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カテゴリ:日記

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これまでのYAMAHA音楽教室に加え、
音楽教室スタジオ・ヴィオリーノ>にて、
新しくチェロのクラスを受け持ちます。

・駅のすぐ前です!
・お子様からご高齢の方まで、年代は問わず可能です。
・これから始めたい方、再開されたい方も歓迎いたします。
・個人レッスンですので、それぞれのペースでご希望に沿って取り組みましょう。


・アレクサンダー・テクニーク教師のチェロ講師が、身体に優しいやり方で指導致します。
・アレクサンダー・テクニークを演奏に用いるレッスンも致します。

・バイオリンと合同の発表会があります


・第1・3土曜日を担当しています。
・月1回~2回、30分~1時間など、ご希望により枠の開いている時間で可能です。
・詳しくは、お教室にご相談ください。

・体験レッスンもお気軽にお問い合わせください。

お待ちしています



音楽教室スタジオ・ヴィオリーノ
〒152-0032 東京都目黒区平町1丁目26-17 ソシアル都立大学302
東急東横線 都立大学駅前



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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8月の連日厳しい暑さの中、
私立校の弦楽部の夏期集中練習へ伺いました。
昨年からでで、今年2度目になります。

弦楽部のチェロパートメンバーは中高生。
経験レベルは様々ですが、それぞれ懸命に取り組んでくれました。

今回はアレクサンダー・テクニークを活用し、
生徒さんのもっと向上したい気持ちを大切に、
表現するためにどんな意図をもって演奏に取り組んでいくかを、
興味をもって一緒に考えながら体験して欲しいと思いました。

課題はモーツァルトのディベルティメントk137第1・3楽章から、
譜読みから技術指導全般でした。

各自の課題についても希望を聞き、
それについて取り組みながら進めました。

それぞれ弾き方による音の変化や、演奏表現の可能性を探求しました。


まず始めに、演奏する前の座るところから丁寧にやってみました。
身体と
脚の使い方も、演奏しやすさに影響があることを考えるきっかけになったらと思います。

楽譜を読んで理解することから、
表現のためにどんな動きを選択していくことができるか考えました。


始めたばかりの人が参加できて、経験を積んだ人がプロセスを復習できるように、
表現したいことのための練習の手順を、とてもゆっくりからやってみます。


身体のことについても考えてもらいました。
顔の絵を描いてみて、ペアに組んでお互いの頭の立体を認識するワークを行いました。


手の骨の絵も描いてみました。
肘の動きと腕構造、鎖骨・肩甲骨の可動性の実験。
最終日に持参した1/2骨格標本にも興味津々取り囲んでいました。

脊椎の支えやつながりについての簡単な説明から、
前屈で脊椎の全体に意識を向けたり、
合掌から腕を上げて下ろす動きなど腕全体を意識して、
演奏に役立つ準備運動やストレッチとしても取り入れました。
姿勢の改善や気分転換にも有効なのです。


演奏のしやすさのみならず、
疲労の軽減必要な注意力を持ち続けるためにも役立つことなどを伝えて、
アンケートを記入しているときの様子など普段の動きにも気づけるように、
意識を向けてもらいました。


最終日になって、腰が楽に弾けるようになったことを伝えてくれた方もあり嬉しかったです。
頑張ってこらえてたんですね。痛くないやり方を考えることはとても大切です。

全体的には、
興味をもって取り組んで、今できることから丁寧に観察して、
やりたいことに向かっていくプロセスを体験してもらえたのでは、
と思っています。



以下生徒さんたちの感想より。

●チェロを弾く際に骨のことまではいつも考えていなかったため、このことを教わったことで自分の動ける範囲がわかりました。また少人数で教わることができたので、自分の質問したいところをすぐに聞けて嬉しかったです。

●腕について教えてもらって、教えてもらった全ての事を、チェロを弾く以外にも使えたらいいなと
チェロの事でも分からないところ、など色々教えて下さり、ありがとうございました。
来年の集中レッスンの時にはチェロでも先生が教えてくれたことも上達した私で先生に会えたらいいなと思いました。3日間ありがとうございました。

●わたしはまず基本的な姿勢や、弓使いからなおしてもらったことで、だいぶチェロを弾くのが楽になりました。
特に腕をより伸ばして弾くことができるようになり、今までより音量も出てよかったです。
また、ポジションや、弓を止めて弾くなど より演奏が上手に聴こえるようになったり、弾きやすくなってよかったです。3日間ありがとうございました。

