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座奏で脚に力が入ること・ふくらはぎ

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秋晴れの休日、近郊の山にハイキングしてきました。
ちょっと息がはずむくらいの登り道。

山頂からの見晴らしも良く、緑の中はいい空気、とっても気持ちいい。
木陰で、持参のおにぎりと玉子焼きを美味しく食べました。

行き交う人と交わす笑顔もさわやかです。

ドングリが、ころころ落ちています♪
そういえば、どこにもごみ一つありませんでした!


            ****************


ところで、「足が棒に」なったことはありますか?(笑)

長く立ったり歩いたりして疲れきった時、「足が棒になる」と言います。
筋肉がこわばって、固くなってしまうからですね。


演奏のお仕事で「ふくらはぎが疲れる、つりそう!」という方がありました。

演奏(座奏)している間、かかとをず~っと上げていたのかなと思って、
と、その理由をお聞きしてみると、
バスクラリネット(エンドピン付き)を吹く場面で、
楽器の高さに合わせて椅子を高くしたので、
かかとが床に届かないのだそうです。


その方はマルチリードさん(リード楽器他何種類も一人で受け持つ奏者さん!!)で、
狭いスペースで、いくつもの楽器を次々にやり繰りする制約もあって、
ちょっと動きにくそうにも見えるかしら。

身体・脚が動かせるように座って、
なるべくかかとを床に付けたいな~と思いました。


身体全体で、本来の長さや伸びを取り戻していけば、
ある程度の高さをカバーできる可能性があるかもしれません。

そのために、まず股関節から動けるようにしてみると、
ふくらはぎの状態は違ってくるのではないかと思います。

身体全体の変化に対応して、
楽器を自分の方へ(口へ)持ってくるためのやり方、
譜面を見るために頭と目の使い方なども考えたいことです。 


何をしたくて、何を考えていて、実際には何をしているのかな?

私の場合、かかとが上がっている時、
どうも指や腕の事ばかり気になっていたり、楽譜を覗き込んでいたり、
身体全体のことは忘れてます。


頭が動けるように、そうすることで、
自分全体がその動きについていくことができて、
そうすることで、股関節の動きの一緒にあることを意識していくと、
股関節~膝~足首とつながっていきます。

自分の様子に気が付きながら、身体の全体のつながりを良くしていくことで、
ずっとやりすくなってきます。


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ふくらはぎが疲れることから、以下考察。

かかとをずっと上げていてふくらはぎの緊張が続くと、
血管を圧迫して血流を妨げてしまいます。

乗りもので長く脚を動かさないでいると、
血流が促進されないので、エコノミー症群などにならないように、
ふくらはぎのマッサージなども有効ですね。

歩くことは、筋肉の伸縮によるマッサージ効果があるので、健康に良いのですね。
ふくらはぎは、血液を送りだすポンプの働きをして血流を促し、第2の心臓と言われます。


足首が伸びるとき、足首の関節は曲げている時より緩んで動きやすく、不安定になります。足の関節_foot

足首が深く曲がっていくと、足首の関節は伸ばしている時よりしっかり入り込んで、ペンチのように挟んで、安定します。

つま先とかかとが膝と同じ向きで少し外側に開いていることも、動きの安定する要素です。

足の中の3つのアーチ構造(足指の付け根・土踏まず側・外側)が働いて、重さを分散してバランスを支えています。

そのような骨と関節の形や、筋肉や靱帯の仕組もあります。


つま先で立ってみると、
足・脚だけでなく、股関節と胴体が大きく関わっているし、
腕でもバランスをとっています。

そして、てっぺんの重い頭が動けるようにと思うと?

