引き揚げた指先の、小さな滴の輝き・・・。


ジャック・マイヨールは海の深さに魅入られた。
イルカと心を交わし、深みを極めようと潜り続けた。
未知の深みに身を運ぶことで、計り知れない何かを、
恐ろしい静寂と漆黒の重圧の中にさえ、生涯求め続けたのだなぁ。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


和音を弾くときには、2つ以上の弦に触れていくのですけれど、
どうも、難しいなぁ。。。と思ったら、
なんだか、興味深いなぁと言い換えてみてね

高い音が弱いなぁ。
真ん中の音が鳴らないなぁ。。
同時に同じように鳴らしたい?

それぞれの響の違いをどんなふうにブレンドできるかな?
と思ったらどうかしら?


重音の連続するときなど、力んでしまうなぁと思ったら。

「すぐ弾かないと!
急いで次に行こうとするとき、力が入ってしまう。

「しっかり押さえないと!
移る前、ぎゅっとしていることは、
次に音を取る時の自由さを邪魔してしまう。


分かっちゃいるけど。。。ですよね。

そこで。
頭が脊椎の上でふんわりと動けるようにと思うこと、
これが、楽な動き、動きの自由さのための
ロックを外すカギなのです

そうすることで、自分全体の働きの中で、
必要なだけの力を見つけていき、
いつでも動ける自由さを見つけていきます。


まずは1つ1つそれぞれで、音の響を保ってみましょう。

指と弓は、それぞれどんなふうに触れていますか?
それぞれの動きの関係性を見ていきましょう。

次の弦に移る前の、音の終わりを観察してみましょう。

どんなタイミングで、どんな動きがあるでしょうか。


***************


音楽を思って、
自分全体の動きを思って、
1つ1つ、
指が動く。
弓が歌う。


響きを生み出す。
音の生まれる直前のエネルギーをみて。
音と音の間をながめて。
この空間に、消えていく音に耳を傾けて。
音の終わりの小さな瞬間も、今を生み出している


終わりから、始まりへ。
次にいつでも動き出せる静けさ、明晰さは美しさでもあると思います。
次に行こうとするときの意識は、興味深い



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

実習レッスンの中で。
今回はご趣味のバイオリン演奏についても何回かみていきました。

お悩みは、練習もほとんどできないくらい、
演奏の終わるころとても手が痛くなること。


何気なく普段やっていること、
または必要だと思って一生懸命やろうとしていることの中で、
何を選んでいけるのか自分で見つけられるようになることは、
レッスンの中で大きなポイントになると思います。



実際にやりたいことについての考えを整理していきます。

例えば、「sfで音を大きくしたい。」のだけれど、
よくわからない、難しいということでした。

こんな感じという印象がからきている、
動きの表す意図をだんだんと明確にしていきましょう。



音量を得るために必要なことはなんでしょう?
弓のスピード、摩擦。

その音を1つ出すためにどれくらいの動きが必要でしょう?
弓の運びをシュミレーションしてみます。

音量の設定は、どのくらい前後の差があるのかな?
音符を刻みながら、ゆっくりやってみます。


これらのやり取りとその表現する動きの中から見えてきたことは、

音を大きくしようとするときの、
・胴体の動きと、楽器と腕の動きの様子、
・弓の動きと楽器の接触の様子、
・指の動きと弓の動きの関係性
などでした。


顕著に見えたのは、
全体的にいろいろと下向きに動かしながら、大きな音を出そうとしていたことでした。
演奏に必要な支えが機能しにくい動きがあるようです。


頭と脊椎やの関係性や、基本的な立つ・座る、持つ、見るなどの、
構えて演奏するまでの動きについて、これまでに練習しました。
手の構造についても、図解を見て動きを試してみました。
親指の使い方のヒント2 ~手首


そしてこの時の演奏のプランのために、
動きのそれぞれに必要な観察と、
自分全体の使いかたの新しいプランを実験していくと、
数回ですんなり奇麗な発音と気持ちよい豊かな響きが出ました。


「あー、1つ1つやっていけばいいんですね・・・ピアノも同じですね」
必要な道筋を立てていけるとき、
基本的なところに戻っていくように思われたようでした。
「練習するのが楽しくなりました。」と笑顔になりました。