●少し前傾(?)股関節から移動できるような座り方で弾いたとき、腰が前より痛くなく弾きやすかったので、知れて良かったです。
ポジションも自分では思いつかないこともあり、ディベルティメント1・3楽章を教えてもらった後。最初より各段位弾きやすくなりました。

●チェロと自分の体がこんなに関係しているなんてとても驚きました。
チェロを弾くときも、うでの動かし方、座り方次第で音の出方が違うことが分かったので、今後も活かせたら良いなと思いました。
この3日間で、まだ自分が知らなかったことも知ることができたし、弓の持ち方など、改めて教わることができたので、とても自分のためになりました。ありがとうございました!楽しかったです。

●3日間でわかったこと!普段あまり気にしない首の仕組みなど、ちょっと気にしてみると面白いことをたくさん学べた!
チェロを弾くときだけでなく、いつも生活している中でも意識してみようと思った!
またチェロに関しては、いつもわからないなと思っていたところも先生に教えていただいて、いつもわかっているつもりだったところも改めて聞くことで3日前より、上達した気がしました。
あと上手くなったねと言ってもらえて、とても嬉しかったです!本当にありがとうございました! 


文面から生き生きとした皆さんの様子が思い出されます~
またお会いできるのを楽しみにしています!
ありがとうございました。
 


最後までお読みいただきありがとうございました。

歌う

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素敵な機会をいただきました。浜離宮朝日ホール64414289_885693568431725_9040836944682024960_n

クール・ルシャンさん
(fbページから写真を拝借しました。ご覧になれましたらどうぞ)
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20周年を彩る第13回定期演奏会にて、
合唱に包まれて、一緒に歌ってきました。

もちろんチェロです。

浜離宮朝日ホールは、素晴らしい響きでした。

激しい雨も降ったお天気にもかかわらず、2019ルシャン 63681989_885155695152179_7187418115322413056_n
400名を超えるお客様がみえました。




そこに至るまでの、みんなの思いが重なります。
かけがえのない一瞬のために、集います。

シュッツの作品をカンツォーネス・サクレ~受難のモテットを演奏しました。
厳かにそして豊かに響きました。




空間の広がりの中で、自分全体を思いながら。シュッツ63063863_885693561765059_1344056736213893120_n
音を思い、指が動き、
弦に触れ、弓が動き、
弦が震え、空間に響く。
アンコール64681096_885693545098394_8817430789101715456_n
チェロに歌を乗せて。

そこでみんなと一緒にいる幸せは、
時間が経つ程にしみじみと思います。


アンコールは、前回共演した林光の作品から、img227
星めぐりの歌を演奏しました。


きらめくピアノの調べは星の瞬きのよう、天に沁み込むような歌声。
チェロの響は宇宙の静寂に点在する雄大な銀河のよう(妄想)



打上げでも歌と笑顔が溢れて、
終わってしまって、寂しく感じるほど。
ありがとうございました。

次回第14回の定期演奏会もゆっくり客席から聴かせて頂こうと思います。

第11回コンサートの記事
思考と選択2 コンサート

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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最近早起きできていて、朝のラジオを聴いていました。
解剖学者の養老孟子先生の昆虫の観察のお話がありました。

・・・
冬の乾燥している時期に、昆虫の標本を眺めるそうです。

湿気があると標本が痛むから開けたくないので、それをするのは冬から3月までで、
これからの季節は活動する虫の観察へ移る。

標本から構造を眺め、部分部分の特徴を観察する。

バラバラになったとき、どこだかわからなくなってしまうので、
また全体と照らし合わせて組み立てていくのだとおしゃっていました。

そして観察しているとき忘れちゃいけないことがある、
それは、観察している自分がいるということ!

機能だけじゃない、装飾的部分の特徴を見つけたり、
たくさん調べていくうちに、それを文章に書けるようになった。

・・・・

そんなことが印象に残りました。



なるほど

興味を持って調べていくとき、部分部分が特徴が詳細に見えてくる。
そしてまた全体の中でどういう位置にあるのか、構造についてまた調べる。
観察している自分について思い、観察し体験したことを、
言語化できる。

まさに、探求する道筋について語っておられました。


その適切な時があり、観察して、比較して、調べて、組み立てる。
そのプロセスがとっても興味深いと思えるから、探求は続く。

探求する科学的な手法は同様に、
そのための動きについても考えていけますね。

レッスンの中で度々問いかけていく言葉。

やりたいことのために、
何が見えていて、
何をしていて、
今自分についてどんなことに気が付いていますか?
何を考えていますか?
言葉にしてみるとどうですか?