ずいぶん楽に立っていられると思います。
もちろんバレエでは、そうしているといい感じ♪
         
  
座っていて、かかとが上がっているときに、
足首を固めていて動きにくくなっていると、
膝・脚の緊張(筋肉の収縮)や、
股関節の動きにくさ(固定)、
胴体の緊張が起きて、
呼吸や、腕の動きまでも、妨げてしまうことがあるかもしれません。


首を固めて頭を動かないようにしているとき、全体のつながりがもちにくくなっています。

足首」「」の動きは重要です。

 
かかと上がっている様子は、
チェロや他の楽器演奏でもしばしば見うけられると思います。

低いパイプ椅子に座って演奏する時も、
ちょっとバランスが取りにくく、座り方に工夫が必要ですね。


どこかに緊張(硬さ・収縮)があることに気付いたら。

今の状態から、
まず頭が動けるようにと思ってみましょう。

そうすることで身体全体へ動きが起きていくことを思いだして、
全体のつながりを思いながら、観察してみましょう。

首はどれくらい楽かな。
足は床に楽に付いているかな?
足首、ひざ、股関節は動きやすいかな?
胴体や、呼吸は楽かな?
腕は動きやすいかな?

やりたいことをやる時に、
頭のてっぺんから足のつま先までつながる動きを思ってみます。

立つ、座るどちらの場合でも、
バランスは全身の動きの中にあることを、思いだして。


          ****************


演奏中の動きは興味深いですが、
先のマルチリードさんのお隣にいらっしゃる、大ベテランのもうおひと方は、
股関節から足先の関節が連動しながら、細かく滑らかによく動いています。
なんと演奏中にも、いわゆる貧乏ゆすりができます。
ちょっと気になりますよね。

以前はえ~っ!と思いましたが、演奏に支障なく動いていられるようですので、
彼にとっては(無意識でしょうけれど)血流を促す為に必要なんだ!と納得し、
今ではメンバーは、やってるやってる~と、微笑ましくさえ思って見ています。
たぶん、ふくらはぎは柔らかいでしょう~♪

  「頭が動けるように」


最後までお読みいただき、ありがとうございました。 


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今、どうやって座っているかしら?

「あ!こうやっているな~」と気付いていくことがきっかけになり、
「こうしてみよう」と、あらためて動きの意図を持ってやってみる。
それがちょっとした変化をもたらしてくれるのです~。


では、今日はどんな風に身体とお話をしましょうか♪
座骨を感じられて、身体の動きとつながりが良く分かるエクササイズがありました。
〈おしり歩き〉です。

床にお尻をついて、股関節から身体を起こすように、
脚を前に出し(長座)、交互に左右の脚をおしりを前に出していくように動かします。

座骨が床にこつんこつんと当たるのが感じられます。
お膝に手を置いて一緒に前に出すと、腰椎をひねる負担がかかりません。
少し膝が曲がってもいいと思います。
反対に後ろ歩きもやってみます。

おしりに付く筋が、たくさん動いて良い運動になります。
〈座骨歩き〉と言ってしまおうかしら!(笑)

検索してみますと、健康法として紹介されています。
ダイエット、ヒップアップ効果など、いろいろいいことありそうです。
ということは、お尻の筋をよ~く動かすということ♪

骨盤・座骨には、脚を動かす筋がいろいろ付いています。
脚を曲げ伸ばしして、脚を引き寄せたり離したり、
脚を回したり、膝を動かす筋も付いています。

股関節の動き
に働く筋は、
脚を動かさないときには骨盤から脊椎に関わって、
胴体を動かす働きをします♪


気持ち良く座るために、アイディアを1つ。

座っている時は、座骨で立っていると思うと、どうかしら。 

首がどのくらい楽かなと問いかけながら、
頭が動けるようにと思い、頭から脊椎と身体全体のつながりがあり、
胴体は座骨の上で動くことができると思ってみました。

私はそう思うと、股関節の動きがスムーズになりました。

座骨の上に軽やかに胴体があって、
脊椎が頭に向かって上向きに伸びやかにバランスする(=動くことができる)と思っていると、
すっとして気持ちいいのです。


 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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お待ちしています。  

背中の痛み 座り方

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座り方のアイディアを頂きました。


私は弾いているうちに、
肩甲骨のあたりにチリチリする痛みが出ることがあって、
何でしょう?と、思っていたのですが、
またまた座り方でした。

演奏に入るタイミングで出てくる、ちょっと胸を上げる癖。
先日は、息を吸う時に少し胸を反っていたとわかったのでした。
気をつけて座っているつもりでも、また発見があります。


