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ご無沙汰しております。
大変間が空いてしまいました。ちっとも更新をしない間にも見に来てくださり、ありがとうございます。

今年も、ライブをしたり、コンサートもあり、あたらしい学びや気づきもありました。
それらについて久しぶりに振り返ってみたいと思います。


春には趣味のギターアンサンブルの発表会に参加して、合奏の他にも独奏と二重奏に挑戦しました。
これまでの経験をギターの練習や演奏の中で生かしつつ、初心者として一からの体験です。
昨年は合奏のみ、主にベースラインを拾いながら参加しました。チェロの仕事に近いので楽しく出来ました。

このアンサンブルは月に1度だけの練習ですが、もう1日アレクサンダーテクニークも学んでいるのが他にはないであろう特徴です。
指導はボディチャンスの時からずっとお世話になっている石田康裕先生です。

今年の発表会に臨むために、ギターの練習時間が増えました。
易しい曲を楽しんでできることを目標にしました。
初心者として、いちからできる体験が面白いです。
発表会後、さらに練習のモチベーションが上がりました!

指導して頂くと、やったことのない動き方はできないことが多くて、それらがいちいち繊細なので新鮮な驚きです。

楽器の構えは、足台を使って膝に乗せるのが保てるようになってきて、ずり落ちることがなくなりました。
身体全体がつながっているように思うのはやはりとても大切で、それが指先の繊細さ・音の様子にすぐ影響しています。そこがすごく興味深いところです。
楽器と一緒にいる感じ、すこしづづなじんできました。


音をとる左手と弾く右手の触れ方は、力がすごく少なくて良いのです。
やろうとしていることの制御が新しすぎて、まだまだびっくりすることばかりです。

①指先の繊細さについてのメモ
特に指の伸びていくつながりと弦に触れるときの、
指の関節の受動的可動性、弾性(自分と楽器双方)との様々な動きの関係性が音に反映してくる
良ーく観察しよう
邪魔している様子は、
力が必要だと思うことで固くしてしまう
支えようとして固めてしまっている
音を出そうとして、力でやろうとする
すぐ不用意に急いで動いてしまう
などに見られます。

これらに気がついて、自分全体の方向性を思い出せるかな。
この繊細さの意識は同様に、チェロにも思い出して活かしたいと思います。

音がよく響くために、
必要な動きが弦の振動を起こし、
楽器の響きを妨げずに、
ゆったり構え、
必要な動きのために待つことができ、
無駄な動きをしないこと。

そして特によく先生が指摘されるのは、歌うこと、身体から音楽になること。
このことは、そう思っているようで、なかなか実際にはそうならなくて、弾こうとする作業に脳を使ってしますのです。

昨日のレッスンで参加された方の会話から、慣れることを練習するのではなく、その都度新しく音楽と向き合うことだと思わされました。
それは一つ一つの必要なことが順番につながって都度その織りなされていくプロセスを見ているのだということです。
現れるものはその様子。
アレクサンダーテクニークが面白いのは、そのプロセスが繊細であればなおのこと自分全体の動きに関わる意識的なことが、動きの新しさ開拓に貢献し、より自然なつながりを得ていけるという可能性を示してくれることです。
そこで、未知のことに取り組むことへの許容度や好奇心が得られるのも、演奏に限らずですが、楽しみや喜びを見つける道のりと言えるのでしょう。

弦の柔らかさ・太さ・弦高・
フレット
アルペジオや和音の動き
チェロとの共通点、違うところ頭がくるくるしますがとても面白いです。

今後また気づきについて書いてみたいと思います。

最後までお読みいただきどうもありがとうございました。


おまけ
発表会デュエットです。
初心者の初挑戦、どうか暖かい目でみていただけましたら幸いです。
今はもう少し弾けるようになって、来年の準備を始めたところです。

のばら
https://youtu.be/fm1anoxgSUI?si=XMDb8TJMc077M6jC







伸びしろ・ゆとり・スペースを思う

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何かと探し物をするときIMG_2023-03-20-05-21-16-444
歳をとると、だんだん探し物をする時間が長くなる・・・なんて言われますが、
自分もそう思う時が増えてきました。
鍵や、眼鏡を探したり。
片付けたり、置いたところを決めておくのがいいですよね。
ちょっと置いて、あれっと思う時、いろいろ行動をたどってみます。
えっと、手から離れる時どうしたかな?