養老先生のお話の中になぞらえることができて、面白かったのでした。


そろそろワークショップもやりたいと思います💦
このプロセスで、今自分がやりたいことを調べてみましょう


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

新たに思うこと

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あけましておめでとうございます。KIMG2253

この一年も皆様にとって良い年となりますように、お祈り申し上げます。


初詣に行きました。
神社の境内は、なんとも言えないすがすがしさがあるものです。
たくさんの方が、穏やかに整然と列をなして拝んでいました。

お願い事よりも感謝をする所なのだと聞いたことがあります。
そうは思っても、やはりまずは健康でいられること、家族の安泰などはお願いしました。
今こうしていられることへの感謝をし、祈りました。
気持ちを新たにするために、今ここにあることに立ち戻ります。

そしてやはり思い至るのは、つながるご縁です。
至らないことは本当にたくさんあったけれど、
いっしょにやってみませんか?とそっと背中を押してくださり、
見守って下さる方たちに感謝したいと思います。


今年もどうぞよろしくお願いいたします。


写真は鯛を吊り上げるおみくじでした。
棒の先に下がって入りる紐の先の金具に引っ掛けます。
大吉!


年の初めに、今年はどんなことをしたいのだろうかと思いを巡らします。
どんな新しい事、実らせたいこと、そしてもう一歩進めたいことがあるかしら?
あなたは、いかがですか?


***********


実は昨年秋から、下石神井にあるNPO法人運営のコミュニティカフェの運営に携わっていました。KIMG2168
コミュニティカフェ・ウェルカム Cafe Welcome
この数か月の間に、様々なドラマが起きています。
そこで演奏に触れる機会もいろいろありました。

住宅街の小さなカフェの中ではありえないような、
手の届くような身近で素晴らしいパフォーマンスが見られました。

 写真はこんな小さなライブは初めてです!という、
 アコーディオン奏者山岡秀明さんとソプラノの岡ひろこさん🎶





それは企画運営を任されたララ店長の手腕と情熱の賜物に他ならず、
私はそのエネルギーにどどっと巻き込まれつつ、
たくさんの素敵なことに出会えていると思います。KIMG2175


何度か演奏することがありました。
ほんの少しの時間でも生の楽器の音に触れたとき、
録音とは全然違う何かが聴いた人に響くのですね。

距離が本当に近いから親しみをもって、
聴いたときのその思いをすぐに伝えて下さいます。

普段あまり生の音楽に接する機会がなかった方たちには、
新鮮な何かをプレゼントできる楽しみもあります。



そんな様子をたびたび目の当たりにし、
改めて思うところが数々ありました。
KIMG2182


「(チェロに)触らせてもらえませんか?」
と言われたことがありました。

ちょっとしたライブでお酒も飲める催しでした。
その時は、「ごめんなさい、できません」とお断りしました。

素敵なものだと感じて触れてみたい、
鳴らしてみたいと思ってくださるのはとっても嬉しいのです。

お酒を飲まれている時に、もし手元や足元が滑ってしまったら、
悲しい辛いことが起きてしまうかもしれません。
そんなことがあったらせっかくの素敵な気持ちが台無しですね。
なので、「また別のお酒のない時に」とお話ししたのでした。


その後、また別の機会で。
演奏させていただいた後で皆さんに、
「今度機会を作りますのでチェロに触れてみませんか?」
とお話したら、
「いやとっても難しそうだからムリムリ!」
と即答された方がいらっしゃいました。


もちろん、やってみたい方はどうぞ、というお誘いです。
無理やり弾かせることはないのですけれど(笑)

初めてやる事、まだできないかもしれない新しい事。
もし、やってみたいなら。
何かしらできる事を見つけることができるのではないか?と思うのです。

突然上手には弾ける訳ではないだろうことはどこかで分かっていても、
今すぐできないことにものすごく反応して、恐れてしまいがち。
KIMG2242

いつかできるかも。
いつやるの?
それは自らへの問いかけでもあるのでした。


このお話は、また続きを書きますね・・・。


イノシシさんはまた別の神社で。
干支のおみくじ、中吉で良いお言葉でした。

あ!そうそう、鯛はウェルカムの入り口にあります。
いらして、見つけてくださいね!