なぜ、それをするのかしら?!
ということを、 考えていきました。


私はどんなふうに座っていたのでしょう?
背中を反らないようにと思って座る動作をすると、

少し骨盤が後ろに傾いていきます。


尾骨の方のに体重がかかるような感じで、
そのままいくといわゆる猫背になる座り方です。

重い頭は前方に下りてきて重しのようになり、
脊椎の本来のカーブを損なって行くと、
腰椎に負担をかけてしまいます。

そのように座っていて、身体を起こそうとすると、
腰や胸からの動きで身体を反らせてしまうようです。


脊柱20100712_1440316

座る時ほんの少し傾いていただけだったのでしたが、
肩甲骨のところでちりちりするのは、
胸のあたりをそってしまうからかもしれません。

胸を反ることは、背中を窮屈にさせます。
肩甲骨は腕構造のつながりですので、
腕を使うとき負担になります。

腰痛のでるようでしたら、
腰椎から起こそうとして負担になっている場合も考えられます。 


座る前から意識してみます。
BlogPaint
イラストの青い部分が座骨です。
この辺が椅子に向かうように座ります。
座ると、頭と胴体と腕の重さは座骨が受け止めます。

椅子に座って座骨の下に手のひらを入れてみると、
座骨の形や位置が分かるかな。




座骨のアーチには思ったより長さがありました~。
揺り椅子のカーブのようですね。

座る時は、
恥骨を少し後ろの方へと思って、

座骨の所で座ります。
kokannsetuyjimage
そして、
首はどれくらい楽かなと思いながら、
頭が動けるように、そうすることで自分全体がついてくる思いつつ、

股関節から、胴体全体を1つのユニットとして起こしていきます。

股関節はボール状の大腿骨頭が、寛骨臼のところで回転しますから、
股関節から起こすのが良いのです。(丸い形に注目!)

そうすれば、脊椎に負担をかけずに済むのですね。



合わせてボーイングのアイディアも頂き、(また次回に♪)
背中はちりちりしなくなりました。


姿勢について、もう少し。

股関節を伸ばしていくとき、
おしりから脚の後ろ側に付いている筋肉が働いています。
胴体と脚は関連しています。


頭が動けるように、首を楽にしていくと、
頭の重さを脊椎から身体全体へとバランスしていきます。

脊椎を起こしておくのは、
身体の深部の脊柱起立筋のお仕事です。

身体を支えるために、どこかで必要以上に緊張していると、
その筋肉の本来のお仕事をしにくくしてしまいます。
座り方は、呼吸や腕の使い方にも影響します。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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お待ちしています。 

肋骨と脊椎のカーブ2~動きの始まり~

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気持良く座っていようと、
電車に揺られながら、考えていました。


どんなふうに座ってるかな。
頭が動けて、
座骨の上に胴体が軽く乗っているようにして、
股関節からも動くことができて、
膝は楽で、足は床を感じる。

脊椎は、積み重なってバランスして、
頭が動く方向は、矢印を書くとしたら、
頸椎の一番上から頭のてっぺんへ、
首の後ろが楽に伸びて、上前方向へ動いていける。


そしてサラ・バーカー先生の本を、
また久しぶりに、始めから読み返していました。

本にもある、頭の方向について思っていたら・・・
今までにない様子で、肋骨がちょっと動いたのに気が付きました。

肋骨はスッと下向きに少しだけ降りて行きました。

着ていた服と胸の周りにゆとりができて、脊柱20100712_1440316ふわっと胸周りが柔らかで、
脊椎のカーブは少し上向きの弾力があった。

これが頭の動きと首から脊椎がついていったとき、一緒にありました。


肋骨に下向きのカーブがあって、
脊椎からにつながるバケツの柄のように動きます。

脊椎にもカーブがあって、
脊椎のカーブの伸びがあり、動きがある。

その動きは、頭と首の動きについていく。

動きは身体全体で一緒にある。


縮んでいた首が伸びて、脊椎が上向きについていくと、
上がっていた胸が緩んでいって、あご下の首の窮屈さがとれ、
視線も、楽に前を見ることができる。
K0010058
ちょっと目線が下を向いているような、違和感がとれました。
胸をいつも少し上向きにしていたようです。