気を付けているとき、自分のやっていることに意識的な様子です。
ここに置きましょう、と思っています。IMG_2023-03-01-06-04-40-395
どこに置いたか忘れたとき、何か気になっていることの方が優先して、手ばなすときに感覚的にも無意識的な様子です。
そのものとその場所の関係は、その場所の他のものとの関係性でもあり、何と結びついているか?で思い出したりしていますね。

動線や時系列を思いだしてみて、映像化してみます。
瞬間、存在の意識をなくしてしまうことで、記憶を薄くしていますね。
何かに紛れ込んで、隠れてしまう。
それがないととても困る!慌てます。

そこで、やっぱり指先から離れる時の、意識が大事だなと思うのです。
ものと空間の関係が、時間の中で映像として思い出せるメモリーって、実はすごいことですよね。
膨大な情報の中で、記憶されている小さな出来事たち。

どうやって?どんな風に?
どこで、?いつ?
ある物や事柄が大切だと思えたら、その記憶を少し思い出そうとするとき、
手の感触を含む自分の動きが関わっているわけで、
それは何でもそうなんですが、その時何をして何を考えていたか?
そのつながりを思いめぐらすのですね。


♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫♫


さて、楽器を弾くとき、どんな風に記憶したり再現したりするのでしょう?
意識の中でどのくらいたどることができるでしょう?

音自体に形はないけれど、感覚や記憶や視覚や動きのイメージがあります。
上手くいかないときは、自分なりの、その意図やイメージがぼんやりしているということでしょう。

思い浮かべることができて、そしてやってみる。
さらに、変化させる必要があったら、
触れている自分全体と対象、手放すまでの感覚と動きを認識していく。
同じことを繰り返しているようで、無意識的になってしまうのではなく、
より繊細に受け止められることで、記憶しなおして様々に更新されていく。

知っていることも、忘れていたことも、すこし新しいことも、まったく初めてのことも、
その時とかつての何かが、つながりを持っていく。

なになに?!
ああ、そうなんだ!
え~~!
なるほど!

安心したり、ドキドキしたり。
共感したり、違和感があったり。
この今の感覚が大切な記憶。

「スペース」の広がりが在り、
動きには伸びていく方向性が在り、スペースの中でありありと変化している。
伸びていく可動性と、「伸びしろ」という可能性を思う、
今また関係性がいつも新しいと気がついて、
そのつながりは自分全体で起きていると思い出していること。
それが大切と思える時・瞬間が、「ゆとり」かも。


♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬♬


音楽、書道も、合氣道も、みんな動きの意図を思う
どこか一緒で、どれもプロセスは果てしないなぁ。

今何をしているのか?その意図と意識を磨いていけたらいいなと思うのです。
それを面白く思い探求していく、変化のプロセスにアレクサンダーテクニークを思い出して使いたいわけです。

すぐ忘れちゃうんだ・・・なかなか覚えられないんだ、でも!
慌てず、がっかりせず、おおらかに、伸びしろを楽しみたいなぁと思う、今日この頃です。
探求心をもって意識的にいきていこう!
ボケないように、いや、ほんとに切実に(笑)

写真は夜明け前の空、上は今朝で下は3/1(確認訂正)の朝です。
毎日毎瞬違う・・・その記憶として。


トリオの演奏

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投稿久しぶりです、もう1月も終わりですね💦
ことしももよろしくお願いいたします。
昨年末のコンサートから、一部ご紹介しますね。

アンサンブル・ドリーム 
ジェルソミーナ 
太陽がいっぱい 
ゴッドファーザー
2022年11月23日 御殿場市民会館
Tp 塚本 義成  Vc 清野 佳子 Pf 佐合 庸太郎

以下のチャンネルにて更新中です
https://www.youtube.com/@user-ro1jg8cj2h
https://www.youtube.com/@user-ro1jg8cj2h/videos