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。



全身に響く

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今日は、宮田 大さんのリサイタルに行きました。
所沢ユーズで、無伴奏のプログラムでした。

もう、言うまでもなく、美しく繊細な響き。
それは迫力ある渾身の演奏をたっぷりと浴びてきました。
大ホールで1000人からのお客様とともに、ご本人も楽しまれていたようでした。
とても素晴らしい表現・技巧に圧倒されます。
自由なんだなぁ。
なんだか、ポッパーさらいなおそう💦
そんな気持ちになりました。


***********

ところで、昨日は、幸手のワイズレディスクリニックにて小さなソロコンサートでした。

帰ってプログラムを整理したらなんと30 回目になっていました。
演奏させて頂いて10年にもなるのですね。


横になったり、楽に聴いてもらいます。(柔らかいマットの上です)
そうすると、ログハウスの床からも良く響いているようです。

「とてもリラックスできました」
「お腹の赤ちゃんがポコポコ動きました」クリニックIMG_20181012_153821
といった感想を頂くことが多いです。

昨日は、
「全身に響いて来て、自然に涙が流れました」
というのがありました。


生演奏を目の前て聴くのが初めて方も多いです。
チェロ一人では、豊かな伴奏に頼ることとはできません。
不器用な私なりに、とつとつと勤めて参りました。
ここ数年少し落ち着いて、歌詞を読んだり思いをお話ししたり出来るようにもなりました。

AT を学び、自分の全体と相手の全体を含めることの意味がようやく深まりつつあり、
このような言葉もいただけるようになってきたのかな…と、うれしく思いました。


先のピアノとデュオ、酒蔵でのカルテットの演奏後に、それぞれ、
「涙が出て、明日も頑張ろうと思ったよ」
「長生きしようと思ったよ」
そんな感想もいただきました。
このような言葉を直接伝えに来てくださったこと、とても私の心に響きます。


今 目に見えるもの 見えないもの
在り方(考え・動き)の質を変える
在り方が質を変える
見えてなかったものも 少しずつ見えてくる

関連過去記事
音と いのち
響を見つける

***************

お知らせです。

このクリニックでずっとカルテット演奏でご一緒してきた村井 薫さんは、
アレクサンダーテクニーク教師として活動されていらっしゃる村上 敬子さんと、
ワークショップを開催されます。

私も近いうちに、このような会を持てたらと思っていますが、
こちらは「ヴァイオリン・ビオラ」奏者の方向けです。
ご興味のありそうなお友達に、是非お伝えしてくださいね!


Violin-Viola奏者のためのアレクサンダー・テクニーク ~「自分のチューニング」で演奏の質が変わる ~

アレクサンダーテクニークによる「自分のチューニング」で、姿勢バランスや心身の在り方を調整し、演奏の変化を見ていきます。

★ 日時:2018年11月11日(日)13:00~16:00
★ 場所:スタジオリリカ(東京都渋谷区、初台駅徒歩7分)
★ 定員:約10名 ★ 参加費:8000円
★ 内容(予定)体験型のワークショップです。
・立奏・座奏時の姿勢バランスの見直し
・腕の動きがスムーズになるウォームアップ
・個別ミニレッスン(希望者のみ)
 楽器の構えから奏法まで何でもご相談ください
★ 講師:村井薫、村上敬子

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お教室の発表会があり、次のレッスンで振り返ってみました。
「いつもできることがそこでは出来なかった・・・」

まずはだれでも、それはとっても気になると思うのですが、
だんだん、そうなったのはどうしてだろう?
そちらを考えるようになると思うのです。

「たくさん練習したのになんでだろう?」
私もかつてはそうでした。

いつもうんざりし、とても重い気分でした。
たくさんやったことが、できないってどういうことなんでしょう。

ヤッパリ練習が足りないのか・・・、
どんな練習をしてきていたのか、
どんな違う練習をすれば、違う結果になるのだろう?
いつかできるようになりたい、やりたいことに向かっていたい。

