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2020年10月

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「音がはっきりしない」ときの考察

出来ない、うまくいかないという思いから、
「どのように問題を解決したらいいの?」
レッスンで生徒さんの素朴な疑問がありました。

そのお知らせは、
もっと違うようにやりたい。
「はっきり聞こえるようにしたい」というと望みとしてとらえる時に、
できることは何かしら?そのように考えることができます。


どんなことに、気が付いていますか?と質問するとき、
「・・・がダメ、・・・がちゃんと出来ていない」
「問題」、トラブルという意味にとってしまいがちなのでした。

起きていることに氣が付いたら、
あらたな課題、さまざまな疑問が持てますね。

???と思うことを言語化してみる。


プロセスを観察しましょう。

指は何をしていますか?
弓は何をしていますか?
そこで止まることはできますか?


注意の向け方を新しく。
動き出す前に、いつ・何が・どこへ・どのように、などの具体的な意図を持つことができる。


やりたいことをやるために、
頭がふんわりと動けて、そうすることで自分全体がその動きについていくことができる。
そうすることで、その空間の広がりの中で、見たいものを見ることができ、
触れたいものの、触れたいところに触れることができる。

いつでも動きを起こせそうにしながら、とどまることができる。
あらためて動くと決めて動くことができる。
動かしたいものを動かすために、必要なだけの力を使うことができる。


弓の動きと指の動きは1つづつ関連付けることができ、
指が動くときに、発音や残る響きの意図があり、
弓が動くとき、指の動きをキャッチしている。
そこには多様な関係性があり、今1つ意図できる、意識の積み重ね何だなぁ...と思うのです。


建設的なプランを1つ1つ言語化しましょう。
当たり前のような、でも、今自分にとって欠かせない大切なことは何でしょうか?
やりたいことのために、意識できる、実行できることを1つづつ。

「~できない」を「~したい」にする
できない感じ


最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

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ハイポジション、または親指を弦の上に持っていくときの考察

もっと楽にできないかしら?と思う方に、試してみてほしいこと。

親指をどんなふうに持っていくでしょう?
上がろうとするときに、親指を観察してみましょう。


親指の指先のネックに添えている接触の感触
指先の上がっていくときの通り道と感触
指の弦の上で触れているところの感触
指が押していくときの弦の弾力の感触

手と腕は指先の動きのリードについていきます。

触れ続けて、目的地へ行きます。

ポジションの関係性もガイドになります。
例題
A線5ポジションで、1指がFの時、
親指を移動させてEの上に触れます。
その時上記のポイントを観察します。

👍12/EFGと弾いてみます。
追記:Eはフラジオがなるところです。フラジオからそっと押して実音に変えていきましょう。

親指をネックから離してから、音の上に置くのと、
ネックに触れ通り道の感触を優しく受け取りながら、途中の動きを意識的にやってみるのと、
親指を離しているとき、持ち上げて、押し付けているやり方では、
そのあとの力加減のかなり違うことに氣が付きました。

始まりは、動く前からの意識です。
意識的に、自分全体の動きを思い、
実際に必要な動きに注意を向けてみることで、協調した動きのつながりの中で行うことができます。

先ずはゆっくりと動かしてみて、効率よく、労力が減ることを見つけられたら、
必要なフレーズの中で思い出しながらやってみましょう。
心地よい変化があったらうれしいですね!


最後までお読みいただきありがとうございました。

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感染症の対応で安全に留意しながら、対面レッスンをしています。
9月からは、新規の生徒さん2名も加わりました。
まだ長期のお休みの方もいらっしゃいますが、多くの方が再開されました。

出会えたこと、そしてまた元気でお会いできる1回1回がとても嬉しくありがたいことです。。

「調子はいかがですか?」
はじめにそんな風にお尋ねしたりします。
体調とも、チェロのこととも取れると思うのですが、答えはいろいろです。


「フフフ」「まぁまぁです」と照れ笑いされたり。
ちょっと和んであいさつ代わりのよう。

「今週は練習できなかったです~」という報告。
それは心配ありません、今日の課題を見つけましょう。


どんなことに取り組んだか、発見をお話してくださったり、
疑問が見つかったことを教えてくださったりします。

気を付けたいのは、もし痛みが出たとき。
やり方を改めて注意して見てみる必要があるからです。

興味深いのは、よく「疲れる」というのは小学生で、言わない日は無いくらい(笑)
中学生は少し大人になって、あまり弱音を言うことはないのですが、学校行事が大変忙しい様子もうかがえます
柔らかい心と身体、よく注意して見守る必要があります。

そして生活の中で、普段の様々なことを忘れて没頭できる時間は、大事だと実感しています。
毎回新たなチャレンジに向かう時間ととらえることもできるし、
ある人には毎週の1度の部活のような、楽しみの時間でもいいと思います。


「今日、やってみたいことはありますか?」
「どこをやりたいですか?」

「何か課題は何か見つかりましたか?」
「ではどこからやりましょうか?」

レッスンはそんな風に大体始まります。


ちゃんとやりたい
正しくやりたい

このような言葉が思わず出たら、すかさず捕まえます(笑)覚悟してね(笑)
隠れた望みを掘り出しましょう。
そこで大切にしたいのはなんだろう?

何を考えている?
今何が起きているだろう?
何か変えられることはあるだろうか?
今何を選んでいけるだろう?


疑問や課題があるって、素敵なことです。
その1つ1つが発見で、宝物の種になりますね


最後までお読みいただきありがとうございました。

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