共演のお二人の様子、とても素敵です。
安定感があって、とても自然な柔らかさ、音の広がりが感じられます。
共演させて頂きとても嬉しいです。

私の振り返りとして思うことです。
録音はホールの響きをカメラのマイクで拾っているので、多少チェロの音は小さめですが、かなり楽に弾いているので、バランスとしてはまずまず、良く響いているかとも思います。
コンサートに向けての練習は楽しいですが、本番の緊張感もいいものです。
動画になると、いろいろと見えて来て今後の研究材料になっています。
腕の力み、口の力みはだいぶ減ってきて良くなってきました。
やはりまだまだいろいろ固くなってるなぁとも思うのですが、力みがある時少し音程がはずれてしまっているとわかります。

指や腕の身体とのつながり、音を生み出す動きの意図と意識、空間の中で、伸びつつ広がりつつ。
音の伸びのいい時は、ちょうどよい意識でバランスしています。

音量ではトランペットやピアノはとても大きな音が出せるわけですが、
共演のお二人が本当に3人のバランスや個性を見事に調和させてくださっていますね、さすがです。

きょうはここまでです。

最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

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フルート奏者の祥子さん、ヴァイオリン奏者の史佳さんと一緒に<コトリオ>というグループ名で活動しています。
アレクサンダー・テクニークを学ぶ仲間なので、演奏の中で実験・実践をしています。

昨日は祥子さんのフルート教室の生徒さんとコトリオとで、アンサンブル会がありました。
生徒さん方も、アレクサンダ・テクニークを使っていく練習を重ねながら、演奏していきます。

昨年末からの数回のリハーサルがあって、練習成果を録画することになり、フルート・リコーダーと弦楽器が一緒に奏でる響きを、心地よい緊張感とともに楽しみました。


音楽のリハーサルの中には様々な意図がありますが、
何がその時大切になってくるのか
どのように演奏するのか
そのために何をしているのか
という観察があり、それについての考察と提案があります。

自分全体がどんなふうに使えるだろうか
どうしたら自分自身を伸びやかに生き生きと表現できるのかしら
という視点から実験していく探求もできるのです。

何か課題を見つけたときに、それをやっているときの自分の使い方に意識を向けられたら、
必要以上の頑張りや、無駄な動きが減っていきます。
そうすることにより必要なことは自由に行えるように、身体の本来持っている能力を使っていくのです。

必要なだけの時間をかけること、むやみに繰り返さないこと、意図をもってやってみること、この辺りも大切な要素です。

繊細な変化を意図して、小さな変化を見逃さない注意力が養われます。
表現の豊かさにつながる素敵な変化の兆しが、だんだんとわかるのです。
良い方向性を見出せる感覚を育てることは、どんなことにおいても大切なのです。

プロセス・道のりにおける探求心、それを楽しんでいきたいですね。
今、まだできないことはいっぱいあるけれども、それは静かな喜びを秘めています。
やろうとおもってやってみた、すべてのことに意味があるですよね


会が終わってから、コトリオの3人でたくさんおしゃべりしました。
帰り際、祥子さん宅の花壇のラベンダーの枝を花束にして、プレゼントしてくださいました。
もうこの季節にも花が咲くのですね!とてもいい香り。
写真に撮ってのせたかったのですけれど、この素敵さがまるで伝えられないので止めました。


最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

ステージにて

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IMG_20220418_101459春になり、雨が降るたびに花も緑も生き生きとして行く日々ですね。

追記:前記事の、脚はもうすっかり回復しました。大変ご心配をおかけしました。回復早がくてび自分でもびっくりでした。


写真は、先日山本直美さんのピアノ発表会のゲスト演奏に共演させて頂いた時のもので、素敵なお花を頂きました。

直美さんとは2年ほど一緒に石田康裕先生のアレクサンダー・テクニークのクラスで学んでいて、これまでの二人のそれぞれの探求から実際に舞台で発表する良い機会となりました。
ぷろぐらむ1

<音楽の贈りもの>
プログラムにサブタイトルがあり、
演奏者が聴いてくださる皆さんへ音楽を送る気持ちで演奏してもらいたい
演奏からのギフトをたくさんのものを受け取ってください
と記載がありました。