こうして2人目の実習が終わりました。
10回を連続することで、時間をかけながら小さな動きも丁寧に考えていけて、
お互いの考えも確認しながら、アップデートしていけるのが良かったと思いました。



本来持っている自分全体の働き。
その機能的な動きを統合する私たちのシステムは、
体験によって得られ、そして考えによって働きます。


1つの音を生み出す中にある、意図。
1つの音から、その次の音へ。

やっていくことはとても複雑に思われますが、
自分全部が一緒に関わりあっていて、
そして見ていくのは、
やりたいことのための、シンプルな1つ1つの意図なんですね。


その繊細さが奥深くて、きりがなくて・・・。
とても興味深く、私たちを魅了し続けます



最後までお読みいただき、ありがとうございました。


久しぶりの投稿になりました。
今回は、レッスンの近況と、ちょっとした思いなど書いてみようと思います。
よろしければお付き合いくださいませ。


***************


3月からアレクサンダーテクニーク教師資格の仮免先生となって、
現在は実習生レッスンのお2人目(課題5人中)が進んでいます。
今回の方はピアノがご専門でバイオリンが趣味の方です。

10回のレッスンの前半はピアノについて取り組みました。
椅子の位置とペダルと座り方の関係、
速い跳躍の和音、
長いトリルなどの課題をお持ちくださって、
作品はショパンやリストでした


出したい音、音楽を生み出すために、
やりにくさを起こしていることがあったら、
やりたいことに必要なタイミングで、必要な動きが起きるような関連性や、
動きについての考えについて、レッスンでは見ていくことができます。

やりたいことのために、1つ1つのプロセスを見る、
そこが必要な視点です

前の動作までさかのぼることで、
「やりにくさに含まれているもの」が見つかります。


ほとんどのことは「直接的にそこだけやり方を直す」ということが、
上手くいかないのですね
やりたいことのために、上手くいくかどうかをちょっと手放します。


演奏の中に含まれている、ご自身の動きを観察し、
どんな考えでそれをやるのかを整理していくと、
あらかじめ起きる固さ・筋肉緊張を減らして、
必要な動きの指示をする言葉を選択することができます。

そのような練習を自分でできるように、
観察とプランを持って選択していけるような実験が、
レッスンの内容になっていきます。


弾きやすい動きがあれば、
楽さと心地よさ、
自然と良い響きと笑顔が表れます


実習レッスンの3人目の方は、やはりピアノを弾かれて幼児教育がご専門の方の予定です。
楽しみにしています。



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数年前にある映画を見ました。
「シーモアさんと、大人のための人生入門」(動画配信とDVDもあり)

あるピアニストのドキュメンタリーです。
和名タイトルではピアニストの人生ということはわかりにくいですね。
一流のピアニストでありながら、演奏に起きる緊張のために、指導することを選びました。

ピアノに関わって生きて行くことの素晴らしさと、練習のやり方、取り組み方がもたらす人生の変化を、豊かな愛情をもって語っていらっしゃいます。
シーモアさんの言葉
演奏も、素晴らしいです。

彼の本『心で弾くピアノ――音楽による自己発見』が映画館で売っていたのだけれど、
ちょっと高くてその時買わないでいたら、なんと友人が持っていて貸してくれました
前半は彼の生徒さんとどのようにレッスンしているかとか、
後半は演奏のためのプロセスを丁寧にひも解いています。
これがなかなか深くて簡単には読み進めずにいます。

映画の中で、彼が練習する場面があります。とても印象に残りました。
こうすることうなる・・・と実験しています。
とても興味深いシーンでした。

素敵な映画ですのでお勧めいたします。


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私とピアノのお付き合い、高校生までは毎年発表会に出ました。

発表会の最後の曲はブラームスの2つのラプソディロ短調でした。
和音が続く大変な曲を先生は下さいました。
その前はシューベルト アンプロンプチュ 変イ長調で、
地味な暗い曲だなぁ・・・なんて、
手は大きいがあんまり小回りは利かないからだろう、と当時は思っていたのでした。

