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2019年11月

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呼吸を観察してみます。

呼吸を思い出したときに身体が緩むでしょうか?
呼吸が楽だと、何が違うでしょうか?

胸やお腹と背中にも立体的に動けます。
脊椎も動けます。

どこかが動かないような固さがあったら、
無理やり動かすということではなくて、
自分にどんな心地よい動きができるかを思い出していくのです。
「全部動けることが大事」と、グレッグ先生は重ねておっしゃいました。

呼吸の動きのつながりを観察できたら、
やりたいことのために、どんな動きがあるのかを少し丁寧に調べます。


興味を持って観察してみるほどに、
「なんとなく」が、「こうしてこうなってるね」と、1つ1つ意識的になってくると、
変化について見つけやすくなってきました。


ゆっくり丁寧に、
手先だけでなく身体と楽器のつながっているところから、
全体へ観察を広げてみましょう。

表現の質は、動きについての考えで変わってきて、
その意識は、だんだんと速い動きの中でも、
持っていられるようになるからです。


レッスンでは、このような観察をしていくことで、
自分でやりたいことへの望ましい変化について、
建設的に取り組めるようにしていきます。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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構えるときの、考えについて。

今アレクサンダーテクニークのスーパーティーチャー、
グレッグ先生が来日中です♡
こちらは昨年のレッスンの様子です→座るときの考え


チェロの場合、エンドピンの扱いや座り方、楽器の置き方などなど、
悩むことがあるかと思います。

楽器を弾くために、楽器を自分にところへ持ってきます。
楽器を扱うときの動きは、たくさんの事柄があり、様々に見ていくことができるでしょう。

やりたいことのために、自分全体での動きやすさを大切にしたいです。
さあ、やりましょう、というときにもちょっとした緊張が起きているものです。

ドキッ!うわっ!となるとき、身体に緊張があると思います。
やる気満々でも、程度の差はあれ、そのようなくっ!と力が入っていることがその後に影響しています。

安定させようとすることが、そのちょっとした緊張や動きにくさと関係していたとしたら、
安定するという考えに、「動かないようにする」というのがあるのではないかと思います。



「動かないようにする」固定しようとするものとの関係において、
自分が固まってしまうのが、動きにくさになっています。
そのためのやりにくさを何とかしようとして、力みが生まれたりします。

力がぶつかっている、反発されて伝わらない。
力が逃げている、逸れていると伝わらない。
力加減と方向、タイミング、その時の一連の考えと自分全体の働きがあります。

そこに置いておく、そこで動ける、そこから動ける
動きを思い、触れて、つながって、自分が動く力が伝わる

どんなつながりが、自分の中に、
そして触れるものとの間にあるでしょうか。

触れる前から、その空間においての関係性から始まっているとしたら?
動きや考えは深いですね。だからとっても〇〇〇しい→興味深い。


「間」合いとか、「氣」合いは、
相対する動きの関係性、構える自分全体の様子も含まれた言葉。

自分全体の動きやすさを大切に、ちょっと静まってから。
さあ行こうと思うときに、「いつでも動き出せそうにしている」ところから。
始めが肝心で、そして終わりの意識が、また次の始まりに。
そんな様子が構えの中に。

動きやすさは?
その空間でのつながりを持ち続けながら、
頭が自分の身体の高いところで、脊椎の上でバランスすること、
シンプルにそれをやってみましょう。
そうすることで自分全体の動きやすさにつながります。


過去記事より
カテゴリ座り方 (16)
楽器を弾くときの座り方・座るまでに


カテゴリチェロ (89)
音を出すまでの動きを、準備していく
エネルギーはどこから?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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