身体の伝えてくる情報は、
具体的なより現実に合った身体のイメージによって、
もっとはっきりしてきたように思います。


次の日、その素敵な感じを、もう一度やってみたくなる。
残念ながら同じ感覚再現できるわけではない、と知りながら、
どうだったかな、どうすればまた肋骨のあの感じがやってくる?と、
ちょっと思ってしまう。

もう動いたんだから、変わっているかもしれないし、
またいつもの習慣に戻ったかもしれない。


自分が気持よく座っているために考えて、
思ってみることで変化がありました。


なんでもやりたいことをやるための考えとして
頭と脊椎の上向きの方向を思い、その動きについていく

ここに戻って、
いつも、またそこから始めればいいし、
いつか、またどこかの動きに氣が付けるかも。

なんだかちょっと楽しみ。


***


バレエのレッスンで感じたこと。

バランスは動き。

気持良く動かせる時は、
関節や筋肉、身体の中に少しペースがあるような感じがします。

いつでもすぐ動きだせるような軽やかさがあるときは、
動きための、支えもあります。

すぐに動けそうな身体でいる。
いつも身体の中に動きがあるまず頭が動く、
それを思うのをきっかけにして
みます。

立っていても、座っていても、
いつも体には動きがある。

そして笑顔でいると、動くことがいきいきとして、
なんだか楽しくなってきます。


「能力を出し切る身体の使い方/アレクサンダーテクニーク」
(ビイング・ネット・プレス発行)お勧めの本です♪




最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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お待ちしております。 
 

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肘に関連して、
椅子に座り譜面台に置いた弓へ手を伸ばす時、
弓を手に取る腕から指の動き。 

このところ意識して練習していました。
弓を見て、自分の全体と手の様子に氣づきながら、
余計な動きをしないで、まっすぐ弓に行けるようにします。

レッスンで見て頂くと、 
「何度も言うけど周りは見えてる?」

そっちか~ 弓と手にしか意識が行っていなかったです。


「距離のために股関節から前へ行けるよ。
頭が動いて、股関節から動いたら?
手の届くところまで行く、これを準備として使ったらどう?
そして股関節から戻ってくる」 

手を使う時の股関節。


少し弾いたら、かかとが上がって、居心地の悪い感じになりました。

「今何を考えてる?」 

足に力が入っているなぁ。緊張を取りたいです・・・
大腿の緊張に気づき、胴体を背中で少し前後・上下に動かしていました。


「股関節から動いて、股関節から戻ってきたら、それが足に伝わるよ」

かかとが浮いて演奏しているときが時々あるのです。

「そのとき頭のことは考えていた?」

忘れてます。

頭を思って、前に行って、股関節から戻ったら、ホントだ。
かかとが上がらないで床にピッタリ。


「その時ね。。。」
先生は下から私の太もも持ち上げて、
脚全体を股関節から動かし、床にそっと落とすようにしました。

腕の重さを思いだすためにストンと手を落としてみる動きと似ている、脚バージョンでした。

脚に入る力に氣づいて、
脚の重さがあること、股関節の位置・動きを思う。


「音を出すために、さぁどう考えますか?」

頭が動いて、身体全部がついてきて、弾いてみたつもり。

「今何を考えてた?」

頭を動かして・・・。

「頭を動かすんじゃないのよ」
しまった。違いました。


「頭に動いてくださいと思う、
そして残りの全部がついてくると思ったら、どうでしょう?」

「身体をねじる時は股関節からねじってみて。
腰椎からはねじれないけれど股関節から動けるでしょ。そうしてみたら?」
うむ、なるほど~。

動きにずっと自由さがある。



楽器を弾くために、いつも考えたいこと。

まず、頭と脊椎に関係を本当に自分にお願いして、自分全部が一緒に動けるように。
周りも見えているように。

そして、股関節から自由に動けることが、とっても大切。



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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今年の梅雨はシトシトというよりかなり激しくて、これからしばらくのことを思うと長靴と、
もっと大きな傘も欲しくなりました。
ポンチョもあったらいいかしら。