そのやりたいことが、その時どきで、どんどん繊細になっていくのですよね。
その繊細さは、本当に少しずつ、見つけて身につけていきたいものです。

今は、そんなにがっかりしなくていいんだと思えるようになりました。

どうすればその繊細さが見つかるのか。
自分全体の使い方を含めて
その人がその時の課題を有意義なものととらえていく道筋が大切なのだ、
という確信を持っています。


***************

振り返ってみるときに、
ある方と、
私「お辞儀をして座るところ、どんな様子だったか覚えている?」
生徒さん「全然覚えていない」
という話題になりました。


音を出すまでを振り返ってみるとどうかしら。

演奏までの準備を、思い出してみてください。
出番を待つ・・・
舞台に出ていく・・・
お辞儀をする・・・


その時にも表現しているのは、あなた全体。
これから何が起きるか、
さあ、やってみようという静かな決意の時でもあります。

舞台に出ていくのはとても刺激的で、空気まで張りつめて感じるかもしれません。
誰もいない空間とは、当然違います。

間違いたくない、集中したい、と思って周りから自分を切り離しているとき、
周りが目に入りにくいですし、音も聞き取れないでいるかもしれません。

今まさに自分が出ていくところには、様々な刺激が起きてきます。
自分のやりたいことを、自分のやりたいようにできるということを、
伴奏のピアニストや、お客様や、仲間と、この空間でやろうとしている。

そこに集まってくれていることは、素敵なことですよね。
耳と目と様々な感覚をあなたの思いに向けて迎え入れてくれている。

一緒にいてくださってうれしいです。
精一杯やってみます、どうぞ見守って下さいね。

今この1つの音を生み出して、そこで響いていく
そして次の音へ、紡いでいく

様々な思いがそこにいる人の数だけあるでしょう。
聴いてくださって、ありがとう

まずは、そんな心持ちを自分に受け取りながら、
その時そこにいられたら、居心地は違うでしょうし、
それは実はとっても幸せな時だなぁと思うのでした




最後までお読みくださりありがとうございました。




風に緑が揺れていて

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飯能にあるカフェにて、コンサートをさせていただきました。
1回目2回目満席の合わせて50名ほどの方がご来場くださいました。

この場を設けて準備してくださった方々、
笑顔で共にいてくださった皆さまに心から感謝いたします。
振り返ってみますね。


チェロとピアノの演奏で、
途中においしいお茶とケーキを楽しんで頂く趣向です。


私は初めての所で、行って弾いてみないと、どんな響きがするかわかりません。
お店の方がお迎えにきてくださった車の中で、
「ピアノの配置を変えてみましたよ」とおっしゃいました。

チェロの響を想像してどんな配置にして、
演奏スペースをどうするのか、考えていてくださったのでした。

床やインテリアは木材で、リハーサルでちょっと弾いただけで、
あぁ、ここはいいなぁと思いました。
チェロが良く鳴って響きます。

窓の外に、街路樹の大きな楓の葉が揺れているのが見えました。
木製のテラスがあり、木陰ができていました。


お天気や、コンサートの会場にくるまでの景色、街並み、
そんなことも演奏に至るまでの情報。
到着後、ちょっとした時間に外の空気を感じつつ、少しでも周りを歩いてみます。

真夏の午後の時間でしたので心配でしたが、
この日は、暑さも少し収まって風も吹いていて、
いくらか過ごしよい日でした。

水筒には冷たい水を用意してきました。
用意したハンカチで、汗を拭くような出番はなかったし、
もしあまりに暑いようだったら頭を冷やそうと思って、保冷材も持ってきたけれど不要でした。


日曜の午後に、お茶とケーキを味わい、チェロとピアノの響をま近かに感じていただく、
堅苦しくなく、親しみやすく、心地よく、そんなひと時を想定しました。
曲それぞれに、イメージを広げていただけるようなヒントなどのお話を交えて、進めました。

準備した曲が、その時どのようにそこで演奏できるのか・・・
お客様は、その時どんな思いをめぐらすようになるのか・・・
一期一会だなぁと思います。


ここに至る思いとともに、
この音をここで生み出すという思いに向かいながら、
この空間で、耳を傾けてくださる皆さんの思いや眼差しに感謝しつつ、
窓の外でそよぐ風に優しく揺れる緑も眺めながら、演奏させていただきました。