ホールは1000人以上収容の大ホールで、良いピアノで素晴らしい響きでした。
出演された総勢50名もの生徒さんのソロと、親子共演の連弾などもありました。
プログラム25時間を超える会となりました。
とても素敵な体験をされたのではないかと思います。

私自身も、実際にやってみたどんな出来事も、ステージに至るまでも含めて、すべてどれもが大切な体験になったと思います。

たくさんの生徒さんを指導し、このような素敵な機会を提供される直美さん、素晴らしいと思いました。

生徒さんはドレスアップしてとてもかわいらしく、華やかでした。
自分の初ピアノの発表会では、どんな演奏をしたのかは覚えていませんが、母が作ってくれたピンクの水玉ワンピースを着ている写真があって懐かしく、以後ほとんど毎年母の作ったドレスを高校生まで着たのが発表会の思い出です。
そんなこともあって、ちなみにこの淡いグリーンのドレスは自分で縫ったものです。



とても久しぶりの、大きなホールの広いステージでのソロ演奏です。

朝の9時からステージで音出し確認をして、午後の15時30分の本番の演奏までに、待機している静かで穏やかな時間がありました。

直美さんのリクエストで、「海の見える街」「ヴォカリーズ」を演奏しました。
客席の広さと響きを意識に取り入れながら、比較的落ち着いてできたと思います。
直美さんとのアンサンブルはとても心地良かったです。

良く考えていてうまくいったことがあり、また、指やからだが固くなる時に気がついたりして、もう少し注意深く出来たのではないかなぁという反省や、課題もありました。

直美さん発表回1


この日、数々のホールの客席を見渡してきた、かつての演奏にまつわる何とも言えない緊張感が思い出されました。
緊張感といっても悪い事ばかりではありません。

様々な場面で演奏するために、そこにいることを望み、そこに臨む時々の、複雑で繊細な思いを受けとめてきた記憶の中の、大切な何かもふつふつとまた、よみがえって来たのを感じたのです。
それは私を支えてくれているものでもありました。

この写真は、ギターアンサンブルのお仲間が聴きに来て撮ってくださいました。
皆さんの感想もあとから伝えてくださってとても嬉しかったです。

私も音楽と演奏からたくさんの贈り物を頂いています。
IMG_6086この機会を頂いたことを、そして聴いてくださる方も含めて、連なるすべてのことに感謝したい気持ちです。
ありがとうございます。


最後までお読みいただきどうもありがとうございました。













ケガの功名で、探求中

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昨日脚を強打してしまい、だんだん痛くなって夜には歩行困難に。
さて翌日の今朝、どうしようか考えます。

休日診療は徒歩5分の病院がありますが、湿布を貼って安静に、ということぐらいの対処法だと思う。
仕事がお休みでよかった。

幸いさほど腫れたり内出血もない
関節は痛めていない、正座・屈伸は問題なくできる
ひざ下腓骨外側上部に、勢いよく重さが加わったダメージ(😣)
重さ、ねじりを支える働きで激痛

課題:
全身で上向きのサポートと、四肢のバランス配分を考え、痛みを生む圧を分散できるように動きたい

実験:
1壁やテ-ブルを伝って歩く
2痛くない方へ腕で支えつつ足に重さを移して、痛い方の脚をかばう
3道具を使う
✖傘(ゴミ出しで使用、曲がりそうで重さをかけづらい)
✖杖(合氣道の、フローリングはコツコツ音がする)
!お掃除ワイパーを使う
  〇ゴム面のパッドがすべり止めになる
  〇お掃除接地面が広く安定性が良い
  〇全方向に角度が変えられる自由度もある
⇒痛い方の足のすぐ近くに置くようにサポートして歩く
  〇お掃除クロスを付けてみる
⇒一歩づつ、試しつつお掃除しながら進むことができる
⇒痛くないバランスを見つける🤩
◎ワイパーなしでも歩けそうだとわかる🤓


痛みを意識してしまうと、怖さから動きにくくなる。
どんな動きができそうか、無理のない動きはどのようにしていくか、
身体のシステムによ~く聞きながらやっていきましょう。