             **************

どんなふうに座っていたのか考えてみます。

・座っているとき、背骨で体を起こそうとして、反らしてしまいやすいです。
・楽器を弾く時、椅子の座面が後ろに傾斜しているものは、体を起こそうとすると胸を前方に出してい    ます。(腰と背中は反ってきて痛くなりました)
・おしりの後ろ側・尾骨のあたりで座ると、お腹はひっこみ、頭が前の方に下がります。
 (尾骨のあたりは長い時間座っていると痛くなって、ヘッドレストがなかったら首がつらいです)
・胴体を支えるために、脚を椅子に押し当ててしまうことがあります。
(力が入り圧迫していると、椅子の縁に触れる太ももは痛くなったり、しびれたりしました)

クッションや、高さ、座面の角度などで、いろいろ条件が変わりますけれども、背もたれに寄りかる時も、背もたれを使わない時も、なるべく快適に座りたいですね。

座るとき、座骨を思い出してみます。
座骨の左右に手のひらををあてて座ってみると、形や位置がわかりやすいです。

半身の重さは座骨が受け止めてくれています。
骨盤から上の胴体を1つのユニットと考え、脚との角度は股関節の所から調節できます。
左右の座骨の上にバランスするようにして、股関節から胴体の角度を起こしてみます。
普段も、座わりかたに気がついたら、試してみましょう~。

バランスは上から考えてみます。
が動けるように思ってみます。
脊椎は上からだんだんと下までバランスしていくと思って、座骨の上に座ってみます。
体の中で脊椎が頭に向かう弾力を取り戻します。

上半身の重さは、脊椎の腰椎から連なる骨盤の仙骨・腸骨へ伝わって、一番下は座骨にのっています。
座骨の上で前後に胴体がバランスします。
体を前後に動かしてみます。
座骨の上で左右に胴体がバランスします。
左右の座骨に重さを移してみます。

いつも動きながら、緩やかにバランスできることを思います。
楽器を演奏する時は、その座り方から、身体楽器を添わせるように持ってきます。
楽器が体に触れる時に、もう一度自分の全体の様子を思ってみます。

いつもより高くなって、楽器の高さの調節は少し必要になるでしょう。
その身体の伸びやかさをもって演奏します。

・自分の身体が伸びやかにバランスしようとしていると、音の鳴りがずいぶんと違ってきました。
意識していくことで、だんだんと脚や腕の自由さも増すようです。

演奏していない時でも、座っている時には思い出したらやってみます。

私の実感です。
・すっきりとして、周りの様子が良く見えてきます。
・血行が良くなり、体がなんだか暖かくなってくるかもしれません。
・快適で、疲れにくいと思います。
・パソコンや書きものなど、座って作業するときにも良いと思います。
 



最後までお読みただきまして、どうもありがとうございました。

 楽器を弾くときの座り方・座るまでに

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梅雨入りしましたね。
真夏のような暑さから変わって空気がひんやりしました。
植物は生き生きとして、欅は今年も新しい枝をグンと伸ばし始めました。
K0010124

「チェロと歩む」にタイトル変えてみました。
雨の日に楽器を持って歩くとき、けっこう大きな傘をさします。
それでもやっぱり自分もぬれてしまいます(笑)、
雨の日のもう一つの必需品はタオルです。
 
       **********

楽器を持っていて座るとき。
大切に楽器を扱いますね。
自分の体も大切に。


楽器を扱うとき、腕が仕事をしているのはもちろんですが、レッスンで見て下さったジェレミー先生はのこと()をおっしゃいました。

楽器を扱うとき演奏以外で何をするかといいますと、チェロの場合、
まず、床に置いてある状態ですと、取りあげるためにかがむ。
エンドピンの長さを調節するためにかがむ。
ストッパーを置くためにかがむ。
譜面台の位置・高さ調節。近づいたり離れたり。
そして運ぶ・歩く。座る・立つ。
なるほど膝を使いますね!


