楽に座る
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楽に座っていますか?
なんだか疲れてしまう、
背中や腰が痛くなる。
そんな方は、座り方が氣になっているのでは?
例えば、ゆったり何もしていないときと、
作業をするときでは何か考えが違うでしょうか?
普段の座り方と、演奏の時ではどうでしょうか。
私は疲れにくくなりましたし、
腰痛もすっかりなくなりました。
でも、パソコン作業はまだちょっと苦手です。
気が付くと、前のめりになってのぞいています。
どのように思って、座っているでしょう?
観察してみてくださいね。
では、楽に座るために考えてみたことを、書いてみますね。
先にまとめるとポイントは、
支える仕組みと、
動きやすさがあることを思ってみる。
そうすると、座っている時の楽さを見つけやすいかと思います。
椅子に、重さをゆだねてみます。
背もたれに、もたれる。
骨盤を倒す。
頭、胴体、腕、脚を、全部だらんとする。
すっかり重さにまかせ、だら~んとした時、
その身体の様子は、はたして楽でしょうか?
そのままじっとしていると、辛いですね。
何もしないのが楽、という訳でもないようです。
では、椅子に座っている時は、
胴体の重さは、どこで受け止めているのでしょう?
そこから、さあ立ちあがろう!と思う時は、身体のバランスはどう変わっていくでしょうか。
頭と胴体から、腕にも、自分全体へ動きが起きて、足へと伝わっていきました。
意識してみます。
①胴体の一番下の座骨
②胴体の真ん中の脊椎
③胴体のてっぺんの頭
④胴体と周りのスペースの広がり
①椅子の上の座骨を意識してみます。
胴体をユニットとして、股関節から前に倒していって、ゆっくり起こしてみます。
座骨の上の胴体の重さは、
股関節からの動きがあると、
脚とつながりを持ちながらバランスしています。
股関節は、座骨より高い所にあります。
胴体のいちばん下のところは、座骨。
胴体の重さは、座面に押し返されています。
座骨の上に、頭があるように思ってみます。
頭の重さを座骨の上でバランスしていくと、
脊椎から座骨にそして身体全体へ、動きが瞬時に伝わっています。
胴体は椅子の上で、座骨の上に立ちあがってると思うのもいいかもしれませんよ。
②胴体の真ん中を意識してみます。
いわゆる軸のイメージでしょうか。
脊椎で重さを支えているのは、
背側でなく、身体の中心の方にあります。
背中側で支えていると思うとき、
支える仕組みでないところに、負担がかかってしまいます。
キュッと緊張していると、動きにくくなってしまいます。
背中も胴体ぐるりと外側の筋はどこも、柔らかい方が動きやすいです。
胸のあたり・肋骨周り、お腹、腰周りは、柔らかいですか?
何よりまず首の緊張が緩められるといいのです。
③てっぺんの頭を意識してみます。
頭が動けるようにと思い、
そうすることで自分全体が付いてくることができる、と思う。
重さを頭から全体でバランスする働き。
これが大切です。
そして、
④自分の身体は、その周り全体の広がりの中にある。
見えている、聞こえている、感じている、
自分全体と一緒にあることを思いだす。
いつでも動き出せそうな身体は、
空間の広がりの中で、
腕や足は長いまま、胴体は長く広やかなまま。
股関節の動きやすさは、胴体を楽にします。
どこも固まることなく、支えがあって、柔らかい。
意識で身体の様子は変化していくので、
何を意識していくかが大切ですね。
どんな時も、動きやすさとは、
身体の仕組みにとって機能的なこと。
楽さは、動きやすさ♪
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
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