昨日の稽古中、隣の人の受け身が勢いよくぶつかったのでした。

私はその時取り(技をかけるほう)で、軸足の方に衝撃をもろに受け止めてしまった。
畳なので倒れるのは上手にできた。
最近受け身から立ち上がる時のバランスなど、考えつつやってきてはいると思うのだけれど。

滑らかに必要な動きが出せるには、自分と周りの様子が見えている必要がある。
動きが固くなる時、視野が狭いのですね。

確かにその時の意識は自分のやることばかりだったし、周辺視野を使って、周りの状況を察知できるように意識を広げておく必要もあるのだと、学びました。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。







手放して、得る

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2022年1月
2022osonae
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

いつもブログにお越し頂きまして、どうもありがとうございます。


更新が少なくなっており、どうも取り留めない文になりますけれど、
これからも私が考えたり探求していることについて、書いてみたいと思います。



こちらは一緒にアンサンブルしているコトリオの2021冬至、FBライブ配信の時の写真です。
コトリオ20211219

FBページがありますので、よろしければのぞいてくださいませ。

アレクサンダーテクニークを学ぶ仲間とのさまざまな実験的探求を楽しんでいます。
今年も夏至と冬至あたりに企画予定しています。





上手くいかない時、得たいと思う体験のために、手放す何かがある。
そう思うことがあります。

しがみついている何かを止められる。
明確さについて考える。

明らかにすることは、あきらめることでもあり。
そうだよねと腑に落ちる。そしてそこから新たにする。



引き続き、3年前頃ひどくなった食いしばりのきっかけになった曲をまた弾くことにして、原因とその解消についてみているところです。

重音の連続で左腕を引き込んでしまうことが、どうやらハイポジションの分散和音でも起きていました。
多様な音程の組み合わせでは、指の動きに手の平の中もたくさん動いて調整していることがわかります。
発音に必要な接触を試していくと、結構手の平の中が疲労してきました。
良く動いてきたのかな?力みが顕在化してるのか?観察中です。


弦の弾力をとらえながらやっていくとよさそうです。
さらに触れている自分全体の可動性も、あらためて弾力がポイントなのがわかります。
接触の仕方と弾み具合は楽器の発音と響きに関わっています。

動いているときに自分と楽器の双方に内在する弾力があって、音が鳴って広がっていく方向性があって、自分全体に伸びって広がっていく方向性がある。
椅子に座っていても、椅子と床との自分全体の中の様々な支えを思いながら、また指先の動きにつながっていくことができる。


指先がどのように触れるかというときに、リーデイングエッジという考えがあります。
それは、何がどこへ向かうのか、動きの先端・動きの方向性の意図が含まれます。

例えば、左手でしたら、音を決める指先の自由度をあげます。
曲げるのか伸ばすのか、倒すのか起こすのか、どんな風に触れて、そこにいて動けるか、どんな風にそこを離れるのか、全部意図が含まれるのだとわかります。
左手に力みがあったら、伸びていく方向性を回復する必要があります

最近、O先生の柔らかく伸びた印象的な指先を久し振りに思い出しました!
ああ、先生の指先はこんなだったのかな、と思いました。


右手は、たびたび取り上げてきた親指が意識出来てきて、弦との接触が保ちやすく操作性が上がってくると、一緒に他の指がどのように動くかも、情報が観察に上ってきました。

アップボウに差し掛かるとことから、親指がより前に腕をリードし弦とのコンタクトを効果的に行える。
戻ってダウンボウに差し掛かるときには、中指の接触が親指方向にもっと必要になりました。
あ、なるほど、これができる時は、他の指も動くんだな。
動きは連続するので流れをどう作れるかというところもあり。
∞(無限大~八方への広がり~トーラス)のイメージ

そしてエネルギーが流れだす。
あ!出てきた無から有へ、ちょっと不思議な瞬間ってありませんか?