思えば過去3回ぎっくり腰を経験しました(泣)
その時は、これらの動きがどれもが大変!(痛)
『腰に負担をかけないようにしたい』
たぶん多くのチェロ奏者の気になるところです。

ちょっと思い出してみます。
自分の体を少しでも低くかがめる必要がある時、どんなふうにやっているかしら?
頭が下を向いて、背中を曲げては起こし・・・
首から背中や腰にとっては大変な仕事を繰り返し続けて、悲鳴を上げたのね!?と思い当ります。

*足首と膝股関節で、身体の高さを調節することができる。
前へ身体を倒したり、戻して起こしたりするときは、股関節から動くようにする。

正座をし、立ちあがる時のことを思うと、まさにその動きですね。
普段の生活に正座は少なくなりましたけれど。



<チェロを立てるとき>

チェロは、下に楽器を支えるエンドピンがあるので、縦に長いです。
まず楽器を、床に安定させる必要があります。
ピンを刺してもいい場合は、しっかり刺します。
エンドピンの調節。ストッパーを置く場合、この作業の為に*を思います。

まず必要なだけ足首と膝と股関節を使って、かがみます。
それから手がそこへ行くと思って、作業します。
足首と膝と股関節が一緒に動いて戻ります。


<座るとき>

「変な格好みたいに思うかもしれないけれど、おしりを後ろに突き出すようにしていって座ってみて」とジェレミー先生。

股関節が曲がり、膝が曲がっていきます。
座骨を椅子に向かうようにします。
「膝はつま先の方向へ曲がっていき、膝はお互いに離れて行くようにして。恥ずかしがらないでね」
先日ヴィヴィアン先生はこうおっしゃいました。

おしりの方向膝の方向どちらも意識してみましょう。
その時、頭はどうなっているかを思い出すと良いのでした!
首を楽にして、頭が動けるように思ってみます。
頭がからだのてっぺんでバランスをとりながら、
それに身体全部がついていって、座るために*を思います。

股関節から動き出して、座っていきます。
おしりを後ろの方に出すように、
座骨を椅子に向かうように、
膝はつま先の方向へ曲がっていくように、
膝はお互い離れて行くように、
頭が身体のてっぺんでバランスをとることを思いながら座ります。

腰が痛い方は、座るときに注意してみてくださいね。
ありがたいことに私はすっかり腰痛がなくなりました。

楽器を構える事について、また書きたいと思います。



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
 

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ヴィヴィアン先生に演奏を見ていただきました。


こんな機会はめったにない事ですので、勇気を出して弾きました。
<まな板の上の鯉>状態です。

まず演奏についてコメントして下さり、私の気持ちを和らげて下さいました
そして体に触れながら、
「ちよっと頑張りすぎてるわね・・・息をしてないみたいよ」

それからなんと、先生が椅子にお座りになっている腿の上に私を座らせて、
身体を受け止めて下さいました。
そしてすっかり身体を預けられるまで、待っていらっしゃるのです。
「こうするとあなたの身体の様子を感じることができるのよ」

先生の上にどれくらい乗っかっていいのだろう?
自分を支えながら先生に少しずつ重さをゆだねます。
「すっかりゆだねてくれましたね」
こんな風に座る・・・?!
想像もできなかった、それは初めての柔らかなバランス感でした。
椅子の上でどんな身体の柔らかさがあって座骨の上でバランスするのか、言葉ではなくほんとうに身を持って分からせて下さいました。

何か頑張って踏ん張って、脚も胴体も固まっていたと気付きました。
頑張ること固まることをしないで、柔らかさを保つことができる。
それから椅子に座ったら、椅子の座面の感触もよくわかります。
脚はもっと自由になりました。


脚は胴体に繋がり、呼吸にも影響があって、椅子の座り方で息の入り方も違います。
呼吸を荒げないようにと考えたことが、息をしにくくさせていたのにも思い当たりました。
胴体の柔軟性は呼吸も助けてくれる。
もっと楽に自然に息が入ってくるように。


身体の在り方をまず教えて下さいました。
そして緊張していた私を、丸ごと受け止めて頂いたことがとてもありがたかった・・・。



昨年サラ・バーカー先生のレッスンの時には、身体を上・前に方向づけ、ほとんど立ちあがりそうなくらいの、かつてない全身の伸びやかさが、腕まで繋がったら、本当に何もしていないくらいの軽い弓の動きから、驚くような豊かな響きが生まれたのが、とても衝撃的でした。

ヴィヴィアン先生に教えていただいたボーイングについては、また別に書きたいと思います。



最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
 

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