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フルート奏者の祥子さん、ヴァイオリン奏者の史佳さんと一緒に<コトリオ>というグループ名で活動しています。
アレクサンダー・テクニークを学ぶ仲間なので、演奏の中で実験・実践をしています。

昨日は祥子さんのフルート教室の生徒さんとコトリオとで、アンサンブル会がありました。
生徒さん方も、アレクサンダ・テクニークを使っていく練習を重ねながら、演奏していきます。

昨年末からの数回のリハーサルがあって、練習成果を録画することになり、フルート・リコーダーと弦楽器が一緒に奏でる響きを、心地よい緊張感とともに楽しみました。


音楽のリハーサルの中には様々な意図がありますが、
何がその時大切になってくるのか
どのように演奏するのか
そのために何をしているのか
という観察があり、それについての考察と提案があります。

自分全体がどんなふうに使えるだろうか
どうしたら自分自身を伸びやかに生き生きと表現できるのかしら
という視点から実験していく探求もできるのです。

何か課題を見つけたときに、それをやっているときの自分の使い方に意識を向けられたら、
必要以上の頑張りや、無駄な動きが減っていきます。
そうすることにより必要なことは自由に行えるように、身体の本来持っている能力を使っていくのです。

必要なだけの時間をかけること、むやみに繰り返さないこと、意図をもってやってみること、この辺りも大切な要素です。

繊細な変化を意図して、小さな変化を見逃さない注意力が養われます。
表現の豊かさにつながる素敵な変化の兆しが、だんだんとわかるのです。
良い方向性を見出せる感覚を育てることは、どんなことにおいても大切なのです。

プロセス・道のりにおける探求心、それを楽しんでいきたいですね。
今、まだできないことはいっぱいあるけれども、それは静かな喜びを秘めています。
やろうとおもってやってみた、すべてのことに意味があるですよね


会が終わってから、コトリオの3人でたくさんおしゃべりしました。
帰り際、祥子さん宅の花壇のラベンダーの枝を花束にして、プレゼントしてくださいました。
もうこの季節にも花が咲くのですね!とてもいい香り。
写真に撮ってのせたかったのですけれど、この素敵さがまるで伝えられないので止めました。


最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

ステージにて

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IMG_20220418_101459春になり、雨が降るたびに花も緑も生き生きとして行く日々ですね。

追記:前記事の、脚はもうすっかり回復しました。大変ご心配をおかけしました。回復早がくてび自分でもびっくりでした。


写真は、先日山本直美さんのピアノ発表会のゲスト演奏に共演させて頂いた時のもので、素敵なお花を頂きました。

直美さんとは2年ほど一緒に石田康裕先生のアレクサンダー・テクニークのクラスで学んでいて、これまでの二人のそれぞれの探求から実際に舞台で発表する良い機会となりました。
ぷろぐらむ1

<音楽の贈りもの>
プログラムにサブタイトルがあり、
演奏者が聴いてくださる皆さんへ音楽を送る気持ちで演奏してもらいたい
演奏からのギフトをたくさんのものを受け取ってください
と記載がありました。


ホールは1000人以上収容の大ホールで、良いピアノで素晴らしい響きでした。
出演された総勢50名もの生徒さんのソロと、親子共演の連弾などもありました。
プログラム25時間を超える会となりました。
とても素敵な体験をされたのではないかと思います。

私自身も、実際にやってみたどんな出来事も、ステージに至るまでも含めて、すべてどれもが大切な体験になったと思います。

たくさんの生徒さんを指導し、このような素敵な機会を提供される直美さん、素晴らしいと思いました。

生徒さんはドレスアップしてとてもかわいらしく、華やかでした。
自分の初ピアノの発表会では、どんな演奏をしたのかは覚えていませんが、母が作ってくれたピンクの水玉ワンピースを着ている写真があって懐かしく、以後ほとんど毎年母の作ったドレスを高校生まで着たのが発表会の思い出です。
そんなこともあって、ちなみにこの淡いグリーンのドレスは自分で縫ったものです。



とても久しぶりの、大きなホールの広いステージでのソロ演奏です。

朝の9時からステージで音出し確認をして、午後の15時30分の本番の演奏までに、待機している静かで穏やかな時間がありました。

直美さんのリクエストで、「海の見える街」「ヴォカリーズ」を演奏しました。
客席の広さと響きを意識に取り入れながら、比較的落ち着いてできたと思います。
直美さんとのアンサンブルはとても心地良かったです。

良く考えていてうまくいったことがあり、また、指やからだが固くなる時に気がついたりして、もう少し注意深く出来たのではないかなぁという反省や、課題もありました。

直美さん発表回1


この日、数々のホールの客席を見渡してきた、かつての演奏にまつわる何とも言えない緊張感が思い出されました。
緊張感といっても悪い事ばかりではありません。

様々な場面で演奏するために、そこにいることを望み、そこに臨む時々の、複雑で繊細な思いを受けとめてきた記憶の中の、大切な何かもふつふつとまた、よみがえって来たのを感じたのです。
それは私を支えてくれているものでもありました。

この写真は、ギターアンサンブルのお仲間が聴きに来て撮ってくださいました。
皆さんの感想もあとから伝えてくださってとても嬉しかったです。

私も音楽と演奏からたくさんの贈り物を頂いています。
IMG_6086この機会を頂いたことを、そして聴いてくださる方も含めて、連なるすべてのことに感謝したい気持ちです。
ありがとうございます。


最後までお読みいただきどうもありがとうございました。













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