必要な要素のアップグレードが、また1つできた感じです。
何かがうまく働くと、うまく伝わって、他も変わる。
動きを滞らせていた散漫さから、ピンポイントに集約されたアイデアとつながることがある。


不必要なことを止めたら、
自分全体の働きの中で、
必要なことは自然に起きる。

どこも固まらない。全部動ける。
全部一緒に、一つずつ順番に。


これはアレクサンダーのレッスンで言われることです。


一生懸命さ、頑張りのなかに一緒にあった、食いしばるような力みは開放していきたい。
動きやすく、効果的な柔軟性は、動きの渋滞を起こしてしまう詰まりを解除していくことで、必要な動きを効率よく得られます。
楽器が鳴り始める時は、そんなときです。

「あ、これだな!」「あ、また戻っちゃう!」の繰り返しで、そのバランスを変えていきたい。
「ちょっと待てよ、さてどうする?」
本当にいいと思えることを、自在にできるようになるには、「習慣的な頑張り」を手放す必要もあるのでした。



今年は自己否定的な考えをもっと手放したいです。
「小さな悪魔に、えさをやり続けるの?」ヴィヴィアン先生の言葉です。
小さな悪魔はエゴ、執着。

「練習で出来て、本番で出来ない」この「嫌な感じ」に伴う「習慣的な考えとやり方」を乗り越えたい、そうずっと思っています。
じたばたしている、まだやってる。でも前と同じということはない、と思う。

そう、変わることを恐れないでいられるように、なってきている。
変化は時間がかかる、でもやっていこうと改めて思います。
何をするのか、何でそれをするのか、
何をしないのか、なぜしないのか?
何がしたいのか、何をしたらいいのか?
様々な問いが、ある。
だんだん、見つかってきた新しいやりかたもある。
いま必要なことを明らかにして、1つ1つをまた新しく選んでいけたら良いのだよね。
だんだん、選択が自由になるといいね。

それは今を生きていく不思議と喜びだね
大切に受け取りつつ、手放せるような、たくさんの氣付き・目覚めがありますように

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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合氣道で、技をかける方と、受ける方があります。
どんな風に手を使うか、いろいろあります。

技によって、かけやすいように取らせる。
自分の力みも、相手に次ぐ伝わります。
意図があいまいだと、全然動けない。
こうするとこうなるという理、まだまだ全然わからないことばかりですが、
少しだけ思うところを書いてみます。


柔らかく動く。
かけるほうの時、腕を大きく回したり、小さく回したり、
そのとき自分の手は自分の前にあるように身体を回していく。
自分の力がつたわって、相手が動いてしまうような所へ動いていける、
腕と身体全体のつながりがある。


受ける方の時、怖がっていると固くなってしまう。
ほとんど皆さん上級者なので、ゆっくりやってくださいとお願いすれば、
とっても優しくやってくれます。
今の自分の可動性でこのくらいならついていけそうという範囲で、
安心なくらいでだんだん負荷をかけてもらいます。
自分が動けてくるようになれば、相手もそれに合わせてくださいます。

抑え技は、柔らかく受けることができれば、じんわり効いてきます。
先輩はさじ加減はお手の物ですから、こちらの顔色を見ながらキュッと決められてしまいます。
瞬殺です(笑)


どんな風に動いたらいいのか分からないで棒立ちになってしまっていたら、ある意味成立しない。
相手を動かそうという意思、相手に動かされるという同意があって、
そこで起きるくるくる回る動きが起きる理があり。
各所で見られる螺旋の動きに、パワーがあるのだなぁ。

投げ技は、受けて転がって、起き上がる、向かっていく、
その繰り返しが気持ちいい。
もうすこし上手になりたい。
かけて、受けて、つながる、
その連続が、何とも言えない時間で。
そのまだわからない何かの中にいます。



自分全体がついてくる動き。

腕に力が入ったら、腕が動ける全体のつながりを思い出す。
脚が固まったら、脚が動ける全体のつながる動きを思い出す。
部分じゃなくて、全体が動けるように。

全部一緒に一つづつ順番に。
手首や腕の動きから、胴体と足がついてくるように。
股関節やひざの動きから、胴体と腕がついてくるように。

やりたいことをやるために、
頭が動けて、自分全体がついていくことができて、
そうすることで、周りが見えていて、
頭の動きに胴体がついていく、
腕と脚の、胴体から離れるように動けるつながりがあって、
腕と脚の、胴体を動かすつながりがある。