先生は考えてこの曲を選ばれたのだと、
音楽の深み、その入り口を見せてくださったのだなと、今は思います。

そして、その後チェロを選んで音大を受験しました。
ピアノを選んでいたら、人生は違うようになったでしょうね~。

音大の副科レッスン以降はピアノから離れた期間が長くなりました。
ショパンは憧れです。
ルービンシュタインのレコードやアシュケナージのCDはよく聞きました。

また最近ピアノに触ることが楽しくなってきました。DSC_4981
新しく始めるような感覚です。ポロリポロリと弾いています
電気ピアノなので音色はピアノにかないませんが、
練習を消音できるという利点もありますね。


チェロよりもちょっと先を進んでいたピアノ、難曲に取り組んだあの頃、
複雑な和音をどうやって覚えていたのかな、
練習するということについてどんな工夫をしていたか。
などと思い出してみたりしています。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。




生徒さんとのレッスンにて。


トリルの連続する課題で、
だんだん手が疲れてやりにくい、とのことでした。


弾いていただくと、
音程の組み合わせ、指使いも毎回変わっていくのですが、
どれも同じように動かそうとしているように、見えます。

均等にやろうとしていることが、必要な動きを制限していることがあります。



指の長さは少しづつ違い、向きもあります。

指をどれも同じように動くことを思うよりも、
それぞれの指が行きたいところへいけて、
腕全体がそれについていく。

自分全体の働きの中で、
指は、手の中も、腕も一緒に働きますね!



指の組み合わせに必要なゆとりをもたせる。


ちゃんとやろう、しっかり押さえよう、指の力が足りないと思うとき、
ちょっと余分に力が入りやすいのではないかしら。

必要だと思う力を入れようとしているときに、
腕を引き込み肘を後ろに引いていると、
腕が窮屈になってしまって、繊細な調整はやりにくいのです。



指先の伸びていける方向性があり、
腕は、胴体から少し離れていくように、身体の前の方で働く。
肘は少し遠くの方へ動いて行けるように。

頭が動けるようにと思い、そうすることで自分全体をついていかせながら、
必要な動きと向きについて考えながら、
指先はどれくらいの力でできるかな?
と思ってやってみたらどうかしら。

これで、ずっと楽になりました。
試してみてね!


*******


久しぶりにチェロを再開されたという方。


ご家族の介護がちょっと落ち着かれて、
時間や気持ちの余裕もできたそうです。

これまでにも何度か、生徒さんや私自身も、
このような人生の様々な場面に出会っています。


大変なことや、辛いこともあるけれど、
チェロを弾く楽しみや、音楽に触れる喜びも大切に持っていてね。
またこれからも、何歳になっても。


チェロと一緒に歩んでいきたいあなたを、
心から応援します



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

もうすこし上手くできるようになりたい。
という思いを応援できるやり方がある。

それは、質問力。

なんで?どうして?という疑問には、可能性の種がいっぱい!
何か氣になる引っ掛かることを見つけたことが、その種を持っていることのお知らせ。

子供みたいな好奇心。
それってどうやってるの?
探偵になる。

その時見えていることについて、自分が考えていることがあるけれど、
そこには自分の知っていることは違う考え方もあるのだなと、受け止める。


こうでなくっちゃいけない。
こうあるべき。

みたいな自分の中のある思い込みがでてきたとしたら、
その考えの中で、ぐるぐるしているんじゃないかなと思ってみる。

そんなときは、新しい役に立つ方法がそこにあっても受け入れにくい。
なので、トミー先生は、
「定義を保留する」
というちょっとかっこいい言葉を使う


上手くできない!と思ったら、
このお知らせはなんだろう?

それについて調べてみよう。
どんな情報が足りないの?

そこからやっていくと、
できないという思いを、こうしてみたい!という思いにかえていけるんじゃないかな。


そこにある思いについていく、
そしてその思いから出てくるものについて深めていけるように、
質問力を磨きたいなぁ。
と、ますます思う今日この頃。


******


コンサートのお知らせです武蔵野DTGgKI0VwAEwm1E

2/12(祝月)14時より
武蔵野市民文化会館小ホールで演奏会をいたします。


アレクサンダーテクニークを学びながら出会った皆さんと、
音楽を通じて素敵な時間を過ごしています。

リハーサルは、もちろん様々な質問を重ね、
それぞれの思いを、さまざまな言葉と音で綴っていきます。

気になるところ、思いがわいてくるところがたくさん出てきます。

そこはどうやっているの?
どんなふうにやりたい?