終わってみると、
この曲が大好きでいつも聞いているんです。とか、
思いがけずこの曲が聞けて良かった。など、
どこかで想いがつながっているのだなぁと、うれしくなったりします。

3年寿命が延びたよ。
涙が出ました。
こんなに近くで初めて聞いて、感動しました。
こんな風に言ってくださいました。なんとまぁ・・・ありがたいことでしょうか。


終了後に、コーヒーと巨峰のタルトもごちそうになりました。
しみじみおいしくて、ほっと一息・・・。


秋には楓並木が紅葉してとても美しいのだとか。
高台からの夜景もちょっと評判の眺めだそうです。



最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

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自分全体で動くこと

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おかげさまで無事に2/12のコンサートを終えることができました。

素敵な共演者の皆さま、
ご来場くださった方々、応援くださった皆さま、
本当に心より感謝申し上げます。

素晴らしい響きのホールで、
とても素敵な体験ができたことは、
なんと幸せなことでしょうか。


*******



音が豊かになる動きやすさ、やりやすさは・・・
やはり、頭と脊椎の軸のバランスが関わっている。

ステージに上がる前から、
思い出しながら、動きだしてみました。



動きを起こすときの自分に気が付いているとき、
ちょっと準備ができます。

音を思い、弓を弦に持っていくとき、音を出すときに動きを思い、
共演者を思い、ホールを思い、聴いてくださる方を思い、
そして、自分全体を思います。


頭から足までの自分全体を思うことを練習しながら、
ここから空間への広がりを思い、動きの方向性を見つけていく。

頭の動きについていく胴体、腕、脚、全体の働きを、
本当にやっていくほどに、
少しづつまた新しく思いなおすことになるのです。


動きは毎回が、本当に新しいのだなぁ。

新しい選択と可能性にyesを言うために、
やっぱり自分全体があることを思い出せれば、思い続ければ、
新しいスペースが現れるのですね。
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ちいさな選択と、決意がある。

愛と信頼。
敬意と感謝。
静かな穏やかな温かい瞬間が、そこに現れてくるのでした。


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

問いかける

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もうすこし上手くできるようになりたい。
という思いを応援できるやり方がある。

それは、質問力。

なんで?どうして?という疑問には、可能性の種がいっぱい!
何か氣になる引っ掛かることを見つけたことが、その種を持っていることのお知らせ。

子供みたいな好奇心。
それってどうやってるの?
探偵になる。

その時見えていることについて、自分が考えていることがあるけれど、
そこには自分の知っていることは違う考え方もあるのだなと、受け止める。


こうでなくっちゃいけない。
こうあるべき。

みたいな自分の中のある思い込みがでてきたとしたら、
その考えの中で、ぐるぐるしているんじゃないかなと思ってみる。

そんなときは、新しい役に立つ方法がそこにあっても受け入れにくい。
なので、トミー先生は、
「定義を保留する」
というちょっとかっこいい言葉を使う


上手くできない!と思ったら、
このお知らせはなんだろう?

それについて調べてみよう。
どんな情報が足りないの?

そこからやっていくと、
できないという思いを、こうしてみたい!という思いにかえていけるんじゃないかな。


そこにある思いについていく、
そしてその思いから出てくるものについて深めていけるように、
質問力を磨きたいなぁ。
と、ますます思う今日この頃。


******


コンサートのお知らせです武蔵野DTGgKI0VwAEwm1E

2/12(祝月)14時より
武蔵野市民文化会館小ホールで演奏会をいたします。


アレクサンダーテクニークを学びながら出会った皆さんと、
音楽を通じて素敵な時間を過ごしています。

リハーサルは、もちろん様々な質問を重ね、
それぞれの思いを、さまざまな言葉と音で綴っていきます。

気になるところ、思いがわいてくるところがたくさん出てきます。

そこはどうやっているの?
どんなふうにやりたい?

私はこう思う、あなたは?
なるほど、こんな風に考えてやってみよう!

アイデアを出し合って、プランを用いてやっていく。
それでがらりと変わります。
とっても楽しいやり取りです。

音楽を通じてドキドキとワクワクはいっぱい。
聴くたびに、弾くたびにしみじみと、何度も、何度でも。
モーツァルトの音楽は、とても美しい。


響の良いホールなので、楽しみです。
私たちの奏でる響を、良かったら聴きにいらしてくださいね。




最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!








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