その動きは相手とつながる動きになる。



最後までお読みいただきありがとうございました。



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投稿の間が空いてしまいました。
元気にしております。
夏から4か月お休みした合気道を再開しました。
これまでにもたびたび休んでしまったので遅い進み具合なのですが、またぼちぼち行けたらいいなあと思います。
身体は軽く、膝もほとんど気にせず動けて調子が良いです。


やり続けることについて考えました。
わたしは、教わって理解してできるようになって、身につくまでとても時間がかかります。
何度も何度も教えてもらいます。
何となくできて、繰り返していけるようになって、そこからまた気づきや、アドヴァイスをもらえます。
大事なのは、気づきでしょうか。

何でも始めはわからないことです。
自分がいいと思うことも、知っていることの範囲のことと言えます。
難しく感じたり、やりにくく感じる時、何に気がつけるかが大事と思います。

なんでそこに違和感があるの?
どうしてそうなるの?
自分は何をしているの?

力を抜くことがわからないのは、まず力を入れられないことも含め、つながる張りのある動きが見つかるまでは、やってみるしかないのだなあと思います。
「剣も100回降って疲れるくらいやったら、力は抜けるんだよ」と先生のお言葉。

ただ立って身体の力を抜きつつ手と腕を上げて保つことだけを、5分やってみたら、それを日々観察していたら、まだ力の入っているところに気がつきます。

身体のつながりをよくする体感が重要なのだなぁと思います。
支えがあれば抜けるし、必要な力が使えなければ支えられない。
支えを育て、気づきが育つのは双方向ですね。

意識的にやることで繊細な新しさをまたここから感じ取れるように。
どうなってる?という興味に沿ってやってみよう。


自分全体の動きには、骨や筋肉だけではなくて、それをまとめたりつないでいる働きがあります。
どんなつながりがあるのかも、少しずつ体感しています。
いつでも動けるように、すっと滑らかに動かせるようなつながりを見つけます。
ある時ふっと、ちょっとした手ごたえが見つかる面白さもあります。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。


弾きたい気持ち

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ブログにお越しくださりどうもありがとうございます。
2021年の1月もあっという間に過ぎました。

世界の様子の変化が目まぐるしいですね。
このようなかつてない時の目撃者として、興味深く観察してまいりましょう。

ゆったりモードでブログも行動開始します。
今年もよろしくお願いいたします。


さて、今年はわたし自身の課題は、「自己否定の思考を前向きに変えられる」と思うこと。

そうすると、やってみたことを「お祝い」し、体験できたことに「感謝」することがより身近になるようです。
「良かった」と思えるときも「残念だった」と感じることも、まさに「体験しているのよ」と自覚的になります。


その体験は、かけがえのないものなのだと知っている。
そうすると、ちいさな1つのことからすべてがつながっているのに氣が付きます。
すぐ忘れちゃうけど、また思い出したい。


さて、世の中はまだまだ大騒ぎですが、なんと演奏の依頼をいただきました。
本当に有難い(まさに!)です。感謝しかありません。
もうずいぶん以前からご縁をいただいているところで、1年ぶりの復活です。

ミニソロコンサート、なんと演奏時間が倍以上になりましたので、あらためて選曲しようと楽譜を広げてみました。
以前は耳なじみのある聴きやすいものを選んでいましたが、よりチェロらしい魅力のある曲ももっと取り上げたくなりました。
今楽譜が積みあがっています(笑)

なんだか、エネルギーがよみがえってきて、ちょっと気持が変わってきています。
「弾きたいから弾く」この思いがわいてくるのです。

「どんな風に、弾こうか」
これを考えることが、どんなに幸せなことか、思い出しました。
いつもそう言っているのですが、そこに、あたらしく風が吹いてくるような思いです。

弾き心地も、ずいぶん変わっています。
前より自然に弾けるようになってきた実感があります。

楽器はずっと一緒にいて、わたしの変化に付き合って、そのあり方を音にしてくれる。
この一年考えて取り組んできたことを、お祝いしたい。

楽しくて、時間があっという間に過ぎていきます。
でも、一瞬一瞬にどんな思いがあるのか、気付いていようと思います。

*****

窓辺のプチ菜園。
ちょきんと切った野菜の株から、また元気に芽が出て再生しています。素晴らしい生命力に目を見張っています。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
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