私はこう思う、あなたは?
なるほど、こんな風に考えてやってみよう!

アイデアを出し合って、プランを用いてやっていく。
それでがらりと変わります。
とっても楽しいやり取りです。

音楽を通じてドキドキとワクワクはいっぱい。
聴くたびに、弾くたびにしみじみと、何度も、何度でも。
モーツァルトの音楽は、とても美しい。


響の良いホールなので、楽しみです。
私たちの奏でる響を、良かったら聴きにいらしてくださいね。




最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!








先日チェロを始めたばかりで、とってもワクワク♡しているYさんに、
プチレッスンする機会がありました。

どうですか~?とお尋ねすると、
「C線が鳴らせない」ということでした。


音をだしやすくするために、何をしたらいいかな?


さまざまなことが、その都度、新鮮な体験です。

そのときの弦の様子、弓の様子はどんな?

C線は、どんなかな?
他の弦と同じように鳴らそうと思っていると、上手くいかないかもね!
C線は太いし、角度などさまざまに条件が違います。

C線に向かう動きをやってみる、
そうしたら、どんな音が出るかしら。
最初はこわごわ触れるようかもしれないけれど、大丈夫。

ガリっていっても、スカッと滑っても、それは音を生み出す動きによる成分。
それらをどうブレンドするかが、腕の見せ所なんですね!!
どのように鳴らしたいかも、だんだんに見えてきます。

こんな動きで、こんな音、というワクワク♡体験を、
めいっぱい楽しんくださいね~\(^o^)/


*****


音は動きから生まれます♪

発音に必要な動きを、1つ1つ意図します。


楽器を自分のところへ持ってくる。
弓を持って、楽器のところへ持ってくる。
これを大切にしてみるのがおすすめ。

構え・持ち方を習うとき、
はじめは、「この形で、この位置に」、と習うこともあると思います。

「これがここ」に来るまでの間動きの様子を大切にしたいです。
見た目の形は、動きの中でのある場面を取りだした様子なのです。


それをする前の考えが動きを作ります

どのように考えて、どこが動くときに、そのように見えるのかな?

なるほど、こうなるねという理由は、だんだんに見えるし、
それによって、不必要な動きはどんどんなくなっていくのが合理的です。

美しく見えることは、機能的でもあるということも言えると思います。

観察力を育みながら、必要な動きが無理なくできるように
こうするとこうなるという体験を実際に重ねることが、
お稽古の内容でもあるわけです。


****


まずは、全体の様子を観察しつつ
エンドピンの長さと、エンドピンを刺す位置の調整をします。

この長さ、というのを決めるのが好きな人もあると思います。

日々身体の様子は違うと思いませんか?
いつも同じと決めなくても、今日はどうかな?と、いろいろ試してみましょう。

もしかしたら、弾きながらまた変えたくなるかも。
なんでかな?って考えてみてね。


*****


構えの動きを見てみましょう。


大きい楽器なので、持ってくる時に近付くとよける動きをしがちですが、
楽器が自分のところへ来るようにします♡
やってきた子供をそっと受けとめるようです。

頭が動けるようにして、そうすることで自分全体をついてこさせて、
チエロの前に両腕をまわして、そっと抱きかかえるようにしてチェロと一緒に揺れてみます。

胴体と脚は、股関節から動けます。 
楽器を安定させるには、自分全体の動きが必要です。

支えは、頭から足までの全体で働いてくれる。

弾きやすさは、自分全体の動きやすさですね。


*****


自分全体の働きの中で、
動く前に、意識して、ちょっと考えます。

弓を持つ手の動き。
弓を弦にのせる腕の動き。

こうして、こうしてを、1つ1つやってみましょう。
そして、音を出していきます。

これらは、考えなくてもできるようになるというよりも、
自分全体を思う考えに、自然に含まれていくこと。

さらにまた少しづつ、どんどん繊細になり、洗練していくこと!
今もなお、改めてそう実感しています。

やっぱりチェロが好き。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

先日、お教室の発表会がありました。

毎年チャレンジしている方も、初めての方もありました。
人前で演奏すると、手が震えるようなことが起きたりします。
予測しないことも起きるのは、誰でもきっと経験したことがあると思います。

ステージで意識したいことについては、何度も練習しました。
ピアノとリハーサルは、1回だけ30分しかありません。
当日はステージでリハーサルもありませんでした。


1回1回を大切に、
そこでやりたいことを1つ1つ明確にして、
またその1つ1つをそこから新しくやってみる♪

何が起きるか、やってみようと思えたらどうでしょう?
やってみたことを、お祝いしましょう♫

演奏した人も、聴いてくださる方も、
誰にとっても、そこでその時共有したのは、
本当にかけがえのない瞬間なのです♡



***



過去記事の再掲です。


音は届いている
archives/50721055.html



ある生徒さんとレッスンで。

楽譜の束を持っていらして、
やりたいことがいっぱいあるのが分かります。


いつものように、今日は何をやってみたいですか?とお尋ねします。

好きな弾きたい曲をご自分で選んでいらして3回目。
指使いも良く考えて、練習してみえました。

ポイントをいろいろ復習してみると、
いい感じになってきました。


それでも、どうもすぐ手が止まって、 弾き直して、
「すみません!」と、つい言ってしまわれるので、
どんなことを思いましたか?とお尋ねすると、
「上手くいかない。」「音程がずれた」ということでした。


どんな風に思っているかは、身体の動きに現れてきます。

間違ったら恥ずかしい、申し訳ないと思って、身体は小さくなる。
良く聞こえない、指が動かないと思って弾くと、力みやすい。
ミスを心配しながら弾くと、間違える。。。


一生懸命練習していらしたのたのが、よくわかるのです。
でも、間違わずに弾きたいこと、特に音程を外したくないことに、
どうしても意識が行ってしまいます。

「歌ってみましょう」と言うだけでも、すぐ良くなる場合が多いので、
必要な注意が働けばいいだけだったりするのです。

ちょっと応援すると、変わります♪
身体の使い方にも氣付かれるようになってきました。


そこで、試してみたこと。
「私のために弾いて、私に歌って聴かせてね」
とお願いしました。


手元に視線が向きそうな時は、
時々「こっち、こっち」と両腕で大きく手招きして、
音はこちらに届いているよと伝えます。

視線も交わしながら、
とても大切に、最後まで弾いてくれました。


そして「そうか、歌えばいいんだ♪」と、
あらためてぽつりとおっしゃいました。

その方の大切に思う何かが表れてきて、
そんな風に聴かせてくれて、
とっても嬉しかったです♫


頭が動けるように、
そうすることで身体全体がついてくることを思い、
音を思う。

この音が、届いている。
この歌が届いている。
そう思って弾く。

とても素敵なことは、
その音と、その自分全体で、
そこで、誰かと、
つながりがあることを思いだせること、
響きあうことでもあるのでした。


音は、贈り物。



関連過去記事です。
つながり2 招く
できない感じ
響きあう
 

最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。 

生徒さんとのレッスンを振り返って、書いてみます。


楽譜には、 繰り返し現れる音や楽句を見つけると思います。


同じように並べて弾こうとしていないかしら?
とっとこ、さっさと通り過ぎてしまってはいないかしら?

「どう歌っていいかわからないなぁ。」と思う時は、
前の音からどのように、次の音へ受け渡していけるか考えてみましょう。

今の音から、次の音が生まれ、育っていく。
そんな風に思えるとどうかしら。


同じ音が並んでいたら、どんな変化ができる?
同じフレーズがあったら、どんな意図を持てる? 

また現れる繰り返しは、
そこでどんなエネルギーを持っているかしら。
どんなストーリーがある?




それぞれに、1つづつ新しく弾く。
そうすると、その大切で繊細な意図は、
歌となって現れてくると思うのです。

その時その時に、1つ1つの音への思いが表れたら、
きっと、もう十分素敵なのです。


自動演奏みたいに、どんどんできるのがいいと思ってしまいがちだけれど。
聞いている方は、あんまり面白くないのではないかしら?(^_^;)


新たなエネルギーを自分の中で立ちあげながら弾いてみよう\(^o^)/


まず、頭が脊椎の上でふんわりと動けるようにと思って、
音を生み出すための動きを順々に1つ1つ、自分全体の働きの中で思う。
そしてやってみてください♫


それは、私の経験上、
その都度次に新たな動きを生み出すための、パワフルな瞬間に♡


生徒さんも、目がパッチリ。
「確かにそうですね」
そうなんですよーー。


お試しくださいね。 


以下「自然に 3」から

y:>ヴィヴィアン先生の授業メモより

・・・
最初の音、そして次の音。
音は次の音に向かって育ち展開していく。

一音一音を生きぬく。
その道をたどって次の音へ行く。

「今」は音の中にどれくらいある?
今の音が育っていく時、一緒にいる。

・・・

何かのひらめきのヒントになりますように。



レッスンも受付中です~(^^♪
まずはメッセージからお問い合わせください。


参考過去記事
ヴィヴィアン先生 (11)


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。 

演奏するときの、思いを拾い上げる。


レッスンで弾いてくださって、
おーたくさん練習されたんだな、と分かります。


違った!と思ったとき、
これじゃない!とまた弾き直したくなる気持ちは良くわかります。

違うと思ったところから取りなおし、すぐさま弾きなしてしまうとき、
今やったことを、そこでなかったことにしていませんか?



出した音だけ直そうとするのは、結果にとらわれてしまっています。
結局、余計な緊張や動きを足してしまっていないかな。


***


氣になることは、興味のあること。


どうなってるかな?(情報収集)
どうしたいかな?(のぞみ)

その響きは出したいイメージの音と比べてどうだったか、
受け取ってから、その音と前の音からの関係性として考えます。(分析)




音程や、指使いについて、実際の必要な動きのために、
出したい音程を良~くイメージして、
指の行き先をはっきりすること。(プラン)

音を出して良く鳴らすこと。
出した音を良く聞いてみること。(実験・情報収集)

高かった
低かった

ちょっと響かない
もう少し鳴らせそう

これがいい



何度もやり直してしまうときに、だんだん分からなくなってきませんか?
前の音からそこへ行ける練習には効果的でしょうか?

その基準について考えます。

開放弦の響き
前の音
どんな和音かな
調のスケール


1回1回を大切に。
指を離す動きに氣がついて、
指を離す時まで良く聞いて、
出したい音を思い、指先の動きに氣がつきながら、
弦に触れて、押して、置いてから弾いてみる。

意識は、コマ送りの写真みたいですね。
そのなかに、必要なことが順番に含まれているはずです。

何かを飛ばしていたり、少し修正が必要かしら?
身体にはどんな動きがあったかな。
どんな力が入っていたかしら。
どんな変化をしたいかな。 
そう思って見直します。


興味があるからこそ♪
そこで大切なことは何?
そのために何をしている?
どうやって考える?

自分全体の働きの中で、
自分自身の好奇心に向かってやっていきたいですね。


やってみることを恐れずに。
チャレンジしたことを、
がっかりしたり、申し訳ないなんて思わなくていいよね\(^o^)/♫


***

Fbで見た記事から、興味深かったこと。

フランスの小学校教育では、万年筆を使うそうです。

そうすると、消しごむで間違いを消してしまわず、線を引いて訂正するので、
どんな経過をたどったかを振り返れるのです。
なるほどですね。
きっとおのずと丁寧に書くでしょう。 

思考の経過を振り返ることが、結果そのものより大切な学びです。
何よりプロセスを大切に、作業を丁寧に行うところが 素敵ですね。

芸術の国・フランスの小学生が授業で万年筆を使う理由とは?
https://www.sinkan.jp/news/7913?page=1



フランスは農業国、自給自足率の高い国ですね。
教育のこんな側面からも、国民性や生きるために大切にしていることが、
うかがわれると思います。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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